「タイムラプス」という撮影方法をご存知ですか?
タイムラプスとは、写真を1枚ずつつなぎ合わせて、コマ送り動画にする撮影手法です。
刻々と変化する天候の様子や、人々が街を行き交う様子などを撮影する際によく用いられます。
テレビや映画でも時々見かけるので、「見たことある」という方も多いでしょう。
最近では、YouTubeやSNSでも、タイムラプスで撮影した動画をよく見かけるようになりましたね。
とはいえ、
- タイムラプスってどうやって撮影するの?
- どんなシーンがタイムラプスに向いているの?
- タイムラプスを上手く撮影するコツは?
といった疑問をお持ちの方も多いでしょう。
そこで今回は、タイムラプスの撮影方法や撮影時のポイントなどを紹介します。
「タイムラプスを美しく撮影したい」という方だけでなく、自社のマーケティングに活かしたいというマーケティング担当の方も、ぜひご一読ください。
目次
タイムラプス撮影とは?
まず、タイムラプス撮影とは何でしょうか。
タイムラプスとは「微速度撮影」とも呼ばれる撮影方法です。
数秒のインターバルを設けて写真を撮影し、それらの写真を連続でつなぎ合わせて動画にしたものが「タイムラプス」と呼ばれます。
つまり、厳密には動画ではなく、静止画の連続なのです。
ここで、タイムラプスの事例をひとつ見てみましょう。
タイムラプスは一見、動画を早送りしているようにも見えます。
しかし、綺麗な写真1枚1枚の連続で構成されているので、早送りの動画よりも鮮明な印象に仕上がるのが特徴です。
また、天候や風景のように少しずつ変化するものや、植物のゆっくりとした成長を早回しで見せることもできるので、日常では気に留めない景色を、あっと驚くような動画に変貌させることができます。
タイムラプスは、以前までは専用の機材がないと撮影が困難でした。
しかし、現在ではiPhoneやAndroidなどのスマートフォンでも、専用のアプリを使って簡単に撮影できるようになりました。
要点をしっかり押さえて撮影すれば、誰でも簡単にタイムラプスを撮影できるでしょう。
タイムラプスで撮影するメリット
タイムラプスで撮影するメリットは以下の5点です。
- 飽きずに最後まで見てもらいやすい
- 動画よりもデータ量が軽い
- 時間の経過を表現できる
- 非日常感を演出できる
- 女子高生の間で流行!タイムラプス勉強法
それぞれについて、詳しく解説します。
飽きずに最後まで見てもらいやすい
タイムラプスは、リアルタイムでは長時間かかるシーンを短縮して見せることができます。
そのため、シーンが変わらなくても最後まで飽きずに見てもらいやすいという特徴があります。
動画の編集には時間がかかるものですが、タイムラプスなら撮って出しでも立派なコンテンツになるところが大きなメリットといえるでしょう。
動画よりもデータ量が軽い
一般的に、動画のデータ量はテキストや静止画よりはるかに重くなります。
それは、動画も撮影デバイスにとっては静止画の連続であり、大量の静止画データをひとつのファイルとして取り扱っているからです。
一方で、タイムラプスは通常の動画に比べるとデータ量が軽いので、デバイスのストレージを圧迫しません。
長時間撮影したとしても、動画よりはるかに小さいデータ量で済むでしょう。
また、元のデータ量が少ないため、1枚ごとの画質を上げてもそこまで大きなデータ量になりません。
そのため、高画質にしやすい点もメリットといえます。
時間の経過を表現できる
海外のドラマや映画を観ていると、シーンが切り替わるタイミングでタイムラプス動画がよく使われています。
タイムラプスの映像が入ると、視聴者は直感的に「半日経ったんだな」「一晩過ぎたんだな」ということが分かりますよね。
このように、タイムラプスは「時間の経過」を表現する映像表現手法としても利用されています。
非日常感を演出できる
花のつぼみがパッと花開く瞬間や、青い空を白い雲が流れていく様子をタイムラプスで撮影した動画は、とてもドラマティックです。
この演出は、テレビのCMや企業のブランディングムービーなどでも度々登場します。
タイムラプスは、非日常感を演出する手法としても多用されているのです。
意外にも、あなたの周りにタイムラプスは溢れていますよ。
女子高生の間で流行!タイムラプス勉強法
タイムラプスのデータ量が通常の動画よりも軽いというメリットを利用して、女子高生の間では「タイムラプス勉強法」という勉強法が流行しています。
「勉強中ついスマホをいじってしまい、気づいたら時間を無駄にしていた…。」
そんなことも、よくありますよね。
これを防ぐために、スマホにタイムラプスアプリをダウンロードし、勉強風景をタイムラプスで撮影しておく(=スマートフォンを触れない状態にする)のが、タイムラプス勉強法です。
撮影した動画はSNSでシェアして楽しめるので、まさに一石二鳥ですね!
