「ChatGPTで画像生成できない」と悩んでいませんか?
2023年11月にOpenAIからリリースされた画像生成AI「DALL-E 3」は、デザイナーやアーティストに多くのインスピレーションを与えています。
しかし一部のユーザーからは、「画像生成できない」と声があがっています。
本記事では、ChatGPTで画像生成できない原因を解説し、無料の画像生成方法も紹介しますので必読です。
ノンストレスで画像生成を楽しみたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
ChatGPTで画像生成できない原因とは?
ChatGPTで画像生成できない主な原因は以下の通りです。
- 無料プランのChatGPT-3.5
- 規約に反するプロンプト
- ソフトウェアのアップデートや不具合
- サーバーの混雑
- ユーザーのプライバシーセキュリティー設定
一つずつみていきましょう。
無料プランのChatGPT-3.5
ChatGPTの無料プラン「ChatGPT-3.5」では画像生成ができません。
有料プランの「ChatGPT Plus」(月20ドル)に変更する必要があります。
有料プランに変更する方法は、以下のリンクから紹介していますので、参考にされてください。(リンクを挿入されてください)
規約に反するプロンプト
ユーザーのプロンプトがOpenAIの規約やガイドラインに反していると、ChatGPTはリクエストの拒否をします。
不適切なプロンプトを以下にまとめました。
- 攻撃的な内容
- 著作権や知的財産権を侵害する
- 違法行為を推奨、指示、助長する
- 差別や偏見を助長
- プライバシーを侵害する情報や個人情報を不正に使用する情報
- 性的に露骨な内容やポルノグラフィ
例えば「犯罪者の画像」と入力すると、以下の回答が返ってきました。
”実際の犯罪者の画像を作成したり、誰かを犯罪者として描写することはできません。しかし、実際の個人を対象としたり、描写したりすることなく、一般的な「犯罪者」テーマを示唆する架空のシーンやキャラクターに興味がある場合は、どのように進めたいか教えてください。”(ChatGPT翻訳)
画像生成できない理由をChatGPTは教えてくれます。
このような場合は、プロンプトがガイドラインに反していないか確認をしてみてください。
ソフトウェアのアップデートや不具合
ソフトウェアのアップデート中や、直後にエラーが生じることは珍しくありません。
今後、GPT-5へアップデートする際も、ChatGPTは使用できないでしょう。
他にもサーバーの問題やアップデートに関連する問題でユーザーのキャッシュ(ウェブサイトやアプリのデータを一時的に保存すること)が影響を受けることがあります。
キャッシュをクリアすると、ブラウザやアプリはサーバーの最新データを再ダウンロードし、問題が解決する可能性があります。
サーバーの混雑
サーバーにアクセスする人が多数いる場合、サーバーの処理能力を超えたオーダーが発生し、ChatGPTが使用できなくなるケースがあります。
OpenAIの責任者によると、1週間に1億人がChatGPTにアクセスしているようですが、筆者は今までサーバー負荷による待機を経験したことがないので、OpenAIは万全な体制を整えていると予測できます。
プライバシーセキュリティー設定
親が子どものインターネット使用を制限する場合や、職場や教育機関でインターネットの使用制限を設けた場合に画像生成ができない可能性があります。
コンテンツフィルタリング設定やプライバシー保護機能の設定を見直し、必要に応じて調整してみてください。
ChatGPTで画像生成できない理由は複数考えられます。
公式HP情報やX(旧:Twitter)、Instagramなどで他のユーザーの反応を確認すると、サーバー側の問題かがわかるケースがあります。
また、自身のキャッシュやPC設定が原因の場合もあるため、問題が解決しないときはチェックしてみてください。
【Adobe Firefly】画像生成を無料で始める方法とポイント
ChatGPTで画像生成するには有料ユーザーでなければいけませんが、無料で画像生成できる方法もあります。
▼動画で視聴する場合はコチラ
ここからは、Adobe社が開発したAdobe Firefly(アドビファイアフライ)を無料で活用する方法について解説していきます。
- 【Adobe Firefly】無料で画像生成を始める方法
- 【Adobe Firefly】画像生成の編集
- 【Adobe Firefly】を無料で利用できる範囲
早速、みていきましょう。
【Adobe Firefly】無料で画像生成を始める方法
まずは、Adobe Fireflyの公式サイトにアクセスします。→「Adobe Firefly公式サイト」
ホーム画面から、画像を生成するプロンプトを入力し「生成」をクリックします。
「生成」をクリックした後は、自動でアカウント作成画面に移ります。
アカウントを作成したら、ホーム画面が表示されます。
ホーム画面で「Fireflyを無料で始める」をクリックすると、ログインした状態でホーム画面に戻ります。
ホーム画面で再度プロンプトを入力し「生成」をクリックします。
Adobe Fireflyは1回の生成で、4枚の異なる画像を生成してくれるため効率的です。
無料で簡単に高品質な画像が生成できるAdobe Fireflyはおすすめです。
【Adobe Firefly】画像生成の編集
ここでは、生成する画像サイズやコンテンツタイプの変更をしていきます。
まずは、画像サイズを選んでみましょう。
画面の右側の「縦横比」をクリックすると、4種類のサイズを選べます。
「コンテンツタイプ」や「効果」は縦横比の下にあります。
コンテンツタイプはリアルな「写真」か芸術的な「アート」が選べ、効果の項目は「人気のある」「流行」「テーマ」などからさまざまな表現形式が選択可能です。
選んだ「コンテンツタイプ」や「効果」はプロンプトの下に表示されます。
画像の微調整がワンクリックで完了するので、プロンプトを考えて入力する手間がありません。
画像にカーソルを合わせるとアイコンが表示され、ダウンロード、コピー、保存、共有が可能です。
Adobe Fireflyのシンプルな操作性と効率性、そして上質な画像はデザイン、アート、マーケティングなどの分野で不可欠な存在になりつつあります。
【Adobe Firefly】を無料で利用できる範囲
Adobe Fireflyは無料で利用できますが、使用制限があります。
利用枠を管理しているのは「生成クレジット」という通貨です。
Adobe Fireflyを無料で使用するポイントを、以下にまとめました。
- 無料ユーザーは毎月25生成クレジットが給付される
- 1回の画像生成につき1クレジット消費
- 25クレジットを使い切った月は、それ以上画像生成できない
- 残ったクレジットは翌月持ち越されず、毎月25クレジットから開始
仕事で使用するには「25生成クレジット」では不足しそうですが、個人や家族で楽しむ範囲なら満足できそうです。
ホーム画面に生成クレジットの残数を確認できるアイコンがあります。
生成クレジット数を確認しながら、無料で独自の画像を作成してみてください。
まとめ
ChatGPTで画像生成できない背景には、いくつかの原因があります。
有料のChatGPT-4を使用することが前提にあり、プロンプトが利用規約に反する場合やアップデート中、さらにはアクセスが集中してる状況下でも画像生成できない可能性があります。
無料の画像生成AIはいくつか存在していますが、Adobe Fireflyの使いやすさと画像の品質は格段に優れているのでおすすめです。
ChatGPTとAdobe Fireflyでアイデアを形にし、画像生成を楽しんでみてください。