近年、動画を撮影〜編集する「動画クリエイター」市場が急成長しています。
動画編集を副業で始める人も急増しています。
しかし、
「動画編集の副業をどうやって始めたら良いか分からない…。」
「自己流で始めてみたけど、稼げず悩んでいる。」
とお悩みの方もいるのではないでしょうか?
動画編集スキルがあれば、副業で月5万円を稼ぐのも難しくありません。
今回は、弊社・動画制作会社のサムシングファンが動画編集の副業の始め方と、初心者の方で稼げず悩んでいる方のための改善ロードマップを紹介します。
案件獲得のコツもお伝えするので、ぜひ参考にしてください。
また、最後に動画クリエイター募集の情報も掲載しておりますので、興味がある方はチェックしてくださいね。
目次
動画編集の仕事内容と報酬の目安
副業として動画編集を始めようと思っても、実際の動画編集の仕事内容や報酬の目安などわからないことだらけでしょう。
ここからは、動画編集の仕事内容と報酬の目安について解説していきます。
動画編集の仕事内容
まず、一般的な動画編集の仕事は以下の通り。
- YouTube動画編集(※YouTuberが事前に撮影した動画の編集代行)
- 結婚式や誕生会などのイベントで流す動画の作成・編集
- 商品やサービスの企業のPR 動画の作成・編集
- WEB広告の動画の作成・編集
- アーティストのMV作成
仕事の内容は、クライアントによって異なります。
BGMやテキストを挿入するだけの簡単な仕事から、動画全体の構成、撮影・編集までに携わる難しい仕事までと多種多様。
特に近年は、テレビの視聴よりもYouTubeを視聴する人が多くなったため、YouTubeの動画編集の仕事依頼が増加しています。
動画編集の具体的な作業内容は、主に以下の3つあります。
- 動画の企画と構成を考える
- 動画を撮影する
- 撮影した動画を編集する
それぞれの仕事内容について、詳しく解説していきますね。
動画の企画と構成を考える
最初に、どのような動画を作成するのか企画・構成を考えます。
クライアントから依頼を受けた場合は、クライアントと話し合いながら企画や構成を詰めていきます。
動画で商品やサービスの魅力を伝える際は、以下の2つのポイントに留意しましょう。
- 視聴者が惹き付けられる内容にすること
- 伝えたいメッセージを明確にすること
時間と労力を費やして作成した動画も、視聴者の目に留まらなかったり、伝えたいメッセージが視聴者に届かなかったりすれば、全て水の泡となってしまいます。
そのため、動画制作に着手する前の企画・構成検討は重要なプロセスです。
動画の撮影をする
動画の企画と構成が決まったら、次は動画の撮影をします。
動画撮影は、高性能のカメラを持っていなくても、実はスマートフォンだけでも有効です。
最近はスマートフォンも解像度が高いので、誰でも鮮明な動画撮影をできますよ。
街中で映像の素材になるものを見つけたら、手持ちのスマートフォンで手軽に撮影して、ストックしておいても良いでしょう。
また、YouTubeなどの配信プラットフォームに動画を投稿する際も、スマートフォンは操作が手軽で便利です。
スマートフォン専用の編集アプリも沢山あるので、スマートフォンで編集した動画をスマートフォンで手軽にアップロード・公開することも可能です。
カメラで動画を撮影する場合は、フレームレートの単位に気を付けてください。
フレームレートとは、1秒間の動画で撮影できる静止画の枚数を指します。
1秒間の動画にたくさんの静止画を見せた方が、クリアで滑らかな動画に仕上がりますよ。
一般的に、1秒間に30 枚の動画が撮れる30fpsに合わせて撮影するのがおすすめです。
動画撮影は、カメラアングルやカメラワークなどにもこだわって撮影しましょう。
撮影した動画を編集する
撮影した動画素材を、企画したストーリーに合うようカット・編集します。
BGMやテキストの挿入は、最後に行いましょう。
MVなどのイメージ動画を制作する場合は、音楽や背景も組み合わせて仕上げます。
映像の空気感や世界観を、エフェクトやBGMで演出することもできますよ。
動画編集の作業は、慣れないうちは時間がかかるものですが、対応を重ねるごとに慣れるものです。
動画編集ソフトを使いこなして、効率よく作業しましょう。
報酬の目安
動画編集の報酬は、動画のテーマによって変動します。
動画編集スキルが向上すれば、単価アップも期待できますよ。
初心者でも、副業で月5万円程度を稼ぐのも、決して難しい話ではないのです。
参考までに、動画編集案件の報酬の相場をチェックしてみましょう。
YouTuberが撮影した動画の編集代行
編集作業の代行は、1本あたり3,000〜5,000円程度が相場です。
