最近、Webセミナー(オンラインセミナー)という言葉を聞く機会が増えたという方も多いのではないでしょうか?
「 Webセミナーって何?」
「うちの会社も Webセミナーを開催してみたい」
「Webセミナーを開催するにはどうすればいいの?」
といった方のために、Webセミナーについて解説すると共に、Webセミナーを開催する方法や最適な配信ツールについて紹介していきます。
これからWebセミナーを開催してみたいと考えている個人の方や、企業担当者の方は最後までチェックしてみてください。
目次
Webセミナー(オンラインセミナー)とは?
Webセミナーとは、オンラインで映像を配信しながら行うタイプのセミナーを指します。
Webセミナーはオンラインセミナー、ウェビナー、ネットセミナーといった呼ばれ方もしますが、すべて同じ意味です。
ネット環境さえあればどこでも視聴ができるため、ネット環境が普及した昨今では、このWebセミナーが一般的な選択肢になりつつあります。
今後は5G回線などの普及によって、さらに動画視聴の環境が整っていくことが予想されるため、Webセミナーもさらに発展していくでしょう。
Webセミナーの種類
Webセミナーの配信方法には「ライブ配信」と「オンデマンド(録画)配信」の2種類あります。
- ライブ配信:主催者が開催するWebセミナーを、参加者がリアルタイムで視聴する形式
- オンデマンド配信:主催者が先にセミナー動画を録画しておき、その録画動画を参加者が視聴する形式
また、配信場所を通常の「会場」にするか、Webセミナー配信専用の「スタジオ」にするかによって、出来ることが異なります。
- 会場配信:会社の会議室や、貸し会議室からWebセミナーを配信する
- スタジオ配信:Webセミナー配信に特化したスタジオを利用して配信する
それぞれ詳しく解説して行きますね。
ライブ配信
ライブ配信は、主催者が開催しているWebセミナーを、参加者がリアルタイムで視聴する形式です。
主催者と参加者が、互いにコミュニケーションを取りながら進めていくことができるので、活発な議論をしたいテーマに向いています。
また、リアルタイムでの開催は主催者と参加者の心の距離感も近づくため、信頼関係を築きたい場合にもおすすめですよ。
ただし、ライブ配信を行う場合は安定した通信環境が必要です。
参加者が多数の場合は、動画制作会社のスタッフを手配して会場に通信設備を設営してもらうか、専用スタジオから配信すると安心でしょう。
- メリット…参加者と相互にやりとり可能、信頼関係の構築ができる
- デメリット…通信環境が悪いと、中断してしまうリスクがある
- 開催事例:企業説明会、株主総会、社内イベント
オンデマンド配信型
オンデマンド配信型は、主催者が事前に録画したセミナー動画を主催者にWeb配信する形式です。
参加者が自身のペースで進めたい学習系コンテンツに向いています。
主催者は1度録画した動画を配信すれば良いので、拘束時間を抑えることもできますね。
オンデマンド配信型は参加者の反応が見えないので、視聴後にアンケートに回答してもらう等、参加者から別途フィードバックを得る仕組みが必要です。
- メリット…参加者が自分のペースで視聴できる、主催者の拘束時間を抑えられる
- デメリット…参加者の反応が見えづらい
- 開催事例:学習型コンテンツ、社内研修動画
会場からの配信
会場配信は、自社の会議室や、一般的な貸し会議室を使ってWebセミナーを配信する方法です。
会場配信は、リアルの参加者とWeb経由での参加者の両方を獲得することができます。
画面越しに参加者が見えると、盛況な様子も演出できますよね。
会場配信は、一度にたくさんの参加者を集められるというメリットがある一方、主催者がリアルの参加者とWeb上の参加者の両方に気を配らなければならないため、話者の他にWeb上の参加者を常時ケアする専任対応者がいた方が良いでしょう。
- メリット…リアルの参加者とウェブからの参加者を両方獲得でき、盛況を演出できる
- デメリット…リアルの参加者とウェブ上の参加者、両方を同時にケアする必要あり
- 開催事例:トークショー、カンファレンス、エンターテイメントイベント
スタジオからの配信
最近では都市部を中心に、Webセミナーを配信できるレンタルスタジオが増えています。
スタジオでは、高性能の機材を使えたり、専門スタッフが配信をサポートしたりしてくれるので、動画配信のノウハウがなくてもクオリティを担保したWebセミナー配信ができます。
グリーンバックがあるスタジオでは動画の合成を行うこともできるので、例えばパワーポイントで制作したスライドの前に講師が立って解説するような演出や、ニュース番組風の本格的な演出も可能ですよ。
スタジオであれば通信環境もしっかり整っているので、大勢がリアルタイムで参加するWebセミナーにもおすすめです。
