会社イベントやエンタメ系のイベントの際に、スクリーンに動画が流れているのを見たことはありませんか?
イベントの際に流す動画は、イベントの主旨を伝えるだけでなく、会場の雰囲気を盛り上げるために必要不可欠なものです。
しかし、動画の形式はさまざまであるため、「どんな動画を流せばいいか分からない」と悩んでいる人もいるでしょう。
そこで今回は、参加者の気分を盛り上げるイベント動画制作・作成のポイントをご紹介します!
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目次
イベントで動画を流す3つのメリット
動画は社内イベントやパーティー、クラブイベントなどでよく流れていますが、どのようなメリットがあるのでしょうか。
メリットを簡単にまとめると次の3つが挙げられます。
- イベントの内容が伝わりやすい
- 参加者の期待度を高める
- 広告代を削減できる
それぞれどのようなものなのか、1つずつ見ていきましょう。
①イベントの内容が伝わりやすい
イベントで動画を流す大きなメリットは「イベントの内容が伝わりやすい」という点です。
イベントの参加者の多くは、イベントの広告やチラシなどに目を通すものの、具体的なイメージが湧いていない場合がほとんどです。
しかも、広告やチラシには文字や写真、イラストしか載っていない「静止画」であることが多く、伝えたい部分が伝わっていない可能性が高いでしょう。
一方、動画ならBGMや音声、映像を通して、イベントの内容や主旨が伝わりやすくなります。
「短時間で参加者にインパクトを与え、イベントの全貌を理解してもらう」
これこそが、イベントで動画を流す大きな目的です。
②参加者の期待度を高める
イベント開始前、もしくは開幕時に動画を流すことで、参加者の期待度も高められます。
会場を暗くたり、スピーカーから音楽を大音量で流したりすることで、「これからイベントが始まるんだ」という緊張感やワクワク感を演出できるのです。
③広告代を削減できる
イベントの際は、イベントの告知にチラシやポスターを印刷したり、イベントの案内にパンフレットを作ったりして、膨大な広告代がかかってしまうケースもあります。
しかし、あらかじめ動画を広告としてインターネット上にUPすれば、広告代を大幅に削減できます。
拡散に成功すれば、より多くの参加者を集められる可能性もあるでしょう。
イベントで流す動画は5種類!それぞれの特徴を解説
イベントで流す動画には、主に次のような種類が挙げられます。
- オープニングムービー
- アタックムービー
- エンディングムービー
- ティザー
- ライブ配信
それぞれ特徴が異なるため、1つずつ解説します。
①オープニングムービー
オープニングムービーとは、名前の通り「イベント開幕時に使われる動画」です。
上記の動画のように、冒頭でカウントダウンを取り入れることで、参加者の注目を集め「そろそろイベントが始まる」という雰囲気を演出します。
ここで参加者の心をつかめるかどうかで、イベントの盛り上がりが変わります。
できるだけインパクトのある映像を挿入しましょう。
②アタックムービー
アタックムービーは、オープニングや表彰式など、イベントの「節目」に使われる動画です。
主に観客の注目を集めることを目的としており、印象的な効果音やスピード感あふれる映像が特徴です。
③エンディングムービー
エンディングムービーは、イベントの最後に流れる動画です。
エンディングムービーを流すことで、観客にイベントの内容や楽しさを振り返ってもらい、より長く記憶してもらえます。
クレジットとしてイベントに携わったスタッフの名前や写真を流せば、スタッフも「無事イベントを終えられた」という達成感を感じられます。
④ティザー
ティザーは告知のために使用される予告動画です。
イベントの最中ではなく、イベントの広告としてサイトやSNSにUPされるケースがほとんど。
イベントの全貌は隠しつつ、視聴者の好奇心をくすぐるようなフレーズをちりばめて集客を募るのが、基本的な手法です。
⑤ライブ配信
ライブ配信はイベント中に流す動画ではなく、イベントの全貌をインターネット上に配信したものです。
配信サイトによっては、動画の画面内にコメントが流れるものもあるので、イベント中にスクリーンに映して司会者や登壇者が回答することもあります。
イベントに参加できなかった人も楽しる上に、イベントの内容を記録できるため、今後もイベントを開催する場合には取り入れてほしい動画です。
イベント動画撮影時の注意点
イベント動画の撮影は、一見すると簡単に思えるかもしれません。
ただ、いくつかの注意点があるため、安易に撮影すると失敗する恐れがあります。
質の高いイベント動画にするためにも、以下の注意点を踏まえた上で取り組みましょう。
注意点1.目的やターゲットなどを決めずに撮影しない
1つ目の注意点は、目的やターゲットなどを決めずに撮影しないことです。
ダラダラと撮影しても、面白みのないイベント動画となっていまいます。
魅力的な動画を撮影するためにも、撮影前に撮影する目的と見てもらいたいターゲット、伝えたいメッセージなどを考えましょう。
それらを明確にすることで、どのような動画にすれば良いのか計画しやすくなります。
注意点2.1人で撮影しない
2つ目の注意点は、1人で撮影しないことです。
撮影自体は1人でできますが、静止画の撮影や別カメラでの撮影、音声チェックなどの作業もしてもらうのは負担が大きすぎます。
負担が大きいとミスが生じる恐れがあるため、複数名で撮影するようにしましょう。
特に機材の搬入・撤去が求められる場合は重労働となることから、ある程度の人数が必要になります。
注意点3.スマホで撮影しない
3つ目の注意点は、スマホで撮影しないことです。
現在のスマホでも高画質なものを撮影できますが、長時間の撮影の場合はビデオカメラや一眼レフカメラのほうが向いています。
また、ビデオカメラや一眼レフカメラの場合は撮影する上での機能が豊富にそろっています。
そのこともあって、スマホよりも質の高い動画を撮影しやすいでしょう。
注意点4.無理して自分たちでやろうとしない
4つ目は、無理して自分たちでやろうとしないことです。
ここまで紹介したように、撮影する際にはさまざまなことに注意しなければなりません。
そのことから、無理して自分たちで撮影するのではなく、プロに任せるのもおすすめです。
その分のコストは必要ですが、プロに任せることで高品質なものを撮影してくれます。
会場が盛り上がるイベント動画制作・作成のポイント
参加者の期待感を高め、会場を盛り上げるにはどんな動画を制作すればよいのでしょうか?