編集代行はBGMやテロップを挿入するなどの簡単な作業案件も多く、初心者向けの案件です。
併せてサムネイル作成なども対応すれば、追加料金を請求できる場合もありますよ。
イベントで流すムービーの作成・編集
イベントで流すようなムービーの作成・編集代行は、全体的に単価が高いのが特徴です。
例えばウェディングムービーの場合、相場は1本1万円〜1万5千円程度。
結婚式は、一生に一度の思い出を彩る動画のため、動画の構成やデザイン、演出も高い編集スキルが求められます。
初心者には難易度がやや高いので、イベントムービーの制作は中級者向けと言えるでしょう。
商品やサービスの企業PR動画の作成・編集
企業案件は、動画制作1本あたりの単価が数十万円程度と高単価です。
案件を請け負う際は、クライアントによって動画の長さや対応内容が異なるので、契約書を必ず締結しましょう。
企業案件は、企業のサービスや商品コンセプトを理解した上で、企業と調整しながらプラン資料や絵コンテなどを作成し、動画の完成イメージを擦り合わせて行く必要があります。
消費者の購買意欲を掻き立てるような演出をするには、高度な撮影・編集技術も必要です。
企業案件は上級者向けと言えるでしょう。
副業としての動画編集の始め方ロードマップ
副業で動画編集を始めるための3ステップは、以下の通りです。
- 動画編集のスキルを磨く
- 動画編集の実績を作る
- 動画編集の募集案件に応募する
それぞれのステップについて、もう少し詳しく解説しますね。
動画編集のスキルを磨く
動画編集は、動画編集ソフトで以下の操作ができることが基本です。
- テロップ挿入
- カット割り
- エフェクト
- カラーグレーディング
- 音響
- デザイン
動画編集のやり方については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
併せてチェックしてみてください。
Photoshopというソフトを使ってサムネイル画像を作成したり、専用ソフトでアニメーションも作成したりできると、案件の幅が広がります。
また、編集作業だけでなく「撮影」の技術もマスターすると、更に活躍できるフィールドが広がりますよ。
撮影にはカメラやスマートフォンのほか、照明ライトや手振れ防止のジンバル、三脚も基本アイテムとして揃えると良いでしょう。
動画編集の実績を作る
実践的な動画編集スキルが身についたら、案件受注に向けて「ポートフォリオ」を作成しましょう。
ポートフォリオとは、自分の動画編集スキルや、自分が制作した動画の事例など、顧客に能力を知ってもらうための職務経歴書のようなものです。
まだ案件受注の実績がない初心者は、ポートフォリオのクオリティで、今後の動画編集の仕事を獲得できるかどうかが左右されると言っても過言ではありません。
ポートフォリオには、以下の内容を記載してください。
- 動画内容(目次)
- 過去の経歴・資格
- 得意な動画のジャンル
- 使用可能な編集ソフト
- InstagramやTwitterなどSNSアカウント
- 副業ビジネス専用のYouTubeチャンネル
更に、集客・宣伝ツールとしてSNSも活用しましょう。
副業ビジネス専用のYouTubeチャンネルを作って配信したり、Instagram、TwitterなどのSNSやブログで定期的に情報発信したりすると、新規顧客を獲得できる可能性が広がります。
15秒〜1分のショート動画を制作して投稿するのもイチオシです。
ショート動画なら、制作工数もかからず、スマートフォンで編集してそのまま投稿できるので、気軽に続けられますよ。
さらに、YouTubeチャンネルを自分で解説して運用すれば、自然とタイトルの付け方や概要欄の使い方、再生数を伸ばす方法などマーケティングの研究ができます。
動画編集の募集案件に応募する
自分の動画編集スキルをアピールできる「ポートフォリオ」が完成したら、動画編集を募集している案件に応募してみましょう。
案件は、勝手に向こうからやってくることはありません。
募集案件を獲得するには、自ら営業活動を行う必要があります。
クラウドソーシングサイトに複数登録して、動画編集を募集している案件を探して応募しましょう。
単価が低くて小さな仕事でも、最初のうちは案件受注の実績件数をこなすことに注力しましょう。
辛抱強く継続すれば動画編集の実績件数が上がり、プロフィールに制作実績件数を強みとして掲載できるようになれば、更に顧客からの信頼獲得に繋がります。
今までビジネスシーンで自分を売り込む経験がない人もいるでしょう。
営業する際は、以下の3点に気を付けてください。
- 案件の特徴に合わせて、ポートフォリオや制作実績を用意する
