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話題の音声メディアを徹底解説!市場の規模は拡大中

音声メディア市場は現在ではとても広がっています。

音声メディアを通してのデジタル音声による広告の市場規模も2025年には420億円になるとの試算です。

この記事では音声メディアについて、音声メディアの種類や市場を解説します。

音声メディアの可能性は大きいので、自分で配信したい人や音声メディアから広告に興味がある人はぜひお読みください。

音声メディアって何?

音声メディアとは、音声コンテンツを配信できるサービスです。

企業や著名人、インフルエンサーだけでなく個人でも配信ができるメディアもあります。

最近では音声SNSなども人気で、声を通して様々な人とつながれるきっかけにも。

音声メディアの種類について紹介します。

①オーディオブック

オーディオブックとは、「聴く本」とも言われます。
本の朗読を録音したもので、「プロが朗読しているもの」「有名な俳優や声優が朗読しているもの」があります。

オーディオブックの利点としては、ながら読書ができる点です。

家事をしながら、運転しながら、何か他のことをしながら音声を通してインプットすることが可能。

また本や、タブレットを見なくても内容が耳から入ってくるので、目が疲れないメリットも。

ダウンロードが可能なオーディオブックもあるので、家でダウンロードし通勤しながら聴くこともできます。

忙しくて本を開く間もない人にとっては、オーディオブックを通して勉強もできるのでおすすめです。

また本をまるまる一冊読むのではなく、要約された内容を耳で聴けるサービスもありますよ。

オーディオブックの代表的なアプリ

②インターネットラジオ

インターネットラジオとは、インターネットを通して配信されるラジオのこと。

ラジオの電波ではないので、違う地域の放送を聴いたり、他の国の放送を聴いたりできます。

ラジオで聴き逃した配信も聴くことが可能。
電車のなかや運転中などでもアプリを通して、好きなラジオ番組を追うこともできます。

また家ではラジオの電波がいまいち…という人もインターネット回線があれば聴けるので嬉しいですね。

インターネットラジオの代表的なアプリ

③ポッドキャスト

ポッドキャストは元々Apple社の「Podcast」のブロードキャストとiPodを組み合わせた造語。

インターネット上に音声を公開して配信する番組です。

日本語や英語だけでなく、いろんな国の言語での番組があります。
語学を勉強できるチャンネルもおすすめです。

番組数は全世界で80万を超えると言われています。

現在ではApple社のPodcast以外にも様々なポッドキャストのサービスが普及しています。

ポッドキャストの代表的なアプリ

④音声配信サービス

音声配信サービスは、個人でも音声を配信できるプラットフォームです。
個人だけでなく、インフルエンサーや企業が配信していることもあります。

収益化できる仕組みのアプリもあり、人気が出れば音声配信による収入を得ることも可能です。

操作が簡単で、気軽に収録できるアプリもあります。

ライブ配信することもできるので、自分の声を使って発信したり、世界観を伝えたりしたい人にはおすすめです。

音声配信サービスの代表的なアプリ

⑤音声SNS

音声SNSは、音声を使うことでつながるソーシャルネットワークです。

友達や知り合いだけでなく、様々な分野の人をフォローすることでつながることが可能です。

最近では音声SNSで会議や打ち合わせの内容を放送して透明性をだしたり、商品説明を行うことで商品の宣伝に使ったりなどの活用ができる音声SNSもあります。

個人で自由に楽しめるので、つながりを求める人にはおすすめです。

音声SNSの代表的なアプリ

音声メディアは広告としての市場価値が向上

2019年以降、デジタル音声広告の出稿に対する環境が整備され、広告主が、ラジオ番組や配信サービスなどにデジタル音声広告を出稿することが可能になりました。

スマートフォンやパソコンだけでなくスマートスピーカーの需要の高まりや、音楽配信や個人でのラジオ番組やチャンネル配信が盛り上がりを見せています。

デジタル音声広告と音声メディアとの相性は良いので、音声によって広告商品やサービスの価値や魅力を知ってもらえることが可能。

オーディオアドとも呼ばれ、音声メディアでの広告市場は今後も高まっていくと考えられます。

国内の音声メディアの市場規模

出典:トレンダーズ株式会社

トレンダーズ株式会社の調査では約3人に1人が日常的に音声メディアを利用しているということがわかりました。

20〜30代の男女526名を対象とした調査です。
そのうち31.6%の人の生活において、音声メディアが生活の一部となっていることがわかります。

また、コロナ禍において「他人との会話」に対して飢えているという影響が指摘されることも。

音声メディアを使う理由のランキングを以下に示します。

1位 39.8% 他人の声や会話を聴くのが好きだから
2位 30.1% 時間を有効に使いたいから
3位 27.7% 常に何か音声を聴いていたいから
4位 19.9% 情報量が多いから
5位 11.4% 流行っているから

