近年、BtoBの分野でも、動画マーケティングを活用することが主流になりました。
しかし、「動画マーケティングの活用方法がわからない…」「BtoB向けの動画マーケティングのポイントを知りたい」とお悩みの方はいませんか。
本記事は、BtoBマーケティングでの動画活用事例と成功ポイントについて解説します。
動画制作や運用の際には、BtoBならではの特徴を踏まえることが重要です。
すでに動画マーケティングに取り組んでいる方はもちろん、これから動画マーケティングを始めたいという企業担当者は、参考にしてください。
目次
動画マーケティングとは
動画マーケティングは、動画をメインに展開していくタイプのマーケティング手法です。
動画をメインにしたマーケティング手法といっても「テレビでCMを流す」といったものではありません。
主にインターネット上で展開していくタイプのマーケティングです。
例えば、YouTubeのチャンネル運用や動画広告の配信が動画マーケティングに当たります。
スマートフォンやタブレットが普及しインターネット環境が整ってきたことで、誰もがいつでもどこでもインターネットを楽しめるようになりました。
より多くの情報をわかりやすく伝えられる「動画」を活用した動画マーケティングに、取り組む企業がBtoB分野でも増加中です。
今後は5Gによる影響で、動画マーケティングに取り組む企業はさらに増え続けていくと予想されます。
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動画マーケティングについて、さらに詳しく知りたい方は下記の記事をご一読ください。
>>動画マーケティングとは?最新動向から目的別の手法まで徹底解説!
BtoB企業が動画マーケティングに取り組むべき5つの理由
今後企業のマーケティング活動において、主流になっていくと予想される動画マーケティング。
BtoB企業が動画マーケティングに取り組むべき5つの理由について解説します。
理由①多くの情報をわかりやすく伝えられるから
取り扱っている製品やサービスにもよりますが、企業に対して製品やサービスを販売する特性上、BtoB企業が取り扱う製品やサービスは専門的なものになりがちです。
そのため、どれだけ伝える情報を簡素化したとしても、テキストや画像のみでは情報が伝わりにくくなってしまいます。
また、伝えるべき情報量も一般的な製品やサービスよりも多くなってしまう傾向にあります。
そこで活躍してくれるのが動画です。
1分間の動画には180万語に相当する情報量があり、Webページに換算すると3,600ページ分に相当するといわれています。
動画が伝えられるのは、テキストや画像だけではありません。
アニメーションや音声といった情報もプラスできるので、より多くの情報がわかりやすく伝えられます。
動画を受け取る側は、製品やサービスをイメージしやすいため、自社に興味を持ってもらえる確率は高いです。
この点は、マーケティング活動においてかなり大きなメリットになるでしょう。
理由②見た人の記憶に残りやすいから
動画は、見た人の記憶に残りやすい特徴があります。
例えば、取扱説明書を読むだけでは理解できなかったが、実際の動きを見ながら説明を聞くと理解できた経験はありませんか。
「メラビアンの法則」という心理学の法則をご存知でしょうか?
