セミナー動画、自主制作ドラマなど、いま流行中の「動画販売」。
動画というコンテンツさえ用意できれば、後は集客活動のみで収入が得られる可能性があるため、副業としても人気です。
今回は、動画を販売できる人気プラットフォームを8つ、徹底比較して紹介します。
「これから動画販売に挑戦したい」と考えている個人の方・企業担当者の方は、ぜひご一読ください!
目次
動画販売プラットフォームを使うメリット
動画をWEB上で販売するには、自分で販売サイトを作る方法と、動画販売プラットフォームや動画販売用CMSを利用する方法の2種類があります。
動画販売プラットフォームもCMSも、基本的にコストが発生しますが、それに見合うメリットがあります。
メリット1:動画の販売を簡単に始められる
もし動画販売サイトを自力で作るとしたら、テンプレートを探してページをカスタマイズし、動画販売に必要なプラグインを設定し、ドメインを登録し…と、WEB知識がなければ難しいであろう作業の連続です。
動画販売プラットフォームや、動画販売に特化したCMSを利用すれば最小限のステップで動画販売を開始できます。
メリット2:集客も期待できる
動画販売には、集客活動が欠かせません。
昨今の集客活動はFacebook、Twitter、Instagramといった複数のSNSサービスを駆使するのが一般的です。
動画販売プラットフォームの場合、サイト自体がSNS機能を有しているケースがあります。
販売利益の最大化を狙うには、自力での集客活動は欠かせませんが、1人でも多くの人にリーチしたい世界において、ユーザが集まるプラットフォームの存在は非常にありがたいものです。
メリット3:動画の不正コピー・転売を防止できる
動画販売には、不正コピーされて転売/公開されてしまうリスクが付きまといます。
動画販売に特化していないプラットフォームの場合、デジタルコンテンツの販売自体は可能であっても、ダウンロード販売を基本としていることが少なくありません。
動画データをダウンロードできるということは、動画データの転送も可能だということです。
プラットフォームがデジタル著作権管理(DRM)にどの程度配慮しているかどうかは、決して軽視できないポイントです。
動画販売に特化したプラットフォームであれば、メインのユーザである動画販売主を守るために各社、様々な施策を施しています。
例えば動画を複製されにくいストリーミング方式での再生を採用する、画面キャプチャができないよう制御をかけて配信する、特定のユーザのみが視聴できるようIP制限をかける、といった施策をしています。
人気の動画販売プラットフォーム8つを徹底比較
ここからは、動画販売を検討する際にまずチェックするであろう、動画販売が可能な人気プラットフォーム8つを徹底比較してご紹介します。
動画販売プラットフォーム①DOOONUT(ドーナツ)
DOOONUT(ドーナツ)は、年間456社2000本以上の制作を手がける動画制作会社サムシングファンが開発提供するツールです。
簡単に動画ポータルサイトを作成できる他、動画の分析・配信もできるオールインワンパッケージです。
動画販売機能など新しい機能も追加され、より充実したツールとなっています。
主な機能は次の通り。
- 動画ポータルサイト構築
- 動画データの一元管理
- インタラクティブ動画作成
- レビュー機能
- SNSへの一括配信
- 限定配信
- ABテスト
- 広告移動計測
- クリック・アクセス分析…など
社内教育動画や動画ニュースの配信など、動画を扱ったポータサイトを専門知識なしで作成できます。
DOOONUTから動画を投稿した場合、SNS(YouTube、Facebook、Twitter)の視聴データもDOOONUT管理画面でチェックできるので、反響や課題もつかみやすいでしょう。
リテンション分析機能もあるので、視聴者が動画の途中で離脱したポイントもわかります。
「分析」に特化して、質のよい動画を配信したい場合にぴったりのツールです。
コストを削減し売り上げアップを図るために、DOOONUTを活用して動画を「作る」から「使う」へ進めていきましょう。
DOOONUTでは14日間無料ですべての機能が利用できますので、ぜひお気軽にご利用ください。
>>DOOONUT(ドーナツ)
動画販売プラットフォーム②Vimeoオンデマンド
出典:Vimeo
とにかくリーチ可能な数を最大化したい、という方にお勧めなのがVimeoです。
Vimeoは全世界に動画を販売できる、米国発の最大手プラットフォームです。
