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動画撮影にはライト・照明があるとクオリティアップ!オススメも紹介

「動画を撮影してみたけど、なんかパッとしない…」
それは、カメラやカメラの設定が原因ではなく、ライトや照明が原因かもしれません。

高価なカメラがなくても、安価な照明をプラスすると、今よりもワンランクアップした動画を撮影できるかも。

今回は、動画クオリティをグッと上げてくれる、動画撮影に最適なライトや照明の選び方について紹介していきます。

※Amazonアソシエイト・プログラムとして、サムシングファンは適格販売により収入を得ています。

ライト・照明はなぜ必要?

ライトや照明はなくても動画の撮影は可能です。
では、なぜライトや照明が必要なのでしょうか?

その答えは、

  • 動画の画質を向上できる
  • 出演者の印象をコントロールできる

という優れたメリットがあるからです。

ライトや照明によって、なぜこのようなメリットがもたらされるのか詳しく解説していきましょう。

 

動画の画質を向上できる

ライト照明を使うと動画の画質を向上できます。

なぜ、画質を向上できるかというと、カメラのISO感度を高画質に設定できるから。
カメラは撮影するものの明るさによって、必要な感度は変わってきます。

光の量が少ないと感度を高くする必要がありますが、感度を高くしてしまうとノイズが入ってしまい画質が下がってしまうのです。

そこで、活躍するのがライトや照明。
ライト照明を使って、撮影するものを明るくしてあげると、カメラの感度を低く設定できます。

カメラの感度を低く設定すると、ノイズが入りにくくなり画質が向上します。

このような理由から、暗い室内で撮影した時よりも、ライトや照明を使った方がくっきりとした印象で撮影ができるのです。

 

出演者の印象をコントロールできる

ライト照明を使うと、出演者の印象をコントロールできます。

スマホなどで動画を撮影した時に、顔が暗くて困った経験はありませんか ?
室内に設置されている照明だけでは、光量が不十分なだけでなく、光の角度もコントロールできません。

そのため、背景は明るいのに顔は暗い…といった場面や、顔の半分が影で覆われてしまう場面が出てきます。

このようなときに、 照明を使って正面から出演者を照らしてあげると、影のないくっきりとした顔を撮影できます。

ライトや照明は、出演者の印象をコントロールできるので、 印象のいい動画を撮影するには必須と言えるでしょう。

ライト・照明の光源の種類

ライトや照明の重要性について分かったところで、光源の種類について学んでいきましょう。

よく使われる光源には3つの種類があります。

  • 白熱球
  • 蛍光灯
  • LED

詳しく解説していきます。

 

白熱球

白熱球は、昔から使われている普通の電球を指します。
白熱球は、エジソンが発明した電球と同じ構造をしており、フィラメントに電気を流して発光させる構造です。

エジソンが開発したものは、竹をフィラメントとしていましたが、現在ではタングステンをフィラメントとしています

白熱球の最大のメリットは、他の2種類と比べても価格が安いという点です。

一方で、寿命が短く、発熱するというデメリットも
白熱球は色味がオレンジ色なため、白熱球のカラーが印象が合わない撮影には、使用出来ないという点もあります。

ただし、雰囲気のある優しい光をしているので、白熱球独特の雰囲気を生かしたいという場合には、この点がメリットとなるでしょう

 

蛍光灯

蛍光灯は、価格と寿命のバランスに優れた光源です。
一般的な家庭に暮らしているのであれば、家の光源の大半は蛍光灯ではないでしょうか。

蛍光灯の場合は、白熱球よりも発光のカラーに柔軟性があり、電球を付け替えるとカラーも変更できます

様々な点に優れる蛍光灯ですが、フリッカー現象と呼ばれる弱点も存在します
フリッカー現象は、動画を撮影すると画面がチカチカと点滅する現象です

これは、蛍光灯の持っている周波数と動画のフレームレートが合っていないのが原因で起こる現象。

この問題点は、カメラのシャッタースピードを調整するとある程度は抑えられます。
とはいえ、気になる方は照明に蛍光灯を採用するのはやめておいた方がいいかもしれません。

 

LED

近年主流になっている照明がLEDです。

LEDには

  • 電気代が安い
  • 発熱が少ない
  • 寿命が長い
  • 色味の調節もしやすい

といったメリットが挙げられます。

ただし、価格の面では白熱球や蛍光灯に比べるとかなり高くなってしまうのが弱点です。

どんどんとLEDの価格は安くなってきているので、価格の安いものであっても十分実用性を備えるようになってきました。

新しく買うのであれば、LEDの照明が最もおすすめです。

ライトを選ぶ際の注意点

ライトを選ぶ際にはいくつか注意しておきたい点があります。

  • 色温度
  • 照度

順番に見ていきましょう。

 

色温度

色温度は、光源の色味を指します。

K(ケルビン) という単位で表示され、照明器具のスペック表にも載っている場合が多いです。
数字が小さいほど赤い色味をしており、反対に数字が高ければ青い色味をしています

