会社紹介動画は、企業のことをもっと知ってもらうための有効な手段です。
紙面で見るよりも動きがある方がよりリアルなため、動画を制作する企業が増加しています。
会社紹介動画を作るのは難しい印象がありますが、コツをつかめば意外と簡単ですよ。
プロに頼むのも良し、自身で作成するも良し、伝え方はさまざまです。
そこで今回は、会社紹介動画の実例から見るメリットや作り方、おすすめの制作会社についてご紹介していきます。
- 会社紹介動画を作りたい
- 会社紹介動画のメリットは?
- 会社紹介動画を制作している会社を知りたい
など、会社紹介動画を取り入れたいと考えている企業の方は是非参考にしてみてください。
目次
会社紹介動画の事例3選
会社の紹介動画とはどのようなものでしょう。
例えば、取引をしたい時、採用試験を受けたい時など、どのような会社であるかすぐにわかるために、効果的なのが会社紹介動画です。
会社の事業内容や企業理念、職場の雰囲気など具体的にわかりやすく伝えることで見る側の信頼を得ることができます。
また、イメージアップに繋がったり、幅広い層から支持を得られたりなど、企業側にとってもメリットが期待されます。
では、会社紹介動画とはどのようなものなのか、3つの会社の実例をみてみましょう。
- 株式会社ネクスト
- ソニー株式会社
- 株式会社サイバーエージェント
これぞ会社紹介動画の定番!「株式会社ネクスト」
不動産会社、株式会社ネクストの会社紹介動画です。
会社の理念や創業者の想いなど会社の歴史が簡単に説明されたあと、不動産についてのことがテンポ良い音楽にあわせて流れていきます。
自社の商品がいっぱい紹介された「ソニー株式会社」の会社紹介動画
ソニー株式会社の新卒向けの会社紹介動画です。
会社のビル、主要な商品がCMのように流れていく前半、後半は社員のインタビュー形式で会社の仕事内容やどのような会社なのかということが説明されています。
若い感覚がビシビシ伝わってくる「株式会社サイバーエージェント」の会社紹介動画
サイバーエージェントの会社紹介動画は、新卒者募集向けの動画ですべてがインタビュー形式で構成されています。
社長、スタッフのインタビューが流れる中、仕事風景が映し出されます。
名前は知っていても事業内容までは詳しく知らない人に対して、インタビュー形式の動画はわかりやすく親近感がありますよね。
ユニークな会社紹介動画の事例3選
会社紹介動画の中は認知度アップや集客、採用など様々な目的で作成されていますが、近年では市場規模が5,000億円にもなると予想されるほど大きいです。
そんな中で自社の会社紹介動画を印象に残りやすくするためには、より印象的な動画を制作する必要があります。
ここでは、ユニークでおもしろい動画を公開している企業を3社ご紹介いたします。
- 株式会社ビズリーチ
- 株式会社川邊組
- freee株式会社
一度見たら忘れられないCMでおなじみ「株式会社ビズリーチ」
ビズリーチは、ハイクラスの転職サービスを運営している会社で、ご紹介する動画はCMに使用された映像です。
会社でよくあるような場面から始まるストーリーと、サービス名を何度も伝えることで、何をする会社なのか、サービス名は何なのかが強く印象に残るような動画になっています。
ボクサイズで土木工事のイメージアップして採用強化「株式会社川邊組」
印象的な真っ白なヘルメットをかぶったバックダンサーとマッチョなお兄さんが、音楽とダンスに合わせてフィットネスのように肉体労働をアピールすることで、耳に残るような歌で「土木工事で筋肉をつけられる」というメッセージをうまく表現されています。
肉体労働はキツイと敬遠されがちな業界ですが、この動画を通してイメージアップを図ることで人材採用が行いやすくなるでしょう。
映画予告のような一風変わった会社紹介動画「freee株式会社」
サービス名やサービスの内容ではなく、「確定申告なんてめんどくせえよな!」というセリフから始まり、確定申告の期日を繰り返し伝えています。
確定申告をしていない人からサメに襲われるという海外映画の予告のような雰囲気で期限が迫っているという緊張感があり、映画の予告をつい見てしまうような気持ちで最後まで見ることできるユニークな動画です。
会社紹介動画の種類は3つ
会社紹介動画には種類があります。
ただ紹介するだけでなく、どのような形で紹介するかによって見せ方が異なります。
- 事業紹介型
- コンセプト紹介型
- インタビュー紹介型
この3つの種類について詳しくみていきましょう。
種類1:事業紹介型
会社紹介動画の中でも一般的なのが事業紹介型です。
業務内容や設立から現在に至るまでの会社の歴史、会社の属する業界についての説明、会社の取り扱っている商材、社長や社員のコメントなどが入ったものが多いです。
種類2:コンセプト紹介型
会社の業種の内容をよりわかってもらうために、取り扱っている商品やブランドなどの説明をする形の動画です。
どちらかというとイメージ動画のような雰囲気で制作されます。
メッセージ性が高くイメージアップに繋がる動画のため、伝えたいことをはっきりさせ、雰囲気のある撮影や効果音を使うといった工夫が求められます。
種類3:インタビュー紹介型
実際に会社で働く社員やスタッフに対するインタビュー形式で会社の良さをアピールする動画です。
働く人の言葉を借りてどのような会社かわかってもらうため、身近な印象を与えます。
社員の声を入れることで、会社の普段見えない部分を垣間見ることができ、見る側に安心感を与えることができます。
このようなインタビュー紹介型の動画は、新卒者や求職者に対しての発信する時に有効です。
会社紹介動画がもたらすメリットは?