受け取る側に与える情報の影響度合いは、下記のような結果が出ています。
- 言語情報:7%
- 聴覚情報:38%
- 視覚情報:55%
動画には、情報に影響を与える映像や音、文字のすべてが含まれています。
つまり、視聴者は多くの情報をわかりやすく理解でき、さらに記憶に残りやすいといえるでしょう。
受け取る側の記憶に残れば、購買など自社が促したい次なるアクションにつながりやすいです。
理由③より多くの人へ届けられるから
動画は一度制作すれば、自社のWebサイトだけでなくYouTubeチャンネルやSNSなどにも活用できます。
自社のSNSアカウントを作成し動画を投稿すれば、ユーザーが動画をシェアし情報が拡散される可能性が高いです。
拡散されれば、自社の認知度が高まるでしょう。
さらに、どの広告媒体でも均一な製品の情報やサービスを紹介できるので、自社のブランディングメッセージを強く訴求できるメリットもあります。
理由④競合他社との差別化を図れるから
動画では、テキストや画像よりも自社のオリジナリティを全面に伝えられます。
製品やサービスを映像や音でより訴求でき、記憶に残りやすく競合他社との差別化が図ることが可能です。
例えば、同業他社の中で、動画を活用しているのが自社だけだと想定します。
「時代を先取りしている会社だ」と高評価され、印象に残りやすいこと間違いなしです。
理由⑤効率的に営業ができるから
自社の製品やサービスに興味を持ってもらうには、営業担当者のスキルや話術が重要です。
しかし、営業に不慣れな人や新人では、ベテラン営業マンのように製品やサービスの魅力を十分に伝えられず、営業のチャンスを逃しがちです。
このような事態を避けるためにも、営業活動に動画を活用しましょう。
製品やサービスの魅力がしっかりと伝わる動画であれば、営業スキルに関わらず、顧客に製品やサービスの魅力を余すところなく伝えられます。
商談の際にも、自社のカタログや提案書と一緒に動画でプレゼンをすれば、限られた時間内で効率よく製品やサービスの情報を伝えることが可能です。
また、最近はオンライン上での営業活動も増えてきました。
何度も再生できる動画を活用すれば、顧客はより自社の製品やサービスの理解度を深めることが可能になり、導入を検討しやすいのもメリットです。
BtoB企業に需要のある動画マーケティングの活用方法
製品やサービスがより専門的なものになってしまいがちなBtoB企業こそ、動画マーケティングを活用していくべきだと紹介してきました。
ここからは、BtoB企業に需要のある動画マーケティングの活用方法を8つ解説します。
活用方法①製品やサービスを紹介する動画
BtoB企業が動画マーケティングを活用する場合、ぜひ取り組んでいただきたいのが製品やサービスを紹介する動画の制作です。
先ほども紹介したように、BtoB企業の製品やサービスは専門性の高いものになりがちです。
テキストや画像で紹介するだけでは内容や魅力が伝わりにくいでしょう。
一方で動画だと伝えられる情報が多く、内容も伝わりやすいので、製品やサービスの魅力を余すところなく顧客にアピールできます。
製品・サービス紹介における具体的な動画の活用方法は、下記の通りです。
- 製品ページに、デモンストレーション動画を埋め込む
- 見込み客に対して、製品の使い方ウェビナーを開催する
- サービスを導入したお客様の声や感想を紹介する動画を配信する
顧客により興味をもってもらいたい場合は、インタラクティブ動画を活用しましょう。
近年、インタラクティブ動画を取り入れる企業が増加中です。
インタラクティブ動画は、動画内に選択肢や入力フォームを設置して視聴者に参加を促すタイプの動画で、製品やサービスに関心をもってもらうきっかけになります。
サムシングファンで提供している「DOOONUT」を活用すれば、インタラクティブ動画を簡単に制作できるようになるので、ぜひ活用を検討してみてください。
活用方法②製品やサービスの導入事例の動画
製品やサービスを利用してもらいたい場合、その製品やサービスを利用した際にどういったメリットが得られるかをイメージしてもらうことが大切です。
そのため、製品やサービスの導入事例を紹介する動画も積極的に制作していきましょう。
具体的な動画の活用方法は、下記の通りです。
- 導入前に抱えていた課題や導入を決めた経緯などのインタビュー動画をウェビナー配信する
- 導入後のメリット・効果を解説する動画を製品ページに掲載する
その製品やサービスを導入したことでどのようなメリットや効果が得られたのか、顧客の感想を交えながら紹介できると、より説得力が増して興味を持ってもらいやすくなります。
