「採用動画を制作したいが、最近のトレンドが分からない!」
「どんな採用動画なら、今の若者たちに効果があるのだろうか?」
そのように悩んでいる採用担当の方も、いらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、年間456社2000本以上の動画制作を手がける弊社サムシングファンが、採用動画の最新トレンドを解説します。
かっこいい採用動画、面白い採用動画の成功事例もご紹介します。
これから採用動画の制作を予定している採用担当者の方は、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
採用動画の効果・メリット
そもそも動画を採用活動に活用すると、どのようなメリットが得られるのでしょうか。
あらためて整理してみましょう。
- 多くの求職者にリーチできる
- 文字より動画のほうが多くの情報を伝えられる
- 入社前後のギャップを解消できる
- 企業説明会のプログラムにメリハリができる
- 社内の組織活性にも繋がる
どういうことか、ひとつずつ解説していきますね。
多くの求職者にリーチできる
画像:moovy
求職者のエントリー(応募)を集めるには、まず会社のことを認知してもらわなくてはなりません。
採用動画を制作し、自社のSNS公式アカウントで発信すれば、同業他社をフォローしている求職者のフィードにも投稿が流れる可能性があります。
つまり、自社に興味・関心が高い可能性がある求職者に、自社のことを知ってもらうことができるのです。
株式会社moovyの調査によると、回答者の77%が「採用動画の視聴後に志望度がかなり上がった/やや上がった」と回答していますよ。
採用動画を活用して、1人でも多くの求職者を集めましょう。
文字より動画のほうが多くの情報を伝えられる
アメリカのフォレスター・リサーチによると、1分間の動画は、3600ページ分のWebサイトに匹敵する情報量だと言います。
テキストだけの情報よりも、動画のほうが、短時間でより多くの情報を伝えることができるのです。
また、企業説明会を開催し、求職者に対面で情報を伝えるには、時間もコストもかかりますよね。
均質な情報を、強い訴求力を持って発信できる採用動画は、他社と人材確保を競い合う状況下で大きな武器になります。
採用動画を活用して、求職者に少しでも効率的にアプローチしましょう。
入社前後のギャップを解消できる
動画は、スライドでの説明だけでは伝えきれない、微細な情報を伝えることができる表現手法です。
「百聞は一見にしかず」ということわざがあるように、求職者は動画を通して事前に会社の様子を知ることができれば、入社前後のギャップを解消することができます。
オフィスの様子や、社員が働く姿をほんの少し映すだけで、求職者は自分が職場で働く姿をイメージすることができるでしょう。
オフィスが魅力的な職場は、それだけで強い訴求コンテンツになりますよ。
企業説明会のプログラムにメリハリができる
企業説明会は、1時間以上のプログラムで構成されることが多いと思います。
1時間もの間、人事担当者がずっとスライドを映しながら一方的に話しているだけでは、求職者も集中力が切れてしまうでしょう。
採用動画を説明会の合間に流すことで、説明会のプログラムにメリハリが生まれますよ。
社内の組織活性にも繋がる
採用動画では、普段社内で活躍している社員に登場してもらうケースが多いでしょう。
動画への出演依頼は、実はけっこう喜んでもらえる機会です。
周りの同僚の方たちも、知っている同僚が登場する採用動画を見ると「自分も頑張ろう」というモチベーションに繋がります。
採用動画を作ったら、ぜひ社内でも共有してくださいね。
採用動画のメリット・デメリットをまとめた記事はこちらです。
自社が得たいメリットを把握するためにも、ぜひご覧ください。
【おすすめの関連記事】
採用動画のメリット・デメリットとは?制作のポイントも解説
採用動画のトレンド
続いて、採用動画の最新トレンドをまとめました。
これから動画を制作する採用担当の方は、ぜひ参考にしてください。
2分程度の短い動画
ノーテッド株式会社の調査によると、81.8%の就活生が5分以上の採用動画の視聴を躊躇するという結果に。
最近の採用動画は、2分程度がトレンドとなっています。
動画は長ければ長いほど、完視聴率も下がるので、長くても5分程度に留めておくと良いでしょう。
独自のテーマを設定した動画
キャッチフレーズのようなテーマを設定するのも、最近の採用動画のトレンドです。
Z世代の価値観に寄り添うかたちで、多様性を尊重するメッセージであったり、人材育成を重んじるテーマを掲げたりしているケースが多いですね。
なるべく他社との差別化を意識して、独自のテーマを設定しましょう。
オフィスの雰囲気が分かる動画
オフィスシーンを取り入れることも、採用動画の最近のトレンドです。
オフィスで働く社員の様子を見ると、求職者は入社後に自分が働くイメージができますよね。
特に工場や作業現場など、簡単にはオフィスツアーができないような職場は、入社前後のギャップを解消するためにも、必ずシーンを入れることをお勧めします。
社員インタビューや1日密着ドキュメンタリーなどの動画
デジタルネイティブとして生まれ育ったZ世代は、多様性を重んじ、自分らしさを大切にしながら成長できることを重視しています。
また、仕事とプライベートの両立(ワークライフバランス)も大切にしたいと考えていますよ。
社員インタビューや1日密着動画を通じて、社員の多彩なキャリアやワークライフバランスを訴求すると、Z世代の心に響きやすいようです。
インタラクティブ動画
インタラクティブ動画とは、動画を視聴中に選択肢を選ぶと、その選択肢に応じたシナリオが展開される動画のこと。