- 自分の人となりやマーケティングスキルをアピールするために、YouTubeチャンネルやSNSのリンクも貼る
- クライアントの要望に合った提案文を作成する
クライアントが思わず発注したくなる材料を揃えることで、営業の成功確率は上がりますよ。
動画編集スキルを身につける方法
動画編集スキルを身につける方法は、主に3パターンあります。
- 本やYouTubeで独学
- 動画編集スクールに通う
- 自分でYouTubeチャンネルを開設し、実践型で学ぶ
本やYouTubeで独学
最近では、動画編集を分かりやすく解説した書籍が多く登場しています。
また、YouTubeなどでも動画編集を学べる無料動画が豊富にアップロードされていますよ。
しかし、動画編集スキルを独学で習得するのは正直かなり難しいため、途中で諦めて挫折してしまう人も少なくありません。
動画編集スクールに通う
趣味で動画を制作する程度であれば独学でも問題ないのですが、副業で稼ぐためには、やはり一定以上のクオリティを担保できる動画編集スキルが必要です。
動画編集スクールなら、プロの動画編集クリエイターから、動画編集の基本スキルからビジネスノウハウまで、効率的に学ぶことができます。
卒業後、スクール経由や仲間のネットワーク経由で、案件を受注できるケースもありますよ。
自分でYouTubeチャンネルを開設し、実践型で学ぶ
独学に関連する手法ですが、自分でYouTubeチャンネルを開設し、運用しながら実践的に動画編集スキルを身につける方法もおすすめです。
スクールに通いながら並行してやってみると、動画編集スキルのスピード習得に繋がるでしょう。
動画編集の案件にはYouTube投稿用の動画の編集案件も多いです。
YouTubeの投稿方法や、どのようなサムネイルを作ると視聴者の引きが強いのか等を知っておくと、顧客からの信頼も厚くなり、継続的な案件受注に繋がりやすくなりますよ。
動画編集スキルの習得におすすめのスクール
動画編集の副業を中長期的に続けたいと考えている場合は、スクールで学ぶことをおすすめします。
ここでは、初心者が動画編集スキルを習得するのにおすすめのスクールを3校紹介します。
おすすめの学校1:フリーランス特化の動画クリエイター学校「MOVA」
出典:MOVA
MOVAは「1年でフリーランスの動画クリエイターになる」というコンセプトのスクール。
講師は全員、現役で活躍している動画クリエイターです!
渋谷の教室で、20人の少人数授業形式で学習して行きます。
課題や制作を、クラスの生徒と協力しながら進めるので、仲間と共に切磋琢磨しながら学習できますよ。
卒業後もフリーランス同士として助け合う仲間を見つけられそうですね。
動画編集だけでなく、企画構成や撮影、案件獲得のための営業に関しての授業もあるため、フリーランスとして活躍するための知識・スキルをトータルで身につけることができるのも魅力です。
おすすめの学校2:月3600円から学べる「デジタルハリウッドSTUDIO by LIG」
Webデザインの賞を多数獲得している制作会社LIGと、デジタルクリエイティブ関連のスクールを運営する教育事業会社デジタルハリウッドが、業務提携して運営しているスクールです。
オンライン学習と通学型のハイブリッド型で、フリーランスの動画クリエイターとして活動しているトレーナーから撮影技術を学べます。
「ネット動画ディレクター専攻」は、最短3ヶ月でアニメーション動画や2DCG動画、実写動画も作れるようになるコース。
月3,600円から分割払いが可能なので、手持ちの資金が少なくても通いやすいスクールです。
卒業生コミュニティもあるので、受講生同士の横のつながりで仕事が生まれたり、仲間の案件のサポートに入ったりできるのも魅力ですね。
おすすめの学校3:PCレンタル無料、編集ソフトも3カ月無料「MOOCRES」
出典:MOOCRES
ムークリは、国内トップ2のエージェンシー「博報堂DYグループ」の子会社が運営する動画クリエイター養成スクール。
渋谷と大阪の2カ所にスクールを開校しています。
4ヶ月間のカリキュラム終盤は、実際に案件獲得から納品まで実践。
在学中にプロとして仕事を開始することができますよ。
受講料は分割払いできる他、受講期間中はパソコンを実質無料でレンタルできるので、これから動画編集用のパソコンを購入する方にもおすすめのスクールです。
プロも使っている、動画編集の代表的なソフト「After Effects」「Premiere Pro」も3ヶ月無償で使うことができるので、自分の持ち出しを最小限に抑えて学習開始できますね。
コースは以下の3種類から選べます。
