画像作成は、AIにイメージを伝えるだけで生成できます。
Adobe fireflyは、その機能を備えたAI画像生成ツールです。
今回は、Adobe fireflyの使い方やできることについて解説します。
AIによる画像生成の方法を調べている人は役立ててください。
目次
Adobe fireflyとは
Adobe fireflyは、生成AIの自動作成機能を活用した画像作成および編集ツールです。
作成した画像は、商用利用ができます。
Adobe社のツール
Adobe fireflyは、Adobe社が提供するツールのひとつです。
Photoshopやillustratorとの違いは、手作業でグラフィックデザイン加工をする必要のない生成AIによる自動編集で行う点ではないでしょうか。
生成AIを使った最新の画像生成方法
Adobe fireflyは、生成Aiを使った最新の画像生成方法が利用できます。
従来のフォトレタッチツールの場合は、一つひとつの機能の操作を覚えなければなりません。
Adobe fireflyの場合は、テキストや音声で操作を指示するだけで希望する編集が実行されます。
要するに、グラフィックデザインスキルがなくても高品質なデザインができるでしょう。
使う際の料金や無料体験版など
Adobe fireflyを使う際の料金は、生成する機能数で変わってきます。
生成可能な機能数(生成クレジット)ごとに次の料金体系が設定されています。
- 無料プラン:生成クレジット1カ月25クレジットまで0円
- プレミアムプラン:生成クレジット1カ月100クレジットまで680円(年払6,780円)
※データ参照元:Adobe firefly「Creative Cloudアプリのプランと価格」
Adobe fireflyの利用料金は、生成する画像枚数ではなく生成AIの機能によって消費される生成クレジット数で計測される仕組みです。
そのため、1枚の画像に複数の加工を施せば生成クレジットが消費されます。
Adobe fireflyを使って実現できること
Adobe fireflyを使って実現できることは、次のとおりです。
画像の自動作成
Adobe fireflyは、画像の自動作成ができます。
たとえば、高度な技術を使った3Dグラフィックの画像や販促用のポスター・チラシ類、SNSの投稿画像などです。
これらの画像コンテンツは、すべてAIへの指示(プロンプトの入力)により自動生成できます。
画像の指定領域を自動塗りつぶし
Adobe fireflyの自動生成機能では、指定範囲の塗りつぶしなどができます。
Photoshopやillustratorの場合は、手動や指定範囲の設定に必要だった操作が要りません。
テキストなどで指示するだけで指定範囲の塗りつぶしを自動で実行します。
文字デザインの自動作成
生成する画像をサムネイル目的で作成する場合は、文字デザイン機能が役に立ちます。
Adobe fireflyは、画像に追加するテキストの装飾やテクスチャの追加などの自動生成が可能です。
デザインに掛ける時間効率が上がるでしょう。
Adobe fireflyの使い方
Adobe fireflyの使い方について、2つのパターンで紹介します。
文書から生成する手順
Adobe fireflyは、文書から画像を生成できます。手順は次のとおりです。
- Adobe Fireflyにログイン(Adobe ID)する
- 「テキストから画像生成」を選択
- すでにある画像パターンの指示文書(プロンプト)を参考にテキストの入力
- 「生成」ボタンをクリック
画像の生成は、入力したテキストを参考に実行されます。
入力するテキスト文が具体的であるほど、イメージに近い画像が生成されるでしょう。
文章からエフェクトを掛ける
Adobe fireflyは、画像の作成において文章からエフェクトが掛けられます。
生成した画像が表示される画面では、右側にコンテンツタイプやスタイルの選択が可能です。
作成した画像のスタイルは、次のイメージで変更できます。
- 写真
- アート
- 木彫り調など
生成した画像は、「編集」機能により他の画像候補が追加可能です。
- 生成した画像の左上の「編集」ボタンを選択
- 「参照画像に設定」を選択
参照した画像の別の画像候補が作成されます。
画像は、右側の編集機能により、テーマカラーやフィルター効果などが選択できます。
まとめ
Adobe fireflyは、従来のフォトレタッチソフトによる画像加工ではなく、AIの自動生成が主体の画像加工ツールです。
利用にあたってデザインスキルは必要ないでしょう。
生成する画像のイメージをテキストで伝えられれば、イメージに近い画像が作成できます。
AIを使った自動生成機能は、今後の進化が期待されます。
時代の流れに合った編集ツールで作業効率を高めてみてはいかがでしょうか。