GoProがドローンを出していたって知っていますか?
GoProのドローンは、アクションカメラの性能を踏襲した素晴らしい性能を誇っています。
「GoProってドローンを作ってたの?」
「GoProのドローンってどんな性能?」
「GoProのドローンって今も販売されているの?」
といった疑問にお答えすべく、GoProのドローンについて詳しく紹介していきます。
目次
GoProってどんな会社?
GoProは、アメリカにあるカメラを製造するメーカーです。同社の創業は2002年。
GoPro社は、小型のカメラを製造しており、全世界で人気を博しています。
小型カメラの開発は、自身のサーフィンを動画に納める際にいい機材がなかったのがきっかけとのこと。
一眼レフカメラとは異なる用途で発展を遂げたGoPro製のカメラは、今や世界的に有名となっています。
アクションカメラの定番「HERO」が有名
GoProの一番のメイン商品は「HERO」と呼ばれるアクションカメラで、 アスリートや YouTuberの動画撮影によく使われます。
通常のカメラにはない強力な手ブレ補正機能が付いており、手ぶれを補正する「ジンバル」などがなくても安定した撮影ができるのが魅力です。
「HERO」シリーズで撮影された映像は、ほかのカメラでは撮影できないダイナミックな映像を撮ることができ、その魅力は唯一無二のものとなってます。
GoProが開発したドローンはどんなデザイン?
出典:Amazon.co.jp
アクションカメラが有名になったGoProは、2017年6月から撮影用のドローンを製造していました。
GoProのリリースしたドローンは「Karma」と呼ばれ、GoProが培ってきたアクションカメラの性能をふんだんに活かしたドローンとなっています。
デザインは流線型のボディと4方に伸びたプロペラが特徴的。
三軸ジンバルが外部に大きく露出しているのも特徴です。
専用コントローラーが同梱されており、ラジコン感覚での操縦が可能です。
GoProのドローン「Karma」のスペック
出典:Amazon.co.jp
「Karma」の撮影スペックは高く、4K画質での動画撮影が可能です。
また、1200万画素での静止画を撮影でき、単写、連写、タイムラプスなどの撮影ができます。
三軸ジンバルとともに「HERO5 Black」のアクションカメラを装着しており、安定した撮影が可能です。
「Karma」は、比較的大きなドローンですが、持ち運びがしやすいように、ドローンのケースがバックパック形状をしています。
付属品を入れた状態であっても一つにまとめて移動ができるので、歩いての移動であってもラクラク持ち運びができてしまいます。
ドローンから外してもカメラは使える!
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「Karma」は取り外し式のジンバルを搭載しており、ドローン本体からカメラを取り外し可能です。
そもそも、「Karma」に搭載されているカメラは、「HERO5 Black」なので、カメラ単体でも十分すぎるほどの撮影能力を備えています。
加えて、「Karma」に同梱されている「Karma Grip」を装着すれば、安定した撮影が可能です。
「Karma Grip」は、「Karma」と同じく3軸のジンバルを搭載したハンドグリップで、手ブレを強力に抑えてくれます。
また、アングルの調整も簡単にできるようになるので、「HERO5 Black」を用いた撮影にバリエーションが増えるはずです。
2018年にGoProはドローン事業から撤退
残念ながら、GoProは2018年にドローン事業から撤退してしまいました。
同価格帯の他社製ドローンの中でも、マーケットポジションを獲得した「Karma」でしたが、市場競争の激しさやドローン自体の規制環境が厳しくなることから、ドローン事業を撤退することになったようです。
今後も「Karma」のサポートは継続するようですが、GoProからは新しいドローンが発売されることはないでしょう。
2020年問題!?KarmaのGPS動作不良
2020年を迎えてすぐに「Karma」の飛行ができなくなったと世界中で報告が上がりました。
この飛行できない問題には、GPS信号の処理が深く関わっており、2020年以降にGPSを調整できなくなってしまいました。
通常は問題が発生する前に、ソフトウェア・アップデートを行いますが、「Karma」の場合は製造中止が発表された後、アップデートがなされていなかったのが原因で、この問題が発生したようです。
この飛行できない問題が発生した後、すぐにアップデートが公開され問題は収束しました。
「HERO」をほかのドローンに付けても使える?使う方法は?
「Karma」が廃盤となってしまった今、 GoProをドローンにつけて撮影するには他のメーカーのドローンに取り付けて撮影するしかありません。
しかし、GoProの「HERO」シリーズを他に取り付けても使えるのでしょうか?
