「YouTuber になりたいんだけど、今あるパソコンでYouTuberになれるのかな?」
と思っている方多いんじゃないでしょうか。
実は、YouTuber が使用しているパソコンって、意外と高価なパソコンだったりするんです。
「そんなこと言われても、どんなパソコンがYouTuberにとって最適なのかわからない…」
という方に向けて、今回はYouTuberが使うべきパソコンについて詳しく解説していきます。
目次
youtuberには動画編集を行うパソコンが必要
YouTubeでクオリティの高い動画をアップするのであれば、動画編集を行う必要があります。
YouTubeを見ていると、テロップや効果音が入った動画をアップしている人がいますよね。
そういった人たちは、撮った動画をパソコンを使って、編集してからYouTubeにアップしているんです。
テンポのいい動画を作り出すためには、動画編集は必須といっても良い作業です。
YouTuberになりたいのであれば、動画編集も勉強していく必要があるでしょう。
そんな、動画編集を行うためには、パソコンが必要です。
さらに、動画編集を快適に行うには、動画編集ソフトを動かせるだけのスペックを持ったパソコンがなくてはいけません。
パソコンスペックが足りないとパソコンがフリーズすることも
動画編集というのは、パソコンに対して大きな負荷が掛かる作業です。
そのため動画編集ソフトを動かせるだけのパソコンスペックがなくては作業をうまく進められません。
パソコンのスペックが足りないと、処理が追いつかずパソコンがフリーズしてしまう可能性もあります。
そうならないためにも、動画編集ソフトが動かせるだけのパソコンを購入する必要があります。
数年前に購入したパソコンを使って動画編集をしようとしても、ソフト自体を開くのにも時間がかかってしまう可能性も。
動画編集ソフトを購入したり、インストールする前には、一度、自分のパソコンのスペックを確認しておきましょう。
毎日作業するなら高スペックパソコンは必須
毎日動画の編集を行うのであれば、パソコンのスペックはできる限り高い方が快適に作業できます。
たまにしか編集しないというのであれば、動画編集ソフトが動く程度のスペックがあれば、それでいいかもしれません。
しかし、毎日の作業となれば話は別です。
パソコンのスペックが少し落ちると、動画ファイルを出力する時間が2倍3倍の時間がかかる可能性があります。
毎日、この2倍3倍といった動画の出力時間を考えると、動画編集をするのが億劫になってしまいますよね。
動画編集が面倒と感じてしまうと、YouTuberを続けていくのは大変です。
ですので、毎日作業するのであれば、できるだけ快適に編集作業ができる、スペックの高いパソコンでの作業をおすすめします。
それだけの高いスペックを持ったパソコンを持っている人は、非常に稀です。
そのため、多くの人が新しくパソコンを購入することになるでしょう。
続いては、新しいパソコンを購入する際に、確認しておきたいポイントについて見ていきます。
動画編集に必要なパソコンスペックって
新しくパソコンに買い換える前に、動画編集に必要なパソコンのスペックについて学んでおきましょう。
必要なスペックを分かっていれば、無駄な機能などにお金を払う必要がなくなり、出費が少なくて済みます。
動画編集に深く関わっているパソコンのスペックは下記の4つ。
- CPU
- メモリ
- GPU
- ストレージ
です。
1つ1つ解説していきましょう。
CPU
CPUは、パソコンの脳にあたる部分で、この部分はパソコンの計算スピードに影響します。
CPUには、動作周波数(ヘルツ)と呼ばれるものがあり、この数値が高いほど計算スピードが速いということになります。
加えて、CPUにはコア数というものも重要です。
コア数は、脳の数と考えれば分かりやすいでしょうか。
同じ動作周波数であってもコア数が多いほど、並列して様々な処理を行えます。
動画編集では、このCPUを使って動画の出力を行うので、CPUとコア数の数値は高いに越したことはありません。
CPUは、Intel製のものとAMD製のものがあります。
- Intel製のものであればCore i5以上
- AMD製のものであればRyzen 5以上
が基準となっています。
Core i5、ryzen5のどちらもが動画編集には最低限のレベルです。