タイムラプスが向いている撮影シーン
タイムラプスは、ゆっくりと動いているものを撮影すると、その特徴がより活かされます。
そのため、以下の撮影シーンに向いています。
- 天候の変化
- 街の動き
- 満点の星空
- 花が咲く様子
- 建築現場
- アート作品の制作風景
- 料理動画
- チュートリアル動画
- 旅行記録
ひとつずつ、順番に紹介していきますね。
天候の変化
誰でも簡単にタイムラプスを撮影できるのが、天候の変化です。
- ゆっくりと動く雲
- 沈む夕陽
- 朝日が昇る様子
などは、タイムラプスが最も得意とする撮影シーンです。
特に高い山の上で撮影すると、風が強く、雲の動きも早いので、よりダイナミックな動画を撮影できます。
タイムラプスをこれから撮影してみたいという方は、まずは天候を撮影してみるのがおすすめですよ。
街の動き
高いビルの上から、街の動きをタイムラプスで撮影してみましょう。
人や乗り物の動きを、まるでミニチュアのセットかのように、情緒的に撮影することができます。
ただし、SNSにタイムラプスをアップロードする際は、人の顔や車のナンバーなど、プライバシーと個人情報保護の観点で気を付けてくださいね。
満天の星空
天候の変化と類似しますが、満天の星空を撮影するのも面白いですよ。
星はゆっくりと移動しているので、タイムラプスで撮影をすると、ゆっくりと動いていく星々を鮮明に捉えることができます。
ときどき、流れ星が「キラッ」と流れる様子も撮影できるので、ワクワクすること間違いなし。
昼間の撮影と比べて星空の撮影は明るさ調整などの技術が必要ですが、技術の問題をクリアすれば、とても面白い映像を撮影できます。
花が咲く様子
花が咲く様子をタイムラプスで撮影した映像は、とても感動的で植物の力強さを感じます。
植物は太陽の光が無いと枯れてしまいますし、花は数日かけて咲くので、これもなかなか撮影が難しいテーマです。
それでも、タイムラプス撮影に慣れてきたら、ぜひ挑戦してみたいテーマですね。
建築現場
建築物は、長い月日をかけて少しずつ完成して行くもの。
そんな建築現場を、タイムラプスで撮影したらどうなるでしょうか?
みるみるうちに伸びていくビルの様子が面白い一方、さまざまな天候の中でも確実に施工していく様子に、色々と感じるものがあります。
アート作品の制作風景
アート作品の制作風景も、タイムラプスで撮影すると面白いですよ。
絵画やイラストなどは、制作に非常に時間がかかるものです。
そんなアート作品の制作風景をタイムラプスで撮影してみると、作品が完成するまでの様子をあっという間に追いかけることができます。
作品がどのような工程で作られていくのか視覚的に分かるので、知的好奇心を刺激されますね。
料理動画
最近、YouTubeやSNSでじわじわ投稿数が増えているのが、料理する様子をタイムラプスで撮影した動画です。
料理の工程は、レシピだけではなかなか分かりません。
そのため、ちょっとした手際やタイミングを動画で確認できると、実際の工程をイメージしやすいですよね。
タイムラプスならではの、テキパキとした雰囲気も見ていて気持ちが良いものです。
チュートリアル動画
作業の様子を説明したり、動画で見てもらったりするのは、なかなか時間のかかる作業です。
そこで便利なのがタイムラプス。
時間のかかる説明でも、タイムラプスを使えば短時間で、視覚的に伝えられます。
会社で引き継ぎを行う際に、活用できるかもしれませんね。
旅行記録
「旅の思い出を残したい」というときも、タイムラプスは便利です。
長い旅路も、タイムラプスに凝縮すれば、あっという間に振り返ることができます。
SNSにもアップしやすくなるので、一石二鳥ではないでしょうか。
タイムラプスの撮影方法
次に、タイムラプスの撮影方法について解説します。
機材によって撮影方法が大きく異なりますので、タイムラプスを撮影する機材ごとに解説しますね。
- 一眼レフ・ミラーレス一眼で撮影する方法
- スマホアプリで撮影する方法
- GoProで撮影する方法
一眼レフ・ミラーレス一眼で撮影する方法
まずは、一眼レフ・ミラーレス一眼を使って撮影する方法について解説します。
最近のモデルは、カメラ本体にタイムラプス撮影機能が付いているタイプが多いです。
そのようなカメラを使う場合は、タイムラプス撮影機能を使用すれば問題なく撮影ができます。
もしタイムラプス撮影機能がないカメラで撮影する場合、一定時間毎にシャッターを切る機能を持った「レリーズ」というアクセサリーが必要です。
