「ゲーム実況を始めたいんだけど、具体的に何から始めたらいいんだろう」という方は多いのではないでしょうか。
YouTubeでのゲーム実況は楽しそうですが、必要な機材や配信方法など、初心者にはわからないことばかりでしょう。
この記事では、必要な機材や配信の段取り、ゲーム実況を成功させるためのポイントなど網羅的に解説しています。
YouTubeでのゲーム実況が気になる方は、ぜひ内容をご確認ください。
目次
YouTubeゲーム実況は動画とライブ配信の2つ
実況という言葉から、配信スタイルは生配信のイメージが強いのですが、ゲーム実況にはライブ配信と動画配信の2通りがあり、それぞれの特徴があります。
YouTubeゲーム実況の種類①動画
ゲーム助教動画は、ゲームプレイを一通り録画しておき、後ほど編集で見やすく、ハイライトをまとめたコンパクトな動画を作成します。
上手くいった場面や、高度な技術を繰り出せた場面を視聴者へ届けるため、視聴者の時間を大幅に奪うことはありません。
YouTubeのゲーム実況は動画配信がメインとなっています。
YouTubeゲーム実況の種類②ライブ配信
実際にゲームをしている画面を生放送で届ける方法で、動画と比べて視聴者から多くの時間を奪います。
動画と異なる点は、リアルタイムで実況者と同じ画面を見て、プレイを共有するため、視聴者とのリレーション構築に役立ちます。
ライブ配信を行う場合、視聴者の時間を奪っている意識を持ち、ダラダラと配信を続けないように心がけましょう。
YouTubeゲーム実況に必要な機材
ゲーム実況に必要な機材を、細かいものを含めて7つピックアップしてみました。
機材①パソコン
ゲームによってはスマホでも問題ないケースもありますが、本格的にゲーム実況を行う場合、動画編集のことも考えてデスクトップパソコンがあると作業が楽になります。
PS5のようなコンシューマーゲーム機でも数多くのゲームラインナップがありますが、パソコンゲームは日本とは違う海外特有の面白いゲームが数多くあります。
選択肢を増やすためにもゲームと動画編集に対応できるパソコンを持っておきましょう。
機材②スマートフォン
色々なゲームを配信するために、ゲームに対応できるスペックのスマートフォンを持っておきましょう。
コンシューマーゲーム機と同様に、手軽に楽しめるスマホゲームも大人気です。
収録方法は、ゲーム画面をスマホ内蔵のキャプチャで録画するか、キャプチャーボードをつかってPCに画面を映し出して録画します。
機材③ゲーム機
コンシューマーゲーム機で人気があるものは、PS5やSwitchです。
XBOXは日本のゲーム機とは違うラインナップを取り揃えています。
ゲーム実況は人気ゲームやトレンドとなっているゲームを押さえなければいけませんので、PS5やSwitchは持っておくとよいでしょう。
PCがあれば料金を払って、Steamからゲームをダウンロードすることができます。
機材④キャプチャーボード
キャプチャーボードはPS5やSwitchなどのゲーム画面やスマホのゲーム画面、音声をPCに表示するためのツールです。
PCを使ってライブ配信する場合や、動画編集するためには必須のツールです。
ゲーム実況の多くの場合、PCを使って配信や編集をしますのでキャプチャーボードはほぼ必須のツールと言ってもよいでしょう。
機材⑤HDMIケーブル
遅延が影響するジャンルのゲームを配信する場合、ケーブルにもこだわってみましょう。
特にFPSのような少しのズレが勝敗に影響するゲームは、遅延が大きいと視聴者に優れた技術や、緊迫感を伝えることができません。
遅延はケーブルだけの問題ではありませんが、余裕があればHDMIケーブルにも基を使いたいところです。
機材⑥マイク・イヤホン
始めたばかりの頃は、ヘッドセットのマイクでもよいですが、本格的に継続していくのであれば独立したマイクを手に入れたほうがよいでしょう。
マイクには種類がいくつかありますが、ゲーム配信には単一指向性のマイクが適しています。
ゲーム実況にヘッドフォンをつけている方も多くいますが、長い時間ゲームをしていると重さで疲れてくるので、高性能イヤフォンを使うことをおすすめします。
