YouTubeに漫画動画広告を活用する企業が増えてきました。
しかし、「YouTube漫画動画広告が、そもそもどのような広告かわからない」「YouTube漫画動画広告のメリットとは？」と疑問に思いませんか。
本記事では、YouTube漫画動画広告のメリット・デメリットや費用相場、制作時に押さえておきたいポイントを紹介します。
YouTube漫画動画広告は、ユーザーに親近感を与えやすいため、広告効果が期待できるフォーマットです。
YouTube漫画動画広告を展開したいと検討中の企業や担当者の方は、ぜひ参考にしてください。
目次
YouTube漫画動画とは
YouTube漫画動画とは
YouTube漫画動画とは、複数枚の静止画やイラストをつなぎ、音声やBGM、ナレーション、エフェクトなどをつけて動画化したものです。
漫画の尺は、基本的には5〜20分程度と短尺のものが多い傾向です。
現在、YouTubeには、ジャンルの異なるさまざまな漫画動画が投稿されています。
「もしも」「あるある」ネタや、知識・雑学系、笑える話、感動系、ホラー系などがよく見られるジャンルです。
アニメーション動画との違い
漫画と混同されやすい動画に、アニメーション動画があります。
アニメーション動画はイラストが動きますが、漫画動画ではイラストが動かないのが大きな違いです。
YouTube漫画動画は、デジタル版紙芝居と聞けば、イメージがしやすいかもしれません。
広告としても活用されている
YouTube漫画動画は、YouTubeチャンネルに公開する表現方法だけではありません。
昨今、YouTube漫画動画は、商品やサービスを紹介する動画広告として活用されるケースが増えてきました。
短時間で多くの情報を直感的に訴求できる動画と、日本人に親しまれている漫画。
これらを組み合わせたYouTube漫画動画広告は、それぞれの強みを最大限に活かせます。
YouTubeのインストリーム広告やSNS広告など幅広く採用されています。
YouTube漫画動画広告の活用シーン
企業におけるYouTube漫画動画広告の活用シーンは以下の通りです。
- 企業ブランディング
- 商品やサービスの使い方の説明
- セミナーやイベント、会社説明会などの集客
ユーザーが親近感を覚える漫画動画を広告に活用することで、商品やサービスの魅力を訴求しやすいメリットがあります。
YouTube漫画動画が増加している理由
YouTube漫画動画が増加している理由を紹介します。
拡大する動画・漫画市場
近年、ますます動画と漫画市場が拡大しているのも、YouTube漫画動画が人気となる理由の1つです。
2022年10月時点で、YouTubeの国内月間アクティブユーザー数は、7,000万人以上といわれています。
今やYouTubeは、「人々の日常に欠かせないもの」と言っても過言ではありません。
また、漫画市場も勢いを増しており、特に電子コミックは特出して拡大しています。
出版業界の調査研究機関である公益社団法人全国出版協会・出版科学研究所が、2020年における日本のコミックの推定販売額を発表しました。
画像引用：公益社団法人全国出版協会・出版科学研究所
紙媒体と電子媒体を合わせた総額は前年比0.2％増の6770億円と、3年連続で過去最高を更新。
特に電子コミックは前年比と比較して、8.9％増の 4,479 億円と拡大しています。
5Gが本格的に普及し、場所を選ばずにストレスなく快適に動画視聴できる通信環境が普通になり始めました。
マーケティング施策として動画広告と漫画市場を活用することが、企業に求められています。
漫画自体の人気が高い
そもそも漫画自体の人気が高く、幅広い層に支持されているのも漫画動画が増加している理由の1つといえます。
CCCマーケティング株式会社は、18〜69歳の男女1,504名を対象に、マンガに関するアンケート調査を実施しました。
画像引用：PRTIMES
どれくらいの頻度でマンガを読んでいるのかの質問に、「年に1冊以上読んでいる」割合が53.1％、また「月に1冊以上読んでいる」割合は42.4％となりました。