スタジオによってサポート内容が異なるので、利用する前にホームページをよくチェックしてくださいね。
- メリット…機材レンタルやスタッフのサポートを活用できる、通信環境が整っている
- デメリット…スタジオによって設備やサポート内容が異なる
- 開催事例:討論番組、ニュース動画
会場開催型セミナーと比べたWebセミナーのメリット
会場型のセミナーと、オンライン型のウェビナーを比較するとWebセミナーには3つのメリットがあります。
- 開催コストを抑えられる
- 運営の手間を省ける
- 録画できる
どういうことか、それぞれ解説して行きますね。
開催コストを抑えられる
会場型セミナーの場合、主催者は事前に会場を手配したり、配布資料を準備したりする必要があります。
駅から近くて大きな会場だと、半日借りるだけで数万円〜数十万円かかることも。
しかし、オンライン型のWebセミナーであれば会場を用意する必要がありません。
主催者も参加者も、自宅や自社オフィスで開催・参加できるからです。
遠方の参加者が、お金と時間を使って会場へ足を運ぶ必要もありません。
資料も、電子データで参加者に送付すれば済みます。
Webセミナーは、あらゆる開催コストをカットすることができるのです。
運営の手間を省ける
会場型のセミナーでは、開催前日に会場設営をしたり、当日は受付、資料配布、セミナー終了後に会場撤去をしたりと、様々な運営作業が必要です。
運営をひとりで行うのは大変なので、最低でも2名はスタッフが欲しいところですよね。
しかし、Webセミナーであれば会場設営も不要なので、主催者ひとりで全ての準備を整えることができます。
Webセミナーは、運営の手間も省くことができますよ。
録画できる
Webセミナーツールの録画機能を使えば、簡単に録画することができます。
録画ができるということは、主催者が後から振り返ることもできますし、録画した動画を参加者に共有することもできます。
録画したWebセミナー動画を、他の参加者にも配信する形式にすれば、主催者は1回のWebセミナー開催だけで済むので、浮いた時間を他の活動に充てることができますね。
参加者も、聞き逃したところや、もう一度聞いて理解を深めたいところを録画で見返すことができます。
このように、Webセミナーは効率化・生産性向上、参加者の理解促進にも便利ですよ。
Webセミナーの活用方法
Webセミナーを活用できるシーンは、実はこんなにたくさんあります。
- 社内研修
- 社内イベント(キックオフ、表彰式)
- 新商品リリース情報
- 社外イベント(トークイベント、パネルディスカッション)
- 株主総会
ひとつずつ、解説しますね。
社内研修
企業がWebセミナーを初めて導入する場合、最も導入しやすいのは社内研修かもしれません。
企業内では、社員に様々な知識を導入する機会が定期的に発生しますよね。
また、新入社員が入社したら基本的な業務知識のインプットも必要です。
こうした社内向け研修をWebセミナーにすれば、所轄部署がセミナーを1回だけ開催・録画すれば済むので、社内の工数を大幅削減することができますよ。
社内イベント(キックオフ、表彰式)
Webセミナーのツールに慣れてきたら、今度はリアルタイム配信に挑戦してみましょう。
例えば、期初に事業戦略を社員へ伝えるためのキックオフイベントや、期末に行う表彰式など。
リアルでの開催では大きな会場を借りる必要がありますが、Webセミナーツールを使えば、会場費を浮かせることができます。
社員も自宅からリモートで参加することができますね。
新商品リリース情報
メーカー企業では、新商品のリリース情報をPRする機会があるでしょう。
これまでは都心のアクセスの良い会場を借り、多くのプレス企業を招待して大々的に披露する習慣がありました。
しかし、最近ではWeb上であらかじめ情報公開日を設定しておき、公開日が到来したらWeb上で情報をリリースする方法もスタンダード化して来ました。
Webセミナーツールを使えば録画配信ができるのはもちろんのこと、事前に質問を募って回答を準備した上で、リアルタイムで配信を行う方法も実現できますね。
社外イベント(トークイベント、パネルディスカッション)
企業の取り組みを社外に広く知ってもらうための手段として、社外からゲストを招いてのトークイベントやパネルディスカッションがあります。
コロナ禍でも、Webセミナー形式であれば中止の心配もありません。
また、開催の様子を録画して企業ホームページ上で配信すれば、開催後も社外向けの取り組みを知ってもらえる機会を設けることができますよ。
株主総会
株主総会の開催も、Webセミナーで実現することができます。
遠方に住む株主にとって、Webで参加できるのはメリットが大きいですよね。
比較的高齢の参加者もいることが想定されるため、Webセミナーへの参加方法は事前に丁寧に周知しましょう。
株主の年齢層を見て、Webのみでの開催だと反発が大きいことが想定される場合はリアルとWebとのハイブリット開催を行うのもひとつの手段です。