- ゼロイチプラン:編集技術のみ学びたい(通学orオンライン 3ヶ月間)
- クラスプラン:動画クリエイターに必要なスキルを網羅したい(通学or オンライン 4ヶ月間)
- マンツーマンプラン:自分のペースに合わせて学びたい(完全オンライン)
動画編集の副業で案件を獲得する方法
動画編集の案件を獲得する代表的な方法を6つ紹介します。
- SNSで案件に応募
- 知り合いからの紹介
- クラウドソーシングを利用
- 企業に直接応募
- フリーランスコミュニティに参加
- 副業エージェントを利用
順番に、詳しく解説しますね。
SNSで案件に応募
案件を獲得する1つ目の方法は、FacebookやInstagram、TwitterなどのSNS経由で案件に応募すること。
「SNSで動画編集の案件募集なんてしているの?」と思うかもしれませんが、試しにTwitterで「動画編集者募集」と検索してみてください。
毎日のように募集Tweetが投稿されていますよ。
主に、YouTubeを収益目的で運用している人からの募集案件が多いようです。
応募方法は、動画編集の仕事の募集を行っているユーザー(クライアント)にダイレクトメッセージを送ります。
副業ビジネス専用のSNSアカウントは、ぜひ開設してください。
SNSは、自分が作成した動画やポートフォリオを無料で投稿でき、不特定多数のクライアントに自分のスキルをアピールできる絶好のチャンスの場なので、活用しない手はありません。
また、SNSで情報発信を続けていれば、動画編集の依頼が来るチャンスもあります。
SNSは初期費用もかからず、実働していなくても24時間365日、自分の代わりにあらゆるユーザーに営業をかけてくれる、優秀な営業ツールなのです。
一方で、SNS経由の営業は、運用が軌道に乗るまで時間がかかるというデメリットもあります。
フォロワーが極端に少ないアカウントだと、不安を感じられてしまうかもしれません。
よって、SNS経由の営業は軌道に乗るまで、半年〜1年くらいの長期的なスパンを見据えて運用してみてください。
知り合いからの紹介
案件を獲得する2つ目の方法は、知り合いからの紹介です。
例えば、知り合いにYouTubeチャンネルやSNSを収益目的で運用している人がいたら、動画編集で手伝えることはないか打診してみましょう。
また、動画編集のスキルを学べるスクールで築いたネットワークで仕事を紹介してもらえることもあります。
知り合い経由の仕事は、お互いの素性を知っている間柄なので、安心して仕事を任せてもらえる確率が高いですよ。
特にYouTubeチャンネル動画の編集案件は、いちど案件を受注して顧客からの信用を得られたら、定期的に仕事を獲得できる可能性があります。
クラウドソーシングを利用
動画編集案件を獲得する3つ目の方法は、クラウドソーシングサイトを利用することです。
クラウドソーシングサイトとは、インターネット上で仕事を依頼したい人と仕事を受注したい人をマッチングさせるプラットフォームです。
国内で登録者数が多いクラウドソーシングサイトは、下記の3つ。
スマートフォンさえあれば、クラウドソーシングの登録は誰でも無料で簡単にできるので、ぜひ登録してください。
案件の募集状況も、スマートフォンでいつでもチェックできるので、動画編集を副業で始めたい初心者にぴったりの情報源です。
クラウドソーシングの最大のメリットは、実務経験がない初心者でも獲得できる案件が豊富なこと。
そのぶん単価は低めですが、初心者は案件実績を積む場だと割り切って、報酬を問わず応募してみましょう。
出典:クラウドワークス
「簡単なテロップ挿入」「お試しで5分の尺の動画編集」など、初心者でも可能な案件が、クラウドソーシングにはたくさんあります。
初心者の場合は、マニュアルありの案件を探すのも良いでしょう。
マニュアルがあれば、高品質かつ効率的に仕事ができるというメリットがあります。
動画編集の実績を積んだ上級者なら、「アニメーションを使った編集」「動画自体の企画構成込み」など高単価の案件も受注できるでしょう。
クラウドソーシングサイトのデメリットとして、正当な報酬を払ってくれなかったり、途中で連絡が途絶えるなどの悪徳なユーザーもいます。
注意してください。
動画クリエイターとして一線で活躍している人たちも、動画編集を始めた頃は、なかなか案件が採用されなかったと言います。
10件応募してダメなら20件、30件と、粘り強く案件に応募する気持ちを大切にしましょう。
企業に直接応募
案件を獲得する4つ目の方法は、企業に直接応募することです。
動画制作関連の会社のWEBサイトで、動画制作者の応募案件を探してみたり、YouTubeチャンネルを運営している事業会社に直接営業をかけたりして探します。
