動画編集を勉強するときに、本はとても便利なツールです。
場所を問わずどこでも勉強できますし、知識がない状態でも学べます。
実際、これから仕事で動画作成に関わりたいと考えている方で、本を使って勉強しようと思っている方は多いでしょう。
しかし、中には以下のような疑問を抱く方も少なくありません。
- 動画編集を仕事にしたいから、イチから学べる本を知りたい
- 動画編集の技術や考えが学べるおすすめの本を知りたい
- 動画編集の本の選び方や効果的な勉強方法を知りたい
そこで今回は、初心者が動画編集を学ぶうえでおすすめの本を10冊紹介します。
また、本の選び方や勉強するときの注意点も解説。
あなたにあった一冊がきっと見つかるので、まずはご一読ください。
目次
動画編集の本の選び方
動画編集の本について紹介する前に、まずは本の選び方をおさえておきましょう。
選び方を知っておかないと「せっかく本を買ったのに勉強にならなかった」ということもあります。
選び方のポイントは3つあるので、1つずつ解説していきますね。
選び方①出版年度は最近か
まずは本の出版年度を確認しておきましょう。
動画編集ソフトは年々アップデートされています。
出版年度が古いと、本で使われている図解と実際の編集画面が違うことがあります。
「本に書いてある機能が見当たらない」となると混乱してしまいますからね。
本で取り扱っている動画編集ソフトが最新のものと同じバージョンなのか、しっかりと確認しておきましょう。
選び方②対応している動画編集ソフトは何か
本の内容が「自分が使う動画編集ソフトに対応しているか」ということも、本を選ぶポイントの1つです。
編集方法はソフトによって大きく違うので、違う本を買ってしまうとまったく勉強になりません。
どのソフトについて勉強できるのか、購入前に確認しておきましょう。
選び方③図解でわかりやすく説明されているか
図解のわかりやすさは、動画編集の初心者が本を選ぶときに一番大切なポイントです。
理由は文字ばかりだと理解しにくく、勉強が続かないからです。
図解が多い方が画面操作をイメージしやすく、頭にスッと入ってきそうと感じますよね。
書店で実際に手にとって、パラパラと中をめくってみましょう。
軽く読んで理解できるのであれば、あなたにあった一冊かもしれません。
動画編集を未経験からマスターできる本10選
それでは、初心者向けの動画編集の本を10冊紹介します。
基礎的な考えを学べるものから、Adobe Premiere ProやAviUtilなどの編集ソフトを絞った本まで選んでみました。
ぜひ、「これは」と思う一冊を見つけてみてくださいね。
おすすめ①図解だからわかりやすい 映像編集の教科書
出版されたのは2007年ですが、いまだに評価が高い本です。
特定のソフトについて解説するのではなく、動画作成の基礎知識が学べるのが特徴。
基本用語や動画作成の流れ、編集のポイントが、図解つきでわかりやすく解説されています。
動画制作の基礎が学べるので、今後動画の仕事に関わりたいという方におすすめの入門書です。
おすすめ②新版 映像制作ハンドブック
2009年に出版された本の新版です。
動画制作に関してまったく知識のない方向けの本なので、ゼロスタートから知識を身につけられます。
主に学べる内容は、撮影・照明・録音・編集・CG技術です。
動画編集の経験がなく、まずは知識を身につけたいという方におすすめです。
おすすめ③事例で学ぶ1分間PR動画ラクラク作成ハンドブック
初心者向けの本ですが、実践を意識しているのがポイントです。
企業のPR動画をテーマに、撮影から動画編集までの一連の流れを学べます。
具体的には、無料の動画編集ソフト(Windowsムービーメーカー)を使って、初心者が1分のPR動画を3日で作れる方法を掲載。
確かな実践力が身につき「自分でもできそう」と自信になる一冊です。
おすすめ④YouTube完全マニュアル
YouTubeの動画編集を仕事にしたい方、再生回数を伸ばしたい方におすすめの一冊です。
YouTubeの基礎知識や基本的な機能など、YouTubeに関するありとあらゆる情報を掲載。