Webセミナーのやり方・開催方法
この項目では、Webセミナーのやり方・開催方法を大きく3段階に分けてレクチャーします。
【事前準備】
- 開催概要を整理する
- Webセミナーツールを選ぶ
- プログラムを組む
- 投影資料を準備する
- Webセミナーの告知をする
- リハーサルを行う
【開催当日】
- 参加者にリマインドする
- Webセミナーを録画する
- Webセミナーを開催する
- アンケートを記入してもらう
【開催後】
- 振返りを行う
- 参加者にフォローメッセージを送る
- 録画したWebセミナーを二次配信する
各工程でやるべきことを、詳しく解説しますね。
事前準備
Webセミナーの良し悪しは、事前準備で9割決まると言っても過言ではありません。
①開催概要を整理する
まずは開催概要を整理しましょう。
- 開催目的(何を伝えたいのか、誰のために開催するのか)
- 開催日時・場所(いつ、どこで開催するのか)
- 集客目標(何人想定なのか/何人集めたいのか)
- 有料/無料
この作業よって、選ぶべきWebセミナーツールも自ずと判断がつきます。
Webセミナー専用スタジオで収録する場合は、先に予約しておきましょう。
②Webセミナーツールを選ぶ
事前に整理した、開催概要にマッチするWebセミナーツールを選んでください。
ツールによって、参加可能人数や機能は異なります。
後ろの項目で、おすすめのWebセミナーツールと特徴をまとめていますので、参考にしてくださいね。
ツールは無料体験版を使ってみて、開催に必要な機能や操作性を確認しておきましょう。
③プログラムを組む
Webセミナーのプログラムを組んで、所要時間内にメッセージを伝えきることができるよう設計します。
まずは話すテーマを並べて、それぞれの所要時間をおおまかに割り当てるだけでOK。
Webセミナーは画面が単調になりがちなので、途中で動画資料を挟んだり、質疑応答の時間を設けたりする等、飽きさせない流れを意識してプログラムを組んでください。
④投影資料を準備する
Webセミナーは、基本的にパソコンの画面を使って投影します。
Webカメラで講師がホワイトボードなどを使って解説する方法もありますが、パソコン越しだと、どうしても見づらくなってしまいます。
よって、パワーポイントなどの資料に事前にまとめておき、Webセミナー開催中に画面共有機能を使って資料を投影する方法がおすすめですよ。
⑤Webセミナーの告知をする
ターゲットにWebセミナーの告知をします。
社内向けであれば全体メールで流したり、スケジューラーに登録するだけでOK。
社外向けの場合、自社ホームページや自社SNSアカウントなどの集客ツールを使って参加者を募ってください。
事前エントリー制にしておくと、参加予定者の数をモニタリングすることができるのでおススメですよ。
⑥リハーサルを行う
Webセミナーを初めて開催する場合は、必ずリハーサルを行なってください。
初めて使うツールは、音量の調整の仕方や、投影資料を切り替える操作などで戸惑うかもしれません。
また、無料のWebセミナーツールは時間に制限があったり、自宅の通信環境が悪くてネットワークが途中で切れてしまう、といったトラブルが発生する可能性も。
当日「こんなはずではなかった」ということにならないよう、リハーサルは本番さながらに実施することをお勧めします。
開催当日
Webセミナー開催当日に行うことは、以下の通りです。
①参加者にリマインドする
参加者へのリマインドは、前日に送付するのが一般的かもしれません。
しかし、開催当日の朝にWebセミナーのURLつきメールを送付すると、更にメールが見つけやすくなり、時間通りに参加者にログインしてもらえる可能性が高まるので、おすすめです。
②Webセミナーを録画する
Webセミナーを開催する前に、録画ボタンを押すのを忘れずに。
録画したWebセミナーは、振返りにも使えますし、動画をオンデマンド配信することもできます。
なお、録画は参加者にも事前に許可を取るのがマナーですよ。
③Webセミナーを開催する
いよいよWebセミナーの開催です。
Webセミナーはパソコン越しで音声を聞き取ることになるので、ゆっくり話すことを意識してください。
万が一、トラブルでWebセミナーが中断しても、参加者にすぐメールで連絡が取れるようにしておきましょう。
④アンケートを記入してもらう
Webセミナーが無事終わったら、参加者にアンケートを記入してもらいましょう。
アンケートはWebで簡単に作成することができます。
Webセミナーツールにアンケート機能がついている場合も多いので、チェックしてくださいね。
開催後
Webセミナー開催後に行うことは、以下の通りです。
①振返りを行う
アンケートや録画したWebセミナー動画を見て、振返りをしましょう。
話すスピードは問題なかったか?