直接営業は、なかなか心理的ハードルが高いですが、クラウドソーシングサイトのように紹介手数料を請求されない点がメリットです。
高単価で案件を受注できるところも魅力ですよ。
営業経験がある方や、動画編集を学ぶスクールで営業ノウハウを学んだ方は、案件実績をしっかり積んで自信がついたら、ぜひチャレンジしてください。
フリーランスコミュニティに参加
案件を獲得する5つ目の方法は、動画制作を仕事にしている人たちのオンラインサロンや、フリーランスのクリエイターのコミュニティに参加することです。
フリーランスコミュニティに参加すると、コミュニティの運営者から仕事の依頼が来ることがあります。
また、一人で黙々と作業する動画編集は、リアルな繋がりを感じられず孤独を感じやすいですが、コミュニティに参加すれば同じような境遇の仲間たちと交流ができ、悩みを共有したり相談したりもできるので、モチベーション向上にも繋がりますよ。
更に、勉強会やワークショップを開催しているコミュニティも多いので、動画編集のスキルアップのためにもおすすめです。
副業エージェントを利用
案件を獲得する6つ目の方法は、副業エージェントを利用することです。
副業エージェントとは、フリーランスの案件獲得をサポートするコンサルタントサービスのこと。
クラウドソーシングサイトとは異なり、エージェントが案件を紹介してくれるため、自分で営業する必要がありません。
市場に出回っていない高単価の案件が多数あったり、給与交渉をしてくれたりと、充実したサービスを受けられるのが魅力です。
ただし、一定の動画編集に対するスキルや経験値が求められるため、中級者〜上級者向けです。
おすすめの副業エージェントサイトはこちら。
案件実績をある程度積んだら、ぜひ登録してみてください。
動画編集の仕事を副業にするメリット
ここで、動画編集の仕事を副業にするメリットを整理してみましょう。
動画編集を副業にするメリットは、主に4つあります。
- 在宅で仕事ができる
- 副業なので生活に支障が少ない
- 時間的な調整ができる
- 作品として残る喜びを実感できる
どういうことか、もう少し詳しく解説しますね。
副業のメリット1:在宅で仕事ができる
動画編集の仕事を副業で始める最大のメリットは、在宅ワークができることです。
動画編集の仕事は、自宅やカフェなど好きな場所で行えます。
ダブルワークをしたいけれど、子育てなどで外に働きに出掛けられない人にはぴったりの副業と言えるでしょう。
副業のメリット2:副業なので生活に支障が少ない
メリットの2つ目は、副業であれば生活に支障が少ないということ。
動画編集の仕事は、安定した収入を獲得するまでに時間がかかります。
しかし、本業でしっかりと収入があれば生活不安は無いでしょう。
しかも、動画編集の副業で稼いだ収入は「本業と別の収入」にあたるため、貯金や旅行、スキルアップのための自己投資など、自由に使うことができます。
副業のメリット3:時間的な調整ができる
メリットの3つ目は、時間的な調整がしやすいこと。
動画編集の副業は、自分で仕事量を調整でき、働く時間も融通が効きます。
本業の退勤後の数時間や、休日に作業するなど、自分で自由にスケジュールが組めるので、副業とプライベートを両立しやすいのが魅力と言えるでしょう。
副業のメリット4:作品として残る喜びを実感できる
メリットの4つ目は、動画が自分の作品として形になり、残ることです。
大前提、副業を続けるためには、モチベーションの維持が大切です。
動画編集は動画配信サイトで視聴数が伸びたり、依頼者や視聴者から感想がもらえたりと、結果や効果が見えやすく、充実感を得られやすい副業ですよ。
動画編集の仕事を副業で行う際の注意点
動画編集を副業で始めるにあたり、注意点もあります。
初心者が副業を開始した当初に遭遇しやすい、3つの壁・注意点をチェックしましょう。
- 思うほど稼げない
- 納期に追われる
- 準備が大変
副業での注意点:思うほど稼げない
動画編集の作業は細かく、慣れるまでどうしても時間がかかります。
顧客から修正依頼があると更に時間がかかってしまうので、最初のうちは「手間暇かけたわりに収入が少ないなあ…。」と落胆することもあるでしょう。
10分〜15分の短い動画を編集するのに、6時間以上かかってしまうこともあります。
かなりの労力が必要なため、副業として継続するには、ある程度の精神力が問われるかもしれません。
動画編集の副業収入をアップさせるための方法は、2つあります。
- 案件を多く獲得する
- 単価を上げる
「当たり前のことじゃないか」と思うかもしれませんが、シンプルに、この2つだけなのです。
