近年、企業説明動画や社員インタビュー動画など、動画を取り入れた採用活動を展開する企業が増加中です。
しかし、「採用動画の制作手順がわからない…」「効果的な採用動画の作り方を知りたい」とお困りではありませんか。
本記事では、採用動画の制作手順や作り方のコツ、採用動画制作の料金相場、おすすめの動画制作会社、制作会社を選定するコツを紹介します。
自社で採用動画を制作するリソースがないなら、制作会社に依頼するのもおすすめです。
採用動画の制作を依頼したい、作り方のコツを知りたい担当者は、ぜひ参考にしてください。
目次
採用動画とは?
採用動画とは、企業が採用活動する際に用いる動画です。
企業説明動画や社内見学動画、社員インタビュー動画と大きく分けて3種類あります。
採用活動に動画を活用することで、文章では表現しにくい、職場の雰囲気や社風などを視覚的に訴求可能です。
また、採用動画の制作には時間やコストがかかりますが、一度制作すればさまざまな場面でくり返し活用できます。
WebサイトやSNS、動画サイトに投稿すれば、より多くの求職者にリーチでき、自社の認知度向上が期待できるでしょう。
求職者は入社前に職場の雰囲気や働く環境をイメージできるため、入社前の内定辞退や早期離職を防ぐのに有効です。
採用動画の制作手順
採用動画の制作手順は、「打ち合わせ→見積り・発注→撮影準備→撮影→編集→初稿チェック・修正→納品」です。
制作期間は約1〜2ヶ月かかります。
ただし、制作する採用動画の長さや撮影内容によって制作期間は異なるので注意してください。
それぞれの制作手順をチェックしましょう。
打ち合わせ
まず、動画制作会社との打ち合わせがあります。
打ち合わせの段階で、動画のコンセプトやターゲットを絞り込んでいきましょう。
効果的な採用動画を制作するために、話し合いたい要素は以下の通りです。
- 採用フェーズ
- ターゲットの性別や年齢
- ターゲットの学歴や経験年数
- 自社の訴求ポイント
- 配信プラットフォーム
- 予算
- 納期
自社が求める人物像を明確に決めることが、採用動画を制作する上で必要不可欠です。
求める人物像によって、訴求する動画内容が変わります。
例えば、新卒向けの採用動画なら先輩社員のインタビュー動画、中途向けなら職務内容をイメージしやすいプレゼンテーションが有効です。
曖昧なターゲット設定では、効果的な採用動画が制作できないかもしれません。
制作会社との打ち合わせ段階で、動画のコンセプトとターゲットを明確にしましょう。
見積り・発注
動画制作会社は、企業との打ち合わせ内容をもとに見積もりを作成します。
企業側は、見積書の内容や納品スケジュールを確認し、問題がなければ発注しましょう。
見積書に提示してある条件は、忘れずに隅々までチェックしてください。
制作会社によって、重要事項や修正回数、納品フォーマットなどが異なります。
想定外のトラブルを防ぐためにも、見積書の内容で不明点があれば、遠慮なく制作会社に問い合わせましょう。
発注前に確認したいポイントは以下を参考にしてください。
- 打ち合わせの内容が見積書に反映されているか
- 動画の使用権や著作権はどこにあるのか
- 秘密保持契約を締結しているか
撮影準備
制作会社は打ち合わせの内容をもとに、絵コンテを作成します。
絵コンテは、動画の構成やシナリオ、セリフ、出演者の動き、動画の尺、撮影の仕方などを詳細に書いた指示書です。
絵コンテの他にも、撮影前に準備するものは以下をご覧ください。
- 撮影対象者
- 香盤表(撮影スケジュール表)
- 機材調達
- 日時
- 場所
撮影
撮影準備が完了したら、いよいよ撮影です。
当日は、企業側の担当者も撮影に立ち合うことをおすすめします。
背景に写ってはいけないものや人物が入り込んでいないかなどを現場で確認するためです。
再撮影になると、スケジュールの再調整や余分な出費がかかるので、注意しましょう。
採用動画の撮影は、一般的に数十分〜1日程度で完了します。
編集
撮影が完了したら、次は編集です。
企業ロゴや動画内に差し込みたい画像がある場合は、編集前までに制作会社へ提供しましょう。
