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YouTubeの動画広告は大きく3種類!特徴や始め方をわかりやすく解説

皆さんは、YouTubeの動画広告についてご存知ですか?

スマートフォンの普及と動画共有サービスの拡大から、YouTubeにおける動画広告の市場は年々増加しています。

このページでは、YouTube広告でのマーケティングを考えている事業者さんに向けて、YouTubeの動画広告のいろはを説明していきます。

YouTubeは他の媒体にはない仕組みも取り入れていますので、自社のマーケティング施策として参考にしてみてください。

【YouTube広告】YouTubeの動画広告は3種類!その特徴をそれぞれご説明します。

 

【YouTube広告】YouTubeの動画広告は3種類!その特徴をそれぞれご説明します。

YouTubeとは何か

YouTubeとは何か YouTubeとは2005年に始まった、世界最大の動画共有サービスです。

世界で19億人以上のユーザーを抱えており、世界のインターネットユーザーの約1/3が使っている計算になります。

アカウントさえ持っていれば、誰でも簡単に動画を投稿することができます。

「YouTuber」という言葉も生まれて久しく、YouTubeの動画広告で稼ぐという人たちも出てきました。

スマートフォンの普及とともに誰でも簡単に動画を視聴できるようになったことから、広告ビジネスの場としても拡大してきています。

YouTubeの動画広告の仕組み

YouTubeの動画広告の仕組み 従来のリスティング広告と比べ、YouTubeの動画広告の仕組みは特殊です。

YouTubeの動画広告は、クリック数ではなく「視聴時間」によって課金方法が決まります

具体的には、以下の2つが基準になります。

  1. 広告の動画が、30秒以上視聴されたかどうか
  2. ユーザーが広告に対して行なったアクション(クリックなど)

また、広告主は、広告料金を自由に設定することができます

例えば「1日あたりの広告予算を◯◯円に抑えたい」などです。

ユーザーの動画視聴時間が30秒未満だった場合は、ユーザーに有益なインプレッションを与えなかったと判断されるため、課金はされません。

広告主とユーザー、両者にとってメリットとなるようなプラットフォームが整備されているのです。

YouTube広告のメリット

YouTube広告のメリット YouTubeの動画広告の需要が高まっていることが分かりましたが、広告を出すメリットとは何でしょうか?

ここでは、YouTube広告の4つの効果やメリットを見ていきます。

費用対効果が高い

YouTubeの広告料金で一番特徴的なのは、ユーザーが広告をスキップすれば費用が発生しないという点です。

ユーザーが広告をスキップするということは、その商品やサービスに興味がないということになります。

興味を持ってもらえたユーザーに対してのみ、お金を払って動画を届けることが可能です。

セグメント機能を設定できる

YouTubeの広告設定ではターゲットを絞ることができます

地域や性別、年齢、好み、キーワード、時間帯などを選択することで、特定の地域や行動パターンを持つ視聴者に対してピンポイントで動画を配信することができるのです。

この点においても、YouTubeの動画広告は費用対効果が高いと言えるでしょう。

圧倒的に多いYouTubeのユーザー数

YouTubeの視聴者は世界中におり、現在でもユーザー数は増える一方です。

2016年に Google は「テレビをYouTubeの方が80%以上の広告効果がある」という興味深い研究結果を発表しました。

 Google said: “In more than 80% of media mix optimizations we studied, data showed that the recommended spend on YouTube should be at least double that of current levels.”

