世界中で人気の高機能アクションカメラ「GoPro」。
場所を選ばず躍動感ある動画や写真が撮影でき、スポーツやアウトドアシーンでも大活躍するカメラです。
だからこそ気になるのがバッテリーのもち時間。
アウトドア撮影にせっかく持ってきたのに、肝心なところでバッテリーが切れてしまった…なんてことは避けたいですよね。
そこで今回は、GoProのバッテリーのもち時間と、より長くもたせる方法を詳しく解説します。
これを読めば外出先でのバッテリーの不安から解放されますよ!
目次
GoProのバッテリーもち時間は30分〜150分
GoProのバッテリーのもち時間は、機種モデルや撮影画質などによって変わってくるため、一概に「○時間」と言うことができません。
ただしGoPro日本総代理店であるTAJIMAのサイトに目安時間が紹介されているので、それを参考におおまかなもち時間を把握しておくとよいでしょう。
GoPro人気5機種(HERO8 Black/HERO7 Black/HERO7 Silver/HERO6 Black/MAX)の各目安時間は以下の通りです。
HERO8 Black
ビデオモード | 時間 (分) |
4K30 (4:3) | 67分 |
4K60 | 47分 |
4K30 | 74分 |
2.7K120 | 45分 |
2.7K60 (4:3) | 60分 |
2.7K60 | 70分 |
1440p120 | 65分 |
1440p60 | 77 分 |
1080p240 | 50分 |
1080p120 | 50分 |
1080p60 | 81分 |
HERO7 Black
ビデオモード | 時間 (分) |
4K60 | 45~50分 |
4K30 | 85~90分 |
2.7K60 (4:3) | 60~65分 |
2.7K120 | 30~45分 |
1440p120 | 50~55分 |
1440p60 | 70~75 分 |
1080p240 | 35~50分 |
1080p120 | 40~55分 |
1080p60 | 85~90分 |
960p240 | 75~80分 |
960p120 | 80~85分 |
720p240 | 85~90分 |
HERO7 Silver
ビデオモード | 時間 (分) |
4K30 | 106分 |
1440p60 (スローモーションがオンの場合) | 107分 |
1440p30 | 146分 |
HERO6 Black
ビデオモード | 時間 (分) |
4K60 | 70分 |
4K30 | 95分 |
2.7K120 | 60分 |
1440p60 | 75分 |
1080p240 | 60分 |
1080p120 | 65分 |
1080p60 | 100分 |
720p60 | 110分 |
MAX
ビデオモード | 時間 (分) ※Wi-fi ON | 時間 (分) ※Wi-fi OFF |
5.6K30 | 35分 | 78分 |
1440P60 | 101分 | 108分 |
1080P60 | 100分 | 115分 |
全機種まとめると、大まかに30〜150分のレンジになっています。
さらに機種ごとの傾向をまとめると以下のようになります。
HERO8 Black | 最低45分(2.7K120)〜最高81分(720p240) |
HERO7 Black | 最低30分(2.7K120)〜最高90分(720p240) |
HERO7 Silver | 最低106分(4K300)〜最高146分(1440p30) ※バッテリー取り外し不可 |
HERO6 Black | 最低60分(2.7K120)〜最高110分(720p60) |
MAX | 最低78分(5.6K30)〜最高115分(1080P60) |
ただし、これらはいずれもWi-Fi・GPS・音声コントロールなどをオフにした最適条件下でのテスト結果に基づく目安時間です。
さらにバッテリーは使用し続けるほど消費が早くなることを踏まえると、実際はもう少し短いと思っておいた方が良いでしょう。
GoPro撮影に予備バッテリーは必要?