日本国内において音声メディアを通して、音楽だけでなく人の声を聴く習慣が高まっていると考えられます。

海外の音声メディアが日本へ参入!おすすめの音声メディア3つ

海外でも音声メディアの市場規模が拡大しています。

ここでは海外発の音声メディアで日本でも人気のある3つのメディアを紹介します。

海外でリリースされ、市場拡大により日本での音声メディア市場に参入している音声プラットフォームです。

音声メディア①SPOON

引用:App Store

SPOONは韓国でリリース後、日本でのサービスを開始しています。

声だけでラジオを無料で配信できるサービスです。
個人での配信が可能で、アプリからだけでなく、Webサイトからも利用できます。

韓国では2016年3月にSPOONラジオをリリースし、累計ダウンロード数は250万件を超えています。

日本には2018年4月にサービスを開始。
2020年には世界での累計ダウンロード数が1800万を超え話題です。

音声メディア②Himalaya(ヒマラヤ)

引用:App Store

Himalayaは中国では6億以上のダウンロード数、月間では1億2000万以上のアクティブユーザーがいる巨大な音声メディアです。

日本では30万ダウンロード以上があり、現在のチャンネル数は2万以上、エピソード数は5万以上あります。

2019年には有料コンテンツの配信をスタートしています。

ビジネスや経済、語学だけでなく自己啓発やアニメ、コメディーなど様々なジャンルが存在します。

ユーザーの平均的な聴取時間は1日30分以上で、音声メディアによって、知識を共有できるプラットフォームです。

音声メディア③ポッドキャスト

引用:App Store

アメリカのEdison researchが2019年に公表したデータでは、ポッドキャストの視聴者は1年で増加しています。

アメリカでは12歳以上の51%がポッドキャストを聴いたことがあると回答。

また2014年と比べると、2019年までの5年間でポッドキャストの利用が122%増加しました。

利用が増えた理由としては、12歳から24歳の若年層にあたるユーザーが増えたことが考えられます。

前年の2018年と比べても、41%の人が1年前よりもポッドキャストを聴いていると答えています。

ポッドキャストを聴いている最中に流れる宣伝に関しても、54%の人がそのブランドの商品などの購入を検討する可能性が高いというデータも。

Appleのポッドキャストでは、100万以上の番組と3000万以上のエピソードがあり、多くの人が聴くことを意識していることがわかります。

デジタル音声広告の市場規模は成長中

出典:デジタルインファクト調べ

スマートフォンなどを使ったインターネットを通したラジオ番組配信や音声メディアの普及に伴い、音声メディアによる広告の市場が拡大しています。

デジタルインファントの2020年の調査では、2021年以降は広告主によるブランディングなどを目的にした広告の出稿の需要が高まると期待されています。

また、大手広告事業者など音声メディア広告への新規参入が進むことにより市場は急速に拡大すると考えられています。

2022年以降に急速な市場拡大が進むことで、2025年には音声メディアの広告市場は420億円規模になる見通しでです。

音声メディアのメリットを詳しく知りたい場合は、こちらの記事もチェックしてみてください。
>>音声メディアで稼ぐ時代に!メリットやおすすめの音声メディア

音声メディア市場の今後に期待大

音声メディアは様々な種類があり、大きく分けて5つあります。

  1. オーディオブック
  2. インターネットラジオ
  3. ポッドキャスト
  4. 音声配信サービス
  5. 音声SNS

日本だけでなく、海外や世界全体で見ても市場が拡大しています。

今後もスマートスピーカーの需要や、スマートフォンなどのデバイスの進歩によりさらに市場の拡大に期待ができます。

音声メディアだけでなく、ライブ配信も人気があります。

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この記事の監修者

山口 貴久

株式会社サムシングファン/執行役員 COO 1981年兵庫県生まれ 映像系専門学校卒業後、映像制作全般に携わる。撮影技術、制作、ディレクションなどで活躍しながら自主映画を制作。脚本を担当した映画がPFF:ぴあフィルムフェスティバル審査員特別賞・日活賞W受賞、IFFR:ロッテルダム国際映画祭に招待。

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