「苦労して作成した動画にいいねがつくのはうれしいけど、同時に低評価もついてしまう。低評価が増えない対処法を知りたい」
このような思いを抱くチャンネル運営者は多いのではないでしょうか。
いいねがつくと次回の動画製作の励みになりますが、慣れない間は低評価がいいね以上に気になってしまうものです。
低評価はある程度再生数が増えると必ずついてしまいますので、低評価を気にするよりも、いいねを増やす事に注力するほうが建設的です。
この記事では、低評価が動画に与える影響や、低評価への対処法、低評価をつける人の心理など多岐にわたって考察を繰り広げています。
低評価が気になる方はぜひ、記事の内容をご確認ください。
前向きに動画を作成できるようになるでしょう。
目次
YouTube動画の低評価による影響は客観的評価?
再生後に視聴者から低評価をつけられた場合、その動画にはどのような影響があるのでしょうか。
YouTubeのいいねや低評価は動画製作者から見ると、視聴者側から見た素直な動画の客観的評価であり、視聴者それぞれの主観的評価の集まりでもあります。
視聴者の主観的評価である、いいねや低評価がたくさん集まると、結果的にその動画の客観的評価が定まっていくのです。
ひと目で評価が分かる
面白そうな動画を探している視聴者にとって、いいねや低評価は参考になる指標となります。
いいねの数も見ますが、視聴者は低評価が多いほうを気にします。
個人的には、低評価がいいねの1割を超えていたら少し気になりますね。
あまりに低評価が多い場合炎上商法となり、逆に気になって逆に見てもらえる可能性が高まります。
いいねや低評価は、ひと目で動画の評価がわかる大事な指標なので、動画製作者は意識せずにはいられません。
1アカウントにつき1評価
いいねや低評価をつけることができるのは、1アカウントについて、1評価です。
1人の人がたくさんの評価をつけることはできません。
Googleのアカウントを複数作成して、それぞれに評価することはできますが普通はそのような面倒な事をする人はいませんので、基本は一人ひとりの評価となります。
YouTubeの評価制度は、純粋に動画へ対するフィードバックとしても考えることができます。
再生数が増えると必ず低評価がつく
なんとなく動画を探していると、どんな動画にもほぼ低評価がつけられていることに気がつくと思います。
再生数に比例して、少しずつとはいえ低評価も増えていくのです。
人が話している動画だけでなく、人畜無害な動物の動画にも低評価がついています。
低評価は純粋な動画への評価でもありますが、動画とは関係のない感情でつけられていることも考えられます。
YouTubeの低評価と動画の関連性
低評価が多くついてしまった動画にはどのような影響があるのでしょうか。
視聴者がいいねをつけた動画はそれぞれのアカウント内で、いいねリストとして表示されるので、繰り返し再生してもらえる可能性が高まりますが、低評価にはリストがありません。
したがって、動画への直接的な影響はないのでご安心を。
間接的にはどのような影響があるのでしょうか。
収益への直接的な影響はなし
気になるYouTubeの動画収益への影響ですが、収益と低評価の関連はありません。
広告がつかなかったり、検索で動画が出てこなくなったり、という影響はないとされています。
低評価は影響しませんが、公序良俗に反する動画はすぐにアカウント停止となり収益も絶たれてしまいますので注意が必要です。
YouTubeを始めとするGoogleのコンテンツは定期的にアップデートされ、規則が見直されますので、低評価が動画に影響するようになるかもしれません。
低評価が多すぎる動画は見られないかも
低評価が多すぎる影響として考えられることは、動画が見られずスルーされてしまうかもしれない、という懸念です。
特に、知りたい情報を動画で探している視聴者はいいね率を気にする可能性が高いです。
エンタメ系の動画をなんとなく探している方は、極端に低評価が多い動画は逆に見られる可能性もあります。
ジャンルによって、視聴者による低評価の捉え方が違います。
動画制作のモチベーションへの影響
低評価が与える深刻な悪影響は、動画製作者のモチベーションを奪うことです。
視聴者側は低評価を参考程度に気にしますが、絶対的な指標にはしていません。
動画製作者から見ると、少しの低評価でも重大な批判を浴びたように感じてしまうことがあるのです。
特に最初の頃は、より一層気になってしまうことでしょう。
低評価は動画再生数が増えてくると必ずつけられるので、むしろ動画が再生されだしたと前向きに捉えることが大事なのです。
YouTubeの低評価対処法
動画製作者のモチベーションを奪うやっかいな低評価ですが、具体的にはどのような対処法があるのでしょうか。
以下、3つの対処法を提案します。
対処方法①低評価は必ずつくと割り切る
動画の作成、投稿を繰り返しているといいねと同じく、低評価も必ずつけられます。