制作会社は、絵コンテに合わせてシーンをカットする、テロップやナレーション、BGMを挿入するなどの編集作業を進めていきます。
初稿チェック・修正
動画の初稿が出来上がったら、制作会社から企業に初稿チェックの依頼がきます。
企業側は動画の内容に問題がないか、隅々までチェックしましょう。
追加項目や修正依頼などがあれば、制作会社と齟齬が生じないように、できるだけ具体的に伝えるのがおすすめです。
納品
動画の内容に納得できたなら、動画が納品されます。
納品は、MP4やWMVなどのデータ形式かDVDが主流です。
もし希望のファイル形式があれば、その形式で納品してもらえるかどうか、あらかじめ制作会社に確認しましょう。
採用動画の作り方のコツ
企業側と求職者とのミスマッチを防ぐ採用動画ですが、作り方には3つのコツがあります。
3つのコツを解説します。
目的・ターゲットを明確にする
目的・ターゲットを明確にすることは、採用動画を制作する際に欠かせません。
最初に「何のために動画制作するのか」を社内で話し合いましょう。
制作目的は、自社の認知度向上、企業理解度を深めたい、応募意欲を促進したいなどさまざまです。
また、緻密なターゲット設定も忘れてはいけません。
一概に採用といっても、新卒や中途、マネージャー候補と求める人材は異なります。
新卒者を求めているのに、業界経験者向けの動画を制作しても、期待した効果は得られないかもしれません。
採用ゴールに対して、伝えるべき内容や訴求方法は異なるため、構成の段階で目的・ターゲットを明確化する必要があります。
自社の訴求ポイントを整理する
自社の訴求ポイントを整理することも、採用動画を制作するコツの1つです。
近年、多くの企業が採用活動に動画を活用しています。
そのため、他社と差別化を図り、自社だからできることや優位性を求職者にアピールしなければなりません。
求職者に自社をアピールする例として、福利厚生の説明やリモートワーク可能かどうかなどが挙げられます。
自社の訴求ポイントを整理する際は、社内の役職や年齢、性別に関係なく、多くの社員に意見を聞くのがおすすめです。
自社のリアルな情報を伝える
自社のリアルな情報を伝えることで、効果的な採用動画が制作できます。
採用動画では、自社を良く見せようとする過剰な演出やセリフは好まれません。
なぜなら、求職者は自社のリアルな情報や現場社員の働く姿、素の様子を求めているからです。
ありのままの情報や社員の飾らない姿を伝えることで、求職者とのミスマッチ防止や自社への信頼感につながります。
採用動画制作会社おすすめ9選
おすすめの採用動画制作会社を9社紹介します。
株式会社サムシングファン
引用:株式会社サムシングファン
株式会社サムシングファンは、年間456社2000本以上の制作を手がける動画制作会社です。
東京・大阪・名古屋に所在する動画制作から運用までをワンストップでサービス提供できます。
特徴
- 年間456社2000本以上の豊富な制作実績
- 50万円以下・100~300万円など、幅広い料金設定
- 動画活用の成果や課題を可視化する動画マーケティング支援ツール「DOOONUT」の提供
株式会社LOCUS
引用:株式会社LOCUS
株式会社LOCUSは、東京都にオフィスを構える動画制作専門会社です。
特徴
- リピート率は70%以上と業界のパイオニアとしての信頼と実績
- 経験豊富な800名以上の動画クリエイターが在籍し、あらゆるニーズに対応
Crevo株式会社
引用:Crevo株式会社
Crevo株式会社は、東京都目黒区に拠点を持つ動画制作会社です。
特徴
- 大手企業からスタートアップ、官公庁まで7,000件を超える豊富な制作実績
- 動画制作のみならず分析から効果検証までワンストップ支援
株式会社プルークス
引用:株式会社プルークス
株式会社プルークスは、東京都中央区に所在する動画・映像制作会社です。
特徴
- 専属動画コンサルタントによる動画支
- 1,000名以上の社外クリエイターと提携し、自社に最適な採用動画を提案
株式会社シードアシスト
引用:株式会社シードアシスト