必要な道具は3つ
一眼レフ・ミラーレス一眼を使ってタイムラプスを撮影する際に必要な道具は、以下の3つです。
- 一眼レフ・ミラーレス一眼
- 三脚
- 動画編集ソフト
タイムラプスは、ブレが発生すると見づらい動画になってしまいます。
そのため、ブレが発生しないように、安定感のある三脚を用意しましょう。
また、撮影したタイムラプスを編集したい場合は、動画編集ソフトも必要です。
以下の記事でおすすめの動画編集ソフトを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
【おすすめの関連記事】
Windows・Mac向けおすすめ動画編集ソフト【2023年版】
撮影の手順
一眼レフ・ミラーレス一眼でのタイムラプスの撮影は、以下の手順で行います。
- 三脚を動かないように固定する
- 三脚に一眼レフ・ミラーレス一眼を設置し、撮影したいアングルを決める
- タイムラプス機能またはレリーズで、シャッターを切るインターバルを設定
- 何秒の動画にするのかを決め、撮影枚数を決める(一般的なタイムラプス動画は1秒間で30枚の写真が必要)
例) 動画:10秒 x 1秒間の写真枚数:30枚 = 撮影枚数:300枚 - 撮影を開始する
- 撮影が終わったら、編集ソフトを使って好みの動画に仕上げる
スマホアプリで撮影する方法
一眼レフやミラーレス一眼を使って撮影するのはなかなか大変ですが、スマホアプリを使って撮影する場合は非常に簡単です。
タイムラプス撮影に対応したアプリをインストールし、アプリの設定項目を順番に設定していくだけで、簡単に撮影できてしまいます。
ただし、スマホで撮影する場合も、ブレは厳禁です。
しっかりと固定できるように、三脚やゴリラポッドのようなものを準備しておきましょう。
なお、タイムラプス撮影におすすめのアプリは、以下の記事を参考にしてください。
GoProで撮影する方法
人気のアクションカメラ「GoPro」でも、タイムラプスを撮影できます。
撮影モードを選ぶだけなので、誰でも簡単に始められます。
コンパクトなボディを活かして、時間や場所を選ばずに撮影できてしまう点も魅力です。
新しいモデルほど機能が充実しているので、非常に鮮明なタイムラプスを撮影できるでしょう。
撮影の手順
GoProでタイムラプスを撮影する手順は以下の通りです。
- 画面左下をタッチして、「撮影モード」を選択する
- 画面右の「時計のマーク」をタッチし、タイムラプスの撮影モードを選択する
- 三脚にGoProを固定し、撮影したいアングルを決める
- 撮影を開始する
- 撮影が終わったら、編集ソフトを使って好みの動画に仕上げる
GoProは激しく動くシーンでもブレの少ない動画になるよう、強力な手ブレ補正機能が搭載されています。
しかし、GoProでタイムラプスを撮影する際も、必ず三脚を使いましょう。
少しでもブレた動画になると、非常に見にくい動画になってしまいます。
また、1時間以上撮影する場合は、予備のバッテリーを準備しておきましょう。
撮影モード
GoProのタイムラプス撮影には、以下の3つのモードがあります。
- タイムラプスビデオ:数秒に1回撮影した写真をつなげて動画にする撮影モード。
- タイムラプス写真:数秒に1回写真を撮影する。後から自分で編集することでタイムラプスになる。
- ナイトラプス写真:夜空や星空の撮影専用のタイムラプスモード。
「タイムラプスビデオ」と「タイムラプス写真」は、よく似ている機能です。
「タイムラプスビデオ」はGoProが自動的に写真をつなぎ合わせて、動画にしてくれます。
つまり、通常のタイムラプスを撮影できる機能です。
一方の「タイムラプス写真」は、GoProは写真を撮ってくれるだけで、写真をつなぎ合わせる作業は人が行う必要があります。
そのため、一般的なタイムラプスを撮影したければ、「タイムラプスビデオ」を選びましょう。
細かな設定
上級者向けの内容になりますが、GoProでのタイムラプス撮影に慣れてきたら、以下の機能を使ってみるのも良いでしょう。
- PROTUNE(プロチューン)設定:露出やシャッタースピード、ISOなどを設定できる。プロ向けの撮影設定。
- RAW設定:撮影後、色の補正ができる。専用のソフトが必要。
また、「タイムラプス写真」は、0.5秒、1秒、2秒、5秒、10秒、30秒、60秒の中から、撮影間隔を選べます。
シーンごとにおすすめの間隔は以下の通りです。
