今や子どもの「なりたい職業」上位常連、ここ数年で世界的に知名度を上げた「YouTuber」。
スマートフォン1台で気軽に始められる敷居の低さから、「YouTuberをやってみたい」と考える人が増え続けています。
しかし、いざYouTubeへの動画投稿を始めてみると、スマートフォンやカメラ以外にも必要な周辺機器が色々と出てきます。
その一つがマイクです。
実際、人気YouTuberの多くがマイクを使用して動画を制作しています。
そこで今回は、2023年最新のYouTuber向きマイクおすすめ10選を紹介したいと思います。
価格帯で分けて紹介しているので、あなたの予算にあわせて最適なマイクを探してみてください!
目次
YouTuberになぜマイクは必要?
YouTuberとしてどんな動画をつくりたいかにもよりますが、何らかのかたちで「声」が入る動画を想定しているなら、マイクの存在はとても重要です。
実際に撮影してみるとわかりますが、カメラの内蔵マイクを使うと、屋内では空調音などのノイズ、野外では風切音などの環境音を想像以上に拾ってしまい、肝心の声がクリアに聞こえづらくなってしまいます。
声が聞き取りにくい動画だと、常にテロップを目で追う必要があり、視聴者に「見づらい動画」という印象を与えてしまう可能性があるのです。
また、視聴者の中には、YouTube動画を通勤中や家事中に音だけ再生して楽しみたいという人もいますし、近年はASMR動画(聴覚への刺激を楽しむ動画)が爆発的にヒットするなど、「音質」は動画のクオリティーを左右する重要な要素になっています。
編集ソフト上でもある程度調整できますが、やはりできるだけクリアに録音した方が、後々手間もかからず、音としてのクオリティーも高くなります。
その上で最も有効な手段がマイクを使うことなのです。
人気YouTuberたちの動画を見てみると、どれも声がクリアに聞こえてきて、マイクを使ってハイクオリティーな録音を行っていることがわかります。
BGMや効果音を重ねる上でも、声が消えてしまわないようクリアに録ることは必須と言えるでしょう。
YouTuberにおすすめのマイクは大きく4種類
マイクとひと口に言っても、つくりたい動画によって合うマイクと合わないマイクがあります。
まず、YouTube動画は大きく以下2種類に分かれます。
ライブ動画
カメラの前で人が話しながら何かをしている様子を撮影した動画です。
「ヒカキンTV」や「はじめしゃちょー」など、多くの人気YouTubeチャンネルがこのタイプの動画を配信しています。
キャプチャー動画
撮影映像ではなく、パソコン画面などキャプチャーを展開してつくられる動画です。
ゲーム実況動画やパソコンソフトのハウツー動画などが最も一般的です。
ライブ動画には、持ち運びやすく、さまざまな環境で声のみをクリアに撮れるマイクが向いています。
一方キャプチャー動画の場合は、パソコン操作など何か別の作業をしながらでも録音しやすいタイプのマイクが向いています。
具体的にはそれぞれ2種類ずつ、下記4種類の中から選ぶのがおすすめです。
<ライブ動画向き>
- ピンマイク
- ガンマイク
<キャプチャー動画向き>
- ヘッドセットマイク
- スタンドマイク
4種類のマイクにはそれぞれ下記のような特徴があります。
ピンマイク
服などにつけて至近距離の音を集中的に録音するタイプのマイクです。
被写体の人物が動き回っても音を拾うことができます。
ガンマイク
離れた距離から特定の方向の音を集中的に拾うことに特化したマイクです。
カメラやマイク棒などにつけて動きながらも使用でき、野外録音にも適しています。
ヘッドセットマイク
名前の通り、頭に装着してハンドフリーで録音できるタイプのマイクです。
口元からマイクまでの距離と角度を一定に保てるため、身体が動いてしまっても一定のクオリティーで録音できます。
スタンドマイク
1箇所に設置し、比較的広い範囲の音を拾うのに適したマイクです。
自分だけじゃなく周りの声も同クオリティーで録音したい場合におすすめです。
それではここからは、おすすめのマイクを
- 〜3,000円
- 3,001〜5,000円
- 5,001〜10,000円
- 10,001〜20,000円
- 20,001〜30,000円
- 30,001円〜
の6つの価格帯ごとに紹介します。
上記のマイクの種類を確認しながら、最も自分に合いそうなマイクを見つけてみてください。
YouTuberにおすすめのマイク:3,000円以下
OKWINT コンデンサーマイク(ピンマイク)
モバイルデバイス対応の格安マイクとして、YouTuberに特に人気なのがこのOKWINTコンデンサーマイクです。