アンケートの満足度は高かったか?
振返りは、次回の開催会をブラッシュアップするために欠かせない作業なので、ぜひ行なってください。
②参加者にフォローメッセージを送る
Webセミナー参加者に、参加のお礼のメッセージを送りましょう。
フォローメッセージを送ることで、参加者の印象も良くなります。
特にリピーターを獲得したい場合は、必ずフォローメッセージを送ってください。
③録画したWebセミナーを二次配信する
録画したWebセミナーの動画は、ぜひ二次利用しましょう。
例えば企業のホームページに掲載したり、社員向けのページで配信する等。
(※参加者の顔や名前が映り込んでいる場合、個人情報保護の観点でWebに公開するのは辞めましょう)
Webセミナー参加者にも共有すると、参加者は聞き逃したところや、もう一度聞きたいところを自主的に振り返ることができるので好印象です。
録画したWebセミナーが、主催者以外の手で無断利用されることがないよう、取扱いのレギュレーションも明記してください。
Webセミナーを成功させるポイント
Webセミナーを成功させるポイントは、3つあります。
- 安定した配信環境
- 目的を定量化して設計・評価する
- 参加者の意欲を高める工夫
順番に解説しますね。
安定した配信環境
Webセミナーの基礎は、安定した配信環境を整えることです。
リアルタイム配信でも、音声が切れたり、途中で画面が落ちたりすることがないよう、十分な通信速度・通信量があることが大切。
万が一、社内の通信環境に不安がある場合は専用スタジオをレンタルして配信することをお勧めします。
また、パソコンのマイクを使うと環境によっては雑音が入りやすくなります。
外部マイクを使うと、よりクリアで聞き取りやすい音声を実現できますよ。
セールス目的のWebセミナーは、少しでも印象を良くするために照明器具を使っても良いでしょう。
目的を定量化して設計・評価する
Webセミナーの目的は、定量化して評価・設計するとPDCAを回しやすくなります。
例えば社内研修をWebセミナーで行う場合、受講率や、理解度チェックテストの正答率などを定量目標として設定できるでしょう。
社外向けのセールスプロモーションの場合、問い合わせ件数や購入数を指標値として設定できますね。
ポイントは、セミナー受講から本来の目的達成(ゴール)まで複数の定量指標を設けることです。
複数のチェックポイントを設けることで、どの工程で問題があったのかを即時に割り出すことができるからです。
参加者の意欲を高める工夫
Webセミナーの弱点は、常に双方の顔が見えるリアルタイム開催と比べて、参加者が集中力を落としやすい・飽きやすいという点です。
以下のテクニックを使って、Webセミナー参加者の意欲を高める工夫をしましょう。
- 冒頭に簡単なアイスブレークを行う(なぜWebセミナーに参加したのかを語ってもらう)
- セミナー中に参加者の意見を引き出してみる
- 最後に感想をシェアしてもらう
参加者の意欲を保つということは、Webセミナーの満足度にも直結しますよ。
初めてのWebセミナーでも安心!おすすめ配信ツール10選
ここからは、数あるWebセミナーツールの中からおすすめを10社ご紹介します。
- Zoom Webinar(ズームウェビナー)
- V-CUBEセミナー(ブイキューブセミナー)
- Event Hub(イベントハブ)
- Cisco Webex(シスコ ウェブエックス)
- LOGOSWARE Giga Cast(ロゴスウェア ギガキャスト)
- Fresh Voice(フレッシュボイス)
- WebinarNinja(ウェビナーニンジャ)
- Cocripo(コクリポ)
- Adobe Connect(アドビコネクト)
- LiveOn(ライブオン)
それぞれのツールの特徴もまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
