アニメーションに特化したクラウド型映像制作ツール「VYOND(ビヨンド)」。
数多くのテンプレートを組み合わせて、短時間でアニメーション動画が作成できるのが魅力です。
テンプレートとして用意されているいくつかのキャラクターに、様々なアクションを加えることで、アニメーション動画をさらに面白く魅力的なものにできます。
そのアクションの数もたくさんあり、私たちが現実社会でよく目にするような日常生活に関わる動作や、喜怒哀楽といった感情を表現できます。
また、様々な職業やスポーツに因んだ、個性的な動きなども表現することができるので、幅広いジャンルに対応した表現力豊かなアニメーション動画の作成が可能になるでしょう。
そこで今回は、「VYOND」を使う上で、キャラクターに付けられるアクションにはどういったものがあり、どのくらいの種類のものが用意されているのかについて、紹介していきます!
「VYOND」初心者の方や、アニメーション動画の作成に興味のある方には、特におすすめの内容です!
目次
「VYOND」で使えるキャラクター一覧
まずは、「VYOND」でどのようなキャラクターが使えるのか確認しておきましょう!
「VYOND」には非常に多くのキャラクターが用意されていて、2022年5月時点で1,650種類を数えます。
個性豊かなVYONDのキャラクターたちは、大きく分けて3種類。
実際に無料体験を利用してみたので、早速ひとつずつ紹介します!
ビジネスフレンドリー 1,043種類
表情豊かな色付き2Dアニメーションで、アクションを加えるには最適ともいえる、使い勝手の良さが特徴。
キャラクターのバリエーションも豊富なので、アニメーション動画作成の幅を広げてくれるでしょう!
「ビジネスフレンドリー」で用意されているキャラクターの一例は以下のとおりです。
Casual(カジュアル)239種類
Catering(ケータリング)14種類
Government(政府)92種類
Healthcare(健康管理)97種類
Holidays&Costumes(休日とコスチューム)138種類
Industrial(産業)51種類
Office(オフィス)158種類
Other Professions(その他産業)41種類
Special Occasions(特別な機会)62種類
Sports(スポーツ)115種類
Travel(トラベル)36種類
ホワイトボードアニメーション 257種類
3つの中で最も個性的なアニメーションが作成できるといってもいいでしょう。
その名のとおり、ホワイトボードに手描きでキャラクターを描いたようなインパクトのあるアニメーション動画が作成できます。
ニュース記事などの解説動画などに用いられるケースもあり、情報伝達系や学習系のYouTube動画で使われているのを見る機会があるかもしれません。
「ホワイトボードアニメーション」で用意されているキャラクターの一例は以下のとおりです。
Casual(カジュアル)66種類
Catering(ケータリング)8種類
Government(政府)19種類
Healthcare(健康管理)15種類
Holidays&Costumes(休日とコスチューム)15種類
Industrial(産業)11種類
Office(オフィス)51種類
Other Professions(その他産業)25種類
Special Occasions(特別な機会)18種類
Sports(スポーツ)13種類
Travel(トラベル)16種類
コンテンポラリー 350種類
シンプルなキャラクターと単純化された背景の2Dアニメーション。
そのシンプルなデザイン性から、最もビジネス向けともいわれています。
ビジネス系YouTuberや、企業のPRなどにアニメーション動画を取り入れたい方にはピッタリではないでしょうか。
「コンテンポラリー」で用意されているキャラクターの一例は以下のとおりです。
Casual(カジュアル)81種類
Catering(ケータリング)28種類
Government(政府)18種類
Healthcare(健康管理)32種類
Holidays&Costumes(休日とコスチューム)46種類
Industrial(産業)14種類
Office(オフィス)32種類
Other Professions(その他産業)23種類
Special Occasions(特別な機会)8種類
Sports(スポーツ)38種類
Stick Figure(棒線画)4種類
Travel(トラベル)26種類
「VYOND」アクション一覧
「VYOND」に用意されている豊富なキャラクターたちをご覧いただいたところで、次はそのキャラクターたちに動きをつけられる、アクションを紹介していきます。
アクションの数 2,398種類
2022年5月時点で、「VYOND」のキャラクターにつけられるアクションは、2,398種類!