つまり、案件をたくさん獲得すればするほど、収入は増加します。
また、ある程度の動画編集スキルが身に付いたら、受注案件の単価を上げましょう。
単価が違えば、稼げる収入に大きな差が出ます。
しかし、継続受注している顧客に対して値上げ交渉をする場合は、顧客にとってプラスアルファの利益がある提案をするなど、値上げに説明がつけられる材料が必要です。
副業での注意点:納期に追われる
注意点の2つ目は、納期に追われることです。
動画編集は顧客ありきの仕事なので、指定された納期は、必ず守らなければなりません。
納期に遅れることは信用問題に繋がり、次の仕事の受注にも影響します。
本業が繁忙期で残業や休日出勤と重なってしまったり、突発対応に追われ、副業に時間を割けない時もあるかもしれません。
よって、副業で動画編集を請け負う際は、イレギュラー対応が発生しても対処できるよう、余裕のあるボリュームで受注しましょう。
また、日頃からタスク管理やTo-doアプリをインストールして1日のスケジュールを可視化したり、納期間近には家事代行サービスを利用したりして作業時間を「作る」工夫もしてみましょう。
副業での注意点:準備が大変
注意点の3つ目は、動画編集の副業は始めるまでの準備が大変なことです。
動画撮影・編集に必要な機材を持っていない人は
- カメラ
- 照明
- 動画編集のためのPC
- 動画編集ソフト
などのアイテムを一から揃えなければならず、初期投資のお金がかかります。
また、PCやカメラスキル、編集ソフトの操作方法など学ぶことも盛り沢山。
事前に動画編集スキルを学ぶ時間も確保しなければなりません。
しかし、初期費用として20万円かかったとしても、1〜3ヶ月集中して取り組めば、その分を取り戻すほど稼ぐ人はいます。
将来的に、月に何十万円という単位で稼げるスキルと捉えれば、決して損ではありませんよ。
撮影機材や編集ソフトについて詳しく知りたい方は、こちらの記事も併せてチェックしてみてください。
動画編集の副業をするためのおすすめソフト
動画編集を副業で始める際は、編集ソフトを使うのが一般的です。
ここからは、おすすめの動画編集ソフトを5つ紹介します。
- PowerDirector
- iMovie
- Filmora
- Adobe Premiere Pro
- Final Cut Pro
これから編集ソフトを購入される方は、参考にしてくださいね。
おすすめのソフト①PowerDirector
PowerDirector は、初心者から上級者のプロのクリエイターまでどのレベルにおすすめしたいソフトです。
カット編集や動画へのテロップ、BGM・効果音の挿入、エフェクトなどの一般的な動画編集の機能を全て搭載。
3,000以上のエフェクトやテンプレートを備えながらも、高度な技術はドラッグ&ドロップで完了と初心者でも簡単に操作できます。
ダウンロードはこちら
PowerDirector公式ホームページ
おすすめのソフト②iMovie
「動画撮影用のカメラも購入したいが、高額でなかなか手が出ない…。」という方も、iMovieがあれば心配無用です。
iMovieは、Apple社が開発した動画編集アプリ。
Apple製品に標準インストールされているので、AirdropやiCloud Driveを使えば、iPhoneで撮った画像をMacのパソコンに送れます。
音楽や加工作業も手軽にできるため、難しいマニュアルに悩まされることはありません。
Macのパソコンをお持ちの方は、まずiMovieを使って動画編集してみましょう。
ダウンロードはこちら
iMovie(Apple公式ホームページ)
おすすめのソフト③Filmora
動画編集の副業を始めたい人におすすめの動画編集ソフトの1つが、Filmoraです。
多くの動画素材を使って動画編集をする際は、ビデオクリップを都度閉じたり開いたりと、細かい操作で時間を無駄にしがちです。
Filmoraなら、1つの画面に2つ以上のビデオクリップを同時に表示できるので、作業効率が格段に上がりますよ。
また、動きながら動画を撮影した時に起こりがちな手振れを、補正する機能も搭載。
作業の手間を省きながらも洗練された動画編集ができるため、多くのユーザーから支持されています。
ダウンロードはこちら
Filmora公式ホームページ
おすすめのソフト④Adobe Premiere Pro
Adobe Premiere Proは、ハリウッド映画の編集にも使われていることでも有名な、プロフェッショナル向け動画編集ソフトです。
動画を素敵に演出するための音楽を挿入しようと思った際に、どんな音楽にすれば良いか悩んだ経験はありませんか?