会社紹介動画は企業にとっては大きなメリットが4つあります。
- 会社のことがリアルに伝わる
- 見る側が具体的にイメージすることができる
- 短い時間で伝わる
- 会社の認知度がアップする
それぞれのメリットについてみていきましょう。
メリット1:会社のことがリアルに伝わる
会社動画のメリットは、会社のことがわかりやすく伝わることです。
会社の仕事内容や、扱っている商品、働く人の様子などの動きなどがよりリアルにわかります。
動画にすることで長い文章で説明する必要がありません。
会社紹介動画では視覚的にアピールすることができます。
メリット2:見る側が具体的にイメージできる
パンフレットや写真などの平面的なもので見るよりも、動画にすることで見る側が会社についての情報を具体的にイメージしやすくなります。
例えば、製造などの会社の場合、製造工程などは動きがない紙面ではわかりにくいですよね。
実際に動いている様子を見ることで、その場にいなくても体感することができます。
また、形のない商材を取り扱っている場合、写真などの静止画ではイメージ難しいものです。
目に見えないサービスをわかりやすく形にすることができるのも会社紹介動画のメリットといえるでしょう。
メリット3:短い時間で伝えられる
言葉や文章で説明すると難しく感じる会社の理念や概要なども、動画を使うと直感的に受け入れやすくなります。
ストーリー性を持たせたり、社内の様子をイメージ動画にしたりなど工夫することで、見る側に自然にインプットされるからです。
文章にすると長く難しい会社概要も、動画にすれば数秒で伝えることができます。
短時間で伝えられるのも会社紹介動画の良いところではないでしょうか。
メリット4:会社の認知度がアップする
会社動画を作ることでのメリットの1つは会社をより多くの人に知ってもらえることです。
言葉で説明するのが難しい特殊な商材を扱っているような場合や、業態がわかりづらい会社なども、動画を使うことでわかりやすく伝わることもあります。
会社のことをより多くの人に認知してもらう効果が期待できるのも会社紹介動画のメリットといえるでしょう。
会社紹介動画が役立つシーン
普段何気なく目にする会社紹介動画はさまざまなシーンで役立っています。
- 会社公式サイト
- 営業現場
- 採用現場
- 社内イベント
- 株主総会
- SNS広告
それぞれ6つの役立つシーンについてみていきましょう。
シーン1:会社の公式サイト
会社紹介動画は会社の公式サイトなどで使われることも多く、いわば会社の「顔」となります。
会社の公式サイトを訪れた人は、時間をかけてサイトをくまなく閲覧しなくても、会社紹介動画を見れば簡単に会社のことが分かります。
会社紹介動画は、短時間で情報を過不足なく盛り込めるため、多くの人に会社を正しく知ってもらうことができます。
シーン2:営業現場
展示会や商談などの営業現場でも、会社紹介動画は大いに活躍します。
動画をクライアントに見せることで、先方に会社・商材について素早く理解してもらうことができるからです。
特に沢山の会社が集まる展示会場などでは、数分間でいかに会社を認知してもらうかが重要になります。
1社ずつ時間をかけて説明するより、通りすがりでも会社のイメージを素早く・正確に伝えられる動画を活用する会社が多くなっています。
会社紹介動画を営業現場で活用することで、クライアントにスムーズに情報提供できますよ。
シーン3:採用現場
採用現場では、企業側は良い人材を確保し、求職者は効率的かつ正確に情報収集をしたいと考えているでしょう。
しかし、求職者1人ひとりに対面で説明を行うには拘束時間、会場費、設営など、あらゆる面で多くの制約が発生します。
そこで、会社紹介動画を企業説明会や採用ホームページなどの採用現場で活用すれば、企業は多くの求職者にミニマムコストで情報発信することができますよ。
採用現場で会社紹介動画を活用することで、企業側は採用コストを下げることができ、多くの求職者に同時に情報発信することができます。
シーン4:社内教育
社員の企業に対するロイヤリティ(忠誠心)は、会社の生産性を左右する重要な指標です。
しかし特定の部署で働く社員たちは、どうしても企業全体の事業活動を捉えづらくなったり、モチベーションが次第に下がったりしてしまいます。