アクションやテンプレートは、随時アップデートを繰り返していて、今後もこの数は増えていくでしょう。
「VYOND」で作成するアニメーション動画の表現力はさらに広がり、作り手や視聴者の満足度も高まっていくことが予想されます。
たとえば、以下のリンク先のように、追加されたアクションやテンプレートに関するアップデート情報を確認することができます。
>>8月のアップデート 追加アクション 追加テンプレート | 株式会社ウェブデモ
アクションの種類 17カテゴリー
「VYOND」のキャラクターにつけられるアクションの種類は、17のカテゴリーに分けられており、作りたい自分のアニメーション動画にあわせて選ぶことになります。
アクションの種類17カテゴリーは、以下のとおりです。
- Art & Music(芸術・音楽)56種類
- Cashier(レジ)64種類
- Cooking & Catering(調理)65種類
- Daily Life(日常動作)510種類
- Eat & Drink(食べる動作)144種類
- Emotions(感情)114種類
- Farming(農業)13種類
- Handyman(便利屋)131種類
- Management(管理職)98種類
- Medical Doctor(医者)91種類
- Medical Patient(患者)98種類
- Mobile Devices(スマホ、タブレット)104種類
- Poses(ポーズ)223種類
- Public Safety(治安)107種類
- Shopping(買い物)108種類
- Sports(スポーツ)312種類
- Travel(旅行)47種類
- Working(仕事)113種類
「VYOND」キャラクターにアクションをつける方法
あなたが目にしたことのある「VYOND」を使った魅力的なアニメーション動画にあった、表現力豊かなキャラクターたちの動きを、自分でも再現してみたいですよね。
ここでは、実際に「VYOND」キャラクターにアクションをつける方法を紹介していきます。
「VYOND」キャラクターにアクションをつける操作手順
一連の操作手順は、以下のとおりです。
- 動きを加えたい人物をクリック
- 「Action」アイコンをクリック
- カテゴリーからアクションを選ぶ
- アクションの一覧から探す
- プレビューで「動き」を確認
- よければクリックでアクションを追加
- プレビューで最終確認
文字だけではわかりづらいと思うので、動画での解説も一緒にご覧ください。
キーワード検索でつけたいアクションを見つけられる
「VYOND」では、前述したように膨大な数のアクションが用意されています。
懸念点は、自分の求めているアクションをスムーズに探し出せるのかという点かもしれません。
しかし、心配無用です!
すべての「VYOND」のアクションには、タグが仕組まれているため、単語や短いキーワードで検索をすることで、探していたアクションを見つけることができます。
そこで、もうひとつ浮上してくる懸念点としてあるのが、「VYOND」は英語サイトであるという点。
そのため、使用する言語は基本英語であり、検索するキーワードも基本的に英語を使用することになります。
「英語が苦手…」
というひとも、問題なしです!
「VYOND」では、中学生レベルの英語でほとんどのアクションが探せます。
そして、2021年7月から「日本語」での検索も可能になりました。
日本語検索についての案内や、日本語検索で見つからない場合の対処方法などについて、以下のリンク先で紹介しています。
>>検索を使って素材を探す方法 | 株式会社ウェブデモ
「VYOND」キャラクターにアクションを付けるときの注意点
「VYOND」キャラクターにアクションをつける場合は、既存のキャラクターでないとつけられないので、注意しましょう!
たとえば、自分のPCからアップロードした画像などに、「VYOND」に用意されているアクションをつけることはできません。
おすすめの「VYOND」キャラクターアクション一覧
参考:株式会社ウェブデモ
「VYOND」で作るアニメーション動画の醍醐味は、豊富なキャラクターたちにつけられるアクションが見るひとたちを、動画に釘付けにすることではないでしょうか。
たとえば、多彩な感情表現をアクションで入れられたり、あらかじめ素材がついているアクションが選べたりするので、“作りたい動画”や、“伝えたいメッセージ”などを、簡単にアニメーション動画で表現できるはず!
