YouTubeでは、動画の内容やサムネイルはこだわっているのに、概要欄をきちんと設定していないチャンネルも少なくありません。
- なぜか再生回数が伸びない
- チャンネル登録者がなかなか増えない
これらのお悩みをお持ちの場合、概要欄の内容を見直す必要があります。
YouTubeチャンネルを開設したばかりの時期は、いかに検索流入を増やすかがポイントです。
今回は、YouTube Creator Academy(以下YouTube公式)の情報を元に、概要欄を活用した再生回数を伸ばす5つのコツをご紹介します。
読み終わった後、すぐに実行できる簡単な内容ばかりなので、お試しいただき再生回数アップにつなげていただければ幸いです。
それでは、詳しく見ていきましょう。
目次
YouTubeの概要欄とは?
YouTubeの概要欄は正式には、説明(ディスクリプション)と呼ばれています。
YouTuberが動画内で「詳細は下の概要欄をご覧ください。」と発言する場合に該当する部分で、
タイトルで伝えきれなかった動画の詳細を記載する目的で使用されています。
【パソコン】YouTube概要欄の見方
概要欄の見方はとても簡単で、パソコンから確認する方法を解説します。
動画の下に概要欄の最初の3行が表示されているため、下の【もっと見る】をクリックしてください。
↓
【もっと見る】をクリックすると、概要欄の全てが表示されます。
誤字脱字がないように、注意しましょう。
【スマホ】YouTube概要欄の見方
次に、スマートフォンから概要欄を見る方法について解説します。
まずはタイトル右横の下向き三角▼をクリックします。
↓
するとチャンネル名や再生数の下に概要欄が表示されます。
チャンネル概要と概要欄は異なる
実は、チャンネル概要と概要欄を混同される方が多いため違いをお伝えします。
概要欄は先述した通り、チャンネル概要はトップページの右から2番目にある、虫眼鏡マークの隣の項目から確認できます。
概要欄は動画について詳しく説明するのに対し、チャンネル概要はチャンネル全体のコンセプトや運営者の自己紹介が記載されている場合が多いです。
チャンネル概要欄は、あなたの動画に興味を持ち、チャンネルを登録するか決めるポイントのひとつです。
チャンネルへの思いや熱量を伝えたい場合は、チャンネル概要欄も上手に活用しましょう。
YouTube概要欄で押さえるべきポイント5つ
具体的にYouTubeの概要欄で抑えるべきポイントを5つ解説します。
あなたの動画を検索して見つけるために大事なポイントや、視聴者が動画を見やすくなる工夫が含まれている重要なポイントです。
しっかりと理解し、すぐに概要欄に活用して再生回数アップを狙っていきましょう。
ポイント①重要なキーワードを含める
概要欄で押さえるべきポイントのひとつ目は、重要なキーワードを概要欄の文章に自然に含めることです。
あなたの動画が検索結果に表示されるには動画を説明する中心的なキーワードを1〜2語説明文に含めることがポイント。
特に重要なキーワードは、説明の最初の部分に入れましょう。 |
YouTube公式では上記のように説明されているため、説明文の冒頭部分を特に意識して文章を作成しましょう。
ポイント②説明文は最初の3行が肝心
YouTube公式によると、概要欄に記載する動画の説明文は最初の3行がとても重要と述べられています。
説明文の最初の数行では、検索されやすいキーワードと自然な表現を使って動画の内容を説明しましょう。 |
とガイドラインに記載しています。
実際、パソコンの画面を見てみると、「もっと詳しく見る」をクリックする前に表示されている説明文は最初の3行だけです。
動画に興味を持った視聴者が説明文の3行を読んで、さらに読み進めるか決める重要な部分なのでしっかり書く必要があると言えます。
ポイント③URL(リンク)の貼り付け
視聴回数の増加につなげて、チャンネル登録者の拡大に役立つ方法としてURL(リンク)の貼り付けも効果的です。
動画内でモノや場所を紹介した場合、公式サイトのURLを貼り付けることにより視聴者の使い勝手が良くなります。
また、シリーズ動画を作成した場合、過去動画のURLを貼り付けることにより視聴者の動画を探す手間が省け、過去動画の再生回数も向上。
注意すべき点として、ウェブアドレスの前には必ず http:// を付けて、クリック可能にしておく必要があるため、忘れずに設定しておきましょう。
ポイント④関連するハッシュタグのみ使用する
Instagramでは一般的なハッシュタグ検索。
実はYouTubeでもこのハッシュタグ検索が可能なのです。
タイトルの上にハッシュタグを表示させるには、概要欄で動画の説明に関連するハッシュタグ(#)を設置する必要があります。
ただし、タイトル上に表示されるハッシュタグは3つまでと上限が定められているため、動画に関連するハッシュタグを厳選することがポイントです。
YouTube公式には次のように書かれています。
ハッシュタグは、ほんの少し追加するだけで大きな効果がある。説明欄をハッシュタグで埋め尽くさないようにしましょう。ハッシュタグが 15 個以上使われていると、すべてのハッシュタグが無視されます。 |
