Columnライバーコラム
ライブ配信
フリーでライバーをやるよりも事務所に入ればもっと稼げると思ってはみたものの、「事務所都合の仕事などで自由な時間が無くなる」などさまざまな理由で事務所ライバーを辞めようとしている人はいることでしょう。
ライバー事務所には、ベガプロモーションやハイブリッドバンクなど、特徴がさまざまな事務所があります。 「事務所の特徴とライバーが合わなかった。」など、ライバーそれぞれに事情があって辞めたくなるときもあるのは仕方ありません。 では、ライバー事務所を辞めるにはどうしたら良いでしょうか? 今回は、ライバー事務所はどういった辞め方があるのかについて解説します。
目次
ライバーを続けていく中で、「このままでは将来が不安」と考える人もいるかもしれません。 たとえば、思うようにリスナーが増えなかったり、リスナーから悪質なコメントを受けたり、何がきっかけとなって辞めたくなるかは人それぞれです。
他には、ライバーを生業としようと必死に頑張ってきているけれど、なかなか稼ぎが伸びない人なども辞めようとするかもしれません。 ライブ配信に注力する時間や労力に対して、稼ぎが伴わなければ辞めるという判断は妥当とも取れるでしょう。
他には、毎日の配信に対してストレスを感じるようになったり、同じジャンルのライバルに自分推しのリスナーを取られてしまったことでショックを受けたりなども考えられます。 また、就職が決まったからライバーを卒業するとか、引っ越しを機にライブ配信を辞めるとか何か環境の変化を理由に辞める場合もあるでしょう。
では、ライバー事務所に所属しているライバーが事務所を辞めた方が良いときとはどのような状況でしょうか。 あからさまに辞めた方が良いと判断できるタイミングは、次のとおりです。
なかには、事務所担当者とお互いにコミュニケーション不足が原因の場合もあります。 しかし、平日でも事務所からの返信が遅い、数日かかるなど、連携が取れなくて辞めたいと思うのは仕方ありません。 ライバー事務所も大手から小規模事務所などさまざまな規模の事務所があります。 その事務所の運営方針によりライバーの対応も異なるため、負担の方が大きくなれば「辞めどき」とも考えられます。
ライバー事務所に所属しているライバーが事務所を辞めない方が良いときは、所属事務所以外の事務所から応募期限付きで甘い誘いを受けたときなどが考えられます。 コロナ禍を経験した現代では、自宅で過ごす時間が増えました。 その流れからライブ配信を利用するライバーもリスナーも増えている状況です。
モバイルの市場調査を実施しているMMD研究所の「ライブ配信サービスに関する調査」によると、2020年3月の時点でライブ配信サービスの認知度が75.5%という結果になっています。
データ出典:MMD研究所
https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1855.html
認知拡大となるライブ配信サービスに対して、ライバー事務所が増えるのは自然の流れです。 業界に参入したライバー事務所は、収益のもととなる登録ライバー獲得に目の色を変えているでしょう。 そのような状況だと、多少の誇大広告や行き過ぎたスカウトなども考えられます。
とくに「絶対に稼げる」など甘い言葉で勧誘してくるライバー事務所は、事前にその事務所の存在を調査する必要があります。 スカウトメールは、登録ライバーを増やすための方法のひとつです。 現在より報酬が増えるかどうかは保証されるとも限りません。冷静な判断が必要です。
契約期間が満了していたり、更新のタイミングなどにライバー事務所は辞めることができます。 辞めることはできますが、その前に冷静な状態で「なぜ辞めたいのか」を自分に問いかけてみましょう。 辞める理由がもっともな理由であれば問題ありませんが、配信中のコミュニケーショントラブルなど一時の感情で決めてしまうと、後悔する可能性もあります。 ライバー事務所に限らず、外部要因ばかりを理由に事務所を移転しても根本的な解決につながらない場合もあるでしょう。
ライバー事務所を辞める際は、事務所担当者と話し合いのうえ正式な手続きのもと退所することが理想的です。
もし、話し合いや契約書について話をそらすような対応をする悪質な事務所であれば、しかるべき法律の専門家に相談する必要も考えられます。
今回は、ライバー事務所を辞めたいと思ったときの処方箋的な確認事項を紹介してきました。 今やさまざまなライバー事務所が存在します。 スカウトされたときは、気持ちも高ぶって冷静に契約内容をチェックしないかもしれません。 後日退所などの際に契約違反や違約金などを求められないように契約文のチェックは重要です。 ぜひ、参考にしてみてください。
この記事の監修者
長嶋
株式会社サムシングファン/ライバーマーケティング事業責任者。2018年からライブ配信事業に従事。国内外のSNS運用担当経験があり、クリエイターのコンテンツ戦略を数多く手がける。
注目
YouTube
More
さむふぁん!は、年間300社、1,500本以上動画制作実績がある映像活用提案会社「株式会社サムシングファン」が運営するライバーマーケティング®に特化した、「ライバー」をサポートするマネジメント事務所です。