公式サイトの英語表記を見て「ChatGPTに興味はあるけど・・・」と、手を止めてしまったという声を耳にします。
そこで、本記事では簡単にChatGPTのアカウントを作成し、日本語を使いながら初心者でも始められる方法を紹介していきます。
最先端のAI技術を生活に取り入れ、豊かな情報とより効率的な時間を過ごしたい方はぜひ、参考にしてみてください。
目次
ChatGPTアカウントの日本語始め方ガイド
現時点(2024.1.15)で、ChatGPTサイトに日本語版や日本語に設定を変更する方法はありません。ですが、グーグルやマイクロソフトの翻訳機能を使い、誰でも簡単にChatGPTを始められます。
では早速、ChatGPTのアカウントを日本語で作成する方法を紹介していきます。
【Web版】ChatGPTのアカウントを日本語で作成する方法
アカウント作成に必要なものは以下の2点です。
- メールアドレス
- 名前
そして、日本語に翻訳する手順は以下の通りです。
1.ChatGPT公式サイトにアクセスします。:https://openai.com/blog/chatgpt
ChatGPTの公式ページ
2.次に、日本語に翻訳していきます。
3.Google Chromeの場合:アドレスバーの右にある「翻訳」アイコンをクリックします。
4.翻訳言語の選択画面で日本語をクリックします。
Microsoft Edgeの場合:アドレスバーの右側に「翻訳」アイコンがあります。
日本語を選択し「翻訳」をクリックします。
5.日本語に翻訳されたら、「ChatGPTを試してみる」をクリックします。
6.次に、アカウント作成のときは、サインアップをクリックします。
7.メールアドレスとパスワードを入力します。※登録したメールアドレスとパスワードはメモしましょう。
8.名前と生年月日を入力します。
9.電話番号を入力します。
10.次に、人間が操作していることを確認するクイズに答えます。自動的にアカウントを大量に作成したり、スパムメールを送ったりするような不正行為を防ぐセキュリティー対策です。
11.クイズに答えると、登録した電話番号の電話に認証コードが送られてくるので、コードを入力します。
認証コードを入力したら、ChatGPTアカウントの登録完了です。
【Web版】ChatGPTに日本語でログインする方法
次に、ChatGPTにログインする方法を紹介していきます。
1.ChatGPT公式ホームページから「ChatGPTを試してみる」を選びます。
2.登録したメールアドレスを入力します。
3.次は、ChatGPTとチャットをする画面です。
もし、英語表記の画面が出てきても日本語で質問を入力すればChatGPTも日本語で回答するので問題はありません。また、ChatGPTが英語で答えても「日本語で返事をください」などとメッセージを送れば、日本語で再度返答してくれます。
【スマホアプリ版】ChatGPTにログインして日本語で使う方法
スマホでChatGPT公式ホームページの画面に行き、「Continue」をクリックします。
Web版でアカウントを作成しているので、「Login」をクリックします。新しくアカウントを作成する場合は「Sign up」です。
次に、Web版でアカウント作成の際に登録したメールアドレスを入力します。
次は、ChatGPTとチャットする画面です。
赤枠の「Message ChatGPT」から質問を入力しましょう。 ChatGPTから英語で返答が来た場合は、「日本語で返事をください」や「英語を日本語に翻訳してください」とメッセージを送れば日本語でチャットができます。
簡単にChatGPTを始める日本語ガイド
ChatGPTにできること
ChatGPTは多くの質問に答えられる万能なツールです。
では早速、ChatGPTに具体的に何ができるかを質問し、返答を見ていきましょう。
ChatGPTは、夕食の献立提案から専門分野の勉強方法まで、あらゆる疑問に答えてくれます。気になることはまず、ChatGPTに質問してみましょう。
ChatGPTの基本操作
次に、チャット画面の解説をしていきます。
①ChatGPT-3.5と4の切替を行います。初期設定は無料版のChatGPT3.5です。
②話題が変わる場合は「ChatGPT」もしくは「New Chat」をクリックします。
③チャット履歴一覧が表示されます。会話履歴が残り、チャット内の情報を再確認する際にに役立ちます。
④インフォメーションやサンプルです。ChatGPTに関する説明や使い方の例が見れます。
⑤各種設定の項目は初期設定では、以下の項目が表示されます。
- 「Upgrade to Plus」有料版課金
- 「Dark mode」ライトモード/ダークモードの切り替え
- 「Updates & FAQ」質問や外部リンク
- 「Log out」ログアウト
初心者向け:ChatGPTの基本的な使い方
では実際に、質問をしながらChatGPTの機能を見ていきましょう。質問内容は以下の通りです。
- 大分の温泉旅行プランを提案してください。(アイデアの提案)
- 食事の誘いを断るメールを書いてください。(文章作成)
