ビジネス向けのアニメーション動画作成ソフト「VYOND」に注目が集まっています。
導入を検討している企業も多いですが、VYONDはデータ保護のため、アカウント内のデータを他のアカウントに共有できません。
しかし、VYONDのシートを購入すれば、データやプロジェクトの共有ができ、チームで共同作業ができます。
この記事では、VYONDのシートの概要や便利なシェア機能などを詳しく解説しています。
VYONDで共同作業をしたいと検討している方は、ぜひ最後までご一読ください。
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目次
VYONDとは
VYONDとは、2007年にアメリカの会社「GoAnime.Inc」が開発したクラウド型のアニメーション動画制作サービスです。
アニメーション動画を制作する場合、原画を描いたり、編集ソフトを使用したりと専門的な知識やスキルが必要です。
しかしVYONDを利用すれば、数千種類のテンプレートやキャラクター、背景、小道具を組み合わせるだけで、アニメーション動画を誰でも短期間で制作できます。
既に海外では、プレゼンテーションやPRコンテンツ、Eラーニングなど多くの企業や団体で利用されています。
日本国内でも、最近はYouTubeにVYONDを活用したアニメーション動画が投稿され、人気が急上昇しています。
ビジネス用のアニメーション動画制作ソフト
VYONDは日本のビジネスシーンに特化したテンプレートが多数搭載されています。
写真や動画の取り込みも可能なので、以下のビジネスシーンで利用できるオリジナルコンテンツが制作できます。
- プレゼンテーション
- 営業資料
- 事業説明
- 業績紹介
- 動画広告
そして、以下の3種類のアニメーション動画が作成できます。
- コンテンポラリー:シンプルなイラストを使った万人受けするアニメーション
- ビジネスフレンドリー:キャラクターの動きや表情が豊富で思わず引き込まれるアニメーション
- ホワイトボードアニメーション:文字によるメッセージを強く訴求できるアニメーション
VYONDを利用すれば、ありとあらゆるビジネスシーンで活用できるアニメーション動画を容易に作成可能です。
専門スキル不要!オリジナルアニメーションが作成できる
VYONDは、他の動画編集ソフトと比べて編集画面もシンプルです。
PowerPointの操作ができれば、マウスの操作で直感的に誰もが編集ができます。
専門知識やスキルがなくても、手軽にアニメーション動画が作成できるのが特徴の1つです。
豊富なテンプレートを搭載
VYONDには、人物や背景、小道具、動物など2万点以上の豊富な素材テンプレートが搭載されています。
髪型や顔のパーツ、服装、感情表情もカスタマイズも可能で、視聴側の訴求力を向上させる動画が制作できます。
VYONDを複数のユーザーで使用するなら「シート」を利用しよう!
ここからは、VYONDを複数のユーザーで使用する際に必要な「シート」についてご紹介します。
VYOND「シート」とは?
「シート」とは、共同で作業できるユーザーを増やしたい場合、一番初めに取得したアカウントが用意した共同作業者用の座席(シート)を指します。
企業によっては、「VYONDを部署や会社全体で使用したい」や「動画制作を委託したい」というケースも出てくるでしょう。
VYONDではアカウントの「貸し借り」は利用規約で禁止されています。
しかし、一番初めにアカウントを取得したライセンス管理者はシートを追加できます。
1シートの購入で共同作業者を1人追加でき、2シートで2人追加可能です。
シートの数は何席でも増やすことができ、1シートの追加ごとに料金が発生します。
日本の代理店で追加シートを購入した場合の価格は、下記の通りです。
- 1シート:165,000円(税込)
- 2シート:275,000円(税込)
以降、シート数に応じて価格が変動します。
シートの追加は、VYONDのProfessionalプランのみが対応しています。
「シート」の管理方法
一番初めにVYONDを購入したアカウントの取得者が、管理者として全てのシートの管理権限を持ちます。
具体的には、シートに座るメンバーの招待やメンバーの一時停止などもできます。
管理者の変更も可能で、管理者を他のメンバーに変更したり、管理者を複数人に設定したりできます。
さらに管理者の権限によって、シートに座るメンバーの入れ替えも可能です。
プロジェクトに関与していないメンバーを一時停止して、他のメンバーと入れ替えて招待もできます。
VYONDシートを利用すれば、プロジェクトや組織の体制などに柔軟に対応できる点も魅力です。
「シート」があればシェア機能が利用できる
VYONDのシートを複数持ちグループで活用する最大のメリットは、シェア機能です。
VYONDは、別のアカウントにはデータの共有はできません。
しかし、同じアカウント内・シート間であればデータの共有が簡単にできます。
- 編集画面
- テンプレート
- キャラクター
- 作成した動画
- BGM
- 効果音
- アップロードした動画・画像・音声、フォント
さまざまなデータをシェアでき、場所や時間を選ばずに共同作業ができる非常に便利です。
シートを追加購入する方法
VYOND購入後、Vyond Studioの右上にあるプロフィールアイコンからシートを追加購入できます。
追加シートの契約期間は、最初に取得した管理者アカウントの契約期限までで、残日数で日割りした価格を払います。
VYONDの購入方法
VYONDを利用するには、月額課金か年額課金のサブスクリプション契約が必須です。
ここからは、VYONDを購入するための2つの方法をご紹介します。
VYONDは公式サイトか日本の代理店で購入できる
VYONDの購入方法は、
- 公式サイトから直接購入
- 日本代理店から購入
の2種類あります。
どちらでVYONDを購入しても、利用できる機能に差異はありません。