普段スマートフォンで手軽に動画を撮影・投稿しているけど、音質をもう少しクリアにして動画のクオリティーを上げたいという人におすすめです。
バイク走行動画で登録者数10万人超えのYouTubeチャンネル「RAMPAGE MONKEY」でも、こちらのマイクが使用されています。
ZealSound コンデンサーマイク(スタンドマイク)
ゲーム実況はもちろん、「歌ってみた」「演奏してみた」系動画にも使いやすいハンドフリーのスタンドマイクです。
安価でありながら音質・操作性ともに良く、スマートフォンなどモバイル機器でも利用できる点も支持を得ています。
YouTuberにおすすめのマイク:3,001〜5,000円
ゼンハイザー PC 7 USB(ヘッドセットマイク)
集音性の高さとクリアな音質に定評のあるヘッドセット型マイクです。
片耳タイプのため頭部への負担が少なく、メガネとぶつかることもない快適な装着性が人気を集めています。
SONY ECM-PCV80U(スタンドマイク)
「コスパ最強マイク」として特にYouTube初心者から人気を集めているスタンドマイクです。
ゲーム実況などの動画配信には十分な機能を備えており、「音質を良くしたいけどいきなり高額のマイクを買うのは抵抗がある」という人に特におすすめです。
YouTuberにおすすめのマイク:5,001〜10,000円
Marantz Pro USBコンデンサーマイク(スタンドマイク)
USB接続で手軽に高品質な録音ができるお手頃価格のマイクです。
iPhone・iPadなどiOSデバイスにも接続でき、セットアップも簡単。カラオケ録音や演奏用マイクとしても人気です。
DIYチャンネルで登録者数40万人超えの「吉田製作所」の動画でもこのマイクが使われています。
SONY ガンズームマイクロホン ECM-GZ1M C(ガンマイク)
SONYの純正品外部マイクとして指向性の高さ・音質のクリアさで人気のショットガンマイクです。
SONY製ビデオカメラと接続すると指向性をズームと連動できる「ズームモード」も特徴で、SONY製ビデオカメラで撮影している人には特におすすめです。
YouTuberにおすすめのマイク:10,001〜20,000円
audio-technica AT2020USB+(スタンドマイク)
マイク製造の老舗メーカー「オーディオテクニカ」の人気機種がこのAT2020です。
さすがコンデンサーマイクと実感できる音質の良さが魅力で、できるだけ手頃な価格で本格マイクを使いたい人に是非おすすめしたいマイクです。
6.YouTuberにおすすめのマイク:20,001〜30,000円
TASCAM ピンマイクレコーダー DR-10L(ピンマイク)
とにかく小型で野外撮影にとても使いやすいのが、こちらのTASCAMピンマイクです。
プロの現場でも利用されている本格マイクで、声の大きさにあわせて録音レベルが自動調整される「オートレベル機能」によって、常に安定したクオリティーの録音ができます。
DIYやガジェットレビュー系動画で人気のYouTuber「のりごとー」さんもこのマイクをレビューしています。
YouTuberにおすすめのマイク:30,001円以上
RODE ロード VideoMic Pro+(ガンマイク)
YouTuberの定番マイクとして圧倒的な知名度を誇る、人気の高級ガンマイクです。
3万円超えの高額製品ですが、だからこそ間違いのないクオリティーで、「ハイパスフィルター」や「セーフティーチャンネル」などの機能を使って声を限りなくクリアに録音することができます。
Sennheiser MKE-600(ガンマイク)
こちらは人気YouTuber瀬戸弘司さんが「最高のマイク」として紹介して話題になった高級ガンマイクです。
世界のトップクリエイターたちに愛用されるほどの圧倒的な機能性があり、妥協せずプロクオリティーを目指すなら選んでおいて間違いのないマイクです。
YouTuberにおすすめのマイク10選:まとめ
以上、YouTuberにおすすめのマイクを価格帯別で10種類紹介しました。
あなたの動画に合いそうなマイクは見つかりましたか?
商品によっては高い買い物に感じるかもしれませんが、実際にマイクを使って撮影・録音してみると、使う前とのあまりのクオリティーの違いに、確実にテンションが上がるはずです。
もしYouTuber初心者で、いきなり高額のマイクを使うには抵抗があるようなら、試しに安価なマイクから始めて徐々にアップグレードしていくのもよいでしょう。
マイクを駆使して、音質もトップクオリティーのYouTuberを目指してみてください!
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