音に集中したい場合、イヤフォンの上からイヤーマフをつけると外の音を遮断できるのでおすすめです。
機材⑦動画編集ソフト
動画配信の場合、ゲーム実況の素材を取り終えたら編集しなければいけません。
編集者に頼む方もいますが、多くのゲーム実況者は自分で編集を行い、YouTubeへアップロードします。
編集には動画編集ソフトが必要ですが、Macユーザーに人気のソフトはファイナルカットやLumaFusion、Windowzでは、完全無料のAviUtlやムービーメーカーを使っている方が多くいます。
YouTubeでのゲーム実況の始め方
ゲーム実況のための機材が揃ったところで早速配信を始めたいところですが、具体的にはなにから始めるとよいのでしょうか。
ゲーム実況を始めるにあたって必要なことを順番にまとめました。
実況したいゲーム・デバイスを決める
ゲーム実況を始めるにあたって、まずはプレイするゲームを決めなければいけません。
ゲームを決める時のポイントは、すでにやり込んでいて得意、全くプレイしたことがないゲームを選ぶようにしましょう。
人よりも得意であればすごい技術や攻略法を視聴者へ提供できますし、全くプレイしたことないゲームだと、視聴者はついコメントしたくなり共感を得やすくなります。
始めたいプラットフォームを決める
ゲーム実況に使えるプラットフォームはYouTubeが最も有名ですが、YouTubeの他には、Twitchやニコニコ動画、Openrec、ツイキャスなどいくつかあります。
多くの視聴者を獲得したい場合はYouTubeがおすすめですが、マイナーなゲームをファンと共に共有したい場合は、他のプラットフォームのほうが適している場合もありますので、最適なプラットフォームを検討してみましょう。
機材を準備する
最低限必要な機材は。パソコンとゲーム機、ヘッドセットとキャプチャーボードです。
自分の顔を写したい場合、WEBカメラが必要となりますが、最初から手を広げすぎるよりも最低限の機材から自分のスタイルを確立しつつ、必要なものを揃えていくのがよいでしょう。
機材の優先順位は、視聴者へよい音声や映像を届けるためマイクやソフトなどのツールです。
実際にゲーム画面を録画・配信する
準備ができたらプレイ画面を実際に録画するのですが、実況はアフレコでなくリアルタイムが一般的です。
ゲーム実況はリアルタイムに実況する点に意義があり、アフレコでは臨場感が失われます。
ノイズ的な言葉はできるだけ発しないようにすると後々の編集が楽になります。
必要に応じて編集作業をおこなう
YouTubeの動画配信は、編集の力量が再生回数に影響します。
サムネイルの加工や、不必要な場面のカット、最適なテロップの編集など、初心者でも最低限の編集は押さえておきたいところです。
ゲーム実況の場合、ハイライトとなる場面をより良く見せるための編集も必要になりますので、動画編集についてはある程度の事前学習が必要です。
実況動画をアップロードする
動画配信の場合、おおよそ15分程度にまとめた動画をアップロードする必要があるのですが、アップロードにかかる時間はパソコンなどのデバイスの性能に依存します。
たまにしかアップロードしない場合、あまり影響はありませんが、まめに投稿したい場合、ある程度の性能がよいデバイスを揃えましょう。
YouTubeゲーム実況を成功させるポイント
YouTubeでのゲーム実況を成功させるためには、いくつかのポイントがあります。
ここでは5つのポイントに絞って解説していきます。
ポイント①トレンドのゲームを把握する
自分が得意とするゲームで、攻略情報や高いスキルを視聴者へ提供できるとよいのですが、需要があるゲームタイトルでないと意味がありません。
SNSなどを使い、今どんなゲームが話題になっているのか把握しておきましょう。
把握した上で、トレンドのゲームを配信するのもよいですし、関連ゲームを探し出すこともできます。
ポイント②他の実況者にない強みを持つ
最初から強みを持った状態で、ゲーム実況をスタートするのは難しいのですが、他者との差別化を図るには、高い技術を持つ、独自のプレイスタイル、自分の個性を明確にするなどが挙げられます。
