最近では、スマホユーザーの96.5%が知っている動画投稿サービスのYouTubeは、利用率も67.7%となっています。
まさに、動画投稿者や視聴者の利用が期待できる状況の中、動画制作の仕事も需要があるのではないでしょうか。
動画制作の需要が高まれば、動画編集で稼げると考えている人は少なくないでしょう。
今回は、動画編集の稼ぎ方について、依頼が期待できる業務などを紹介します。
目次
動画編集の稼ぎ方
動画編集の稼ぎ方は、フルタイムの正社員として就職先の企業で動画編集の仕事をするケースがひとつ。
もう一つは、副業やフリーランスとして、案件ごとの受注で業務委託契約によるパターンが考えられます。
正社員の場合
動画編集の業務担当者を募集する企業は、テレビ局や映像プロダクションなどです。
募集する人材は、専門学校や大学などで映像や音響学科などを専攻した映像編集者が該当するでしょう。
全国の映像編集者の平均年収は、551.4万円とのことです。
あくまでも、映像制作の専門企業に就職した場合のデータとなります。
プロ仕様の映像制作の機材なども使う専門家を目指す稼ぎ方です。
副業やフリーランスとして稼ぐ
動画編集の仕事は、映像制作の勉強をしていなくても未経験からフリーランスとして稼ぐことができます。
冒頭でも触れたYouTubeの需要は高く、個人や企業がビジネス目的で活用しています。
その状況から、動画編集の未経験者でも稼ぐ方法には、副業やフリーランスが考えられるでしょう。
副業やフリーランスで稼ぐ方法は、動画編集の仕事を依頼する企業や個人と業務委託契約を交わすイメージです。
発注された編集作業に対して報酬を受け取る稼ぎ方となるでしょう。
動画編集で依頼される仕事
動画編集で受注しやすい仕事は、単純な反復作業だけどAIには任せられないレベルの作業です。
「動画の編集作業を部分的に代行してもらいたい」と考えている依頼主は次のような作業を発注するかもしれません。
数をこなせば稼げる仕事
動画編集では、数をこなせばある程度稼げる仕事もあります。
- 指定箇所にテキストテロップ挿入
- 起こした字幕の誤字脱字修正
- 動画にBGMを挿入
- 解説に合わせた画像の挿入
- 画像のアニメーション設定など
他にも、動画全体のシナリオ作成や動画に使うイラスト作成、画像加工、写真撮影なども考えられます。
これらの部分的な仕事は、単価がケースバイケースです。
1案件1,000円〜5,000円の仕事もあれば、1万円以上のセット案件もあるでしょう。
イベント感覚で稼げる仕事
動画編集の仕事では、単発で稼げる仕事もあります。
結婚式などのイベント関連の仕事は、不定期ながら臨時収入にもなるでしょう。
たとえば、結婚式の余興ムービーの作成・編集の場合は、5分〜15分ほどのショート動画を作ります。
オープニングやエンドロールのアニメーションを奇抜なイメージで作成したり、動画編集のスキルアップにもなるかもしれません。
高度のスキルを求められる高単価な仕事
動画編集の仕事では、高単価な仕事の依頼を受ける可能性があります。
中には、スキルがマッチしていなくても過去の経験からの期待値で依頼が来るかもしれません。
高単価な動画編集の仕事は、企業から依頼を受けるPR動画の作成・編集の仕事です。
PR動画の作成・編集は、企業との契約で高額報酬となる可能性があります。
ただし、その分求められるスキルも高くなるので、できることのすり合わせが必要です。
動画編集で稼ぐためのシナリオ
動画編集の仕事は、最初から稼げるわけではありません。
稼げるようになる近道は、実績を作ることです。
動画編集は、小さな作業を反復で積み重ねることで上手くいくパターンや失敗するパターンなどが理解できるようになるでしょう。
小さな作業でも身についてくれば、その作業を生かせる高度な作業にチャレンジしてみましょう。
動画編集で稼ぐには、小さな作業の積み重ねとなるシナリオを考えることもひとつの方法です。
動画編集の小さな作業を受注し、くり返し取り組むことで身につけます。
たとえば、次のような作業です。
- テロップ作成および挿入
- 動画のトリミング
- 動画のカット割り
- 効果音の挿入
- BGMの追加挿入
- エフェクトの挿入
- 画像加工
- テキストアニメーションの作成
- イラストアニメーションの作成
これらの部分的な小さな作業は、積み重ねることでスキルとして身につきます。
身についたスキルは、実績として訴求可能です。
たとえば、テロップの挿入作業を1年間合計500時間担当など、経験のない人に比べたら作業実績としてアピールできるでしょう。
このように小さな作業実績を増やすことで、作業単位の依頼が必要な企業からの受注も期待できます。
まずは、小さな実績づくりから始めてみましょう。
まとめ
動画編集の仕事は、副業やフリーランスの収入としても考えられます。
YouTubeの利用者が増えている昨今では、動画制作の需要が高くなっている傾向です。
今回紹介した小さな作業の積み重ねで動画編集の実績を増やすことも方法のひとつ。
動画編集のスキルと稼ぎを同時に増やす考え方です。