つまり、日本人の2人に1人が、1年に1冊以上はマンガを読んでいるという結果に。
漫画は老若男女問わず日本人の娯楽として人気が高く、漫画動画も多くの人に支持されているといえます。
YouTubeと相性が良い
漫画動画が増加している理由の1つに、YouTubeとの相性の良さが挙げられます。
YouTube動画の視聴は、通勤や通学の電車内や、休憩時間などすきま時間の暇つぶしとして最適です。
漫画動画は5〜10分程度、長くても20分以内と短編のものも多く、ながら視聴もできます。
漫画動画は、字幕とイラストがついているため、音声がなくてもストーリーを理解しやすいのも特徴の1つです。
視認性の高い漫画と、多くの情報を訴求できる動画は親和性が高いといえます。
手間・費用がかからない
漫画動画は、実写と比較して撮影やキャスティングに手間や費用がかからないのも人気の理由の1つです。
実写の場合、撮影やキャスティングに多くの時間と費用が発生します。
例えば、実写制作にかかる人件費は以下の通りです。
- キャスト・エキストラ費用
- キャストやエキストラへのメイク費用
- 撮影スタッフ費用
- ロケ地レンタル費用
漫画動画の場合、実写と違い、キャストやエキストラを用意する必要がありません。
多くの人が関わらないため、人件費などを抑えられます。
また、スケジュール調整の労力も要りません。
漫画動画は安価に抑えられることが多いため、コストの面を考慮しても動画コンテンツを量産しやすいのが魅力です。
動画制作・編集ツールの普及
漫画動画が増えた理由の1つに、動画制作・編集ソフトの普及が関係しています。
漫画動画を制作・編集するのはハードルが高い、難しいと思っていませんか。
近年は、動画制作・編集ツールが普及し、誰でも簡単にクリエイティブ制作ができるようになりました。
簡単にクリエイティブを量産できるツールから、プロ向けの高機能とツールとさまざまなツールが登場。
また、漫画動画の制作に関するテンプレートも充実しています。
その結果、漫画動画に挑戦するクリエイターが増加し、漫画動画も増えてきました。
※簡単にビジネス向けのアニメーション動画を制作したいなら、VYONDがおすすめです。
気になる方は、こちらの記事を参考にしてください。
VYONDでできることは？メリット・デメリットや登録方法も解説
YouTube漫画動画広告の事例
実際に企業が制作したYouTube漫画動画広告の事例を紹介します。
事例①三井住友アセットマネジメント株式会社
YouTube漫画動画広告の事例1つ目は、三井住友アセットマネジメント株式会社が制作した「マジカルファンドガール」 です。
動画では、金融市場には魔物が潜んでいるという設定で、投資家のアセット（資産）を守るために戦う少女の活躍を描いています。
若者や初心者には理解するのが難しい株について、漫画で楽しくわかりやすく説明しています。
実写では表現しにくい設定も、漫画ならではの自由に表現しているのが特徴です。
事例②株式会社縁蔵ホールディングス
事例2つ目は、不動産仲介業である株式会社縁蔵ホールディングスが投稿したメッセージ性が高いYouTube漫画動画広告です。
問い合わせが多いペット飼育可能物件について、宣伝しています。
ペットを飼う前に一度考えてほしいことをテーマとし、ペットと共生する未来について考えさせるストーリーです。
愛らしい愛犬のイラストと音楽で、視聴者の感情に訴えかけるストーリー展開となっています。
事例③株式会社タカラトミー
YouTube漫画動画広告の事例3つ目は、株式会社タカラトミーが配信した「ギア列伝JIN」です。
誰もが知っている「人生ゲーム」をオリジナリティ溢れるストーリーで漫画化しました。
視聴者の興味を惹きつけるテンポの良いストーリー展開とBGM、ナレーションが特徴です。
YouTubeの詳細欄に、「マンガの続きはこちら！」とユーザーを自社ホームページへと促す導線は参考になります。