ユーザ数は2.3億人です。
Vimeoでセミナー動画を販売している方も少なくありませんが、ドローンで撮影した風景動画や自主制作ドラマなど、芸術性の高い動画が多いため、クリエイターの方にお勧めです。
動画を販売するには、Vimeo Pro(月額2000円)に登録する必要があります。
販売方式はレンタル・購入・サブスクリプションの3種類から選択できます。
いずれも購入者が動画データをダウンロードできない仕様になっているので安心です。
決済手段は国際決済サービスのPayPalです。
動画販売価格の10%が販売手数料としてVimeoの収益になり、更に支払いを受取る際にPayPalの手数料がかかります(国内の商用取引レート3.6%+固定手数料40円)。
サポート内容が英語なので、利用するには、そこそこの英語力も必要かもしれません。
動画販売プラットフォーム③ニコニコチャンネル
出典:ニコニコチャンネル
株式会社ドワンゴが運営する、国内最大手の動画配信プラットフォーム「ニコニコ動画」では、個人チャンネルを開設し、投稿したコンテンツに月額の課金設定をして収益を得られる「ニコニコチャンネル」があります。
若年層の男性をメインターゲットにしたいケースにお勧めです。
ニコニコチャンネルは無料で開設できますが、基本的には法人・行政機関向けのサービスとなっています。
個人でも開設可能ではあるものの、ニコニコでの活動実績(投稿・配信数、再生・視聴者数、継続など)やネット上での活動実績などを基準とした審査があります。
機能としては動画配信だけでなく生放送、ブログ、リアルイベント(チケット販売)、グッズ販売にも対応しています。
決済手段はクレジットカードの他、携帯電話3キャリアの公式決済にも対応しているため、クレジットカードを持たない若年層へのアプローチもできるのが特徴です。
また、チャンネルは個人向けと企業向けがあり、個人向けの場合はニコニコ動画が自動で源泉徴収額を引いてくれるので運営が楽です。
月額課金制のため、更新頻度は最低でも月1回とされています。
売上の17%が事務手数料・ドワンゴ収益として引かれます。
動画販売プラットフォーム④necfru(ネクフル)
出典:necfru
ネクフルは、サイト自体がSNS機能も有する、国産の動画販売プラットフォームです。
10秒程度の素材動画、5分前後のエンターテイメント動画、10分〜1時間以上のレクチャー動画まで、実に様々な動画が販売されています。
メールアドレスかFacebookアカウントでの無料会員登録のみで、すぐに動画の販売が開始できます。
契約・審査もありません(※)。
※ necfru規約違反の動画は削除される可能性があります。
決済方法も充実しており、クレジットカード、ドコモケータイ払い、auかんたん決済、ソフトバンクまとめて支払い、Paypal、BitCash、Bitcoin、Amazon ログイン&ペイメントのいずれかを選択できます。
動画の販売価格より決済システムの手数料を除いた額の、25%がネクフル収益として引かれます。
動画販売プラットフォーム⑤GoGetterz(ゴーゲッターズ)
出典:ユイコモンズ
人にレクチャーできるスキルを持っている方にお勧めしたいのが、こちら。
「学びたい人」と「教えたい人」をマッチングする、国産の動画共有プラットフォームです。
現在17万人のユーザがおり、3万3000個のレッスン動画が登録されています。
エクササイズ・語学・マネーなど、多くの人々が関心を持つカテゴリが揃っています。
動画を販売する場合は別途「エキスパート」として登録する必要があります。
エキスパートの登録・利用は無料です。
個人・法人に関わらず、全てのエキスパートに1人の専属担当者が付き、操作方法もフォローしてもらえるので、WEBに自信が無い方でも気軽に動画販売をスタートできます。
動画の販売価格は0円〜自由に設定でき、クレジットカードもしくはPayPalによる決済機能も付いています。
動画が購入された際に、システム利用料5%、決済手数料3.6%がGoGetterz収益として引かれます。
更に、決済手段に応じて手数料が別途発生します。
動画販売プラットフォーム⑥coperi(コペリ)
出典:coperi
coperi はオンライン教室の運営に必要な機能が揃ったサービスです。
教室ページの作成、予約の受付、ビデオ通話、生徒管理、決済などを簡単に利用できます。
ヨガやダンス、料理教室など、おしゃれで比較的、女性向きのオンライン教室が多く開設されています。
登録・開設は無料。