YouTubeでもインタラクティブ動画を配信することができます。
動画視聴を通じて求職者のデータ収集もできるので、動線を設計すれば、どの職種が興味・関心度が高いのか、応募率はどれくらいか、といったデータ分析にも活用できますよ。
ドローンを使ったダイナミックな動画
ドローンを使って撮影すると、ダイナミックなシーンを撮影することができます。
最近は会社の外観をドローンで撮影して採用動画の冒頭に使ったり、ドローンでオフィスの中をぐるっと回ってツアーのように撮影したりといった活用ケースが多いですね。
見応えがある動画は、求職者の興味を強く引き付けることができるので、撮影手法にドローンがあることも覚えておくと良いですよ。
スマートフォンで見やすい縦長動画
スマートフォンで視聴しやすい縦長動画は、SNSでも台頭してきています。
10~20代に絶大な人気を誇るTikTokを始め、最近ではYouTubeやInstagramでも縦型動画を視聴する専用のコンテンツが設けられています。
とにかく会社の存在をまず知ってもらいたい!という場合は、外出先でもスマートフォンでさっと見られる縦長動画で、採用動画を作って配信してみてはいかがでしょうか。
トレンドを押さえたかっこいい・面白い採用動画の成功事例7選
続いて、トレンドを押さえた採用動画の成功事例をご紹介します。
それぞれの企業が、どんな工夫をしているのかを分析しながらチェックしてみましょう。
かっこいい事例【新卒採用】三菱地所
デベロッパーの三菱地所は、TVCMなどから街づくりをしているイメージが強いですが、それに留まらない取り組みができることをアピールしています。
Z世代に向けて、「多様性」という訴求軸で会社への興味・関心を惹きつけていますね。
かっこいい事例【コンセプトムービー】JR東日本
JR東日本のコンセプトムービーは、駅構内で流れる音をミキシングした音楽と共に、まるでMVのような映像に仕立てています。
JR東日本で働く人々の顔、電車に乗って出かけた先で出会う景色や人々を動画にまとめ、企業の社会的な存在価値を訴求していますね。
かっこいい事例【新卒採用】PwC
コンサルティング会社PwCの新卒採用ブランドムービーは、カメラをずっと回しながら撮影しているかのようなオフィスツアー風。
会社の中を、自分が見て歩いているかのような気持ちになりませんか?
スタイリッシュで開放的なオフィスは、働く姿を想像するだけでワクワクしますね。
面白い事例【新卒採用】住友林業
住友林業の新卒採用ムービーは「3年目の面接」という面白いコンセプト。
面接のようなスタイルで、仕事内容を紹介し、持続可能性を意識したビジネスに取り組んでいることを伝えています。
面白い事例【企業PR】崎永海運株式会社
映画の予告編のようなスタイルで会社を紹介しており、つい最後まで観入ってしまいますよね。
くすりと笑ってしまうユーモアたっぷりのシーンも盛りだくさんですが、実は事業内容、仕事の様子、やりがいもしっかり伝わる動画となっています。
面白い事例【縦型動画】中西製作所
中西製作所は21秒の縦型ショート動画を採用動画に採用しました。
ショート動画は、その短さから視聴回数が伸びやすいというメリットがあります。
面白い事例【座談会】バンダイ
おもちゃメーカーのバンダイは、公式YouTubeチャンネル動画で同期社員の座談会を配信。
同期ならではの和気あいあいとした雰囲気で、各自が手がけてきたプロジェクト内容や仕事のやりがいを語り合っています。
社員の皆さんの熱量や、仕事内容、やりがいがよく分かる動画ですよね。
効果を発揮する採用動画の構成ポイント
採用動画の効果を最大限に発揮するには、以下のポイントを押さえましょう。
- 採用動画の目的とターゲットを決める
- 採用動画をどんなシーンで活用するのかを決める
- 求職者が知りたいことを分析する
- 会社が伝えたいことを整理する
- 採用動画で伝えるポイントを絞る
- 構成案、ラフを他の社員にも見てもらう
- 求職者に動画の印象を聞いてみる
構成についての詳細は、こちらの記事で説明しています。
効果的な採用動画を作りたい方は、ぜひチェックしてみてください。
採用動画を制作する際の費用相場
採用動画を制作するための費用相場は、以下の通りです。
費用は撮影にかかる日数や機材によっても変動するため、まずは見積もりを取って確認しましょう。
採用動画の種類 | 制作費用の相場 |
会社紹介動画 | 30~50万円 |
社員インタビュー動画 | 10〜30万円 |
社員1日密着動画 | 50~100万円 |
ドローン撮影動画 | 10~30万円 |
価格帯によってどのような採用動画が制作できるかなど、費用について詳しくまとめた記事はこちらです。
自社が作りたい動画がいくらぐらいで制作できそうかなど、ぜひご確認くださいね。
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採用動画の費用相場はいくら?安く抑えるポイントまで徹底解説!
まとめ:トレンドをつかんで効果が出る採用動画を作ろう
いかがでしたか?
最後に、採用動画のトレンドをもう一度、おさらいしましょう。
- 動画の長さは2分程度と短め
- 採用動画にテーマを設定する
- オフィスの雰囲気が分かる
- 社員インタビューや1日密着動画で、キャリアを描きやすく
- インタラクティブ動画の活用
- ドローンを使ってダイナミックな撮影を
- トレンドの縦型動画を採用する
今回ご紹介した採用動画のトレンドを押さえて、求職者のエントリー(応募)数を増やしましょう。
採用動画の制作は、弊社サムシングファンへお気軽にご相談ください!
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