余裕があるならCore i7やryzen 7などのCPUを搭載したパソコンを購入しましょう。
メモリ
メモリは、CPUが計算した計算結果を一時的に保存していく、メモ帳のようなものです。
メモリの容量が小さいと、溢れてしまった情報を書き込み速度や読み込み速度の遅いストレージに、計算結果を保存してしまいます。
こうなってしまうと、パソコンの動作が遅くなってしまうのです。
動画編集では、多くのメモリ容量を必要とするので、このメモリ容量が足りていないと、いくらCPUが優れていても性能を発揮しきれません。
動画編集において、メモリ容量の最低限のラインは、16 GB程度と考えておくといいでしょう。
快適に動画編集をしたいのであれば、メモリ容量は、32 GB以上を推奨します。
GPU
GPUは、CPUに近い動きをしますが、GPUは画像や映像の出力に特化したものです。
結論から言うと、GPUは動画編集にはなくても動作します。
しかし、GPUがあると、処理速度が大きく上昇します。
なぜなら、GPUには、CPUの苦手な動きを補助する機能があり、この機能の有無が処理速度に大きな影響を与えるからです。
予算に限りがあるのであればGPUはなくても構いませんが、GPUはあったほうがより快適に動画編集を行えます。
ストレージ
ストレージは、HDD(ハードディスク ドライブ)やSSD(ソリッドステートドライブ)を指します。
これらは、計算が終わったデータを保管しておくのに使用し、その保存容量はGB(ギガバイト)やTB(テラバイト)で表示されます。
編集が終わった動画や、編集に使用する素材の動画や写真は、非常に容量の大きなデータです。
ストレージ容量が少ないと、編集し終わった動画を保存することもままなりません。
また、ストレージの書き込み速度や読み込み速度が遅いと、CPUやGPUの処理速度が高くてもストレージの速度が追いつかずストレスになる場合も。
ストレージは、HDDがまだまだ一般的ですが、最近ではSSDも価格が下がり一般的になりつつあります。
HDDよりも、SSDの方が書き込み速度、読み込み速度に優れています。
そのため、予算に余裕があるのであれば、SSDをストレージとしておいた方がいいでしょう。
ストレージ容量は、1TB程度あると安心です。
MacとWindowsのどっちがいいの?
パソコンを買うのであれば、MacかWindowsどちらを選ぶべきか迷う方も多いかもしれません。
どちらにするか、判断すべきポイントについて解説していきましょう。
価格重視ならWindows
価格重視であれば、圧倒的にWindowsが有利です。
Macは、完成品のパソコンしか販売されていません。
ですので、どうしても高品質なパーツばかりを集めた製品のMacは、価格が高くなってしまいます。
一方で、Windowsのパソコンであれば、安価なパーツを使用して組み立てたパソコンも販売されているので、価格の面では有利です。
また、Windowsのパソコンはカスタマイズ性が高く、自分に必要なパーツだけをグレードアップできるので、必要のないパーツにお金をかけなくて済みます。
これらのことから、Windowsパソコンはコストパフォーマンスに優れ、安く手に入れられるのです。
カスタマイズ性ならWindows
先ほども少し触れましたが、カスタマイズ性もWindowsの方が優れています。
Macの場合は完成品として販売されているので、購入する際にスペックを選択する他に選択肢はありません。
しかし、Windowsのパソコンは完成品ではなく、OSのみで入手できるので、好きなパーツを組み合わせてパソコンを組み上げられます。
パソコンを組み立てたことがない方でも、好きなパーツを選んで注文できるBTO(built to order)という販売形態もあるので、BTO に興味がある方は調べてみてください。
デザイン重視ならMac
デザイン重視であるならならば、Windowsよりも断然マックの方が優れています。
特に、ノートパソコンの場合は、Macbookのその薄さや軽量性などは圧倒的なものがあります。
実際に、YouTuberはこのデザイン性の高さからMacを使用している人も多く、おしゃれに作業したいという方にはMacを選ぶのが最適かもしれません。
もちろん、Macは性能も素晴らしいので、少し高くついても、性能とデザインのどちらも手に入れたいという方は、Macがベストな選択です。
ノートパソコン?デスクトップ?どっちがいいの?