理由は後述しますが、どんなにいい動画を作成しても必ず低評価がつけられますので、少しの数なら気にしないようにしましょう。
いいねが1,000以上ついた状態で1割の100以上低評価がつき始めたら少し気にし始めるという具合です。
対処方法②固定ファンの獲得でいいねを増やす
低評価がつかないような動画作成を心がけるよりも、多くの人に楽しんで視聴してもらえるような動画作成を真剣に考えたほうが、結果的にチャンネル運営がよい方向へ進みます。
自分が得意とするジャンルで、ピンポイントに訴求できるターゲットへ向けてクオリティの高い動画を発信し続けるのです。
最初は小さなサークルでも人が人を呼び、やがては大きなファングループへと成長するでしょう。
しっかりしたファンを獲得できれば毎回、一定数のいいねをつけてもらえますので低評価をつけられても気にならなくなります。
対処方法③高評価お願いしますといわない
動画の最後に高評価お願いします、という締め方はセオリーのようになっていますが、視聴者の中には高評価お願いしますといわれたら逆に低評価をつける人もいます。
素直に高評価をつける人よりも、あえて低評価をつけてしまう人のほうが多いかもしれません。
動画のクオリティが高く、ファンが多ければお願いしなくても自然と高評価をつけてくれるでしょう。
意外に思えるかもしれませんが、高評価のお願いはあえてしないようにしてみましょう。
YouTubeで低評価をつける人の心理
YouTubeの動画には、低評価をつけられてもしょうがないようなパクリ、非常識、不快感を抱く内容のものも存在します。
しかし、一見何の問題もない動画にも低評価がつくこともあります。
この項目では、低評価をつける人の心理を考察してみましょう。
心理①嫉妬心のみで低評価を押す人たち
クオリティが高く、普通の人にはできないような事をしている動画で多くの視聴者に称賛されている動画には、一定数の低評価がつきます。
いい動画に低評価は必ずといっていいほどつけられるのです。
その理由のほとんどは嫉妬心です。
こうありたい自分が実現できずに、モヤモヤとした気持ちで動画を見ていて、自分の思うことが実現できている人を見ると低評価をつけたくなってしまうのでしょう。
嫉妬心が出てしまい、つい低評価をつけてしまう人は必ず一定数は存在するのです。
心理②自分の価値観と違うものに低評価をつける
こうあるべき、という気持ちが強く、日々の生活の中で社会に対して憤りを持ちやすい人は、動画でもそのまま自分の尺度で判断してしまいます。
したがって、少しでも自分の価値観と違う内容だと簡単に低評価をつけてしまうのです。
インターネットの世界には、正論が好きな人や頑なな自分の価値観を持っている人が多いので、再生数が多くなればなるほど確実に低評価が増えるのです。
心理③不満がある
嫉妬心にも似た感情ですが、嫉妬するまでもなく常に何かしらの不満を持っている人が、YouTube上で低評価をつけて回っていることもあります。
こうなると理由もなにもありませんので、どうしようもありません。
インターネットの世界は、日々生活する人たちのストレス解消の場にもなっていますので、ある程度はしょうがないと考えるしかありません。
YouTubeの低評価が非表示にできるようになるかも
YouTubeは2021年3月30日に、Dislike(低く評価)ボタンの数を見えなくするための、いくつかのデザインを試すちょっとした実験を行うと話しています。
低く評価ボタンを完全に廃止にするわけではない、とのことです。
YouTubeが試みているのは「親指アップダウンは残しつつ、親指ダウンの低評価の数を見えなくする」という内容です。
低評価を見えなくすることで、低評価爆撃を回避することが狙いと見られています。
動画投稿者には低評価が見えるようになっているところに、視聴者からのフィードバックはクリエイターに伝えたいというYouTube側の動画制作に対する気持ちがあらわれています。
低評価の数が見えなくなる変更はリリースされることが決まっているようなので、今後は理不尽な低評価が減るかもしれません。
まとめ YouTubeの低評価を気にせず前向きに動画作成を
YouTubeの動画に対する低評価は、内容へのフィードバックの他に、嫉妬心や自分の価値観と異なるものへの嫌悪、日常の不満など、個人の感情によるものが多くみられます。
内容へ対するフィードバックは気にする必要はありますが、個人の感情によるものは無視してかまいません。
個人の感情と正当なフィードバックを見分けるのは難しいので、まとまったいいねの数にたいして、1割以上の低評価がついていたら動画内容を見直してみるとよいでしょう。
動画制作を続けるためには、しっかりしたファンによるいいねの数を増やしていくことが大事です。
特定の層にたいして、ピンポイントで訴求できるようなテーマを考えてクオリティが高い動画を作成し続けましょう。
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