間隔 | おすすめの撮影シーン |
0.5秒〜2秒 | スポーツ |
2秒 | 街の動き |
5秒〜10秒 | 天候の変化、満点の星空といった長時間の撮影 |
10秒〜60秒 | アート作品の制作風景、建築現場など、複数日かかる撮影 |
なお、ここで紹介した設定は、あくまで慣れてきた方向けの内容です。
表現の幅を広げたい方は、ぜひチャレンジしてみてください。
また、以下の記事ではGoProの使い方やおすすめの編集ソフトを紹介しています。
GoProを使いこなしたい方は、ぜひ参考にしてください。
タイムラプス撮影時の注意点
タイムラプスを撮影する際は、以下の点に注意してください。
- 事前に撮影時間を計算しておく
- 天気予報を確認しておく
- バッテリー切れに注意する
- カメラを動かさない
- 動画のイメージに合わせて撮影間隔(インターバル)を調節する
これらの点について注意をしなければ、綺麗なタイムラプス動画を撮影できないかもしれません。
順番に解説していくので、これらの注意点についてしっかりと頭に入れてくださいね。
事前に撮影時間を計算しておく
タイムラプスを撮影するときは、事前に撮影時間を計算しておきましょう。
思っている以上に時間がかかるので、余裕を持っておかないと、後々のスケジュールに影響が及びます。
一般的なタイムラプス動画では、1秒間に30枚の写真が使用されます。
そのため、10秒の動画を撮影する場合、「10秒 × 30枚 = 300枚」の写真が必要です。
写真撮影のインターバルを5秒に設定しているのであれば「300枚 × 5秒 = 1,500秒」となり、25分もの撮影時間が必要になります。
たった10秒の動画を撮影するのにも25分もの時間が必要になるのです。
そのため、さらに長い動画を撮影したい場合や、インターバルを長くする場合は、もっとたくさんの時間が必要になってしまいます。
タイムラプス撮影をする場合は事前に撮影時間を計算し、時間に余裕を持って撮影に臨むようにしましょう。
天気予報を確認しておく
タイムラプスを屋外で撮影する場合は、天気の変化に気をつけてください。
撮影を始めたタイミングでは天気が晴れていたとしても、撮影が進むにつれて徐々に天候が悪くなってしまい、最終的には雨が降ってきてしまった…なんてこともあり得ます。
カメラの多くは、防水ではありません。
そのため、雨が降る前に機材を撤収する必要があります。
天気予報は事前に確認しておきましょう。
天気が変わりやすい山や海岸沿いでは、雲行きを常にチェックし、早めに撤収判断をするのも重要です。
バッテリー切れに注意する
タイムラプスは長時間撮影する必要があるので、バッテリー切れにも注意する必要があります。
インターバルを長くして撮影する場合は、特にバッテリー切れを注意しなければなりません。
一眼レフカメラやミラーレス一眼カメラの場合、バッテリーグリップなどを装着してバッテリー容量を増やすという対処法があります。
また、スマホを使った撮影の場合、端末の電池や撮影時間にもよりますが、モバイルバッテリーをスマホに接続した状態で撮影した方が良いかもしれません。
ただし、スマホの中には、充電した状態で操作すると発熱し、バッテリーが痛む原因になるものもあります。
そのため、事前に短めの撮影時間でテスト撮影してみることをおすすめします。
カメラを動かさない
タイムラプス撮影の時は、カメラを動かさないようにしてください。
静止画の写真をつなげて動画にするので、カメラが少しでも動いてしまうとブレたような映像になってしまい、せっかくの動画が台無しになってしまいます。
そうならないためにも、カメラやスマートフォンを三脚でしっかり固定し、安定した状態で撮影することが大切です。
とはいえ、長時間の撮影になるため、途中でどうなっているのかつい確認したくなってしまいます。
それでも、撮影中はカメラやスマホに触らず、そっとしておきましょう。
カメラに触ってしまうと、小さなブレとなって動画に現れてしまいます。
また、山の上や海岸沿いなど、風が強い場所では三脚ごと倒れて、カメラが破損することもあり得ます。
そのため、撮影場所はなるべく条件が安定しているところを選んでくださいね。
動画のイメージに合わせて撮影間隔(インターバル)を調節する
タイムラプスは、撮影間隔(インターバル)を調節することで動画の仕上がりが変わります。
そのため、撮影したい動画のイメージに合わせて撮影間隔を調節しましょう。
一般的に