MacかWindowsどちらか決めても、ノートパソコンかデスクトップのどちらかでも悩んでしまいますよね。
ノートパソコンかデスクトップのどちらが、自分に合っているのか判断すべき要素について紹介していきます。
価格はデスクトップのほうが安い
同じ性能であれば基本的には、価格はデスクトップの方が安くつきます。
価格を重視するのであればデスクトップの方がいいですし、後々のカスタマイズ性もデスクトップのほうが有利です。
ノートパソコンはスペースが限られているため、ハイスペックなパソコンになればなるほど価格が高騰し、デスクトップパソコンとの価格差が開いていきます。
高いスペックのパソコンがほしいけど、価格は抑えたいのであればデスクトップを選んだ方がいいでしょう。
ノートパソコンは夏場の放熱性がネック
ノートパソコンは、放熱性が低いのが問題です。
特に、夏場はパソコンの放熱が問題となることが多く、パソコンをフル稼働させる機会の多い動画編集では、放熱性も考えなければなりません。
スペックの高いパソコンの方が、発熱の量が多く、ひどい時にはパソコンに触れないほどまで熱くなってしまいます。
あまりにもパソコンの温度が上がってしまうと、動作不良を起こしたり、熱暴走が起きる可能性があるので、注意が必要です。
デスクトップパソコンであれば、空間に余裕があるので、空気の流れができやすく放熱しやすいというメリットがあります。
そのため、放熱性はデスクトップパソコンの方が有利です。
持ち運ぶ必要があるかどうかで決めるのが吉
ノートパソコンは持ち運べるというのが最大のメリットです。
先に挙げた二つの点を考慮しても、持ち運べるというのは変えようがないメリット。
ですので、パソコンを持ち運んで作業するかどうかで判断するのが良いでしょう。
持ち運ぶ必要がないのに、ノートパソコンを選ぶメリットはあまりありませんので、持ち運ぶかどうかをよく考えた上で購入するようにしてください。
メーカー製パソコンとBTOパソコンはどっちがベスト?
ノートパソコンかデスクトップパソコンが決まったら、最後はメーカー製パソコンかBTOパソコンどちらにするかという問題が出てきます。
これらの点について詳しい選び方を紹介していきましょう。
メーカー製パソコンはデザイン性やコンパクトさが魅力
メーカー製パソコンは、デザイン性がとても魅力的です。
特にノートパソコンなどでは、BTOパソコンでは実現できないような魅力的な薄さや軽さ、デザイン性を誇っています。
BTOパソコンでは、拡張性などを重要視する必要があり、外観はそれほど重視されない傾向にあります。
性能にそれほどこだわりがなく、デザイン性を重視したいのであればメーカー製のパソコンを選ぶ方がいいでしょう。
BTOパソコンはカスタマイズ性が高い
BTOパソコンは、カスタマイズ性の高さが魅力的です。
メーカー製パソコンであれば、すでに組上がったパソコンを購入する以外に選択肢はありません。
しかし、BTOパソコンであれば、好きなパーツを組み合わせてパソコンを組み上げられます。
ハードディスクを2個3個とパソコンの中に組み込んだり、メモリを16GBから64GB増設したりも簡単にできます。
動画編集のように、やりたいことが明確になっているのであれば、動画編集ソフトの動作に必要なスペックのみを高めるのも可能です。
必要なスペックのみにお金をかけたいというのであればBTOパソコンを選ぶのが良いでしょう。
動画編集は大画面のモニターでするのが楽
動画編集は、大画面のモニターで行うと快適性が違います。
動画編集では、「編集した動画のプレビュー画面」や「素材となる動画のプレビュー画面」、「編集パラメーターを調整する画面」など、様々な画面を開きながら作業をする必要があります。
これらの画面を横に並べて、小さなモニターで作業していると、情報を把握するのが難しくなってしまうのです。
大きな画面で行うと、それぞれ必要な画面を横並びに表示し、1つ1つの画面の情報が隠れることなく表示できます。
動画編集時のストレスをできるだけ少なくしたいのであれば、大画面のモニターを購入するようにしましょう。
まとめ
パソコンのスペックは、高い方が作業が楽に行えるのは事実です。
しかし、必要以上のお金をかけてパソコンを購入したくはありませんよね。
自分の使う動画編集ソフトについて詳しく知って、無駄のないスペックのパソコンを購入するようにするとコストパフォーマンスを最大限に発揮できます。
自分の編集しようとしている動画には、どんなパソコンが必要なのかよく考えてパソコンを購入してみてください。