活用方法③会社紹介の動画
動画を使えば、会社の理念やブランドイメージといった抽象的な内容をわかりやすく伝えられます。
取引先に会社のことを理解してもらいやすくなるだけでなく、ファン獲得にも効果的です。
また、普段の業務の様子を動画にすることで、バーチャル見学もできます。
親近感や信頼感が湧き、イメージアップにつながるでしょう。
活用方法④よくある質問への回答動画
最近は、よくある質問とその質問への回答をWebサイトに掲載する企業が多くなってきています。
しかし、BtoB企業の場合、質問内容や回答が複雑になり、画像やテキストだけでは伝わりにくいこともあります。
そこでおすすめなのが、よくある質問への回答動画です。
具体的な動画の事例は、下記を参考にしてください。
- 製品やサービスの利用の流れを解説したマニュアル動画
- トラブル発生時に対応するためのトラブルシューティング動画
情報がより伝わりやすい動画を使用したよくある質問への回答を用意することで、顧客の疑問点をしっかりと解消できるようになります。
活用方法⑤インタビュー動画や採用動画
動画は、企業の採用活動にも活用され始めています。
何度も紹介しているとおり、動画はより多くの情報を提示できますし、情報も伝わりやすいので、就活生や転職希望者に自社の魅力を伝えるのに最適です。
下記のような動画事例を取り入れてみませんか。
- 就活生へ向けた、仕事内容や職場の雰囲気を伝える動画
- 会社の理念を伝える社長のインタビュー動画
- 中途採用社員のインタビュー動画
社長や先輩社員への「インタビュー動画」や、仕事の内容などについて伝える「採用動画」を制作して、採用活動に活用していきましょう。
活用方法⑥社内教育
動画は社内教育の場面でも活用できます。
顧客に自社の製品やサービスの魅力を伝えるためには、まずは従業員が自社への理解を深めなければなりません。
複雑で専門知識が必要な製品やサービスを取り扱うBtoB企業なら、より細部まで理解する必要があるでしょう。
動画なら、機械の操作方法や熟練したスキルなどが現場になくても、従業員は学べます。
また、部内の限られた従業員からだけでなく、日本のみならず海外の優秀な従業員の技術やスキルを学べるのが魅力です。
具体的な動画の事例は、下記をご覧ください。
- 講義形式のeラーニングのコンテンツを作成
- 教育研修用の社内マニュアル動画の配信
動画だと、従業員は好きなときに視聴できます。
また、巻き戻しや再視聴と従業員が主体的に振り返りやすいという強みも。
社内教育に動画を取り入れることで、社員の技術やスキルの底上げに繋がるでしょう。
活用方法⑦ウェビナー
近年、オンラインで開催できるセミナーのウェビナーが人気を博しています。
ウェビナーの種類は、リアルタイム配信と録画配信の2種類です。
録画配信を自社サイトやYouTubeなどに投稿すれば、リアルタイムでの配信を顧客が見逃しても新規顧客の獲得チャンスが広がるでしょう。
さらに、ウェビナーの開催後の製品やサービスへの理解が深まった後は、質疑応答の時間をおすすめします。
視聴側からの質問に対して自社の担当者が回答することで、顧客のニーズを把握でき、顧客に寄り添った対応が可能です。
また、ウェビナー開始前や休憩時間に製品動画を流すのも効果があります。
動画なら、開始前や休憩中でも自然と視聴側に製品やサービスの印象が残せるでしょう。
活用方法⑧展示会用動画
動画は展示会におけるリード獲得でも有効です。
展示会では、多くのブースが立ち並んでいます。
そのため、来場者が1つのブースを見る時間は5秒程度です。
つまり、一目見ていかに自社のブースに興味を持ってもらうかが重要といえます。
そこで、視覚と聴覚の両方に訴える動画を流しましょう。
来場者の目に留まりやすく、自社のブースに興味をもってもらえるきっかけになります。
また、視覚的に多くの情報を伝えることで理解度が上がり、商談などの次のステップにつながることも期待できるでしょう。
最近ではオンライン展示会も増えているため、展示会用の動画需要が伸びています。
より多くの成果を出すためにも、展示会用に動画を用意しておくと良いでしょう。
動画マーケティングを活用しているBtoB企業の事例
ここからは、動画マーケティングを実際に活用しているBtoB企業の事例を5社ご紹介します。
事例①kintone(キントーン)
サイボウズ株式会社のkintoneは、直感的な操作でシステムアプリを簡単に作成できるクラウドサービスです。