動画のイメージに合わない音楽を挿入すると一気にクオリティが下がってしまいますよね。
しかし、Adobe Premiere ProはAdobe Stockオーディオの中から、自分のイメージに合うジャンルの音楽をクリックするだけで、ありとあらゆる音楽を挿入できます。
機能が充実している分、高額でもありますが、企業案件の受注も見据えるなら断然おすすめの編集ソフトです。
※Adobe Premiere Proの使い方を学びたい方は、こちらの記事も併せてご覧ください。
ダウンロードはこちら
Adobe Premiere Pro公式ホームぺージ
おすすめのソフト⑤Final Cut Pro
出典:Final Cut Pro(Apple公式ホームページ)
Final Cut Proも、プロフェッショナルの動画編集ソフトです。
支持されている一番の理由は「機能」にあります。
多彩なエフェクトや音楽、テキスト、アニメーション機能がプリインストールされているため、編集素材を集める必要がありません。
エフェクト機能も、昔風の映像に仕上げるセピアや、絵画風に仕上げるスケッチ機能など、さまざまな世界観を表現できる機能が揃っていますよ。
また、アニメーションを制作したい場合も、既にソフトに搭載されているアニメーション画像を選んでテキストを重ねるだけで、立派なアニメーション動画が完成します。
ダウンロードはこちら
Final Cut Pro(Apple公式ホームページ)
動画編集の副業でよくある質問
動画編集の副業について、よくある質問7つをご紹介します。
ご自身のケースと照らし合わせながら、気になる質問についてチェックしてみてください。
- 動画編集の副業は在宅でもできるのか?
- 動画編集の副業は独学でもできるのか?
- 動画編集の副業で必要なパソコンとは?
- 動画編集の副業はもう遅いのか?
- 副業禁止の会社にバレる可能性は?
- 動画編集の副業をしたら確定申告が必要なのか?
- 副業でも需要あるクリエイターであり続けるにはどうしたらいいのか?
動画編集の副業は在宅でもできるのか?
動画編集は、パソコンと編集ソフト、インターネット環境さえあれば在宅でもできます。
自宅以外でも、カフェや旅先など、どこでも好きな場所で作業が可能ですよ。
場所や時間に縛られない動画編集は、初心者にとって始めやすく、魅力的な副業と言えるでしょう。
動画編集の副業は独学でもできるのか?
動画編集のスキルを身に付けるのは大変ですが、独学でも可能ではあります。
近年は、本だけなくYouTubeやWEBサイトでも、動画編集を無料で学べるコンテンツがたくさんあります。
独学であれば、スクールよりも費用を抑えて学習できますね。
一方、独学は学習のモチベーションを維持しづらく、挫折しやすいというデメリットもあります。
また、アマチュアレベルでしか動画編集のスキルを習得できないと、顧客のニーズを満たせず、受注案件の単価が上がらないリスクも。
本気で動画編集の副業で稼ぎたいなら、動画編集スクールを活用することを勧めます。
スクールに通うと40万円程度かかってしまいますが、動画編集の現場を知るプロ講師から学べるので、生産性も高まり、結果的に費用対効果は抜群です。
オンラインスクールや短期集中講座など、さまざまなスクールが登場しているので、自分のライフスタイルに合わせて無理なく学習することも可能ですよ。
動画クリエイターになるためのスクールについて詳しく知りたい方は、こちらの記事も併せてチェックしてみてください。
動画編集の副業で必要なパソコンとは?
動画は、はテキストや画像よりも相当大きいデータなので、その処理に耐えられるスペックを備えたパソコンが必要です。
オフィスワーク用のパソコンよりもハイスペックな仕様が必要です。
動画編集に必要なパソコンの、スペックの数値の最低限の目安は以下の通り。
- CPU:Core i7
- メモリ:16GB
- ストレージ:256GB以上
パソコンのスペックが高ければ高いほど、スムーズに動画編集の作業ができます。
もし低スペックのパソコンで無理に作業すると、動画ファイルをなかなか読み込めなかったり、1つの編集作業をするたびフリーズしたり、かなりストレスフルな編集作業になってしまうでしょう。
パソコンの購入には10万円〜20万円程度の初期費用が発生しますが、動画編集の副業をするなら、すぐに元は取れます。
動画編集に向いているパソコンについて詳しく知りたい方は、こちらの記事も併せてチェックしてみてください。
動画編集の副業はもう遅いのか?
「動画クリエイターは飽和状態」という声も聞きます。
しかし、近年はテレビよりも、WEBで動画コンテンツを視聴することが主流になりつつあり、動画市場は上昇傾向にあると発表されました。
出典:サイバーエージェント
インターネット広告事業を展開するサイバーエージェントによると、今後も動画市場は成長が続き、2022年に5,497億円、2025年に1兆465億円に達すると予測されています。
動画市場の拡大に伴い、今後も動画クリエイターの需要は高まることが期待できるでしょう。
クラウドソーシングにも初心者が着手できる案件が多数掲載されているため、今すぐに行動すれば、副業として十分に稼ぐことができる状況です。
ただし、副業で稼ぎ続けるためには、常に動画クリエイターとしてスキルアップする努力も忘れないでくださいね。
今から始める場合、既に多くの動画クリエイターが競合として活躍しているため、せめてYouTubeに投稿できるくらいのクオリティの動画編集(動画のカット割、テロップ挿入、BGM挿入)〜アップロード方法、サムネイル制作は最低限の基本スキルとして身につけてから副業開始しましょう。
動画クリエイターの将来性について詳しく知りたい方は、こちらの記事もどうぞ。
副業禁止の会社にバレる可能性は?