大まかなイメージとしては、

晴れた日の青空:10000ケルビン
太陽光:5000ケルビン
ろうそくの炎:2000ケルビン

となっています。
これらの色味を基準に考えるとわかりやすいでしょう。

ケルビンはシーンによって、最適なものが異なってきます。

動画に冷たい印象を与えたいのであればケルビンは高めの照明を使います。
反対に温かい印象を与えたければ、ケルビン温度の低い照明を使用すると良いでしょう

 

照度

照度は、照明器具の明るさを指します。
明るさはルーメンで表示されることがほとんど。

照明と撮影物の距離によって必要な明るさは異なるので、残念ながら一概にこの明るさがあれば大丈夫とは言えません。

照明が暗いと照明としての役割を果たさないので、そのシーンに合った十分な照度を確保する必要があります

ただし、照度が高い照明は、価格が高いという点も。
ありがちなのが、 安いと思って購入した照明が、実際に試してみると全然光量が足りなかったというケース。

そうならないためにも、照明の明るさについては十分調査してから購入するようにしてください。

あると便利な照明器具たち

あると便利な器具についても簡単に紹介しておきましょう 。

 

ライトスタンド

ライトスタンドは、 その名の通り、照明を固定しておくスタンドです。

さや角度の調節が簡単にできるので、1人で撮影するという場合であっても、ストレスなく照明の設置ができます。

また、高い所にも照明の設置ができるので、より太陽光に近い、自然なライティングができるようになります。
室内でよく動画を撮影するのであれば、ライトスタンドはあって損はありません。

 

レフ板

レフ板は、光を反射させる板を指します。

照明を被写体に向けてしまうと、光が強すぎて白飛びしてしまったり、影が強く出すぎるケースがあります。
そういった場合に、照明の光をレフ板に当てて反射させると、柔らかい光を被写体に当てられるのです。

新しく照明を購入してみたけど、ちょっとキツすぎるなと思った時に使用すると理想的な光を当てられます。

柔らかい印象の撮影をしたければ、レフ板を使用してみると良いでしょう。

ライト・照明は複数あると便利!ライトの役割を知ろう

ここまでライトや照明について解説してきましたが、照明には役割があり複数使うとより効果的です。
よく使われるライトの役割について簡単に見ていきましょう。

 

メインライト

メインライトは、全体にある太陽のようなイメージで設置するメインの光源です。
基本的には被写体よりも高い位置に設置し、被写体に対して太陽光のような自然な光を当てるのが目的。
このメインライトを軸に、補助となるライトを組み合わせるとより多くのシーンに対応できます。

 

フィルインライト

フィルインライトは、メインライトに対して補助的に設置する光源です。

メインライト一灯だけでは、不自然と感じたり、印象が弱いなと感じた場合に使用します。

例えば、影が強く出てしまう場合に影の方向に当て影を薄めたり、反対に影が薄いと感じた場合に、上から光を当て影を強く出したりという使い方をします。

フィルインライトをうまく使いこなすと、幅の広い表現が可能になるので、照明の使い方に慣れてきたら使ってみると良いでしょう。

 

アクセントライト

被写体を際立たせるために使用するのが、アクセントライトです。

アクセントライトは、主役となる被写体に光を当て、より印象深くメインの被写体を際立たせるライト

フィルインライトは、印象を調整するのに使用しますが、アクセントライトは、被写体を際立たせるために使用する点で用途が異なります。

アクセントライトを設置する場合は、メインライトと同じ角度から照射するようにするのが基本です。
主役をはっきりさせたいという場合に使用してみてください。

オススメのライト・照明

最後に、初心者が購入したいおすすめのライトや照明について紹介します。

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手頃で本格的な照明を手に入れたいというならこちらのライトがおすすめ。
ライトが2灯セットになっていて、光量や色温度も調整可能

そのため、1灯はメインライトとして、もう1灯はフィルインライトとして使うなどの使い分けできます。
本格的な撮影をしたいという方は、2灯買ってみると照明の勉強ができますよ。

まとめ

照明はなくても撮影が可能ですが、あると、より自分好みの印象で動画を撮影できます。
照明にも技術が必要なので、 すぐには自分好みの撮影ができないかもしれません。

しかし、少しずつ照明のバリエーションを増やしていけば、理想の撮影ができるようになるはずです。
この記事を参考に、少しずつ照明への理解を深めて、より良い動画を撮影してみてください。

ライトや照明以外の動画の撮影に必要な機材はこちらの記事で詳しくご紹介しています。
【保存版】動画の撮影に必要な機材にはどんなものがあるの?

売上を UP するための『動画 DX®』活用法

この記事の監修者

近久 孝太

株式会社サムシングファン/動画戦略部 エディター 1991年生まれ。1児の父。学生時代の軽音サークルで音響を始め、裏方に目覚める。その後はライブハウススタッフとして音響・照明・配信オペレーターとして勤務しながら、レコーディング・ミックス・マスタリングエンジニアとしてもミュージシャンの楽曲制作に携わる。2021年よりサムシングファンにジョイン。ライブ配信事業の技術オペレーター(映像・音声・配信)を主に担当し、動画編集も行っている。

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