動画の形式はmp4のみアップロードできます。
1コースあたり10GBまでの容量制限があり、コースはいくつでも作成できます。
料金を生徒から受取る際、coperiシステム手数料がかかります(キャンペーン期間中は受取代金の3%、キャンペーン終了後10%程度になる予定)。
動画販売プラットフォーム⑦ソーシャルキャスト
出典:ソーシャルキャスト
WEBページのデザインや決済手段など、もっとオリジナリティを発揮しながら動画販売したい!という方にお勧めなのが「ソーシャルキャスト」。
動画販売・限定配信・視聴チケット発行ができるWEBページを、簡単に作れるCMSです。
WEBページのデザインは、テンプレート方式で自由にカスタマイズできます。
例えば動画を一覧表示してネット販売したり、チケット購入者だけに動画を再生するセミナーサイトを構築したりすることもできます。
決済方法はカード決済、コンビニ決済、キャリア決済、電子マネー決済など多彩に対応。
動画の販売方式も動画単体/セット販売(VOD)、月額見放題販売(SVOD)の両方に対応しています。
気になる料金ですが、「レンタルプラン」であれば初期費用14.8万円+月額利用料金4.8万円だけなので、個人の方でも利用しやすいCMSサービスです。
高度なカスタマイズが可能な「パッケージプラン」もあります。
動画販売プラットフォーム⑧J-Stream(ジェイストリーム)
出典:Jストリーム
5万円から始められる企業向け動画配信プラットフォーム。
メーカー、金融、テレビ局などの企業で2700アカウント以上の導入実績があります。
他社システムと連携できるサービスで、個別案件に応じてカスタマイズします。
例えば、ウェビナーやオンラインイベント実施に必要な機能(会員管理データベース、メール/LINE配信、LINE配信、配信中に広告を表示)も他社機能を連携することで構築できます。
利用料金は見積もり型(要問い合わせ)です。
動画販売プラットフォームを選ぶ際のポイント
動画販売プラットフォームを検討するにあたり、以下のポイントを確認してください。
ポイント1:商業利用NGの動画配信プラットフォームに注意
動画販売を始めようとする方の中には、まず動画配信プラットフォーム最大手のYouTubeを思い浮かべる方も多いと思います。
YouTubeも限定公開が可能なので、別のシステムも使えば「有料会員にだけ動画を公開する」といった仕組みを作れるのですが、実はYouTubeは利用規約上、商業利用が禁止されています。
利用規約で禁止されている以上、突然アカウントが停止されたり、自分が会員から信用を失ったりするリスクもあるので避けましょう。
動画配信プラットフォームの中には、商業利用を許容していないサービスもあることを念頭に置いておきましょう。
ポイント2:利用金額だけでなく、機能やサポート内容もチェック
ただ「安いから」というだけでサービスを選ぶのは、お勧めできません。
基本的に、値段と機能・サポート内容は比例するものだからです。
まずは、自身が動画販売をするにあたり、どんな機能を必要としているのか要件を整理しましょう。
次に、導入事例や企業の顔ぶれをチェックしてみましょう。
自身の理想に近い事例があれば分かりやすいですね。
どの事例を見てもピンと来ない場合は、見積もり型のサービスに打診してみましょう。
個別案件にカスタマイズするケースは比較的高額になりやすいですが、見積もりの取得は無料なので、積極的に情報を取りに行ってみましょう。
ポイント3:無料トライアルを使ってみよう
どのプラットフォームも、だいたい30日程度の無料トライアル期間を設けています。
サービスのユーザビリティ(操作性)は、実際に触ってみないと分からないものです。
慌てて契約せず、まずは無料トライアルを使って使いやすさ・機能の充実性を確かめることをお勧めします。
まとめ:動画制作も外注できる!サムシングファンのご紹介
動画販売プラットフォームが決まったら、いよいよコンテンツである動画制作に着手ですね。
動画制作も、思い切ってプロに任せてみませんか?
株式会社サムシングファンは、年間1300件以上の制作実績を誇る動画制作会社です。
プロのクオリティで動画コンテンツの質もアップ。
顧客の満足度が高ければ、リピーターになってくれる可能性もグッと上がりますよ。
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サムシングファンでは、動画マーケティングのノウハウを公開しています。興味がある方は下記よりお問い合わせください。