YouTubeチャンネルには、さまざまなタイプの漫画動画が投稿されているのでチェックしてみてください。
YouTube漫画動画広告のメリット
メリット①親近感を与える
漫画は、老若男女問わず親しまれているため、視聴者に親近感を与えやすいです。
「動画広告」に対して、抵抗感や嫌悪感を抱いてしまう視聴者は少なくありません。
しかし、日本で長年親しまれている漫画をYouTube動画広告に活用すれば、広告に対する抵抗感が少なくなります。
漫画のキャラクターをターゲット層に近い人物に描写もでき、共感を持ってもらいやすい動画広告の投稿が可能です。
メリット②ストーリー形式でわかりやすい
漫画動画広告は、ストーリー形式で視聴者にわかりやすく商品やサービスを訴求できます。
商品やサービスの魅力を一方的に伝えても、視聴者は押し付けられた印象が残りやすく、望むような効果を喚起できないかもしれません。
一方で「起承転結」のストーリー展開は、言葉だけでは伝わりにくい内容でも、視聴者にイメージをしてもらいやすいです。
視聴者は心を動かしやすく、自社が期待する行動を自然と促せます。
メリット③自由に表現できる
漫画は実写よりも、表現の自由度が高いのもメリットの1つです。
実写では制限がある難しい表現も、漫画ならストーリーや構成次第で自由に表現できます。
例えば、漫画1コマの大きさや色、情報量も自由自在に変更可能です。
ストーリーのテンポや強弱を調節しやすいため、視聴者にインパクトを与えられるメリットもあります。
メリット④スキップされにくい
視聴者の目に留まりやすい漫画動画広告は、広告がスキップされにくいのも特徴です。
一般的な動画広告の尺は長くても30〜60秒程度に対して、漫画広告は2分以上か長尺な広告だと10分に及ぶものもあります。
ストーリー形式で展開されるため、他の動画広告と比較して長尺でも、視聴者は「続きが気になる!」「結末が知りたい!」と最後まで視聴されやすいです。
動画を最後まで視聴してもらうことで、商品やサービスの内容をきちんと伝えることができ、動画の完全視聴率がアップする効果が得られます。
メリット⑤低予算でできる
YouTube漫画動画広告は、実写よりも低予算で制作できます。
実写の広告を制作する際には、スタジオを借りたり、キャストを用意したり、天候によっては撮影日数が伸びたりするかもしれません。
予算とスケジュールに余裕がなければ、視聴者の印象に残る撮影ができない可能性があります。
実写にフルアニメーションや3DCGを活用すると表現の幅は広がりますが、制作費用は高額になりがちです。
しかし、漫画動画広告だとスライドショーのように動画化する作業のため、予算を抑えられます。
YouTube漫画動画広告のデメリット
YouTube漫画動画広告はさまざまなメリットがある一方で、活用方法を間違えるとデメリットになる恐れもあります。
広告出稿で失敗しないために、YouTube漫画動画広告のデメリットを確認しましょう。
デメリット①視聴者に不快感を与える
漫画動画広告は自由に表現できますが、視聴者に不快感を与える恐れがあります。
「○○で悩みが解決した」「○○を食べるだけで10㎏痩せた」など、商品やサービスのベネフィットを訴求したいあまりに、過度な表現をしがちです。
「痩せる」など容姿に関する表現や、「絶対」などの誇張表現の使用にはくれぐれも注意してください。
ネガティブな表現は視聴者に不快感を与え、企業のイメージダウンにつながる恐れもあります。
視聴者の劣等感を煽り、コンプレックスを抱かせることで販売促進を行う「コンプレックス商法」が問題となりました。
あまりに現実離れをしていない設定や公序良俗に反していない内容を意識して、訴求効果の高い広告を制作しましょう。
デメリット②審査が通りにくい
漫画動画広告は、YouTubeの広告審査が通りにくいデメリットがあります。
YouTube広告はすべてのコンテンツが審査され、Googleが定めるポリシーに違反していないか薬機法や景表法などを参照しながらチェックされるからです。
