「オフィスツアー動画って、採用活動に効くのだろうか?」
と思っている採用担当者の方も、多いのではないでしょうか。
実は最近、採用活動の一環としてオフィスツアー動画を制作する企業が増えているのです。
そこで今回は、弊社・動画制作会社のサムシングファンが
- オフィスの紹介動画を作成した事例
- 動画でオフィスを紹介するメリット
- オフィスの紹介動画を作成するポイント
を解説したいと思います。
最後に、未経験でもスムーズにオフィスツアー動画を制作するためのポイントもご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
会社の雰囲気を余すことなく伝えられるオフィスツアー動画
オフィスツアー動画は、まるで視聴者が自分でオフィスを見学して回っているかのような構成で制作された動画です。
新型コロナウイルスの感染拡大によって対面でのやりとりが難しかった時期に、一気に動画でのオフィス紹介スタイルが普及しました。
採用活動で、求職者向けに制作されるケースが多いですよ。
オフィス内の構造だけでなく会社の雰囲気も伝わるので、求職者は自分が働くイメージを想像することができます。
入社前後のイメージギャップを防げるので、採用を効率化する役割もあるでしょう。
実際に求職者を大勢連れてオフィスツアーをする場合、参加者の事前募集や管理、当日のアテンドなど企業側の工数がかかる上、ツアー中の情報管理にも気を配らなければならないので、とても大変です。
しかし、動画なら採用ページに設置するだけで、後は求職者が自由に視聴できます。
オフィスが変わらなければ、翌年度も繰り返し使うことができるでしょう。
オフィスツアー動画は、求職者にとっても、企業にとってもメリットがある情報発信の方法なのです。
オフィスの紹介動画を作成した事例5つ
続いて、オフィスツアー動画の事例を紹介します。
- ルートゼロ
- 風鈴屋
- サイボウズ
- サイバーエージェント
- 明治安田生命
ひとつずつ、順番に解説しますね。
事例1.ルートゼロ
まずは、弊社サムシングファンの事例を2つ続けて紹介いたします。
まず、受発注や生産管理に活用するシステムを提供する株式会社ルートゼロの動画です。
目的は若い世代へのリクルートであるため、会社の楽しい雰囲気を伝えることを意識しました。
また社員の方への簡単なインタビューを流したり、採用情報のURLを映像の上部に表示したりするなど、理解度を深め、アクションしやすい構成に仕立てています。
動画は3分47秒、制作期間は2ヶ月、費用は30万〜50万円の範囲となりました。
事例5.風鈴屋
続いて新潟県にある旅館「風鈴屋」の会社・施設紹介の動画です。
オフィス紹介というと本社の映像のイメージが強いかもしれませんが、接客業はお客さまのいる場所が職場ですよね。
そのため、実際の施設を見てもらった方が求職者にとっては分かりやすいのです。
また、お客さまへのプロモーションを兼ねることも可能です。
こちらの動画では、風鈴屋様が自ら出演モデルを選んでくださいました。
制作会社ではなくお客様にモデルを選んでいただくことで、実際にいらっしゃるお客さまに近いイメージ映像を作成することができました。
制作期間は1ヶ月で、約3分の動画となっています。
→詳しくはこちら
事例3.サイボウズ
サイボウズは、企業のチームや社員が働きやすくなるためのクラウドサービスを提供する企業です。
IT企業ということもあり、もともと動画制作などは積極的に取り組んでいました。
また最近は前からテレワークに取り組んでいた会社として、必要なサービスのCMも放映しています。
サイボウズは採用活動の一環として、東京オフィスの紹介動画を作成しました。
従来のオフィススペースに加えて、カフェやソファ席、ミーティングルームなど様々なスペースを紹介していますね。
【東京・日本橋オフィスのイメージ映像】
こちらはBGMとともに、オフィスの様子を映しています。
サイボウズの公式チャンネルの動画ということもあり、再生回数は2万5000回を突破しました(2021年12月時点)。
【東京・日本橋オフィスツアー】
先ほどのイメージ映像とほとんど同じですが、今度は社員食堂で食事を取るスタッフやミーティング中のチームなど、複数人が出演しており、社内の雰囲気がより分かりやすくなっています。