ここでは、イベントの動画を作成する際の5つのポイントをご紹介します!
3DホログラムやVRなどインパクトのある映像を作る
参加者の心を手っ取り早くつかむ方法は、インパクトのある映像を作ることです。
近年は3Dメガネを着用して見る「3D」を始め、肉眼で立体映像が楽しめる「3Dホログラム」という映像技術が存在します。
「仮想現実」が楽しめるVRや、動画をあらゆる角度で楽しめる360動画なども大変人気です。
参加者が驚くような、遊び心のある映像を取り入れて、会場を盛り上げましょう。
イベントの主旨に合ったテイストを選ぶ
イベントと一口に言っても、その主旨はイベントによって異なります。
社内イベントの場合、BGMや映像技術よりも、動画の内容そのものに注目されるケースが多いでしょう。
新卒歓迎ムービーや表彰式、総会などが一例です。
この場合、シンプルでフォーマルな雰囲気の映像の方がイベントの主旨と合うでしょう。
一方、クラブイベントや音楽イベントでは、ポップで明るいBGMやハイテクな映像技術などが求められます。
動画を制作する際は、イベントの主旨に合ったテイストを選びましょう。
参加者の目線に立つ
イベントの動画を制作するときは、参加者の目線に立ちましょう。
動画を制作する際、主催者視点で動画を作る人も少なくありません。
しかし、主催者視点で動画を作ってしまうと、情報を詰め込みすぎたり、独りよがりな映像になったりする可能性が高くなります。
イベントの目的はあくまでも参加者に楽しんでもらうことです。
まずは参加者の目線に立って、「どうしたら楽しんでもらえるのか」という点にフォーカスして動画を制作しましょう。
過去のイベント映像を盛り込んで親近感のある映像を
イベントの内容をより分かりやすく伝えるには、オープニングムービーやティザーで過去のイベント映像を流すのが効果的です。
当時のイベントの模様や参加者の感想などを盛り込むことで、参加者にイベントの内容を具体的に伝えられます。
過去の参加者の様子やレビュー、アンケートによる満足度なども一緒に盛り込めば、参加者が親近感や期待感を抱いてくれる可能性もあります。
イベントで一番伝えたいことを共有
イベントで流す動画に、欲張ってあれもこれもと内容を詰め込みすぎるのはNGです。
しかし、イベントで一番伝えたいことは必ず盛り込みましょう。
イベントの目的や、イベントを開くことのメリットなどをテキストや映像、音楽を使って強調すれば、会場が一体感に包まれます。
同じ目的を共有する楽しさや達成感から、「また次のイベントも参加しよう」という気持ちも引き出せるでしょう。
イベント動画でBGMを使うときは著作権に注意!