- 撮影間隔が短い = ゆっくり動いて見える = 変化がわかりやすく滑らかな動画
- 撮影間隔が長い = 早く動いて見える = 大きな変化を感じられる動画
となります。
ただし、インターバルを調節するのは、タイムラプス撮影に慣れてきてからの話です。
最初のうちは、基本的な設定で撮影すれば良いでしょう。
「表現の幅を広げたい」という方は、ぜひチャレンジしてみてください。
タイムラプス撮影にあると便利な道具
ここからは、タイムラプスの撮影であると便利な道具として、以下の3点を紹介します。
- 編集ソフト
- モーションコントローラー
- レンズヒーター
これらの道具があるとより美しい動画を作成できるので、動画のクオリティを上げたい方はぜひ使用してみてください。
編集ソフト
一眼レフ・ミラーレス一眼で撮影する方法では、編集ソフトを使って動画にするよう紹介しました。
編集ソフトも、有料版でクオリティが高いものを使うと、動画のクオリティもワンランクアップします。
タイムラプスでは一枚一枚が写真なので、写真一枚一枚の色味などを調整してあげると、より美しさを増します。
スマホを使ったタイムラプス撮影でも、動画のレベルをワンランクアップさせるのであれば編集ソフトを使用して動画にすると良いですよ。
モーションコントローラー
タイムラプス撮影に慣れてきた方は、「定点撮影だと変化がなくてつまらない」と感じるかもしれません。
そこでおすすめなのが、カメラに動きを持たせられるアイテム「モーションコントローラー」です。
モーションコントローラーを使うと、カメラのアングルをゆっくりと変えられるので、動画に動きを付け加えられます。
単調なタイムラプスよりも、動きが加わる分、引き込まれるような映像になります。
モーションコントローラーには様々な種類があり、
- カメラを回転させるもの
- カメラを水平に動かすもの
- 上記2つを組み合わせたもの
などがあるので、興味がある方は調べてみてください。
レンズヒーター
星空や朝日を撮影する際に悩まされるのが、夜露や結露です。
夜露や結露が発生してしまうとレンズが曇ってしまい、せっかくの長時間撮影が水の泡になってしまいます。
また、レンズ内にカビが発生したり、カメラ自体が故障してしまう恐れがあります。
そこでおすすめなのが、レンズヒーターです。
レンズを覆うように装着することで、夜露や結露を防げます。
最近のレンズヒーターの多くはUSBに接続して、即座に暖められる製品も販売されています。
また、製品によっては温度調節も可能です。
星空や夜景、寒冷地などで撮影する際は、必ずレンズヒーターを用意しておきましょう。
サムシングファンのタイムラプス動画
最後に、サムシングファンの動画制作実績の中から、タイムラプスを使用している動画をご紹介します。
弊社、株式会社サムシングファンは、年間456社、2,000本以上の制作を手がける動画制作会社です。
上記の動画では、冒頭にタイムラプスが使われています。
タイムラプスを動画の一部に使うことで、時間の経過や臨場感といった演出を加え、動画のストーリーにメリハリを付けられます。
動画の事例を見る際には、タイムラプスが動画にどのような演出効果を与えているかもチェックしてみてください。
まとめ:タイムラプスとはおしゃれな動画にぴったりの撮影法
タイムラプスの撮影方法や撮影時のポイントなどについて解説しました。
最後に、タイムラプス撮影時の注意点をまとめておきますね。
- 事前に撮影時間を計算しておく
- 天気予報を確認しておく
- バッテリー切れに注意する
- カメラを動かさない
- 動画のイメージに合わせて撮影間隔(インターバル)を調節する
タイムラプス撮影は、以前は専門的な機材がなければ撮影は困難でした。
しかし、現在はとても気軽に撮影できるようになっています。
スマートフォンでも専用アプリを使って簡単に撮影できるので、興味がある方はぜひ撮影してみてくださいね。
旅先などでも、風景を撮影してみると面白い映像が撮れるかもしれませんよ。
動画DX®︎とは、企業が抱えている課題を、動画を使って解決してく取り組みのことです。
例えば「チュートリアル動画をタイムラプスで制作し、作業の引き継ぎをスムーズに行う」といったことが当てはまります。
弊社では、そんな動画DX®︎を活用して売上をアップさせるノウハウを資料にまとめています。
競争の激しい時代を生き抜くために知っておいて損はないため、ぜひ下記のバナーからダウンロードし、自社のビジネスに活用してください。