まずは本業の社内規定で副業の可否をきちんと確認し、ルールに従ってください。
副業が本業の会社にバレる原因の多くは「住民税」と言われています。
住民税は、税務署が前年度の所得を計算して、本業の給与にかかる住民税は「本業の会社」に、副業の収入にかかる住民税は「納税者自身」に通知を届けます。
本来なら納税者のあなたの元に届くはずの「副業に関する住民税」の通知が、誤って本業の会社に届いてしまった際に副業がバレてしまうことも。
本業の会社に副業に関する情報が届かないようにするには、確定申告の際に「住民税を自分で納付する」にチェックを入れてください。
丁寧に確認するなら、毎年4〜5月頃に税務署に「住民税を自分で納付する」で正しく処理されているかを確認するのも良いでしょう。
- 本業の会社で副業の話をしない
- SNSなど不特定多数の人が見る場所で特定されうる情報を投稿しない
などの注意も払いましょう。
動画編集の副業をしたら確定申告が必要なのか?
年間20万円を超える所得が発生したら、確定申告をする必要があります。
そもそも所得とは「収入−経費」で計算できます。
例えば、動画編集の副業で年間60万円を稼ぎ、経費で年間30万円を使用した場合、所得は年間30万円となり、所得が20万円を超えるため確定申告が必要ですよ。
会社務めが長いと、「確定申告は難しそう…」と心配の方も多いかも知れません。
しかし、最近は確定申告が簡単に作成できる無料ツールもたくさんあります。
また、確定申告は副業を始めたい動画クリエイターの強い味方です。
動画編集スキル向上のために購入した書籍代や、クライアントとの打ち合わせで利用したカフェ代、インターネット回線費用なども経費として落とすことが可能ですので、覚えておきましょう。
副業で稼げるようになったら、確定申告を忘れずにしましょう。
副業でも需要ある動画クリエイターであり続けるにはどうしたらいいのか?
市場価値が高く、稼げる動画クリエイターになりたいなら、動画編集スキル以外の付加価値を身に付ける必要があります。
動画編集スキルに付加価値を付けるなら、WEBマーケティングの知識がイチオシですよ。
多くの企業は、
- 商品やサービスの購入を促す動画を作れる
- 企業のブランディングができる
など付加価値がある動画クリエイターを求めています。
動画市場の拡大により、企業の動画マーケティング市場も急成長中です。
テレビのCMは数百万円以上の広告費が必要ですが、YouTubeやInstagramなどのSNSなら、数千円で動画広告を出稿できるからです。
さらに、ネット広告は緻密なターゲティングも可能なため、費用対効果が高いのも特徴でしょう。
そのため、動画広告の制作要件がある企業は大変多いのですが、現状、動画広告を制作できる人材が不足しているのが実情。
もしWEBマーケティングの知識も身につけ、企業の動画広告を制作できるようになれば、継続的に安定した収入を稼げるでしょう。
また、ディレクション能力を身につけることもおすすめです。
チームでプロジェクトを遂行するために、動画クリエイターをディレクションする役職を「ディレクター」と呼びます。
人の出入りが激しい動画編集業界で、編集スキルがあり、かつマネジメントもできる人材は重宝されますよ。
まとめ:始め方のロードマップに沿って動画編集の副業を始めよう!
いかがでしたか?
動画編集の仕事をこれから副業で始めたい方は、始める前に動画編集スキルをスクールなどでしっかり身につけ、必要な機材を揃え、ポートフォリオを作成しましょう。
案件はSNS、知人経由、クラウドソーシングサイト、フリーランスコミュニティや副業エージェントを活用して獲得します。
最初のうちは、単価が低くても良いので、案件実績の件数をこなすことを意識して経験を積みましょう。
動画編集や営業に慣れてきたら、高単価の企業案件も積極的に狙ってくださいね。
動画編集の副業を始めたものの、稼げず悩んでいる方は、まず原因を分析しましょう。
現状のポートフォリオや制作実績では受注に繋がらない場合、動画編集のスキル不足や、SNS等での露出不足が原因かもしれません。
こなせる案件数が少ない方は、より多くの案件をこなすことができるよう、動画編集ソフトの見直しや、作業時間を捻出できるよう生活スタイルを見直しをしましょう。
動画編集を副業ではなく、本業として本格的に開始したい方は、こちらの記事も併せてご覧ください。
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