漫画動画広告は表現の自由度が高い分、これらに違反しないか注意を払う必要があります。
違反すると、動画削除や行政処分である措置命令、課徴金などのペナルティが課されます。
一度ペナルティを受けると、次回の動画出稿の際に、広告審査が通りにくいかもしれません。
コンプレックス商法以外にも、わいせつな表現を含むコンテンツや信ぴょう性が疑われる表現にはくれぐれも注意してください。
また、著作権の確認も忘れずにしましょう。
YouTubeで他者の著作物である画像や動画、音楽、効果音などを無断で使用すると、著作権侵害にあたります。
著作権侵害の警告を複数受けると、アカウントに投稿されたすべてのコンテンツの削除や、新規チャネルが作成できません。
デメリット③リアリティや高級感は演出しにくい
漫画動画広告は、実写と比べるとリアリティや高級感は演出しにくいことに注意しましょう。
YouTube漫画動画広告は、商品やサービスによっては相性が悪い可能性があります。
一般的に漫画動画広告は視聴者に親しみやすい反面、高級感が演出しにくくチープな印象を与えがちです。
高級商材のブランディングには適さないかもしれません。
また、漫画だとリアリティを演出しづらく、広告効果が半減する恐れもあります。
漫画動画広告を制作する前に、自社の商品やサービスが漫画広告とマッチしているかどうかをきちんと検討しましょう。
YouTube漫画動画広告の自作に必要なツール
自社で漫画動画を制作してみたいと考えている担当者もいるかもしれません。
YouTube漫画動画広告の制作に必要なツールについて解説します。
必要なもの①脚本
視聴者に面白いと感じてもらうには、ストーリーが非常に重要です。
漫画やナレーションがどれほど優れていても、退屈なストーリー展開では視聴者を引きつけるのは難しいでしょう。
魅力的な脚本を作るためには、リサーチが不可欠です。
漫画動画広告を制作する前に、どのようなジャンルやストーリーの動画が人気なのか調べましょう。
必要なもの②ペイントソフト
漫画動画広告のイラストは、ペイントソフトを使用して作成されます。
漫画の制作には、初心者からプロまで幅広く支持されている「CLIP STUDIO PAINT」などのソフトを使ってみましょう。
「CLIP STUDIO PAINT」はユーザー数も多いため、使い方でつまずいてもインターネット上で簡単に解決方法を調べられるのが特徴です。
また、ペイントソフトと併せて、ペンタブレットも用意しましょう。
マウス操作では難しい表現も、ペンタブレットであれば初心者でも簡単に操作できます。
効率的に漫画を作成するのにおすすめです。
必要なもの③動画編集ソフト
漫画動画広告のクオリティを高めるためにも、動画編集ソフトも欠かせません。
動画編集ソフトの種類は、無料ものから有料ものまであり、編集機能やオプションもさまざまです。
人気YouTuberに支持されているのは、「Final Cut Pro」や「Adobe Premiere Pro」といわれています。
有料の編集ソフトで、プロの撮影現場でも使用されており、効率的に動画制作を進めるのに効果的です。
無料の編集ソフトだと、「AviUlt」がよく使用されています。
フリーソフトといえども、YouTube動画の編集ソフトとして十分な機能を備えているソフトです。
上記のソフト3つは、書籍やインターネットでチュートリアルを無料視聴するなど、簡単に情報を入手できます。
※YouTuberに人気の動画編集ソフトについては、以下の記事をご覧ください。
YouTuberに人気の動画編集ソフトを10選！初心者からプロまで
YouTube漫画動画広告を外注する際の費用相場
- 制作会社へ依頼する
- 職種ごとにクリエイターへ依頼する
複数のスキルが必要になるため、漫画動画広告の制作は外注するのが一般的です。
それぞれの費用相場を解説します。
外注①動画制作会社に依頼する
YouTube漫画動画広告を外注する方法1つ目は、制作会社に依頼することです。