たくさん用意されている「VYOND」キャラクターにつけられるアクションの中から、おすすめのものをいくつか紹介します。
普段、YouTubeなどで目にするアニメーション動画によく使われているものや、知っておくと便利なものまで、すぐにでも使えるものばかりです!
感情表現
「VYOND」のアニメーション動画は、人物キャラクターがメインのため、人間が持つ感情を表現することが求められるでしょう。
そんなニーズにも「VYOND」はしっかりと応えてくれています!
喜んでいるとき、嬉しい瞬間、悲しみにくれるとき、疲れたカラダや表情など、前述した様々な職業やジャンルにまつわるキャラクターたちに、つけ加えることができます。
アニメーション動画でよく使う感情の英語表記の一例は以下です。
- sad(悲しい)
- hot (暑い)
- cold (寒い)
- sleepy (眠い)
- angry(怒る)
それでは、多彩な感情表現をアクションで入れるサンプルとして、以下の動画で見てみましょう!
なお、動画で使っているキャラクターは、「ビジネスフレンドリー」になります。
参考:Bussiness Friendly でアニメにもっと表情をつけよう
日常動作
日常でしている会話や雑談、または他人を説得している場面など、そんな動作もアクションでつけることができます。
特にビジネス系の動画制作をしたい人には、ノートPCを持ちながら会話をしているアクションもつけられます。
また、キャラクターが特定の方向を指差す動作を行い、ピンポイントで何かをアピールするようなシチュエーションを作りだすことも可能。
“expression”というボタンをクリックすれば、キャラクターの向きを変えることもでき、バリエーションはさらに広がることでしょう。
日常動作として使うアクションの英語表記の一例は以下です。
- talk(会話)
- point(注目)
- think idea(考える)
- money(お金)
- eat drink(食事)
- sports(スポーツ、運動)
それでは、行動を表す単語(動詞)や名詞を検索してアクションをつけたサンプルとして、以下の動画で見てみましょう!
なお、動画で使っているキャラクターは、「ビジネスフレンドリー」になります。
参考:bussinessFriendly 多彩な表現その2
仕事
ビジネス関連で使えて、すでに素材がついているアクションが選べます。
喜怒哀楽など、感情の起伏もしっかりと表現できて、ビジネスマンの日々の奮闘や葛藤、商品やサービスが売れたときの喜びや達成感などを、アニメーション動画で伝えることができるでしょう。
前項で紹介したように、探したいアクションはキーワードを入力して検索できます。
その際、覚えておくと便利なアクションの検索キーワードを教えてくれる動画があるので、以下のリンクから見てみてください。
上記で紹介した英語表記の一例とあわせて使いこなせば、アニメーション動画の作成もよりはかどることでしょう。
参考:VYONDでよく使うアクション7選!初心者必見【アニメーション制作】
まとめ:VYONDキャラクターアクションを使って魅力的な動画を制作しよう
参考:株式会社ウェブデモ
最後に今回の内容をおさらいしておきましょう。
- 3種類のキャラクター一覧
- キャラクターにつけられるアクションの数と種類
- キャラクターにアクションをつける方法や注意点
- おすすめのキャラクターアクションの紹介
2022年5月時点で、1,650種類のキャラクターと、2,398種類のアクションが用意されている、アニメーション動画制作ツールの「VYOND」。
今後も、さらにアップデートして、作り手や視聴者を飽きさせない楽しくて魅力的なアニメーション動画を届けてくれることでしょう。
グローバル化する現代社会で商品やサービスを展開していく上で、言語の壁を打ち破り世界共通で受け入れてもらいやすいエンターテインメントのひとつとして、アニメーション動画は進化していくのかもしれませんね。
また、企業の方でVYONDを使ったアニメーション動画の制作を依頼したい方は、ぜひサムシングファンの動画クリエイター在宅派遣「サムジョブ」をご活用ください。