イベント内や、イベントの動画内のBGMに、既存の音楽を使う場合は、著作権に注意しましょう。
著作権とは、音楽・美術・文学などの作品(著作物)の作者が、自身の作品の使用を独占する権利を指します。
著作物を無断で使用・複製すると、著作権侵害とみなされ懲役または罰金が科せられるケースもあります。
CD音源を利用する際は、許可を得るべきシチュエーションとそうでないシチュエーションに分けられます。
【許可を得るべきシチュエーション】
-
営利法人や営利を目的とする団体または個人がイベントを主催する場合
-
参加者から入場料などの料金を受け取る場合
【許可が必要ないシチュエーション】
-
著作権の保護期間が消滅している作品を使用する場合
-
JASRACに管理が委託されていない作品だけを使用する場合
-
参加者に料金が発生しない場合
許可が必要な場合は、許諾の手続きのほか、使用料の支払いが必要になります。
そういった手間をなくしたいなら、著作権フリーの音源をBGMとして利用するのがおすすめです。
※【参考】JASRAC
イベント動画の事例3選
イベント動画のメリットや注意点などがわかったとしても、具体的にどのようなものなのかイメージがあいまいな方もいるのではないでしょうか。
そこでここでは、イベント動画の事例を3つピックアップして紹介します。
事例1.東京ベンチャー企業選手権大会
2019年度の東京ベンチャー企業選手権大会のオープニング動画は、ファイナリストをBGMに合わせてゆっくりと紹介しています。
ファイナリストの紹介シーンでは会社名や名前だけではなく、業務内容や目標がわかるようなメッセージが一緒に表示されています。
これにより、どのような人なのか詳しく把握しやすいでしょう。
その上で最後に大会名を出すことで、興味を持ってもらいやすいようにしています。
事例2.eBASEBALL 全国中学高校生大会
この動画の特徴としては、さまざまな参加者の表情が含まれていることが挙げられます。
参加者の喜怒哀楽を動画内で紹介することで、魅力的な大会であることを視聴者に伝えられます。
また、拍手の音や実況の声など実際の様子も含めることにより、大会の雰囲気も感じられるでしょう。
事例3.EO GSEA 日本大会
こちらは世界規模のコンペティションGSEAのダイジェスト動画です。
現場音を活かしつつ、各学生の熱い思いが伝わるようなものとなっています。
各出演者がそれぞれどのような意見を述べているのか把握しやすくなっており、大会の結果も紹介されています。
おすすめのイベント動画制作会社
ここからは、イベント用の動画を依頼するのにおすすめの動画制作会社をご紹介します。
各社の特徴・強みもまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
株式会社サムシングファン
出典:サムシングファン
動画制作会社サムシングファンは、イベントにおけるライブ配信もプロフェッショナルです。
イベントのプランニング、企画、スタッフの手配、当日の現場オペレーション、撮影業務、アーカイブの作成まで、すべて対応できます。
小規模セミナーも大規模イベントも、全国対応。
素材を入稿するだけで、たった8万円で30秒のアニメーション動画を3日で制作できるサービス「VEND」は、社内でライブ動画を用意しておきたいケースにもおすすめです。
もちろん、動画制作を企画・提案から撮影・編集・納品まで、丁寧に相談しながら進めることも可能です。
※公式ホームページはこちら
CINEMATO
出典:CINEMATO
株式会社EXIDEAが運営する「CINEMATO」は、コンサルティング会社出身のプロデューサー率いる動画制作事業です。
東京とロサンゼルスにオフィスを構えており、海外でも動画制作・映像制作ができます。
国外にも拠点を持つ企業にとっても利便性が高そうです。
クオリティの高いアニメーション動画を制作しており、イベント向けの企業サービス動画も実績豊富です。
株式会社コムネット
出典:コムネット
社内イベントに特化している、イベント制作会社です。
30年間で、企業イベントの開催を1000回以上手がけて来ました。
そのノウハウを活かし、イベント動画の制作も対応しています。
動画の企画、構成、編集、納品までワンストップで対応します。
イベント制作会社なので、大きなステージで、音響や照明も駆使した華やかなイベント開催でも頼りになりますね。
イベント動画配信サービスもおすすめ
イベントの記録用や、当日参加できなかった人へ後日配信するために「イベント動画配信サービス」を活用するのもおすすめです。
サービスを自分で使いこなす必要があるため、事前に操作確認・リハーサルは必ず行いましょう。
ここでは、数あるイベント動画配信サービスの中から、おすすめを3つご紹介します。
SmartSTREAM
出典:SmartSTREAM
SmartSTREAMはNTTグループが提供している動画配信サービスです。
同時視聴者数無制限で、なおかつ動画配信のプロがサポートしてくれるので初心者でも安心して利用できます。
通常のライブ配信のほか、オプションメニューとして高画質の「4K」での配信も可能です。
ライブ配信だけでなく、セミナーや会議の際も利用できるので、さまざまなシーンで活躍してくれるでしょう。
ZOOMウェビナー
出典:Zoom
Zoomウェビナーは、「Zoomビデオコミュニケーションズ」が提供しているWebサービス。
ウェブ上でのセミナーや講義のほか、配信イベントなど、さまざまなシーンに利用されています。
Facebook LIVEやYouTube LIVEでストリーミング配信もできるので、招待メンバーを指定した社内イベントの際に便利です。
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Webex
出典:Webex
WebexもZoomと同じく、オンライン会議や企業イベントを目的とした配信サービスです。
Facebook LIVEやYouTube LIVEのほか、IBM Video StreamingやVbrick Revなどのさまざまな配信サービスと連携できるのが特徴です。
まとめ:動画のコツを掴んでイベントを盛り上げよう
イベントに流す動画は、イベントの主旨を分かりやすく伝えたり、観客を盛り上げたりする重要なツールです。
かっこいいイベント動画を制作して、お客さんの心を掴む演出をしてみてくださいね。
「イベント動画を制作したい」と検討中の方は、ぜひ弊社サムシングファンにお問い合わせください。
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