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ウェビナーマーケティングとは?コロナ禍を乗り切るビジネスモデル

2020年に起こった新型コロナウイルスによる影響で、企業のマーケティング戦略にも変化が起こりました。

そのひとつが、「ウェビナー」を使ったマーケティングです。

とはいえ、ま、言葉は知っていてもその概要や、実施することのメリットについてはわからないという方もいるでしょう。

そこで今回は、「ウェビナーマーケティングとはなにか?」という概要の理解から、もし自社の商品やサービスを展開するのに使った場合の「メリットはなんなのか?」、さらには実践したときに「成功するポイント」まで紹介していきます。

ぜひ、ウェビナーマーケティングをはじめる前に目を通しておいてください。

ウェビナーマーケティングとは

そもそもウェビナー(Webinar)というのは造語で、ウェブ(Web)とセミナー(Seminar)を組み合わせたものです。
インターネット上で行うセミナー形式の動画コンテンツのことを意味していて、「オンラインセミナー」「Webセミナー」などと呼ばれることもあります。

そのウェビナー(Webinar)という言葉と、マーケティングを合わせて「ウェビナーマーケティング」といいます。

ウェビナーマーケティングは、ウェビナーを開催することにより商品やサービスの購入を促し、参加者や購入者へのアフターフォローなども行い、幅広い視野でビジネスを展開していくためのものです。

そのためには、まずは商品やサービスを知ってもらうための工夫も必要ですし、「参加者への招待メール」の送信や「申し込みフォーム」の設置など、事前の準備も十分にしておくことが大切です。

ウェビナーマーケティングのメリット

会場集客型のいわゆるオフラインセミナーを活用したマーケティングと比べても、ウェビナーマーケティングを行なった場合の違いはどの程度あるのでしょうか?

「果たして、インターネットで配信することにどれだけのレバレッジ効果が期待できるのか」
「ウェビナーでなければいけない理由」
「ウェビナーマーケティングだからこそできること」

ここでは、上記を踏まえてウェビナーマーケティングのメリットについてご紹介します。

メリット①集客力の高さ

ウェビナーのようなオンライン開催の強みは、なんといっても場所にとらわれにくいという点でしょう。
オフラインセミナーは、特定の会場に当日足を運べる参加者しか参加できません。

しかし、ウェビナーなら会場までの距離や、交通費、宿泊費などを考えて二の足を踏んでいた人も、環境が整ってきただけに、気軽に参加できます。

メリット②同時配信が可能

たとえば、Zoomセミナー、YouTubeライブ、Facebookライブの掛け合わせということも可能です。

さらには、リアルのセミナー会場とオンライン会場をつなぎ、双方向でリアルタイムに参加者とコミュニケーションを取りながら、コンテンツを届けることもできます。

参加者が好きなプラットフォームを選び、コンテンツを共有できるのもウェビナーマーケティングだからこそできる手法ではないでしょうか。

メリット③コスト削減につながる

会場集客型のオフラインセミナーでは、一般的に「会場のレンタル費」「スタッフなどの人件費」「配布資料」「飲食代」などの費用や準備にかかる時間を費やすケースが多いです。

ウェビナーであれば、完全になくすことは難しくても、これらのコストを削減できます。

たとえば、自社のオフィスから配信すれば会場費はかからず、受付などの人件費も必要ありません。
配布資料は作成しても、印刷・コピー・製本などせず、PDFファイルなどで電子ファイルとして参加者に渡すことができます。

お金と時間の両方のコストを削減することが可能です。

メリット④見込み客の獲得ができる

オンラインセミナーというのは、インターネットを介した動画コンテンツでの受講になるので、参加者はアカウントを登録することが前提になります。

アカウントを登録するということは、ログインできる状態になるということなので、事前にメールアドレスなどを登録しているはずです。

サービス提供者にとっては、それを顧客リストとしてもっておき、今後も購買につながる見込み客としてアプローチすることができます。

ウェビナーを配信する3つの方法


ウェビナーの配信はどのような方法や種類があるのでしょうか?

実は、内容や目的に合った配信方法があります。

ここでは、3種類の配信方法についてご紹介します。

配信方法①ライブ配信

リアルタイムでセミナーを配信する方法です。

リアルタイムで参加者に届けるという点では、オフラインセミナーも一緒ですが、たとえば一般的な会場などに入りきらない定員を対象としても、配信であればそういった制限もとっぱらって多くの人にみてもらえます。

また、ライブなので直接コミュニケーションをとることも可能です。

配信方法②オンデマンド配信

録画した動画コンテンツを配信する方法です。

当日不参加だったユーザーにも届けられますし、アーカイブとして何度も閲覧可能にしておくこともできます。

ただし、リアルタイムでのコミュニケーションはとれないので、参加者を飽きさせないような、より内容の濃いコンテンツを配信することを心がけましょう。

配信方法③疑似ライブ配信

「ライブ配信」と「オンデマンド配信」の2つを掛け合わせた配信方法です。

配信する動画コンテンツは、録画したものを使い、チャットなどコミュニケーションツールは、リアルタイムで対応します。
いわば、「ライブ配信」と「オンデマンド配信」のいいとこ取りをした、第3の配信方法です。