VYONDを公式サイトから購入するメリット
公式サイトから直接購入するメリットは以下の通りです。
- 料金が圧倒的に安い
- 複数の料金・契約プランが選べる
公式サイト | 年額999ドル |
日本の代理店 | 年額165,000円(税込) |
日本の代理店だと年額165,000円ですが、公式サイトで直接契約すると、1ドル134円の場合は年額約134,274円(999ドル)です。
VYONDには、Essential、Premium、Professionalと3種類のプランがあります。
日本の代理店では、Professionalプランの年間契約のみしか対応していません。
一方で公式サイトでは、安価に利用できるEssentialやPremiumプランの契約も可能です。
さらに、契約期間も1ヶ月(Essential、Premiumのみ)や3ヶ月、1年と選択できます。
短期間だけ使用したい、費用を抑えたいと考えている場合は、公式サイトから直接購入することをおすすめします。
しかし、公式サイトは英語しか対応していません。
英語に自信がない人は、自動翻訳を利用すれば安心して購入できるでしょう。
VYONDを日本の代理店から購入するメリット
日本の代理店から購入するメリットは、日本語のサポートがとにかく充実している点です。
VYONDはアメリカの会社のため、契約からサポート体制まで全て英語で行われます。
一方で日本の代理店から購入すれば、日本語によるサポートが受けられます。
英語力に不安な方は、日本の代理店から購入することをおすすめします。
しかし先述したように、以下のデメリットがありますので注意してください。
- 料金は公式サイトと比較して高い
- Professionalプランの1年契約しか選べない
価格重視なら公式サイトからの購入がおすすめ!
費用を抑えたいなら、VYONDの公式サイトから直接購入するのが断然おすすめです。
VYONDを購入するには、アカウント登録が必要となります。
ここからは、公式サイトからのVYONDの購入方法を解説していきます。
まずは、VYONDの公式サイトにアクセスしてください。
次に、公式サイト右上の「Free Trial」または画面中央の「Try It Free」をクリックしましょう。
引用:VYOND
「Free Trial」または「Try It Free」をクリックすると、会員登録画面に遷移します。
遷移後に「SIGN UP WITH YOUR EMAIL ADDRESS」をクリックしましょう。
引用:VYOND
クリックしたら、アカウント登録に必要な名前や会社名、メールアドレス、パスワードなどの情報を記入します。
引用:VYOND
全て英語で記入する必要がありますが、難しくないので安心してください。
記入が完了したら、規約の同意「I agree to the Terms of Service and have read the Privacy Policy」にチェックを入れましょう。
そして、画面下部にある「SIGN UP FOR A FREE TRIAL」をクリックします。
仮会員登録完了の画面が表示され、入力したメールアドレス宛てにVYONDからメールが届きます。
メールに記載してある「Activate Your Account」をクリックすれば、アカウント登録の完了です。
VYOND料金プランの価格はいくら?
VYONDの購入方法についてご紹介してきましたが、いざ購入する際に一番気になるのは、価格でしょう。
ここからは、VYONDの公式サイトの料金プランについてご紹介します。
VYONDは無料版と有料版がある
VYONDには、無料版と有料版があります。
無料版は14日利用できるので、まずはお試しにVYONDを利用したい方には最適でしょう。
一方で、無料版の使用には以下のようないくつかの制限があります。
- 作成したアニメーションに入るVYONDのロゴを削除
- 動画の出力
- キャラクターの一括変換
- フォントの追加
などはできません。
本格的なアニメーション動画を作成したい場合は、有料版の購入をおすすめします。
※無料体験版について、より詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。
VYONDは無料でお試しできる!体験版の内容と制限機能を解説
VYONDの3種類の料金プラン
VYONDには3種類のプランがあり、それぞれの料金プランは下記の通りです。
月間 | 3ヶ月 | 年間 | |
---|---|---|---|
Essential プラン | 49ドル | なし | 299ドル |
Premium プラン | 89ドル | 219ドル | 649ドル |
Professional プラン | 159ドル | 399ドル | 999ドル |
VYONDは買い切り型のソフトではなく、どのプランも月間または年間払いのサブスクリプション型です。
複数のユーザーで使用するならProfessional プラン一択
VYONDの3種類のプランの中で、Professionalプランだけが複数のユーザーで使用が可能です。
会社などのチームでデータを共有しながら作業したい場合は、Professionalプラン一択でしょう。
まとめ:VYOND「シート」を活用して効率的にアニメーション動画を作成しよう!
VYONDのProfessional プランなら、複数のユーザーで動画編集ができるシートが利用できます。
本格的なアニメーション動画を効率的に作成したい方や動画制作を外部に委託したい方には、VYONDのProfessional プランの購入をおすすめします。
また、企業の方でVYONDを使ったアニメーション動画の制作を依頼したい方は、ぜひサムシングファンの動画クリエイター在宅派遣「サムジョブ」をご活用ください。
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