費用相場は、20〜30万円程度といわれています。
動画制作会社に依頼すれば、広告の企画・構成から撮影、編集、出稿までを一任することが可能です。
YouTube動画広告に関する知識が豊富な制作会社に依頼すれば、審査が通らずに広告が無駄になる心配もありません。
また、YouTubeチャンネルの運用や動画の効果測定までを請け負っている会社もあります。
ただし、オプションを追加すると予想以上の請求がある可能性には注意しましょう。
※漫画広告を適切にYouTube出稿し広告を得るためには、実績が豊富な動画制作会社に相談するのがおすすめです。
予算が気になるなら、格安で制作依頼ができる動画制作会社を探してみましょう。
【2023年版】格安で動画制作ができる会社10選を徹底調査｜コツや注意点も解説！
外注②職種ごとにクリエイターへ依頼する
職種ごとにクリエイターに外注するのも、YouTube漫画動画広告を制作する方法の1つです。
フリーランスクリエイターをうまく活用できれば、10万円程度で制作できるかもしれません。
YouTube用の漫画動画を制作するためには、脚本とイラストを作成して、音入れや編集を行う必要があります。
費用を抑えて動画広告を制作したいなら、「クラウドワークス」や「coconala」などクラウドソーシングサービスを利用してみましょう。
ただし、フリーランスのクオリティにばらつきがある点には注意してください。
また、漫画広告は表現に制約がない分、制作進行は通常の動画広告よりも大変です。
自社に動画広告に関するリソースがない場合は、十分なディレクションができないリスクは覚えておいてください。
次に、YouTube漫画動画の外注に必要な職種と費用相場を解説します。
必要な職種①脚本家
脚本の制作を外注した場合の相場は、1文字1〜3円程度です。
文字単価にシナリオの文字数を掛けて、依頼金額を算出しましょう。
例えば、文字単価2円で2,000文字のシナリオ依頼した場合の金額は4,000円となります。
上記の金額はあくまでも、外注サービスに登録している一般の人に依頼した場合の金額です。
プロに脚本家に依頼する場合は、脚本の制作費も高額になるので留意しておきましょう。
必要な職種②イラストレーター
YouTube漫画動画用のイラストを外注した場合の料金は、20枚前後で2万円ほどです。
もちろんイラストの枚数が多くなるほど金額も高くなります。
プロの漫画家や著名なイラストレーターに依頼する場合は、さらに高額になるので注意しましょう。
YouTube漫画動画用のイラストは、万人受けしやすい絵柄で作成するのがポイントといえます。
イラストレーターを選ぶ際には、金額だけではなくイラストレーターの作風も忘れずにチェックする必要があります。
必要な職種③声優
外注サイトを通じて、声優に脚本の読み上げを依頼した場合の料金は4,000円前後です。
シナリオの文字数で料金が決まるケースが多いため、シナリオが長くなればなるほど、料金も上がります。
必要な職種④動画編集者
動画編集の料金は、3,000〜2万円と幅があります。
一般的な漫画動画は、スライドショー形式なので比較的工数も少ないのが特徴です。
しかし、動画の尺や工程の多さによっては、4万円以上かかるケースもあるので注意してください。
YouTube漫画動画広告の作り方
YouTube漫画動画広告が、どのような流れで制作されるのかを解説します。
ステップ①脚本を作成
脚本を制作する際は、最初にテーマを設定します。
テーマを設定せずに脚本を作成しても、動画のメッセージがブレてしまう恐れがあるので、最初に決めておきましょう。
テーマが決まったら、キャラクターの設定やシナリオを作成します。
脚本はいきなり文章で作成するのではなく、大まかな話の流れを組み立ててから、書き出していきます。
また、漫画動画広告は短尺でメッセージを伝える必要があるので、ストーリーと関係のないキャラクターを登場させないようにしましょう。
不必要に登場人物を増やすと、「何を伝えたいのか」が分かりにくい動画になる可能性があります。