Zoom Webinar(ズームウェビナー)
画像引用:Zoom Webinar
WEB会議ツールの先駆者、ZOOM社が提供するWebセミナーツール「Zoom Webinar」。
ZOOMのWebセミナー版は「パネリスト(主催者)」が画面にしっかり大きく映るレイアウトになっています。
プランによって100人〜1000人まで参加可能です(追加オプションで増員も可能)。
YouTube Live、Facebook Live などのストリーミングサービスと連携しながらライブ配信ができる点も特徴ですよ。
V-CUBE セミナー(ブイキューブセミナー)
画像引用:V-CUBE セミナー
V-CUBEはWebセミナーの開催をフルサポートする会社です。
丁寧なヒアリングに基づき、最適な配信ツール(V-CUBEセミナー、Qumu、ZOOMなど)を提案。
スライドや台本作成、テクニカルな配信サポートまで、年間5,000回以上の開催実績があるプロが徹底サポートします。
Webセミナー配信当日はスタッフ2~3名で現地対応。
お弁当やタクシーの手配まで、きめ細やかに対応してくれますよ。
配信後のデータを収集・分析して一緒に振り返りを行うなど、アフターフォローも万全です。
国内大企業からの受注実績が豊富なのも、うなずけますね。
東京と大阪に、Webセミナー配信スタジオも構えています。
Event Hub(イベントハブ)
画像引用:EventHub
イベントハブは、5000人〜10000人規模の会場型ビッグイベント・ライブ配信も難なく実現できるイベント管理ツールです。
オンラインイベントにも、オフラインイベントにも、その両方を実現するハイブリッドイベントにも使えます。
ライブ動画配信・アーカイブ配信ができるのはもちろんのこと、チケット販売、参加者管理、動画配信、アンケート等、オンラインイベントに必須な全ての機能を提供。
Webセミナー向けにもQRコードチェックイン機能、参加者同士のマッチング促進ツールなど、参加者と主催者の双方にとって成果につながる機能が充実しています。
大規模カンファレンスの開催にお勧めですよ。
Cisco Webex(シスコ ウェブエックス)
画像引用:Webex
世界最大のITネットワーク機器メーカー、Ciscoが提供するウェブ会議ツールです。
iPhone、iPad、Androidといったマルチデバイスに対応しており、メジャーなアプリ100 種類以上とも連携できる柔軟性が魅力ですね。
相互ホワイトボード機能や、文字起こし機能など、便利な機能も豊富です。
プランによって100人〜200人まで参加可能。
さらに多くの参加人数へカスタマイズできるエンタープライズプランあります。
LOGOSWARE GigaCast(ロゴスウェア ギガキャスト)
画像引用:LOGOSWARE GigaCast
Webセミナー開催に必要な機能が全て揃った、企業向けWebセミナーツールです。
Webセミナーの開催前後に必要な作業も、GigaCastの中に全て揃っています(告知ページ作成、メール配信、参加者リスト作成、アンケート実施・集計)。
ライブ配信とオンデマンド配信の両方に対応しており、配信方法もメール招待型配信、オープン配信ができますよ。
会場セミナーで行っていた作業を、丸ごとWeb上で行うことができるイメージですね。
料金も手頃なので、大企業から中小企業まで、様々な企業に採用されています。
FreshVoice(フレッシュボイス)
画像引用:FreshVoice
堅牢なセキュリティに定評があり、省庁、金融機関、大学でも採用されている国産のWeb会議ツールです。
導入方法をASP(クラウド)型とオンプレミス(サーバー)型から選ぶことができ、最大250拠点までの同時接続が可能。
他のWebセミナーツールでは難しい、24時間つなぎっぱなしでの運用も可能です。