またYouTubeの概要欄に採用ページのリンクを設置しているため、興味を持った求職者が次のアクションに迷うこともありません。
IT企業ならではのノウハウを生かした採用活動と言えるでしょう。
事例4.サイバーエージェント
サイバーエージェントは、「Amebaブログ」を始めとするWebサービスを提供している企業です。
採用活動のために株式会社LOCUSに依頼して、応募者獲得と企業理解を深めることを目的とした動画を制作しました。
特徴は、小型カメラ「Osmo」で撮影することで、視聴者が実際に見学しているような雰囲気を演出していること。
まるでオフィスを歩いているかのような目線で、手ブレも無いので見やすく感じますよね。
また机に向かうだけでなく、立って作業をする人やスマホで仕事のやりとりをする姿、さらには社内カフェで仕事をする人の姿など、働き方が多様であることもアピールしていますよ。
制作期間は2ヶ月、約5分の動画となっています。
事例5.明治安田生命
明治安田生命は、個人や法人に向けて保険を提供する企業です。
今回の動画の目的は、「新卒採用の応募者に向けて、オフィス内の雰囲気や働き方を動画で知ってもらうこと」。
そのために、組織や職務別の動画を株式会社LOCUSに依頼して制作しています。
動画は、人事部の社員が視聴者を迎えるところからスタート。
RPGゲームのように「どこを見に行きたいですか?」「本社を見る・営業本部を見る」など、選択肢から選べるようになっています。
オンラインの特徴を活かし、複数のオフィスや部署を見学できる上に、求職者が重視する「社内の雰囲気」もしっかり分かる内容になっていますよね。
どの項目も1〜2分で見られるので、気軽に視聴することが可能です。
採用活動においてオフィス紹介動画を取り入れるメリット
ここまでオフィスツアー動画をいくつか見ていきました。
改めて、オフィスツアー動画を制作するメリットは何でしょうか?
- リアルな社内の雰囲気が伝わる
- 採用できる学生の幅が広がる
- 災害や感染症などの影響を受けにくい
- 競合他社と差別化できる
どういうことか、ひとつずつ解説しますね。
メリット1.リアルな社内の雰囲気を伝えられる
動画を通して、社内の雰囲気をリアルに伝えることが可能です。
先ほど紹介した動画では、社員が働く姿を映していました。
普段の社内の様子が分かるので、求職者が入社した後の姿をイメージしやすくなります。
その結果、入社後の「イメージと違った」といったミスマッチを減らすこともできるはずです。
メリット2.これまでとは異なる考え方やタイプの学生の採用につながる
これまでの採用活動は、企業説明会の開催や、合同説明会への参加、応募者との面接などが中心でした。
しかし近年は就活シーズンの変化が激しかったり、学業を優先する学生が増加したりするなど、採用活動のパターンも多様化しつつあります。
オフィスツアー動画をWebで発信することで、企業を知ってもらう機会が広がり、これまでリーチできなかった求職者にリーチできるチャンスがありますよ。
メリット3.地震や感染症の流行などの影響を受けずに採用活動ができる
動画によるオフィス紹介は、場所を問わず情報発信ができます。
インターネットなどがあれば自宅から視聴できるため、地震や感染症などイレギュラーな事態にも対応可能です。
2020年はコロナウイルスの感染拡大によって、オンライン説明会を取り入れる企業が増加しました。
動画による情報発信は、移動による人との接触を避けられるのはもちろん、交通費の節約や人件費の節約もできるので、求職者にも好評ですよ。
メリット4.競合他社と差別化できる
オフィスツアー動画を取り入れている企業の多くは、新進気鋭のベンチャー企業や、新しいコンテンツを積極的に採用しているIT企業などです。
トップダウン体制で決定に時間がかかる大企業などでは、まだ採用されていません。
早期にオフィスツアー動画を採用活動に取り入れることで、求職者には「この会社は開放的で進歩的である」というポジティブなイメージを抱いてもらうことが可能でしょう。
また、求職者がオフィスで働くイメージを明確に持つことができるので、自社と親和性が高い求職者を獲得しやすくなります。
競合他社との差別化のために、御社もオフィスツアー動画を取り入れてみませんか?
