企業や団体にとっての周年記念は、これまでの歩みを振り返るだけでなく、これからの方向性やビジョンを広く共有するための貴重な節目です。
長年の努力と成功を支えてくれた社員や取引先、顧客といったすべての関係者に感謝の気持ちを伝えながら、信頼関係をより強くできるタイミングともいえるでしょう。
そのようななかで、多くの企業・団体が注目しているのが周年記念動画です。
周年記念動画とは企業・団体の歴史や実績、価値観などをまとめたコンテンツです。
社内外の多様なステークホルダーとのコミュニケーションツールとしても活用できるため、周年記念のお祝いとして制作する方が増えています。
そこで本記事では、周年記念動画を制作するメリットを紹介します。
制作の具体的な流れや押さえておきたいポイントも解説しているので、併せて参考にしてください。
目次
周年記念動画を制作するメリット
周年記念動画を制作するメリットは、主に以下のとおりです。
- ステークホルダーに感謝の気持ちを伝えられる
- 過去を振り返りながら新たなビジョンを共有できる
- 自社の資産として残せる
- メディア発信にも活かせる
それぞれについて解説します。
ステークホルダーに感謝の気持ちを伝えられる
周年記念動画を制作すると、ステークホルダーに感謝の気持ちを伝えやすくなります。
企業が長年生き残れたのは社員や取引先、顧客をはじめとするステークホルダーの協力があったからです。
50周年や100周年といった重要な節目に周年記念動画を制作すれば、日頃の感謝を伝えられるうえ信頼関係の構築にも役立ちます。
過去を振り返りながら新たなビジョンを共有できる
周年記念動画を制作すれば、過去を振り返りながら新たなビジョンを共有できます。
例えば創業時のエピソードや成長過程などを紹介すると、企業の軌跡を振り返ることが可能です。
そして、企業の新しい歴史を刻み始めるスタートとして活用すれば、今後のビジョンを共有しつつ社員のモチベーションを向上できます。
自社の資産として残せる
周年記念動画は、自社の資産として残すことも可能です。
周年記念動画は節目の年だけではなく、イベントや式典など幅広いシーンで活用できます。
時間が経過しても企業の歴史としての価値を維持できるため、長期間にわたって役立つコンテンツといえるでしょう。
一度制作すると長期的に活かせることから、周年記念動画は費用対効果の高い投資と判断できます。
メディア発信にも活かせる
周年記念動画は、メディア発信にも活かせます。
例えば周年記念動画をSNSに投稿すると、多くのユーザーに企業の魅力やビジョンを伝えられ、企業価値の向上につながります。
動画が拡散されれば認知度拡大も期待できるため、今まで自社に興味や関心のなかったユーザーも見込み客になる可能性があるでしょう。
周年記念動画を制作すると、あらゆるシーンで活用できます。
周年記念動画の作り方
周年記念動画は、以下のステップで制作しましょう。
- 制作目的を明らかにする
- 動画の構成を決める
- 撮影をする
- 動画編集を行う
それぞれについて解説します。
1.制作目的を明らかにする
まず、周年記念動画の制作目的を明らかにしましょう。
例えばステークホルダーへの感謝を伝えるために制作する場合と、新たなビジョンを共有する場合では動画の内容が異なります。
そのため目的を明確にしたうえで「誰に向けた動画か」「どのようなメッセージを込めるか」などを考えると、動画の方向性が見えてきます。
2.動画の構成を決める
次に、動画の構成を決めましょう。
先ほど明確にした目的を基準にしながら、動画の流れを検討します。
各シーンの構図や演出方法などを絵コンテにまとめておくと、撮影をスムーズに進められます。
3.撮影をする
構成にもとづいて、実際に動画撮影を行いましょう。
過去の映像や資料などはデジタル化しておき、必要に応じて動画に組み込みます。
社内風景や社員インタビューなどを行う際は、日常の一コマを切り取ったかのような自然な雰囲気を演出すると伝えたい思いを相違なく届けられます。
4.動画編集を行う
最後に、動画編集を行います。撮影した映像をカットしたり、BGMやナレーションをつけたりします。
編集した動画をチェックして、問題がなければ周年記念動画の完成です。
より良い周年記念動画を制作するポイント
より良い周年記念動画を制作するポイントは、以下のとおりです。
- 視聴者が飽きない工夫をする
- 時系列を意識した構成を組む
それぞれについて解説します。
視聴者が飽きない工夫をする
周年記念動画を制作する際は、視聴者が飽きない工夫をしましょう。
思いを込めて動画を制作しても、最後まで視聴してもらわなければ意味がありません。
そのため、ストーリー性を持たせたり、音にこだわったりして最後まで見たくなる動画を制作するのがポイントです。
時系列を意識した構成を組む
周年記念動画は、時系列を意識した構成を組みましょう。
過去・現在・未来を行き来していると視聴者が混乱しやすくなり、伝えたい思いを届けにくくなるからです。
過去・現在・未来の流れを崩さずに、視聴者を引き込むような動画を制作してください。
周年記念動画の制作事例
最後に、周年記念動画の事例を紹介します。
それぞれの動画を参考にしながら、魅力的な周年記念動画を制作してください。
起業家機構「EO Osaka(イーオーオオサカ)」様
https://www.somethingfun.co.jp/case/8262
関西を代表する起業家機構「EO Osaka(イーオーオオサカ)」様の10周年記念動画です。
記念セレモニーで流すために制作されたことから、ドラマチックなナレーションを活用してリッチな雰囲気に仕上げています。
富士工業株式会社様
https://www.youtube.com/watch?v=hsH3ZEh2Q6k
富士工業株式会社様の設立90周年を記念した会社紹介動画です。
さまざまな商品写真をポップな動きで見せており、同社のことを知らない方が視聴しても親しみやすい雰囲気を感じられます。
過去・現在・未来の時系列を意識した構成を組んでいるため、内容を理解しやすいでしょう。
株式会社ダイケン様
https://youtu.be/aIFtxYPlAQs?si=JN7wEdlfn6bJugav
株式会社ダイケン様の100周年記念動画です。
社長様のインタビューを中心に、これまでの歩みやこれからの展望を伝えています。
同社への理解も深められ、視聴者の興味や関心を集められる動画に仕上がっています。
まとめ
周年記念動画を制作するとステークホルダーに感謝の気持ちを伝えたり、今後のビジョンを共有しやすくなったりします。
一度制作すれば自社の資産として幅広いシーンで活用でき、企業価値の向上にも役立てられます。
視覚的なアピールも可能となるため、多くの方に自社の存在や魅力を伝えられるでしょう。
とはいえ、周年記念動画を自社内で制作するのは難しいと感じる方は多いはずです。
そのような場合は、プロに制作を依頼するのも一つの有効策です。
制作会社に依頼すれば、自社の負担を軽減しながらクオリティの高い周年記念動画を制作できます。
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