広告が付かない動画配信サービスとして最近人気が高まっているVimeoですが、全て無料で利用できるわけではありません。
本記事では、Vimeoの料金プラン全5種類を徹底比較。
Vimeoを使いこなす上で大きな壁となる注意点も解説していきますので、Vimeoの活用を考えている方はぜひ参考にしてくださいね。
目次
Vimeoとは?
(引用:Vimeo)
Vimeoとは、2014年にアメリカ人のジェイコブ・ロドウィック氏が運営を開始した動画サービスです。
YouTubeは動画内に広告が付く一方、ほぼ無料で動画配信ができます。
しかし、Vimeoはプランによってデータ量などに制限がある一方、広告がないという特徴があります。
YouTubeに比べるとまだ利用者数は少なめですが、海外ではもちろん、日本でも利用者が急増中です。
Vimeoのプランは全部で5種類
Vimeoは、料金プランによって利用できるサービス内容が異なります。Vimeoが提供しているプランは以下の5つです。
- Basic
- Plus
- Pro
- Business
- Premium
Basicは唯一の無料プランで、週に500MB、総容量5GBまで利用できます。
ただ、Basicでは容量が少ない上、利用できるサービスに制限があるため、本格的に動画を活用していくのであれば有料プランの利用が現実的です。
Vimeoのプラン比較表
では実際、Vimeoのプランにはどのような違いがあるのでしょうか?
こちらでは簡単な比較表を使って5つのプランを比較していきます。
比較する項目は、次の8つです。
- 料金
- 利用できるデータ量
- 登録できる管理者数
- Vimeo上で動画作成できるか
- 分析ツールの充実度
- 生放送ができるか
- サポートの優先度
- Vimeo上で直接動画販売できるか
以上を基準に表を作成したので、各プランを比較してみてください。
Basic | Plus | Pro | Business | Premium | |
料金 | 無料 | $7/月 | $20/月 | $50/月 | $75/月 |
データ | 500MB/週 総5GB |
5GB/週 250GB/年 |
20GB/週 1TB/年 |
無制限/週 総5TB |
無制限/週 総7TB |
管理者数 | 1人 | 1人 | 3人 | 10人 | 10人 |
動画作成 | × | △ | ○ | ◎ | ◎ |
分析 | △ | △ | ○ | ◎ | ◎ |
生放送 | × | × | × | × | ○ |
サポート | 優先なし | 4時間以内 | 2時間以内 | 1時間以内 | ライブサポート |
動画販売 | × | × | ○ | ○ | ○ |
Vimeoの各プランの特徴を解説
こちらでは、Vimeoの各プランの具体的な違いを解説していきます。
プランの特徴①Basic
Basicの主な特徴
- 無料で利用できる
- 週に500MB、全部で5GBしか使えない
- 機能はあくまでお試し程度
Basicの特徴は、何といっても無料で利用できるという点です。
無料でも広告は入らないので、快適に動画を視聴できます。
視聴数やインプレッションといった簡単な動画分析も可能です。
ただし、利用できるデータ量が少ないので、本格的に動画を活用したい人には向いていません。
Vimeoではダッシュボード上で動画作成もできますが、Basicでは動画作成の利用も制限されています。
動画数が少ない人や、「とりあえず試してみたい」という人向けのプランです。
プランの特徴②Plus
Plusの主な特徴
- Basicの機能は踏襲
- 週に5GBまでアップロードできる
- 動画作成や編集がしやすい
- サポートがBasicより優先される
利用できるデータ量が全部で5GBだったBasicに対し、週に5GB、年間250GBまで使えるプランがPlusです。
料金は有料プランの中で1番料金が安く、$7/月で利用できます。
Plusの大きな特徴は、Basicで限定的だった動画作成機能や、動画プレーヤーのカスタマイズが可能になっている点です。
テンプレートを使った動画作成などができるほか、動画プレーヤーの再生バーを取り除いたり、動画終わりに表示したい画像をカスタマイズしたりして、より自分好みの動画が公開できます。
サポートもBasicより優先され、4時間以内に返信されるというのも嬉しい点です。
プランの特徴③Pro
Proの主な特徴
- Plusの機能は踏襲
- 管理者を3人まで増やせる
- 写真や音楽を制限なく利用して動画作成できる
- 動画にチャプターを追加できる
- 特定ドメインのみでの再生が可能
- より詳細な動画分析が可能
- 動画の直接販売が可能
Proは、管理者を3人まで増やすことができ、複数人でチャンネル管理できます。
料金は$20/月で、複数人数で管理できるプランの中では最安です。
ProではPlusよりもさらに機能が充実しており、動画作成における写真や音楽の利用制限がなくなるほか、動画にチャプターを挿入できるなどといった機能が利用できます。
動画分析機能も増える上、特定ドメイン下でしか動画を再生させないという機能もあるので、「動画の公開範囲を徹底的に狭めたい」という人にも使いやすいプランです。
動画を直接販売できる機能も付いているので、動画を商品化することも可能です。
プランの特徴④Business
Businessの主な特徴
- Proの機能は踏襲