株式会社シードアシストは、大阪市北区に所在するマーケティングやブランディング戦略をサポートする制作会社です。
特徴
- 費用対効果が抜群の格安な料金設定
- 企業VPや研修用動画など通算350社、2,500タイトルもの多彩な制作実績
株式会社ラビットクリエイティブ
株式会社ラビットクリエイティブは、大阪に本社がある動画を強みとしたデジタルマーケティング企業です。
特徴
- 採用コンサルタントによる「人材定着のための採用向けムービーパッケージ」
- メディアの構築やプロモーション運用など安心の支援サービス
株式会社ネオキャリア
引用:株式会社ネオキャリア
株式会社ネオキャリアは、東京都新宿に所在する集客施策と採用動画制作をセットで提供する会社です。
特徴
- 動画制作やSNS運用のみならず、幅広く採用活動をサポート
- PVやエントリーを増やすための独自の集客施策
株式会社揚羽
引用:株式会社揚羽
株式会社揚羽は、東京都中央区に本社を構えるブランディング支援全般を行う会社です。
特徴
- 大手からベンチャー企業まで創業以来800社を超える企業ブランディング支援
- 採用プロセスにおける課題解決からプロモーション設計までを一気通貫
株式会社ヒューマンセントリックス
株式会社ヒューマンセントリックスは、本社が福岡市に所在する動画・映像制作会社です。
特徴
- 外注なし・副業なしの専任チーム体制による高品質な動画制作を実現
- 24パターンの動画制作成功メソッドで最適なソリューションを提供
※採用動画に強い動画制作会社について、こちらの記事もあわせてご覧ください。
採用動画におすすめの制作会社10選!選び方や費用についても解説
採用動画制作の料金相場
採用動画制作に関する料金相場は、動画の種類や尺、撮影期間、編集オプションによって異なります。
一般的な採用動画の料金相場は以下を参考にしてください。
- インタビュー動画(120秒以内):10〜30万円
- 座談会形式の動画:10〜30万円
- 企業紹介動画:30〜50万円
- ドキュメンタリー・ドラマ仕立て動画:約200万円
社員のインタビュー動画は手間がかかる演出や編集が行われず、撮影も1日で完了することが多いため、比較的低予算で制作できます。
ドキュメンタリー・ドラマ仕立ての動画は、カット割りや凝った編集をする必要があり、高額になりやすいです。
※採用動画の料金相場についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
採用動画の費用相場はいくら?安く抑えるポイントまで徹底解説!
採用動画の制作会社選びで注意すべきポイント
動画制作会社を選ぶ際に、注意すべき主なポイントは以下の通りです。
- 採用動画の制作実績があるか
- 費用は適切か
- 丁寧に説明してくれるか
- 運用サポートはあるか
多くの制作会社のWebサイトには、これまでの実績や事例、料金設定、オプションを公開しています。
採用動画の制作を依頼する際に、気になるのは料金です。
ただし、見積りの料金が安いだけで制作会社を選ぶと、追加請求があったり、動画のクオリティに納得できなかったりするかもしれません。
自社に適した動画制作会社を見極めるために、複数社から相見積もりを取るのもおすすめです。
まとめ 採用動画の制作は信頼と実績のある会社に依頼しよう
近年、オンラインでの採用活動が普及しており、採用動画の注目度は高まっています。
自社の魅力を全面にアピールする採用動画を制作したいなら、動画制作の手順や作り方のコツを把握しましょう。
制作手順や作り方のコツを知ることで、求職者の心を動かす、自社オリジナルの動画コンテンツが完成します。
「自社に動画制作に関するリソースがない」など課題を抱えているなら、信頼と実績のある制作会社に依頼するのがおすすめです。
株式会社サムシングファンでは、年間1,300件以上の制作実績を誇り、採用動画制作の実績も数多くあります。
気になる方は、ぜひお問い合わせください。
なお、弊社サムシングファンでは、採用動画の実態を調査した資料を無料公開しています。
以下のバナーよりダウンロードし、ぜひご活用ください。