結論から言うと取り付けは可能で、
- カメラの取り付け方法にも
- カメラマウントを購入する
- カメラマウントを自作する
などの方法があります。
ただし、これらの方法はリスクが伴う場合があるので、後で紹介するデメリットをしっかりと理解してから実践してください。
順番に紹介していきましょう。
カメラマウントを購入する
もっと簡単なのがこのカメラマウントを購入する方法です。
GoPro以外のメーカー製ドローンであってもカメラマウントが最初から付いていたり、単体で購入できたりします。
カメラマウントがオプションで準備されているドローであれば、ペイロード(重量制限)にかかることなくドローンにカメラを設置できます。
そのため、ペイロードオーバーによるドローンの墜落の可能性も低く、比較的安全に行えるのが特徴です。
カメラマウントを自作する
もし購入したドローンにカメラマウントがオプションで用意されていない場合は、自作するという手もあります。
自作の方法は様々ですが、ホームセンターなどで売っている金具を組み合わせて作ったり、 3Dプリンターを使用して作る方法などもあります。
しっかりとしたものを作れば、飛行途中にカメラが外れる危険性も少ないので、できる限り精密に作るのがおすすめです。
小型のドローンに取り付ける場合は、ペイロードに注意する必要がありますので、事前に確認しておいた方がいいでしょう。
「HERO」をほかのドローンに取り付けるデメリットは?
「HERO」を他のドローンに取り付ける場合はデメリットも多くあります。
- カメラが動かせない
- ブレが激しくなる
- 重心が安定しない
順番に解説していきましょう。
カメラが動かせない
他のドローンに「HERO」を取り付けた場合は、カメラを動かせないという点に注意が必要です。
「Karma」の場合は、3軸ジンバルが搭載されているので、飛行中であっても遠隔でカメラの角度を変更できました。
しかし、他のドローンに「HERO」を取り付けた場合は、ジンバルが搭載されていないので角度を変えられません。
そのため、ドローンの角度そのものを変えてあげなければアングルを変更できませんので注意が必要です。
ブレが激しくなる
カメラを動かせない点と同じく、3軸ジンバルが装備されていないため、どうしてもブレは激しくなってしまいます。
「HERO」シリーズには、もともと強力な手ブレ補正機能がついていますが、ドローンの細かなブレは、なかなか吸収しきれません。
そのため、他のドローンに「HERO」シリーズを装着する場合は、ブレのある映像になってしまうのを頭の中に入れておきましょう。
重心が安定しない
カメラを搭載していないドローンは、カメラを乗せてしまうと重量バランスが崩れ、重心が安定しなくなってしまいます。
小型のドローンであったり、ペイロードの小さいドローンの場合は、ドローンの出力に余裕がなく、安定した飛行姿勢を保てない可能性があるので注意。
飛行姿勢が安定していないとちょっとした風でバランスを崩してしまうかもしれません。
そうならないためには、できる限り重心の真ん中にカメラを取り付けるのが重要です。
カメラを取り付ける際には、重心バランスにも気をつけましょう。
おすすめのドローンカメラ
GoPro製の「Karma」が廃盤となってしまったので、「Karma」に変わるおすすめのカメラ付きドローンを紹介します。
今回紹介するのは下記の2つ。
- DJI MAVIC MINI
- Holy Stone ドローン
それでは順番に見ていきましょう。
DJI MAVIC MINI
出典:DJI STORE
DJIのMAVIC MINIは、200gを切る小型のドローン。
200gを切っているため、無人航空機の扱いを受けることなく使用できるのが良いところです。
このコンパクトさ、軽量さでありながら、動画はフルHD60FPSでの撮影ができます。
持ち運び時もコンパクトに収納できるので、できる限り荷物を減らしたい方にもおすすめ。
ただし、都市によっては飛行に制限があるので注意。
Holy Stone ドローン HS720
出典:Amazon.co.jp
こちらのドローンは、安価ながら4K画質での撮影ができ、GPSでの安定した飛行姿勢が魅力です。
ホバリングやフォローモードが搭載されており、誰でも簡単にプロのような操作ができます。
バッテリー容量も多く、20分程度の長時間飛行ができるのも良いところ。
ドローンはほしいけれど、そこまで予算をかけたくないという方におすすめです。
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まとめ
GoProの「Karma」は高性能でたくさんの機能を持っています。
しかし、残念ながら「Karma」は廃盤となってしまいました。
中古での入手ができるのであれば、ラッキーといえるでしょう。
もし手にできる機会があれば、そのスペックと利便性の高さを体感してみてください。