生配信ではないので、動画を作り込むことができる上、参加者からの質問なども即時対応できるので、満足度もさらに上がるでしょう。

また、人気のコンテンツを何度も配信して、その都度リアルタイムで参加者から新しい意見やフィードバックを受け取ることができます。

ウェビナーマーケティングを成功させるポイント


ウェビナーマーケティングのメリットと、ウェビナーの配信方法について理解できたかと思います。

それでは、実際にウェビナーマーケティングを仕掛けていくうえで、重要なポイントを確認していきましょう。

ここでは、ウェビナーを失敗に終わらせないための、ウェビナーマーケティング成功へのポイントを4つ紹介します。

ポイント①結果を計測する

ウェビナー開催後のデータの分析をします。

「閲覧履歴」「視聴者の滞在時間」「アーカイブの視聴回数」「アンケートの集計結果」などを、次の開催時の改善点に役立てます。

よくなかった点を修正することも改善ですが、新しい手法やトレンドなどに、やり方をいち早く合わせていくことも改善です。

技術的な面で不安であれば、マーケティング機能を搭載した動画配信ツールを使用することをおすすめします。

ポイント②良質なコンテンツ

やはり、参加者が満足できるコンテンツを提供することが何よりのマーケティングともいえます。

結局、動画に魅力を感じなければ、その後の購入にはつなげられません。

たとえば、質疑応答タイムをしっかりプログラムのなかに組み込んで、参加者にも参加しているという意識をもってもらうことで、受ける印象が変わってきます。

良質なコンテンツを作り込むことは容易ではありませんが、ここにコストを避けると戦略的に優位に立つことができるでしょう。

ポイント③安定した配信環境

「オンラインの命」であるネットワークをはじめとする配信環境の整備はマストで取り組まなくてはいけません。

これは、先に紹介した「良質なコンテンツ」にも通ずることでもありますが、顧客満足度に直結する大事なポイントです。

配信が途中で途切れてしまうような事態を避けるために、モバイル通信よりも光通信やでつないだり、Wi-Fiよりも有線でつないだりするなど、万全の準備をして臨みましょう。

ポイント④参加者へのアフターフォロー

商品やサービスを購入してくれた人に対して、感想やフィードバックをヒアリングして、データを蓄積することで新たな開発のヒントにもなるでしょう。

購入をキッカケに、その商品やサービス、または企業や個人に対してファンになってくれるかもしれません。
そういった方々はリピーターとなって、長い付き合いができるので逃さないようにしたいところです。

また、ウェビナー開催時は、購入してもらえなかったとしても、その後のアプローチで購買につなげられる可能性も十分あります。
今回はダメでも、次回以降も参加してもらえるようにセールスをかけていくことは大事です。

新しい時代のファン獲得戦略は、ウェビナーマーケティングで決まり!

最後に今回の内容をおさらいしておきましょう。

  • ウェビナーマーケティングとは、ウェブ(Web)とセミナー(Seminar)を組み合わせた造語である
  • ウェビナーマーケティングを行うことで得られるメリットを確認
  • ウェビナーを配信する3つの方法を知る
  • ウェビナーマーケティングを成功させるためのポイントをおさえておく

近年、動画コンテンツ主体の見せ方や売り方が主流になってきているので、誰でも気軽に手軽に動画を配信できる時代になりました。

配信に対応できる機能を搭載したスマートフォンなどが、結構お手頃な価格で手に入るので、動画配信に対するハードルも低くなってきたのではないでしょうか。

ただし、気軽にできるだけに参入者も多く、クオリティー面では差がつきやすいともいえます。

やはり、配信はできても、マーケティングもできるという個人はなかなかいないでしょうし、企業でもマーケティングを専門とした部門がないところもあります。

そういったところとの違いを出し、上記で紹介したようなポイントをおさえたウェビナーマーケティングを行うことができれば、いままでにない新しいファンの獲得に成功する可能性も高くなるでしょう。

コロナ禍を逆手に取ってしまうくらいの勢いで、商品やサービスをさらに展開していきたいとお考えの方は、今回ご紹介した点を参考に、ウェビナーマーケティングを取り入れてみてください。

サムシングファンではライブ配信のサポートも行っています。気になる方はぜひお問い合わせください。

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この記事の監修者

戸山泰斗

株式会社サムシングファン/マーケティング部 2019年より動画ディレクター、動画マーケターとして動画広告視聴率の伸長に貢献と実績を残し、その後サムシングファンのマーケティング部としてジョイン。現在はサムシングファンのSaaSシステム「DOOONUT」を開発から展開や提供までを一気通貫で実施。また動画施策プランナーとして動画活用提案なども行っている。

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