動画ではkintoneのアプリを導入することで、業務の滞りを解消し社内のコミュニケーションが円滑になることを簡潔に表現しています。
視聴側に、サービス導入後の効果をイメージしやすい動画になっているのが特徴。
自社の製品やサービスを紹介した動画は、顕在顧客に製品やサービスの理解を深めてもらいやすいです。
理解が深まれば、資料請求やお問い合わせへと誘導しやすく、自社サイトのコンバージョン率のアップも期待できます。
事例②村田製作所
株式会社村田製作所は、 電子部品を主力とする企業では世界トップクラスの実績を誇っています。
動画は、モノづくりに対する熱い思いや事業の展開などをインタビュー形式で社長に聞く撮影スタイルです。
スピード感溢れるカメラワークで、視聴側は飽きずに最後まで動画を視聴できます。
また、YouTubeでは、チャプター機能を搭載。
視聴側は気になるトピックスを簡単に再生できるので、社長のメッセージがより視聴側に伝わりやすいのが特徴です。
自社を紹介したブランディング動画では、自社の特徴や実績、事業を通じて成し遂げたいことや将来の目指したい姿などが浸透しやすいといえます。
動画で自社のビジョンを可視化でき、顧客とダイレクトに共有することも可能です。
結果、短時間で顧客からの安心感が得やすく、顧客との信頼関係が築きやすいでしょう。
事例③SATORI
SATORI株式会社は、マーケティングオートメーションツールを開発・販売しています。
動画では、実際にサービスを導入した企業の紹介から始まり、企業の抱えていた悩み、サービスの特徴、導入効果、次の目標と順を追って動画で説明。
テロップで強調したい箇所を表現しているため、訴求したいことを視聴側に伝わりやすくなっています。
自社の製品やサービスの特徴や魅力を実際に導入した企業からのインタビュー形式動画は、潜在顧客の共感を得やすいのが特徴です。
顧客は潜在的な悩みが見つかったり、製品やサービス導入後のイメージが湧きやすかったりするでしょう。
事例④テックウィンド株式会社
株式会社テックウィンドは、IT機器の販売やシステム製品の組み立て・販売などを行っている企業です。
動画では、会社のビジョンや事業内容をわかりやすく紹介しています。
心地よいBGMとポイントをまとめたテロップによって、印象に残る動画となっているのが特徴です。
会社紹介動画は、企業イメージやブランドイメージを伝えたいときに効果的といえます。
事例⑤株式会社NSTロジ
株式会社NTSロジは、首都圏における物流をリードする「NTSグループ」の中核企業です。
動画では、「トランプタワーを崩さず運べ」という奇抜なミッションの後に、大切にしている想いを紹介しています。
ユニークな企画で視聴者の興味を引くことで、最後まで視聴してもらえる工夫が満載です。
また、動画の最後には検索を促すなど視聴者を次のアクションにつなげようとしているのもポイント。
「おもしろい会社」「新しい発想を大切にする会社」というイメージを植え付け、採用活動で効果を発揮するでしょう。
BtoBマーケティングで使う動画の制作ポイント
BtoB企業がマーケティングで動画を活用する場合、いくつかおさえておきたいポイントがあります。
それぞれを詳しくチェックしていきましょう。
ポイント①ビジネスコンセプトを明確にする
BtoB向けのマーケティングにおいてビジネスコンセプトを明確にすることは、動画制作を成功させるために欠かせません。
まずは、動画広告を「誰に」「どのように」「何を」届けたいのかを、簡潔に整理してください。
例えば、「商品やサービスの認知拡大のためか」「購買意欲の促進を図るためか」「よりサービスの内容を理解してもらうためか」など具体的なビジネスコンセプトを決めましょう。
ビジネスコンセプトに沿った動画制作をすれば、広告の効果を実感しやすくなります。
一般消費者をターゲットとしているBtoCと違い、BtoBでは企業や団体がターゲット層です。
BtoCの場合、個人が商品やサービスを気に入れば購入や資料請求など、何らかのアクションに至るまでのステップは速いといわれています。
一方でBtoBの場合は、製品やサービスを購入するまでに、社内稟議や上司の決済など多くの手続きが発生しがちです。
契約をスムーズに進めるためにも、製品やサービスの特徴やメリットを的確かつロジカルに訴求することが大切といえます。
ポイント②得られるメリットをわかりやすく的確に伝える
BtoB企業の製品やサービスを購入してくれる顧客は、当然ながら一般消費者ではなく企業です。
マーケティングを行う対象も、一般消費者ではなくビジネスパーソンになります。