オフィスの紹介動画を作成するときのポイント
ここまでを読んで、オフィスの紹介動画を作成しようと考え始めた企業の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで次は、オフィスの動画を作成するポイントとして、
- 明るくておしゃれな雰囲気
- ありのままの姿
- 社員の出演
の3つを解説しますね。
ポイント1.明るくておしゃれな印象は受けが良い
応募者から良い印象を感じてもらうには、明るくておしゃれな雰囲気の動画を作成しましょう。
先ほど紹介したサイボウズやサイバーエージェントの動画は、日差しが差し込む明るいオフィスの印象がありました。
近年は社内カフェなどオフィスのあり方も多様化しており、おしゃれなオフィスを好む応募者は多いです。
なるべく明るい時間に撮影する、社内でおすすめの場所を映し出すなどを心がけてみてください。
ポイント2.過剰な演出をすることなく、ありのままの姿を映す
オフィスの紹介動画では過剰な演出を避け、ありのままの姿を映すようにしましょう。
極端な例ですが、受けが良いからと他社のオフィスやシェアスペースを借りて自社のように演出するのはNGです。
またムリに、社内カフェなど新スペースを作る必要もありません。
現在のオフィスにあるおすすめポイントなどを書き出して、どのように見せたら興味を持ってもらえるのか、考えることが大切です。
ありのままの姿を映し出した方が、入社後のミスマッチを防ぐことも可能です。
ポイント3.役者ではなく、実際の社員を起用する
オフィスの動画で人が出演する場合、実際に働いている社員を起用しましょう。
その理由は、以下の3つ。
- リアル感の演出、かつ誇張表現や演出の防止になる
- 実際に働く人の方が自社についてよく知っている
- 将来一緒に働く人が分かり、応募者も安心できる
社員紹介をかねることも可能なため、なるべく実際に働いている社員を出演させることを検討してみてください。
オフィスの紹介動画は制作会社に依頼するとクオリティアップ!
引用:サムシングファン
ここまでオフィスの紹介動画を作成するポイントをお伝えしましたが、「動画制作は経験がないから難しい…」と感じる人も多いのではないでしょうか。
その場合は、動画制作会社へ依頼するのがおすすめです。
例えばサムシングファンでは、以下のような形で依頼を受けています。
【サムシングファンにオフィスの紹介動画を依頼した場合】
作成期間の目安 | 2〜3ヶ月 |
動画の長さ | 2〜5分 |
これまで依頼を受けた動画も紹介していますので、詳しくは「映像制作実績」をご参照ください。
また動画制作の費用やその他のおすすめ制作会社についても、以下で紹介しています。
こちらも参考にしてみてくださいね。
まとめ:オフィスの紹介動画を作成して、効率よく採用活動を進めよう
今回は、オフィスの紹介動画について解説しました。
おさらいすると、オフィスを動画で紹介することには、以下3つのメリットがあります。
- リアルな社内の雰囲気が伝わる
- 採用できる学生の幅が広がる
- 災害や感染症などの影響を受けにくい
また動画を作成するときのポイントとして、以下の3つをお伝えしました。
- 明るくておしゃれな雰囲気はウケが良い
- ありのままの姿を映すとミスマッチを防げる
- 社員の出演は働く姿をイメージしやすい
自社でオフィスの動画を制作するのが難しいときは、制作会社に依頼するのもおすすめです。
今回の記事を参考に、オフィスの紹介動画を使って採用活動を進めることを検討してみてくださいね!
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