企画の提案やチャンネル運営など、再生回数が伸びるノウハウも詰まっています。
YouTube動画を作りたいという方はチェックしておきましょう。
おすすめ⑤改訂 YouTube成功の実践法則60
「YouTube完全マニュアル」よりもレベルの高い内容が書かれているため、初心者でもより高度な知識を習得できます。
内容は動画編集などの技術的なことよりも、チャンネル運営に関わるノウハウを重視。
再生回数を伸ばす方法や考え方などが、重点的に解説されています。
これからYouTubeを始める方はもちろん、すでに活動している方にもおすすめです。
将来的にYouTubeを伸ばしたい方にとっては、なくてはならない一冊となるでしょう。
おすすめ⑥自分で作れる!効果的なYouTube広告動画の作り方
広告制作において実践的な内容が書かれている一冊です。
対応ソフトはAdobe Premiere ProとAfter Effect。
YouTube広告で視聴者の行動を促すためのポイントや、動画編集の技術を学べます。
特に、映像と音声の編集は詳しく解説されています。
上級者向けの解説も書かれてあるため、動画編集にある程度慣れている方にもおすすめ。
YouTube広告の制作を仕事にしたい方は必ずチェックしておきましょう。
Adobe Premiere Proの使い方を学びたい方は、こちらの記事をチェックしてみてください。
>>Adobe Premiere Proの使い方を動画編集の流れに沿って徹底解説
おすすめ⑦知識ゼロからはじめるPremiere Proの教科書 CC対応
Adobe Premiere Proの入門書にぴったりの一冊です。
編集画面の名前や基本的な編集手順が図解されているため、頭に入りやすいのが特徴。
動画編集の基本的な単語もわかりやすく解説してあります。
また、サンプルデータに沿って解説されているのもポイント。
最初に完成形を見てから動画の作成方法を学べるので、初心者でも流れがイメージしやすくなっています。
Adobe Premiere Proを使って動画編集を始めようという方におすすめです。
おすすめ⑧Adobe Premiere Pro CC実践講座
他の動画編集者と差別化を図りたい方におすすめの本です。
Adobe Premiere Proの使い方だけでなく、After EffectやAuditionなどの、他のAdobeソフトとの連携を学べるのが特徴です。
動画編集に幅が生まれるので、表現力を磨きたい方は手元に置いておくと重宝するでしょう。
もちろん初心者の方にもわかりやすいよう、図解も豊富です。
読み込み・編集・書き出しといった基本的な流れも書かれているので、基礎から応用まで、幅広く学べる一冊です。
おすすめ⑨プロが教える!Premiere Proデジタル映像編集講座 CC対応
初心者向けの内容から上級者向けの内容まで網羅した一冊です。
「Adobe Premiere Proの辞書」とも言えるほど、内容が充実しています。
まずは自分のレベルにあった内容・知りたい内容から手をつけていきましょう。
練習サンプルに沿って進める形なので、手を動かしながら理解できるのもポイント。
編集画面や操作方法が、図解を使ってわかりやすく書かれています。
動画のクオリティを上げるテクニックも1つずつ丁寧に手順を解説。
膨大なINDEXからキーワードの逆引きができるので、辞書のような使い方もできます。
一冊持っておくと困ったときに役に立つので、Adobe Premiere Proを使うすべての方におすすめの一冊です。
おすすめ⑩AviUtl 動画編集実践ガイドブック
無料の動画編集ソフトAviUtlについてゼロから学べる本です。
インストールの方法から動画編集まで、初心者でもわかりやすいように解説しています。
最終的にはゲームの実況動画が作成できるようになります。
無料でダウンロードできるソフトを扱うので、お金をかけたくない方におすすめです。
動画マーケティングについて独学で学びたい方は、こちらの記事もチェックしてみてください。