ビジネスパーソンは、どういったメリットが得られるのかについて一般消費者よりもシビアに判断します。
動画の内容がわかりにくいとすぐに見切りを付けられてしまう可能性があるでしょう。
そのため、BtoB企業が動画マーケティングに活用する動画は、メリットをよりわかりやすく、かつ的確に伝える必要があります。
ポイント③製品やサービスごとのターゲットを明確に決めておく
BtoB企業が動画マーケティングをおこなう場合、ターゲットを明確に決めておきましょう。
この点も一般消費者向けの動画よりシビアになってくる点の1つだと言えます。
事前にターゲットを明確にした上で動画を制作しないと、動画の内容がブレてしまいがちです。
さらに、誰にも刺さらない動画ができてしまうかもしれません。
そのため、製品やサービスを利用するであろう架空の人物像である「ペルソナ」をしっかりと設定し、そのペルソナに向けた動画を制作する必要があります。
製品やサービスが複数ある場合は、それぞれの製品やサービスでのペルソナ設定が必要です。
注意しながら動画の制作を進めていきましょう。
ポイント④ターゲット目線で動画を設計する
BtoBの動画マーケティングで効果を得るためには、ターゲット目線での動画を設計しましょう。
ペルソナを緻密に設定し、ターゲット層の立場に立つことを常に忘れないでください。
下記のような点を踏まえると、ターゲットが欲している情報を集めやすくなります。
- 属性
- 社内規模
- 部署
- 解決したい課題
BtoB向けの動画でも、動画を視聴するのは企業に所属している「個人」です。
ターゲットが企業の担当者なのか経営者なのかで、同じ商品でも訴求する内容は異なります。
例えば、現場マネージャーなら「業務効率がアップする」管理職クラスなら「コストダウン」などアプローチを使い分けましょう。
自社の特徴や、競合他社との差別ポイントなどもリサーチしながら、ターゲット層に響く動画を制作してください。
ポイント⑤裁量権のある人に刺さる動画を意識する
企業が顧客となるBtoB企業のマーケティングでは、裁量権のある人を意識しながら動画を制作することが大切といえます。
BtoB企業の製品やサービスを導入するかどうかを決めるのは、会社を経営する社長など裁量権を持つ人物です。
どんなに社員が製品やサービスに興味を持ち魅力を感じても、裁量権を持つ人物が導入を許可しなければ意味がありません。
また、動画制作時は、動画内の言葉選びも重要なポイントです。
一例として、「日々の業務効率が上がります」と抽象的な言葉で伝えるよりも、「業務効率化によってコストの削減が実現できます」と具体的なメリットを伝える方が裁量権を持つ人物に興味を持ってもらいやすいでしょう。
裁量権を持つ人物にダイレクトに刺さる言葉は、自社の製品やサービスを導入してもらえるきっかけになります。
ポイント⑥クオリティの高い動画を作る
大前提として、クオリティの高い動画を作りましょう。
動画が一般的になっている現代では、クオリティの低い動画は、たとえクリックされたとしても、すぐに離脱されてしまいます。
みなさんの中にも、画質が粗かったり、音質が悪かったりという理由で、動画の視聴をやめたことがある方も多いと思います。
逆にいえば、動画のクオリティが高ければ製品・サービスの魅力がしっかりと伝わり、「しっかりした企業だ」と信頼感も得ることができるでしょう。
もし自社でクオリティの高い動画を制作するノウハウがなければ、プロに依頼することをおすすめします。
BtoBマーケティングで動画を活用するときの注意点
BtoBマーケティングで動画を活用するメリットは多いですが、残念ながら注意点がいくつかあります。
事前に注意点を知れば、BtoBの動画マーケティングは成功しやすいです。
それぞれの注意点をチェックしましょう。
注意点①制作コストが高い
動画コンテンツは、テキストや画像に比べると制作コストがかかります。
動画を制作するには、専用の機材やソフトに加え、動画制作のスキルが必要です。
また、撮影や編集には、スキルを持った人材が必要といえます。
制作コストがネックに感じる場合は、なんでも動画にするのではなく、投資対効果の高いコンテンツのみ動画にする眼力が求められるでしょう。
注意点②制作期間が長い
動画コンテンツは、制作から公開までに時間がかかります。
一般的に、動画制作には下記のような作業があります。
- 企画
- 台本制作
- 出演者の調整
- 機材の準備
- 撮影日の決定
- 撮影
- 編集
必要な作業が多いため、動画の制作から公開までには時間がかかってしまいます。