GoPro最新機種のHERO8やHERO7だと、高機能で画質が良いからこそ、バッテリーのもち時間もかなり短くなっています。
HERO8 Blackは画質「4K60」の場合47分が目安で、1時間さえ持たない可能性が高いです。
いつでも充電できる環境なら別ですが、外出時の撮影でバッテリーが1時間もたないのは、かなり心許ないですよね。
旅行先でのアクティビティや野外スポーツでも、1時間くらいはあっという間に経ってしまいます。
かといって、せっかくのGoProで機能を制限したり画質を落としたりするのもできれば避けたいところ。
GoProである程度本格的な撮影をしようと思ったら、予備バッテリーの携帯は必須といえるでしょう。
予備バッテリーの個数は、旅行などで丸一日撮影するなら、本体のバッテリーとは別にできれば4〜5個くらい持っておきたいところです。
別でメインのカメラがあり、アクティビティのときだけGoProで撮影するといった場合は、1〜3個程度でも足りるかもしれません。
GoPro公式サイトでは、HEROシリーズ対応バッテリーは単体だと2,500円、さらに2台まとめて充電できるデュアル充電器とのセットだと6,100円で販売しています。
また、予備バッテリーの費用はできるだけ抑えたいという場合は、互換品であれば純正品より安く手に入れることが可能です。
REYGEAK バッテリー2個+3個同時充電器+USBケーブル(Amazon)
ただし互換品はGoProの純正品ではないため、なかには品質の悪いものがあったり、最悪の場合カメラの故障を引き起こしたりする可能性もあります。
あらかじめリスクを承知の上で購入・使用するようにしてください。
あまりたくさんバッテリーを持ち歩きたくないという場合は、外出先でも充電できるモバイルバッテリーを併用するのもおすすめです。
バッテリーが一つ切れたら予備バッテリーを使用し、予備バッテリーを使っている間に最初のバッテリーをモバイルバッテリーで充電することができます。
また、機種がHERO7 Silverの場合は、バッテリーが内蔵型のため予備バッテリーと交換することができません。
こういった場合にも外出先でカメラを直接充電できるモバイルバッテリーが便利です。
Ankerモバイルバッテリー10000mAh(Amazon)
こういったモバイルバッテリーは、他のカメラやスマートフォンなどGoPro以外の機器の充電にも使えるため、一つ持っておくと何かと便利でおすすめです。
GoProのバッテリーを長く持たせるには?
GoPro撮影でバッテリーに悩まないためには、予備バッテリーやモバイルバッテリーを利用しつつ、さらにバッテリーをより長くもたせるコツを知って実践すると最強です。
ここでは5つのコツを紹介するので、ざひ参考にしてください。
初期設定を変えておく
初期設定で普段使わない機能をオフにしておくことでバッテリーの消費を少なくできます。
具体的には以下の設定をしてみてください。
<GPS機能をオフにする>
「ユーザー設定」→「地域」→「GPS」からオン・オフが切り替えられます。
<音声コントロールをオフにする>
ホーム画面を下にスライドして表示される設定画面でオン・オフを切り替えられます。
<電源の自動オフ機能を設定にする>
「ユーザー設定」→「一般」→「電源の自動オフ」で「5分」に設定してください。
<スクリーンセイバーをオンにする>
「ユーザー設定」→「タッチ ディスプレイ」→「スクリーンセイバー」で「1分」に設定してください。
<ディスプレイの明るさを下げる>
「ユーザー設定」→「タッチ ディスプレイ」→「明るさ」で適度な暗さに調整してください。
アプリとの接続をこまめに切る
GoPro撮影ではアプリを使ってGoProを遠隔操作することがありますが、操作が終わったらすぐアプリを切ることでバッテリーの節約になります。
ディスプレイをできるだけ使わない
ディスプレイで写真を見たり動画を再生したりするのをできるだけ控えることで、バッテリーの節約につながります。
保管するときはフル充電しない
バッテリーに使用されているリチウム電池は、0%もしくは100%の状態で保管すると製品寿命が短くなるという特徴があります。
バッテリーを保管する際は30〜50%程度の充電量にしておくのがおすすめです。
高温化で使用・保管しない
バッテリーは45度以上の高温化で使用・保管すると劣化してしまいます。
撮影時や保管時はできるだけ直射日光を避け、撮影中にカメラとバッテリーが熱くなってきたと感じたら撮影を中断したり、機能をどれか切ってみたりして温度を下げるよう心がけてみてください。
GoProのバッテリーの充電時間はどれくらい?
モバイルバッテリーを使って外出先でも充電したいときは、充電にどれくらい時間がかかるのかも知っておくと便利です。
GoPro日本総代理店のTAJIMAのサイトによると、バッテリーを使い切った場合のフル充電にかかる時間は以下のようになっています。
充電器からの充電:約2時間
コンピューターからの充電:約4時間
充電器の出力は5V1~2Aのため、出力レベルが同等のモバイルバッテリーを使っても2時間程度でフル充電できると考えられます。
また、バッテリーが完全に切れていなくても、移動や食事の時間などを使って小まめに充電しておくのも効率的です。
GoProのバッテリー解説:まとめ
以上、GoProのバッテリーについて、もち時間や長くもたせるコツ、充電時間などを一通り解説してきました。
改めてポイントをまとめると
- GoProの撮影には予備バッテリーが必須
- モバイルバッテリーの併用もおすすめ
- 撮影時や保管時の工夫でバッテリーをより長くもたせられる
となります。
これらのポイントをしっかりおさえて、バッテリーの心配いらずでGoPro撮影を楽しんでください!
<こちらの記事もどうぞ>
GoProの写真機能と撮影のクオリティを高めるコツ
アプリ「GoPro」とは?使い方や接続できないときの対処法
【2023年】最新Goproのおすすめモデルを一挙紹介!