日本全国、離島でも出張デモンストレーションを受け付けているので、操作性を手取り早く確認したい企業担当者の方にお勧めですよ。
WebinarNinja(ウェビナーニンジャ)
WebinarNinjaはオーストラリアのソフトフェア企業が提供するWebセミナーツールです。
シンプルで直感的な操作画面で、ものの数分でおしゃれなWebセミナー開催ページが出来上がります。
あとはワンクリックするだけでWebセミナーの始まり。
メールを送信する機能もついていますよ。
プランによって、50人〜100人のライブ配信への参加が可能です。
ツールは全て英語表記なので、英語に抵抗がない方にお勧めします。
Cocripo(コクリポ)
画像引用:Cocripo
コクリポはWebセミナー開催に特化した国産ツールです。
コクリポのWebセミナーはURLをクリックするだけで参加することでき、参加者の顔出しがない安心設計となっているのが特徴ですよ。
Webセミナー参加者の入退場履歴やチャット履歴、アンケート結果などのデータ管理・分析も簡単。
無料オンライン説明会も開催しているので、Webセミナー活用の成功事例や、機能の詳細を知りたい方は、ぜひご参加ください。
Adobe Connect(アドビコネクト)
画像引用:Adobe Connect
Adobe社の会議ソフトウェアサービスです。
個別の打ち合わせ、バーチャル教室、大規模なウェビナーなど様々なWEB会議を実現できます。
電子メールによるプロモーション、参加者管理、キャンペーンの分析もできますよ。
特徴的なのは「仮想バックステージ」で、複数の主催者とプレゼンターが参加者から見えない方法で共同作業を行うことができます(出席者リスト、議題、ノート、プレゼンターのチャットなど)。
大規模なライブ型Webセミナーでも大活躍してくれるでしょう。
LiveOn(ライブオン)
画像引用:LiveOn
研修やセミナーなどを全国の拠点に配信できるWeb会議システムです。
多くのIT機器メーカーに採用されていますよ。
海外に拠点を含む大人数の参加であっても、ストレスのないクリアなコミュニケーションを実現します。
資料共有や録音録画、メディア再生機能といった研修に役立つ機能も標準搭載。
日本語のほかにも英語と中国語に対応しており、海外と拠点を多く持つグローバル企業に便利です。
配信ツールを選ぶ際の注意点
これまで、様々な種類のWebセミナーツールを紹介して来ました。
では、自社に合うWebセミナーツールをどのように選んだら良いのでしょうか?
ポイントは5つあります。
- パソコンのスペックを確認する
- 欲しい機能を整理する
- 想定している参加者人数は?
- 料金とサポート内容のバランスをチェック
- 無料体験版を使ってみる
順番に解説していきますね。
パソコンのスペックを確認する
Webセミナーツールのほとんどは、WEB上でライセンス料を払って使うクラウド型のサービスです。
それぞれのWebセミナーツールには推奨環境があるため、お使いパソコンが推奨スペックに合致するかどうかを確認する必要があります。
自分が所有しているパソコンのOSやスペックは把握しておきましょう。
欲しい機能を整理する
Webセミナーツールによって、備えている機能は異なります。
ライブ配信を基本とするツールもあれば、オンデマンド配信に特化したツールもあります。
まずは、利用したい機能を整理してみてください。
例えば、こんな機能がありますよ。
- ライブ配信
- 録画
- 資料共有(どんなファイル形式に対応しているか?)
- チャット
- アンケート取得・集計
- メール配信
- ホワイトボード
基本的に、利用できるオプション機能が増えるほど利用料金も上がるので、使いたい機能を事前に整理しておくことをお勧めします。
想定している参加者人数は?