前述したように投資対効果の高いコンテンツに絞って動画にするか、余裕を持ったスケジュールを組みましょう。
注意点③効果測定を必ず行う
動画マーケティングは、動画を配信して終わりではありません。
定期的に効果測定を行い、配信した動画が効果を上げているのかチェックし、必要であれば改善を加えていきましょう。
効果測定に用いる指標の一例は、下記を参考にしてください。
- 再生回数
- 視聴時間
- 視聴維持率
- クリック率
- コンバージョン率
視聴維持率は、動画の内容や長さの良し悪しを判断する材料になるため、重要な指標です。
どれほど再生回数が多くても、動画冒頭で多くの視聴者が離脱していたら、その動画の内容はターゲットの興味関心に刺さらなかったといえます。
多くの視聴者が動画冒頭で視聴を止めてしまったなら、動画冒頭を思わず続きが知りたくなる内容に改善するなどPDCAサイクルを回すことが可能です。
コンバージョン率は、動画にアクセスした視聴者のうち、どれだけの人が商品やサービスの問い合わせや購入などにつながったのかを確認する指標となります。
効果測定をすることで、自社の仕掛けた導線が適切だったかを数値で客観的に判断可能です。
定期的に振り返る習慣をつけて、動画マーケティングの効果をどんどん向上させられるようにしてください。
おすすめの動画マーケティング会社5選
ここまで読んで「動画マーケティングって難しそう」「自社でできる自信がない」と感じた方はいませんか。
もし自社で動画マーケティングに取り組むのが難しいと感じたら、プロに依頼するのがおすすめです。
プロに動画制作を依頼することで、下記のようなメリットがあります。
- マーケティング視点で動画の制作・運用をしてもらえる
- 社内のリソースを割く必要がない
- 内製サポートを受けられる場合もある
ここからは、おすすめの動画マーケティング会社を5社紹介します。
それぞれの特徴をわかりやすくまとめているので、自社のニーズに合う企業はないか、チェックしてみてください。
株式会社サムシングファン
出典:株式会社サムシングファン
株式会社サムシングファンは、東京・大阪・名古屋にオフィスを構える動画活用提案会社です。
特徴は下記の通りです。
- 提案力に長けており、「動画をどのように活用するか」という視点で制作してくれる
- 効果測定ツール「DOOONUT」を使った長期的なサポートを提供している
- 社内の動画マーケティング担当者の育成サポートを行っている
現在では動画DX®を活用し、戦略的にビジネスを拡大するサポートも実施しています。
企画の提案力に優れた動画マーケティング会社を探している方は、ぜひご相談ください。
会社名 | 株式会社サムシングファン |
所在地 | 東京オフィス 〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-1 オームビル本館2階 TEL:03-6261-5375 大阪オフィス(自社スタジオ・編集室) 〒553-0003 大阪府大阪市福島区福島1-4-40 JBSL梅田ビル 4F TEL:06-6455-3633 名古屋オフィス 〒460-0008 愛知県名古屋市中区栄3丁目17-25 BAUM HAUS WORK TEL:052-559-7855 |
事業内容 | 映像制作、動画制作、ビデオ撮影、映像編集、動画広告、YouTube運用、TVCM制作 動画内製化研修ムービーサポートセルフ 人材派遣・紹介事業(動画クリエーター派遣) 動画SaaS DOOONUT(ドーナッツ)開発・販売 ライバーマーケティング事業 |
リンク | ホームページ・制作実績 |
株式会社プルークス
出典:株式会社プルークス
株式会社プルークスは、数ある動画マーケティング会社の中でもトップクラスの実績を誇る会社です。
特徴は下記の通りです。
- 累計2,000社以上、5,000本以上の動画制作実績を誇る
- 社内外に広いネットワークを持っており、予算・納期・品質の制約条件に合わせた柔軟な対応が可能
- アニメーション動画やCGなど、さまざまなジャンルの動画を制作できる
実績豊富で柔軟な対応ができる動画マーケティング会社を探している方におすすめします。
会社名 | 株式会社プルークス |
所在地 | 〒103-0011 東京都中央区日本橋大伝馬町14-17大伝馬町千歳ビル4階 |
電話番号 | 03-6260-6882 |
事業内容 | 動画制作・映像制作 広告運用 ライブ配信代行 Webサイト制作 YouTubeコンサル・運用代行 |
リンク | ホームページ・制作実績 |