視聴者が動画を見つけやすくするために設置するハッシュタグも概要欄から設定することをおすすめします。
ポイント⑤長尺動画はタイムスタンプを使用
再生時間の長い動画はタイムスタンプを使い、視聴者が重要な部分にスキップできるようにしましょう。
タイムスタンプとは、YouTube動画の目次機能のことです。
タイムスタンプの設定方法は半角数字とコロンで時刻を入力すれば、自動的に視聴者がクリックできるようになり、見たいシーンから再生が可能に。
タイムスタンプの間違えやすいポイントとして動画開始時間の設定漏れが挙げられます。
1行目に0:00と入力しないと、タイムスタンプとして機能しないので注意しましょう。
目次として活用し、タイムスタンプをクリックすると、動画は設定した時間から再生をスタートできるため、視聴者の欲しい情報部分へ直接アクセスが可能に。
長尺動画をアップロードする場合は、概要欄から目次としてのタイムスタンプを利用してみてはいかがでしょうか。
YouTube概要欄で注意すべき点
YouTube概要欄で押さえるべきポイント5つについて説明しましたが、注意すべき点も理解していきましょう。
知らずにおこない、チャンネルに悪影響を与えないためにしっかりと理解し、チャンネルの成長につなげるのが重要です。
それでは詳しく見ていきましょう。
注意点①動画と関係ないキーワードをつかわない
YouTube公式には、キーワードに関して次のように記載されています。
動画と関係のないキーワードは使用しないでください。視聴者の期待を裏切るだけでなく、Google のポリシーに違反することにもなりかねません。 |
上記の通り、動画に関係ないキーワードの使用は控えましょう。
注意点②BGMのクレジット表記
YouTube動画で音源やBGMを使用し投稿する場合は注意が必要です。
著作権フリー音楽だとしても、概要欄にクレジット表記が必要な場合も多く存在します。
よって、音源を提供しているサイトの利用規約の熟読をおすすめします。
利用規約をきちんと理解したのちに音源を使用しないと、著作権侵害で動画が削除されたり、最悪の場合、アカウントが削除されたりする可能性があるからです。
各サイトによって利用規約がことなるため、以下の4つのポイントを押さえながら確認し、音源を使用することをおすすめします。
有料、無料の著作権フリー音源サイト両方に当てはまるので、あなたの動画にBGMを使用するなら一度チェックしてみてください。
- 音源使用の事前申請は必要か
- 概要欄に使用音源のクレジット表記は必須か、不要か
- 商用利用は可能か
- 動画が収益化した場合に利益を配分するのか
他にも確認するべき点はありますが、まずはこの4点は必ず確認するようにしましょう。
いずれにせよ、多くの音源提供サイトは、概要欄へのクレジット表記必須。もしくは表記依頼していることがほとんどです。
YouTube動画にBGMなり音源を使用した場合はクレジット表記しておいた方が、トラブルを回避するのに有効と言えます。
意外と知られていない概要欄のデフォルト設定
YouTubeに動画を投稿する際、概要欄に入力する文章を都度入力していませんか?
- 説明文
- ハッシュタグ
- チャンネル登録を促すURLの設置
- SNS登録のURL
これらを動画アップロードのたびに、毎回入力するのは手間も時間もかかるため、とても面倒ですよね。
実はあまり知られていない機能として、YouTubeに動画をアップロードする際、デフォルト設定をしておけば毎回自動で入力(テンプレ化)が可能に。
動画投稿を効率化するためにとても便利な機能なため、以下概要欄のデフォルト設定について解説していきます。
まずは、YouTube studioのトップ画面左側の【設定】をクリックします。
すると、設定画面が開くので、上から3番目【アップロード動画のデフォルト設定】の【基本情報】をクリック。
上の図のように、タイトルや説明文の入力欄が表示されるので、テンプレ化に必要な内容を入力しましょう。
まとめ:YouTubeの概要欄は視聴者に役立つ情報を簡潔にまとめる
YouTubeの概要欄はタイトルやサムネイルで説明しきれなかった「動画を補足する文章」だけではないとご理解いただけたかと思います。
それでは、最後に概要欄をフル活用する5つのポイントを振り返りましょう。
- 重要なキーワードを含める
- 説明文は最初の3行が肝心
- URL(リンク)の貼り付け
- 関連するハッシュタグのみつかう
- 長尺動画はタイムスタンプを使用
キーワードを選び、ハッシュタグを活用し、検索結果へ表示させ、再生回数やチャンネル登録へ結びつけましょう。
概要欄の有効活用の5つのポイントを理解しても「実行に移せない」もしくは「効果が薄かった」という場合、プロの指導を受けるのもひとつの手です。
YouTubeチャンネルの成長が一気に加速するには第3者の意見も取り入れて行くことも視野に入れてみましょう。
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