中でも、自分の個性は他者にはない唯一のものとなりますので、個性を売っていくことを心がけてみるとよいでしょう。
ポイント③視聴者へ価値を提供する
ゲーム実況の中でも特にライブ配信は視聴者の時間をたくさん奪うことになりますので、何かしらの価値を提供しなければ継続的に見てもらえません。
ゲーム実況で提供できる価値は、攻略情報、高いスキルを見せる、楽しさ、笑いなどが挙げられます。
自分が視聴者に何を提供できるのか、定期的に考えることが重要なポイントです。
ポイント④SNSでの発信を怠らない
無料で使える強力な発信ツールであるSNSは、新しいファンを獲得するために需要なツールです。
動画やライブ配信の定期告知をはじめ、自分の人となりがわかるようなツイートを定期的に発信することで少しずつファンを獲得することができます。
限られた文字で有益な内容を発信しなければいけませんので、事前にSNS運用の方針をよく考えておきましょう。
ポイント⑤再生回数がなくても定期的に動画を投稿する
YouTubeの動画配信をある程度見てもらうためには時間が必要です。
最初はクオリティの高い動画をアップロードしても、再生回数が伸びませんが、ある程度続けることで、大きく再生回数が伸びて登録者数が増えるタイミングが訪れます。
チャンスを掴むためにも、最低限のクオリティの動画を定期的にアップロードしなければいけないのです。
YouTubeゲーム実況でやってはいけないこと
YouTubeでゲーム実況を運用するにあたって、やってはいけないことを改めて4点ピックアップしました。
順番に解説していきます。
やってはいけないこと①著作権の侵害
ゲームによってはゲーム実況が禁止されているタイトルがあります。
ゲーム実況によるネタバレで、売上の減少が懸念されるためです。
安易に考えていると、突然ゲーム会社から通達が送られ、それでも無視していると刑事告訴されてしまいます。
ゲーム実況を行う場合、著作権の問題はとても重要になりますので、しっかりと認識しておきましょう。
やってはいけないこと②メリハリがない
ライブ配信にありがちですが、なんとなく惰性でゲームをするのは配信者、視聴者にとって時間の無駄となりますので、メリハリをしっかりつけて配信を行いましょう。
ハイライトとなる場面では、少し大げさなくらいにリアクションをして、落ち着いた場面では雑談を挟みながらコミュニケーションをとっていくと、視聴者を飽きさせない配信ができます。
やってはいけないこと③ネガティブ発言
ゲームをプレイしていると上手く行かない時につい、文句を言いたくなってしまいますが、文句を連発するのはやめておきましょう。
たまにちょっとした文句を言うのはメリハリが効いてよいのですが、ずっと言い続けると見ているほうも嫌になってきます。
ゲームタイトルへの文句はさらに悪い影響を生みますので、意識して言わないようにすることが重要です。
やってはいけないこと④内輪だけで盛り上がる
オープンなコミュニティで配信を公開している以上、参加者みんなで盛り上がる必要があります。
リアルな店舗でも内輪だけで成り立っているお店がありますが、そんなお店は店舗内にも入りにくい雰囲気があります。
内輪だけで盛り上がっている配信は、多くの人のコメントで盛り上がる、ということはないでしょう。
大きなコミュニティを目指す場合に気をつけたい点です。
まとめ:ゲーム実況は楽しくプレイし個性をアピールすることがポイント
ゲーム実況の基本は楽しく配信することです。
配信者本人が楽しく配信していないと、視聴者も熱中して見てくれません。
自分が熱中しているゲームに、他の人を巻き込むようなイメージを持つことが重要なポイントです。
自分なりの強みを持つことも重要で、自分の個性をはっきりとアピールし、伸ばしていくことが唯一無二の差別化となるでしょう。
ゲームの市場はまだ拡大中で、ゲーム実況にも大きなチャンスがあります。
ゲームが得意で関連の仕事に携わりたい方は、挑戦してみてはいかがでしょうか。
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