サムライト株式会社
出典:サムライト株式会社
サムライト株式会社は、動画マーケティングサポートだけでなく、自社メディアも運用している会社です。
特徴は下記の通りです。
- YouTubeの広告戦略に強みを持つ
- SNS運用も得意
- ライブ配信サポートサービスも提供している
YouTubeやSNSで動画マーケティングを行いたい方におすすめします。
会社名 | サムライト株式会社 |
所在地 | 〒151-0053 東京都渋谷区代々木3-57-6 グランフォーレB1 |
連絡先 | 問い合わせフォーム |
事業内容 | コンテンツマーケティング事業 コンサルティング事業 自社メディア事業 |
リンク | ホームページ・制作実績 |
株式会社コンセプトラボ
株式会社コンセプトラボは、動画制作だけでなく、広告運用やゲーム開発、デザイン制作など、多様な事業を展開している会社です。
特徴は下記の通りです。
- 動画広告の制作から運用まで一括して任せられる
- さまざまな事業を展開しているため、優秀なプランナーやデザイナーなどが多数在籍している
- VFXやモーショングラフィックなどの制作実績がある
さまざまな業種の人材が在籍しているため、動画の質を追求したい方におすすめします。
会社名 | 株式会社コンセプトラボ |
所在地 | <本社> 〒111-0041 東京都台東区元浅草2-6-6 東京日産台東ビル8階 <第二開発室> 〒111-0041 東京都台東区元浅草1-19-4 ポセイドンテラス9階 |
電話番号 | 03-5830-8680 |
事業内容 | 映像企画・制作 CM・PV開発 ゲーム開発 2Dデザイン・イラスト制作 広告運用代行業務 など |
リンク | ホームページ・制作実績 |
株式会社LOCUS
出典:株式会社LOCUS
株式会社LOCUSは、業界黎明期である2010年から活躍している動画マーケティグ会社です。
特徴は下記の通りです。
- 社外のクリエイターネットワークによって低予算化を実現
- 2,000以上との取引、リピート率70%以上と高い実績と信頼を誇る
- 毎年1,500本以上の動画制作によって豊富なノウハウが蓄積されている
低予算で発注したい方や、コンサルティング力の高い動画マーケティング会社を探している方におすすめします。
会社名 | 株式会社LOCUS |
所在地 | 東京都渋谷区道玄坂2-10-7 新大宗ビル2号館15階 |
電話番号 | 03-3461-1478 |
事業内容 | 動画の企画制作 動画マーケティング・動画コンサルティング YouTubeチャンネル運用支援 広告代理業 Web・グラフィックの企画制作 など |
リンク | ホームページ・制作実績 |
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>>【2023年最新】動画マーケティングに強いおすすめの大手会社10選
まとめ:BtoBマーケティングの特徴を押さえて取り組もう
視聴者に多くの情報が伝えられる「動画マーケティング」は、BtoB企業こそ取り組むべきマーケティング方法です。
近年、BtoB業界でもオンライン展示会やウェビナーがすっかり定着してきました。
多くの企業が、情報をオンラインで得るのが当たり前となっています。
ここで改めて、BtoBマーケティングはBtoCとは違うことを覚えておきましょう。
ターゲットに寄り添った動画を制作するためには、BtoBの特徴をきちんと押さえることが大事です。
BtoBマーケティングの場合、商品やサービスの購入を決定するのは「1人の個人」ではありません。
最終的な決裁に至るまでに、複数の人が関わります。
クロージングまでの検討時間も非常に長く、いくつかのプロセスを経て、決済の承認を得ることがほとんどです。
BtoB向けのマーケティング動画では、製品やサービスを購入することで、「どれほどの費用対効果が発生するのか」など数字を交えながら論理的に訴求しましょう。
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>>動画マーケティングの市場は今後どうなる?最新のトレンドとあわせて解説
>>動画マーケティングに期待できる効果とは?メリットや成功秘訣も紹介
なお、弊社サムシングファンでは、企業向けに動画マーケティングのノウハウをまとめた資料「売上をUPするための動画DX®活用法」を提供中です。
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