社内イベントや教育ツールを通して会社紹介動画を改めて社員たちに見せることで、「自分の会社はこんなことをやっている」「こんなイメージである」という共通認識を持てます。
全員で同じ方向を見つめることができ、一体感を生み出すでしょう。
社内教育で動画を活用すれば、企業全体の一体化を期待できます。
シーン5:株主総会
株主総会で、事業報告を映像で流す企業も増えています。
株主の存在は企業にとって、経営を左右する非常に重要な存在です。
クオリティの高い動画であらためて会社紹介することで、企業は株主に良い印象を与えることができます。
また、事業報告を動画でわかりやすく伝えれば、株主総会の満足度も向上します。
株主総会で会社紹介動画を活用することで、株主に対し、前提情報である事業内容の理解を促進するとともに、総会全体の納得感・好印象を与えられる効果もあるでしょう。
シーン6:SNS広告
従来の広告媒体よりもコストをかけずに実施できるSNS広告は、魅力的な広告が拡散されるチャンスもありますよ。
最近では、SNS広告に動画配信メニューも増えてきており、動画の長さも3秒程度の短いものから、数分間の物語が展開できる大型枠まで、様々な枠が提供されています。
ターゲットに刺さる動画広告を配信することで、会社の認知向上・売上アップに繋げることができます。
会社紹介動画の作成手順
会社紹介動画のことがわかったらいよいよ制作です。
会社紹介動画を作る時は4つのことに注意して作るようにしましょう。
- 目的を明確にする
- ターゲットを決める
- 構成を決める
- 制作
それぞれの手順について詳しくみていきましょう。
手順1:目的を明確にする
- 会社の認知度を上げたい
- 商材を広く広めたい
- 売り上げアップに繋げたい
- 新しい人材の確保
など会社紹介動画を作る目的を明確にします。
多くのことを盛り込みすぎると焦点が定まらなくなります。
目的は最小限に絞り込むのがポイントです。
手順2:ターゲットを決める
会社紹介動画は多くの人に広めることができますが、例えば商品のPRをしたいのなら商品を購入してもらいたいターゲットを絞り込む必要があります。
商品を求めているターゲットに合ったイメージの動画を作る方がより効果的。
性別、年齢、指向、ライフスタイルなど情報を分析しターゲットを決めましょう。
手順3:構成を決める
目的やターゲットが決まれば、次は構成を決めましょう。
会社紹介動画は長い時間では見る側が飽きてしまいます。
短時間の中にストーリーを盛り込み会社のこと、事業内容、働く従業員のことなど見る側が知りたいことをまとめていきます。
手順4:制作
会社紹介動画を制作するために必要な機材、場所などを決定していきます。
制作予算が会社で決められているのであれば、CGや合成できるものはソフトなどで補うとコストがおさえられます。
音楽やテキストなどを使い、おしゃれで楽しい動画を作るようにしましょう。
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会社紹介動画を制作する際の注意点
会社紹介動画の制作手順と合わせて注意点も確認しておきましょう。
動画は上手く活用できればイメージアップや集客などメリットがたくさん受けられますが、一歩間違えるとイメージダウンや炎上の原因となってしまうこともあります。
動画を制作するうえでの注意点は以下の3点です。
- 自社制作にこだわらない
- 要点を明確にする
- 使用用途や対象を明確にする
自社制作にこだわらない
会社紹介動画は技術やノウハウがない場合、安易に自社制作に踏み切るのはやめましょう。
会社のことを全く知らない人から見てわかりやすい会社紹介動画を作るためには、コストをかけて高クオリティな動画を作らなければイメージアップにはつながりません。
逆に、クオリティの低い動画を公開してしまうとイメージダウンや炎上の原因になってしまう可能性すらあります。
そのため、無理に内製に踏み切るのではなく、技術やノウハウがない場合は動画制作会社に依頼しましょう。
要点を明確にする
会社紹介動画で一番大切なことは、誰に何をどのように伝えるかを明確にすることです。
近年ではSNSに公開するための動画を制作する会社も増えています。