- 管理者を10人まで増やせる
- Google Analyticsと連携できる
- 動画マーケティング機能が充実
- 1時間以内のサポート付き
本格的な動画マーケティングに適しているのが、$50/月で利用できるBusinessです。
管理者を10人まで増やせるのでチームメンバー全体で管理できる上、動画終了画面をカスタマイズするなどして、マーケティング効果をより高めることができます。
Businessでは動画をGoogle Analyticsにも連携できるので、より詳細な分析も可能です。
サポートもかなり優先されており、営業日なら1時間以内に返信してくれます。
ビジネスとして動画マーケティングプロジェクトを伸ばしていきたいという場合は、Businessが合っていると言えるでしょう。
プランの特徴⑤Premium
Premiumの主な特徴
- Businessの機能は踏襲
- 無制限でライブ配信ができる
- ライブQ&A、アンケート投票、チャットなどの機能がある
- ライブ配信中・配信後の分析ができる
- 営業時間内であればライブサポートが受けられる
$75/月で利用できるPremiumは、制限なしでライブ配信ができるのが大きな特徴です。
チャット機能やアンケート投票といった機能も充実しており、視聴者とより近い距離でコミュニケーションを取ることができます。
Premiumはサポートも1番充実しており、アメリカの営業時間内であればライブでサポートを受けることも可能です。
Vimeoはプラン変更やダウングレードはできる?
Vimeoでプラン変更やダウングレードしたい場合、次の手順を踏む必要があります。
プランをアップグレードしたい場合は、ダッシュボードの上にある『アップグレード』をクリックします。
すると、以下のような画面になりますので、好きなプランを選んでアップグレードしましょう。
ダウングレードしたい場合、現時点では設定画面からは変更できない仕様になっていますので、サポートチャットから直接ダウングレードしたい旨を問い合わせる必要があります。
【注意】Vimeoは日本語でサポートしていない部分もある
ただし、Vimeoでは1つ注意すべき点があります。
それは、日本語でのサポートはまだ限定的だということです。
Vimeoのサービス自体は日本語表記がされていますが、2021年8月12日時点でサポートなどは英語表記となっており、問い合わせも英語で行う必要があります。
サポートを利用したいけど英語は苦手という人には、少しハードルが高いサービスかもしれません。
サポートを利用しなくても動画の運営ができそうか、利用する場合に英語でのやり取りに問題はなさそうかといった点をよく検討してプランを決めることをおすすめします。
Vimeoプランの選び方
Vimeoでプランを選ぶ場合、
- 趣味や個人で使うならBasicかPlus
- 本格的に収益化を目指すならPro以上
といった基準で選ぶのが1番確実です。
選び方①趣味や個人で使うならBasicかPlus
Basicは利用できるデータ量が少ないとはいえ、全体では5GBの容量があり、短い動画をいくつか置いておくだけなら足りることもあります。
PlusはProに比べて動画分析機能などが劣るものの、週に5GBアップロードでき、個人の容量としては十分です。
特に収益化を考えておらず、趣味の範囲で動画を楽しみたいのであれば、機能的にも予算的にもBasicやPlusが適しているでしょう。
選び方②ビジネスで使うならPro以上
動画を収益化する場合、動画の分析や複数人での管理が必要となることが多いです。
より本格的に収益化を目指すなら、動画分析機能が充実しているPro以上のプランをおすすめします。
チームメンバーが少ない場合はProでも十分ですが、4人以上のメンバーがいる場合はBusiness以上を選びましょう。
生放送ができるのはPremiumだけなので、マーケティングの方法に合ったプランを選んでみてください。
動画マーケティングに特化したサービスならもっと便利
Pro以上のプランはマーケティング機能も充実しているVimeoですが、
- 日本語表記が不十分で使い方が分かりづらい
- サポートとやり取りしづらい
といったデメリットもあります。
「もっと効果的に動画マーケティングを行いたい」という方は、日本企業が提供している動画マーケティング支援ツールを使うのもおすすめです。
動画投稿はもちろん、動画ポータルサイトの構築や、より詳細な動画分析ができるサービスもあるので、Vimeoのサポートでは不安な方は日本の動画マーケティングサービスをチェックしてみてくださいね。
目的に合ったVimeoプランで動画を有効活用しよう!
VimeoにはBasic、Plus、Pro、Business、Premiumの5つのプランがあり、それぞれ料金やサービス内容が異なります。
ご自身の目的に合ったVimeoプランで、動画を最大限活用していきましょう。
Vimeoは様々な機能が利用できる一方、まだ日本語でのサポートが限定的というデメリットもあります。
Vimeoのサポートでは不安という方には、動画マーケティングに特化した日本のサービスがおすすめです。
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- 埋め込みタグの発行
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