Webセミナーツールの多くは、参加可能人数によって料金を分けています。
参加可能人数が多ければ多いほど、料金も上がります。
ツールによって異なりますが、100人までが相互にやりとり可能なメニューもあれば、配信のみ(相互のやりとり不可)で最大10000人までが参加可能なメニューもありますよ。
だいたいで良いので、何人くらいの参加者を想定しているのかを決めておくと、ツールの候補を絞り込むのに役立つでしょう。
料金とサポート内容のバランスをチェック
「なるべく安いツールを」という考えで選ぶのは、あまりお勧めしません。
基本的に、利用料金が安いツールほどサポートが薄い傾向があるからです。
もちろん、予算に見合ったツールを選ぶのは大切ですが、併せてサポート内容もチェックすることをお勧めします。
無料体験版を使ってみる
使い勝手の良さは、ホームページ上の情報だけではわからないものですよね。
ほとんどのWebセミナーツールは、無料体験版を提供しています。
無料体験版は機能が最小限に抑えられていたり、期間が限定されていたりしますが、操作性を確かめるためにも、Webセミナーツールの候補を3つほど絞り込んだら、ぜひ無料体験版を使ってみてください。
集客とフォローは他のツールも併用するのがおすすめ
注意しておきたいのは、ほとんどのWebセミナーツールには集客機能が無いという点です。
メール配信機能がついているツールも一部ありますが、社内向けでない限り、Webセミナー参加者を集めるには別途、集客作業が必要になります。
最も気軽で効率が良いのは、SNSを活用した集客でしょう。
InstagramやFacebook、Twitter、LINEなど、SNSでの有料集客は、今や個人でも気軽にできるようになりました。
ぜひ活用してみてください。
少人数制でWebセミナーを行いたい場合は、あらゆるWebセミナー情報が集まっているプラットフォームサイトで宣伝するのも手です。
また、開催後は参加者のフォローも丁寧に行いましょう。
「参加して終わり」では非常にもったいないので、Webセミナーに参加いただく際に個人情報をヒアリングし、アフターフォローに活用してください。
※個人情報の取り扱いには注意が必要です。アンケート取得時は、必ず個人情報取り扱いに関するレギュレーションを明記し、参加者から承諾を得る形式にしましょう。
まとめ:目的に合ったツールでWebセミナーの開催方法をマスターしよう
いかがでしたでしょうか?
最後に、この記事をおさらいします。
Webセミナーの配信方法には「ライブ配信」と「オンデマンド(録画)配信」の2種類あります。
- ライブ配信:主催者が開催するWebセミナーを、参加者がリアルタイムで視聴する形式
- オンデマンド配信:主催者が先にセミナー動画を録画しておき、その録画動画を参加者が視聴する形式
また、配信場所を通常の「会場」にするか、Webセミナー配信専用の「スタジオ」にするかによって、出来ることが異なります。
- 会場配信:会社の会議室や、貸し会議室からWebセミナーを配信する
- スタジオ配信:Webセミナー配信に特化したスタジオを利用して配信する
会場型のセミナーと、オンライン型のウェビナーを比較するとWebセミナーには3つのメリットがあります。
- 開催コストを抑えられる
- 運営の手間を省ける
- 録画できる
Webセミナーを活用できるシーンは、実はこんなにたくさんあります。
- 社内研修
- 社内イベント(キックオフ、表彰式)
- 新商品リリース情報
- 社外イベント(トークイベント、パネルディスカッション)
- 株主総会
Webセミナーのやり方・開催方法は以下の通りです。
Webセミナーの成功は、事前準備に9割かかっていると言っても過言ではありません。
【事前準備】
- 開催概要を整理する
- Webセミナーツールを選ぶ
- プログラムを組む
- 投影資料を準備する
- Webセミナーの告知をする
- リハーサルを行う
【開催当日】
- 参加者にリマインドする
- Webセミナーを録画する
- Webセミナーを開催する
- アンケートを記入してもらう
【開催後】
- 振返りを行う
- 参加者にフォローメッセージを送る
- 録画したWebセミナーを二次配信する
そしておすすめのWebセミナーツールを10個、特徴もまとめてご紹介しました。
- Zoom Webinar(ズームウェビナー)
- V-CUBEセミナー(ブイキューブセミナー)
- Event Hub(イベントハブ)
- Cisco Webex(シスコ ウェブエックス)
- LOGOSWARE Giga Cast(ロゴスウェア ギガキャスト)
- Fresh Voice(フレッシュボイス)
- WebinarNinja(ウェビナーニンジャ)
- Cocripo(コクリポ)
- Adobe Connect(アドビコネクト)
- LiveOn(ライブオン)
Webセミナーツールを選ぶポイントは、以下の5つです。
- パソコンのスペックを確認する
- 欲しい機能を整理する
- 想定している参加者人数は?
- 料金とサポート内容のバランスをチェック
- 無料体験版を使ってみる
集客とフォローは、他のツールも使って行いましょう。
Webセミナーは、主催者にとっても、参加者にとってもメリットが多い選択肢です。
これからWebセミナー(オンラインセミナー)を開催予定の方は、ぜひこの記事を参考にしてくださいね!
ただいまライブ配信のマニュアルを無料で公開中!
以下バナーよりインストールいただけますので、ぜひご確認ください。