ステップ②漫画を作成
サイズについては、1920×1080ピクセルや1280×720ピクセルで作成するのが一般的です。
漫画動画広告の場合、通常のイラストほどの解像度は求められないケースが多いといわれています。
また、万人受けする絵柄が好まれる傾向です。
外注する際は、イラストレーターのポートフォリオや実績を確認して自社とマッチングするかどうかを確認しましょう。
ステップ③ナレーション
漫画が完成したらスライドをつなぎ合わせて映像を作成し、声入れを行います。
ナレーションは、声優の力量によってクオリティに大きな差が出やすい部分です。
また、使用する機材やセッティングによって音質も変化するため、依頼する声優の収録環境も確認しておきましょう。
ステップ④動画編集
声入れの後は、BGMや効果音、タイトルを入れるなどして動画広告を仕上げます。
YouTubeに動画広告をアップロードする際に推奨されているアスペクト比は、16：9です。
ユーザーが動画広告を視聴しやすいように、同じアスペクト比に設定しておきましょう。
ステップ⑤YouTubeへアップロード
動画広告が完成したら、YouTubeへアップロードしましょう。
YouTubeに動画を投稿する際に、必要以上に高画質な動画を作成するとアップロードに時間がかかる場合もあります。
大多数のユーザーが動画を視聴するデバイスの解像度は、最大でも1920×1080（フルハイビジョン）程度です。
フルハイビジョン以下の解像度に設定すると、スムーズに配信作業が進みます。
※漫画動画広告の制作方法についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事もチェックしてください。
漫画動画の作り方や注意したいポイントを解説
YouTube漫画動画広告を制作する時のポイント
YouTube漫画動画広告を制作する時に、押さえておきたい2つのポイントを紹介します。
ポイント①1本の動画につき主題は1つ
1本の動画につき、テーマは1つに絞りましょう。
YouTubeの漫画動画広告は、5分以内の短いものが多いです。
視聴者に効率的に商品やサービスを訴求するためには、テーマを設定する必要があります。
短い動画広告の中に多くのメッセージを詰め込み過ぎると、視聴者は何を伝えたいのか分からなくなってしまうので注意しましょう。
ポイント②メッセージは簡潔に
漫画動画広告では、主題と関連するショートメッセージを5つ程提示するケースが多いです。
短いメッセージを提示しながら、ストーリーが進展するような構成にしましょう。
動画広告のメッセージが、視聴者に届きやすくなるのでおすすめです。
視聴者の記憶に残りやすい動画広告となり、チャンネルのファンになってもらえる確率が高くなります。
まとめ：YouTube漫画動画広告を効率よく制作するなら外注しよう
動画制作の実績がない企業が、自分たちで制作する場合は時間も手間もかかってしまいます。
YouTubeの漫画動画広告を効率よく制作するなら、動画制作会社などに外注しましょう。
また、動画広告はYouTubeに配信したら完了ではありません。
配信した漫画動画が、「視聴者に最後まで視聴してもらえているか」「自社が期待する行動を促せているかどうか」など効果を常にチェックする必要があります。
広告のPDCAを定期的に回し、効果を可視化することで、客観的に広告の効果を実感できるからです。
制作実績が豊富で、広告動画の配信までをサポートしてくれる動画制作会社なら、「サムシングファン」はいかがでしょうか。
サムシングファンは、自社の要望に合わせた動画制作プランを提案します。
漫画動画の制作を検討中の方は、お気軽にご相談ください。
現在、サムシングファンでは自社の売上アップをサポートする動画DX®活用法を公開中です。
漫画動画をはじめ、動画をブランディングや商品PRに活用する企業が増えています。
マーケティング担当者や気になる方は、ダウンロードしてみてください。