>>【2021年最新】動画マーケティングが学べるおすすめの本10選
本で動画編集を勉強するときに一緒にやりたいこと
動画編集の本を購入しても、ただ読めばいいというものではありません。
本で勉強するときは、これから解説する3つのポイントを意識しながら読んでみてください。
きっと、動画編集のスキルがメキメキ上達していきます。
実際に手を動かしながら本を読む
ただ本を読むだけでは、動画編集のスキルは身につきません。
本を読んで理解したつもりでも、実際に画面を見ると何をすればわからないと混乱してしまうことはよくあります。
そのため、動画編集を本で勉強するときは、実際に編集ソフトを立ち上げて、手を動かしながら勉強しましょう。
画面を見ながら本で学習することで、用語や技術が頭に入りやすくなります。
サンプルデータのある本であれば、本の手順通りに進めていけば動画が完成するので、動画作成の流れをイメージしやすくなっています。
サンプルデータのない本の場合は、スマホなどで撮影した動画素材を用意しましょう。
「いきなり編集ソフトに触れるのは不安」という方は、まずは軽く一読して、抵抗感を減らしてから始めるのもおすすめです。
自分のイメージに近い動画を見て真似る
「こんな動画を作りたい」というイメージがあれば、編集技術はどんどん身についていきます。
目標がある方が、進むべき方向がわかりますからね。
自分の頭の中にあるイメージに近い動画を見つけて、そこで使われている技術を真似ていきましょう。
わからないところを本で調べているうちに、たくさんの技術が身についています。
また「自分は何がわからないか」ということにも気づけるのもポイント。
初心者のうちは、上手い人の動画をどんどん真似ていきましょう。
YouTubeやWeb記事を見て学ぶ
本を読みながら実際に手を動かしていても、わからないことはあります。
そんなときは、YouTubeやWeb記事も積極的に活用しましょう。
わからないまま放置しておくと、わからないことがどんどん増えてきます。
確実に上達するためにも、さまざまなツールを使って調べる癖をつけておきましょう。
動画編集のスキルを上げて、企業の動画クリエイターを目指そう
動画編集のスキルが身について自信を持てたら、企業の案件に応募してみましょう。
企業によっては、副業やフリーランスで動画編集をしている人を募集しているところもあります。
例えば、サムシングファンでは動画クリエイターを募集し、一般企業に派遣するサービスも行っています。
動画制作や運用の体制が整っていない企業で働くことで、動画クリエイターとしての経験を積めます。
動画編集の市場は今後も拡大すると予想されているので、ここでの経験は必ず役に立つでしょう。
もし困ったことがあっても、サムファンの社内に常駐しているディレクター・エディターからフォローが受けられます。
週2日から勤務可能なので、それぞれの生活スタイルにあった働き方もできます。
社会保険に入れるのも、フリーランスの方にとっては嬉しいポイントですね。
興味ある方はお気軽にお問い合わせください。
まとめ:本は辞書感覚で手元に用意しておこう
初心者が動画編集のスキルを勉強するための本と、その選び方・勉強方法について紹介しました。
「この本を使えば、自分でも動画編集を仕事にできるかも」という一冊が見つかったでしょうか。
最後に内容を整理しておきましょう。
【本の選び方】
-
出版年度
-
対応している動画編集ソフト
-
図解でわかりやすく説明されているか
【勉強方法】
-
実際に手を動かしながら読み進める
-
自分のイメージに近い動画を真似る
-
YouTubeやWeb記事も積極的に活用する
自分にあった本が一冊あるだけで、非常に心強く感じます。
最初のうちは教科書として、ある程度技術が身についてきたら、わからないポイントを調べる辞書として使えます。
付箋や折り込みをして、よく使うページをチェックしておくのもいいですね。
ぜひ自分にあった一冊を見つけて、動画編集で楽しく仕事ができるようになってくださいね。