- 旅行のタイムスケジュールを表で作ってください。(表の作成)
- 以下の英文を日本語に翻訳してください。(翻訳)
- 以下の文章を要約してください。(要約)
一つひとつ解説していきます。
ChatGPTにアイデアの提案をしてもらう
1つ目の質問で、ChatGPTにアイデアを提案してもらいます。大分旅行プランの提案をしてもらいましょう。
ChatGPTは2泊3日の旅行プランを作成しました。続けて、「日帰りプランでお願いします。」と、条件を指定してみます。
ChatGPTを利用すれば、旅行先や宿泊日数、訪れたいスポット、アクセス方法など、詳細な情報を加えつつ、自分の理想に合った旅行プランを作り上げることが可能です。
ChatGPTに文章を作成してもらう
2つ目の質問では、ChatGPTに食事の誘いを断るメール文章を作ってもらいます。
異なる話題に移るときは、「ChatGPT」もしくは「New Chat」をクリックして新しくチャットを始めましょう。
ChatGPTは、断る理由の指定や「もう少しフレンドリーに」といった表現スタイルに応じて、文章を改め提案してくれます。
ChatGPTの文章作成機能は、いろんなシーンに対応できる便利さを持っているので利用してみてください。
ChatGPTに表を作成してもらう
3つ目の質問では、ChatGPTに表を作成してもらいます。
先述した大分旅行のプランを、表にしてもらいましょう。
チャット履歴の「大分旅行プラン」をクリックし、チャットを続けます。
ChatGPTは、瞬時に表を作成してくれます。
ChatGPTとのチャットを通じて、自分に適した表を作ってみてください。
ChatGPTの翻訳機能
4つ目の質問では、ChatGPTに翻訳してもらいます。
例えば、「美味しいコーヒーの作り方」という英文記事をコピーして、チャット欄に貼り付けます。
ChatGPTの翻訳は以下です。
英語が使用できなくてもChatGPTに翻訳してもらえば、全く問題ありません。
分からない英文はコピーしてChatGPTに質問しましょう。
ChatGPTの要約機能
そして、5つ目の質問でChatGPTに要約してもらいます。
先述した「美味しいコーヒーの作り方」の文章を、ChatGPTに要約してもらいましょう。
ChatGPTは長い文章も分かりやすく要約してくれました。
まるで会話をするように、ChatGPTはどんな質問にも迅速に答えてくれるのです。他にも、マニュアル作成や予想される質問への返答文なども作成が可能です。
ChatGPTにさまざまな質問をして、楽しい時間を過ごしてみてください。
ChatGPTを日本語で使うときの注意点
ChatGPTを日本語で使用する際の、主な注意点は3つあります。
- ChatGPTには1回で処理できる文字数制限がある
- ChatGPTの返答は事実と異なる可能性がある
- 最新情報の情報は持っていない
では、1つひとつ解説していきます。
1つ目は、ChatGPTには1回で処理できる文字数制限があることです。
ChatGPT無料版(GPT-3.5)では、1回のチャットで処理できる文字数は、日本語だと約2048文字です。
多くの情報をいっぺんにChatGPTに与えると、最初に話した内容を見失う可能性があります。また、途中で応答が中断する恐れもあるので注意しましょう。
2つ目は、ChatGPTの返答は事実と異なる可能性があることです。
すでにある情報を基にして文章を作成する、翻訳や要約は非常に使いやすいです。しかし、ChatGPTが新しく文章を作成する際などは、事実とは異なる情報を提供するケースが多いため注意が必要です。
それは、莫大なデータから最も確率が高いと判断した文章を作成するChatGPTの特性からきています。
ChatGPTで信用に関わる作業を行うときは、裏付けとなる情報サイトなどを自分で確かめることが重要です。
3つ目は、最新情報の取り扱いに関してです。
ChatGPTの最終学習データは2022年1月までと開発会社OpenAIが公表(2024.1.16時点)していて、ChatGPTはそれ以降の情報は持っていません。
そのため、最新情報を検索する場合は、他の情報源を活用する必要があります。
ChatGPTの機能と限界を把握し、上手に指示を出しながら活用することが非常に大切です。
ChatGPTを日本語で始めてみよう
ChatGPTの多様な機能を使うと、日常の情報収集や作業効率が向上します。さらにアイデアを提案してもらうことで、考える負担の軽減も図れるでしょう。
しかし、ChatGPTはあくまでAIを使った情報提供ツールなので、法的な助言や医療的な診断はできません。専門的なアドバイスが必要なときは、適切な専門家へ相談することが重要です。
さらにChatGPTは、私たちの入力に基づき回答をします。質問の仕方によっては期待する返答ではないこともあるでしょう。明確かつ具体的なメッセージを送り、工夫をしながらChatGPTを活用することが大切です。
最先端のAI技術を生活に取り入れ賢く活用すると、新しい発見や学びが得られるでしょう。
ぜひ、本記事を参考にChatGPTを使いこなし、あなたの日常に役立ててください。