SNSの場合は特に、何を伝えるかを明確にする必要があります。
動画制作会社に依頼する場合は、できれば依頼前に要点を洗い出した方が良いですが、動画制作会社は要点洗い出しのノウハウも持っているため、依頼後に要点の洗い出しについて相談しても良いでしょう。
使用用途や対象を明確にする
会社紹介動画はCM、YouTube、SNSなど様々な公開場所があるため、どんな人にどんな目的で見てもらいたいかなどを明確に決めておくことで、ターゲットに届きやすい動画になるでしょう。
そのため、動画を制作する段階で、どのような場面で使用するかなど、ある程度の運用方法を決めておくと作りやすくなります。
会社紹介動画におすすめの制作会社
引用:サムシングファン
会社紹介動画を作成したいけど、「作成する時間が無い」「プロ並みの動画に仕上げたい」など、企業様によってさまざまな事情や要望があるでしょう。
そこで、会社紹介動画の作成がおすすめの制作会社を5つご紹介します。
- 株式会社サムシングファン
- Crebo株式会社
- 株式会社LOCUS
- 株式会社プルークス
- 株式会社アーツテック
制作会社への依頼も検討している場合はチェックしてみてくださいね。
動画マーケティングを定量的に推進するならサムシングファンがおすすめ
引用:サムシングファン
動画マーケティングが得意な動画制作会社・サムシングファン。
SNSに連携したリーズナブルな動画配信から、ドローンを使った本格的な動画制作まで幅広く手掛けています。
動画制作スタッフの育成のノウハウもあり、サポートサービスも行っているため、自社で動画制作チームを作りたい企業にもおすすめです。
サムシングファンの特徴
- 動画広告の効果を分析する独自ツールを提供
- 特撮機材、CG制作、2D・3Dアニメーション動画も可能
- 全国対応
サムシングファンの制作実績
複雑な情報を分かりやすく伝えるアニメーションならCrevoがおすすめ
引用:Crevo
アニメーションが得意の会社紹介動画です。
人材会社の仕組みをアニメーションで表現しているため、見やすくわかりやすいのが特徴です。
Crevoの特徴
- アニメーションを使った動画サービスを提供
- ドローンや360°カメラを使った実写映像の政策
Crevoの制作実績
フルリモートで効率的に制作するならLOCUSがすすめ
引用:LOCUS
動画制作とプラスアルファのビジネスを展開しているLOCUS。
大手企業との取り組み実績も多い新しいスタイルの会社です。
Locusの特徴
- 動画再生化支援を行っている
- YouTube運営支援
- フルリモートでアニメーション制作
Locusの制作実績
課題分析から根本的に始めるならプルークスがおすすめ
引用:PROOX
経営コンサルティング会社出身のメンバー陣が立ち上げた動画制作会社。
アニメーションから実写まで、幅広いジャンルの動画制作を手がけています。
プルークスの特徴
- 課題分析を経て、最適な動画マーケティングプランを提案
- 首都圏を中心に全国対応
- 大手からベンチャーまで、予算に応じた納得の提案
プルークスの制作実績
心を動かすブランディング動画ならアーツテックがおすすめ
引用:アーツテック
代表の酒井靖之監督を始め、業界に名だたるクリエイターが作品をプロデュース。
会社紹介動画にも、映画のような物語と感動が詰まっています。
アーツテックの特徴
- ブランディングに強い
- どんな作品も、全国TVCMレベルの高クオリティ
- 企業の会社紹介動画が国際映画祭の短編部門にノミネートされた事例も
アーツテックの制作実績
まとめ:会社紹介動画は見る側を飽きさせないことが大事!
会社紹介動画は、営業現場や採用現場など、社内外の様々なシーンで活用することができるツールです。
会社紹介動画には事業紹介型、コンセプト紹介型、インタビュー型の3種類があります。
まずは目的を明確にしてから、どの種類の動画を制作するのが最適かを検討しましょう。
おすすめの動画制作会社についても、得意分野を整理してご紹介しました。
映像制作会社サムシングファンでは、動画制作の依頼を承っています。ぜひお気軽にご相談ください。
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