引用:Business Insider Singapore 2016年4月

広告主から見ても、YouTubeでの広告が選択肢の1つに入ってきているのです。

YouTubeの動画広告は大きく3種類

YouTubeの動画広告は大きく3種類 動画広告の仕組みやメリットが分かったところで、次に具体的な動画広告の手法を見ていきましょう。

YouTubeでの動画広告は、大きく分けて3つに分類されます。

YouTubeの動画広告その1:インストリーム広告

YouTubeの動画広告その1:インストリーム広告 インストリーム広告はYouTubeユーザーであれば必ず目にしたことがある広告です。

視聴したい動画が始まる前に流れる広告がインストリーム広告です。

大体のユーザーは「広告をスキップ」ボタンを押してお目当ての動画を視聴しますが、視聴者の関心を引くものであれば広告を見続けてくれるでしょう。

YouTubeを利用するユーザーの多くの目に触れる広告ですので、マーケティングの施策として考える事業者が多いです。

広告料金が課金されるためには、以下のいずれかが必要になります。

  1. ユーザーが30秒以上動画を視聴した(30秒未満の動画であれば最後まで)
  2. ユーザーが広告に対してクリックなどのアクションをした

YouTubeの動画広告その2:バンパー広告

YouTubeの動画広告その2:バンパー広告 バンパー広告とはインストリーム広告と同じく、再生される動画の中に組み込まれるタイプの広告です。

インストリーム広告と違う点は、以下の3つに絞られます。

  1. 6秒で完結する短い動画広告であること
  2. YouTubeを見ている人は広告をスキップできない
  3. 広告主側から見て、課金の形態が異なっている

6秒の動画広告は決して長くはありませんが、スキップされることがないので確実に見てもらえるメリットはあるでしょう。

広告料金の課金形態は(インプレッション単価×1000回の表示)となります。

1000回表示される毎に料金が発生するイメージです。

YouTubeの動画広告その3:ディスカバリー広告

YouTubeの動画広告その3:ディスカバリー広告 ディスカバリー広告とは、検索結果や関連動画一覧のときに、最上部に表示される広告のことです。

ディスカバリー広告掲載された動画は「広告(PR)」と黄色く表示されているため、ユーザーにも広告として認識されます。

YouTubeの利用者の多くが目にする場所ですので、その広告動画が視聴されれば大きなマーケティング効果が期待できるでしょう。

動画広告の課金形態は単純で、ユーザーがその広告動画をクリックして視聴を始めたときに発生します。

ディスカバリー広告をする際は Google の営業担当者と相談をして、ワードと金額を確認するようにしてください。

YouTube広告を始めるためのステップ

YouTube広告を始めるためのステップ 実際にYouTubeで広告を配信するために必要なことを説明します。

必要なステップは大きく分けて3つです。順番に解説をしていきます。

①YouTube広告に必要な動画orバナーを作る

広告に必要な動画(もしくはバナー)を用意するのが第一段階です。

YouTubeに流す動画の規格は、種類により変わります。

  • インストリーム広告:12秒〜3分未満
  • バンパー広告:6秒以内

動画のサイズに関しては、スマホとPCのどちらをメインにするかにより決まります。

PCであれば16:9の横長で問題ありませんが、スマホだと9:16の縦長のものを準備しておくとよいでしょう。

動画制作に関して自社のリソースがなければ、アウトソーシングすることをおすすめします。

動画制作の会社は多くありますし、YouTubeの広告動画を得意とする会社に依頼すれば、マーケティング施策全体に関してアドバイスを受けることもできるでしょう。

②YouTubeに動画をアップロードする

広告動画ができたら、YouTube上にチャンネルを開設し、動画をアップロードしていきます。

すでにGoogle Adsのアカウントを持っている方は既存のものを使って問題ありません。

チャンネル名、プロフィール写真のアップロード、チャンネルの説明文などを記入します。

③管理画面上でターゲットや広告種類を設定する

YouTubeに広告動画のアップロードが完了したら、管理画面上で入稿の設定を行っていきます

いつ誰に、どのボリュームで流すのかを細かく設定します。

管理画面右側から「キャンペーン」→「新しいキャンペーンを作成」と進んでください。

キャンペーンのタイプは「動画」を選択します。

YouTubeの誘導に従って、予算や日程、ターゲットを入力すれば完了です。

YouTube広告を作成する際の注意点

YouTube広告を作成する際の注意点 最後の章では、YouTube広告を作成する際に考えておくべきポイントを3つ紹介します。

最初の5秒間が何よりも肝心

YouTubeが過去に実施したアンケートでは、最初の5秒でエンゲージメント率が上昇するという結果が出ました。

5秒で関心がないと判断されればスキップされますし、逆に5秒で心をつかむ動画であればその後も見てくれる可能性が高いです。

対象となるユーザーに見てもらうためには、何よりもスキップされないようにすることが成功の鍵です。

YouTubeポリシーに準ずるかの審査時間がある

YouTubeの動画を作ってすぐにアップロードすれば、すぐに配信が始まるということではないので、注意してください。

動画がアップロードされたらYouTube側で、ポリシーに違反していないかどうかのチェックが入ります。

この審査の時間が数日かかることもあるため、あらかじめその時間を見込んだプラン作成が大切になります。

YouTubeの広告動画については「広告に関するポリシーの概要」を確認してください。

スキップできないストレスから、逆効果になる恐れも

YouTubeを視聴する側にとって、広告は必ずしも心地いいものではありません。

自分が視聴したい動画とは関係ない動画を「見せられる」ことになるわけですから、少しでも視聴者側の立場に立って動画作成をすることが必要になります。

ターゲット選定のズレや動画内容によっては、視聴者から不快に思われ、企業のブランディングを損なう恐れもあるということを頭に入れておきましょう。

おわりに:YouTubeの動画広告は3種類!

おわりに:YouTubeの動画広告は3種類! このページではYouTubeの動画広告に関して解説をしてきました。

YouTube広告にとって動画のコンテンツは欠かすことができない要素です。

今後動画の重要性がますます高まる中で、広告戦略も大きく変わっていくことでしょう。

YouTubeでの動画広告は費用対効果も高く、セグメントを絞ったマーケティングができるので、自社商品を効果的に伝えることが可能です。

この記事を参考にして、是非YouTubeの動画広告を考えてみてはいかがでしょうか。

 

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売上を UP するための『動画 DX®』活用法

この記事の監修者

薮本 直樹

株式会社サムシングファン代表取締役/立命館大学経営学部客員教授 1976年大阪生まれ。 司会・ナレーターなどの仕事に携わる中、映像メディアに出会い、その可能性に魅せられ03年に代表取締役として株式会社サムシングファンを設立。 経営的視点からの動画活用を早くから提案し、「顧客創造」「人材育成」に繋がる「企画」「映像制作」を数多く手がける。その他、ITビジネスに携わる経営者・ビジネスパーソンが集う「IT飲み会」を主催。 立命館大学経営学部客員教授として「企業・組織における映像の有効活用に関する研究」をテーマに大学との共同研究を実施。

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