Columnライバーコラム
さむふぁん!
「ライバー事務所の立ち上げ方を知りたい」 「個人でライバー事務所って立ち上げられるのかな?」 「立ち上げ時、運営時の注意点があれば教えてほしい」
こんな疑問や悩みに答える記事です。
ライバー事務所を立ち上げたいと考えている方にとって、まず壁になるのが「設立方法」でしょう。
ライバー事務所がどんなものか分かっていても、立ち上げ方まで知っている方は少ないのではないでしょうか。
そこで今回は、ライバー事務所の立ち上げ方や注意点を詳しくお伝えしていきます。
この記事を読めば、ライバー事務所を立ち上げるために必要なことが分かり、安心して事務所の設立ができるようになるので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
まず現在あるライバー事務所の形態として、「法人」「個人」の2パターンがあります。
どちらでも事務所を立ち上げることは可能ですが、それぞれ提出する書類が異なります。
どちらも共通していることは「ライブ配信アプリ運営会社の審査を通す」ということです。
まず2つの立ち上げ方をそれぞれ見ていき、その後に審査の注意点、落ちた場合の対処法を見ていきましょう。
法人設立には、登記書類を法務局に届けなければなりません。
登記申請書(会社設立を伝えるための書類) 定款(事業の目的や氏名、所在地などを示す書類) 印鑑届出書(会社の実印を届ける書類) 印鑑証明書(印鑑の所有者を証明するための書類) 登録免許納税付用台紙(登録免許税の収入印紙を貼り付ける書類) 登記事項を記録したデータまたは書面(登記する情報をまとめた資料)
法人で立ち上げる場合、上記の書類は必須なので事前に揃えておきましょう。
法人のライバー事務所であれば「きちんとした会社」という信頼感があるので、ライバーを集めやすいというメリットがあります。
個人経営でライバー事務所を設立する場合、開業届を税務署に提出すればOKです。
個人経営では自分1人で運営していくため、たくさんのライバーを管理するのは難しくなります。
また、法人ライバー事務所と比較されると不利になる可能性があります。ライバーは信用できる事務所を求めているからです。
個人の場合よほどの有名ライバーじゃない限り、信用面ではどうしても劣ってしまいます。
ですので、ライバーとしての実績が付加価値になり、運営していく上でとても大事になります。
法人でも個人でも、ライブ配信アプリ運営会社の審査を受ける必要があります。
審査通過のための条件は明確にはされていません。しかし、審査通過のために以下のことに注意すると良いでしょう。
法人の場合、登記申請書を提出する ライバーのマネジメントができるようにしておく 運営体制を整える エージェント契約可能なライブ配信アプリを選ぶ
先ほどもお伝えしましたが、登記申請書は会社設立を証明するための書類なので必ず提出する必要があります。
法人、個人どちらで立ち上げるにしても、ライバーをマネジメントできる体制を整え、運営に信頼してもらうことが重要です。
また、17LIVE、Pococha、Showroom、BIGO LIVEなど、エージェント契約可能なライブ配信アプリを選びましょう。
よほどの実績がなければ、ライブ配信アプリ運営会社の審査を通過するのは厳しいと言われています。
ライブ配信アプリ運営会社が、大手事務所から小さい事務所まですべて管理することは難しいからです。
では審査に通らない場合どうするのかというと、大手事務所の代理店として立ち上げる方法があります。
大手事務所の代理店として契約すれば様々なサポートを受けられるので、運営がとても楽になります。
最初から安定した運営をしたい方、副業として始める方にとてもおすすめの方法です。
ここまで、ライバー事務所の立ち上げ方をお伝えしました。
とはいえ、ライバー事務所の立ち上げ方を知っただけでは、十分に準備ができたとは言えません。
次はライバー事務所を立ち上げる際の、注意点を見ていきましょう。
資金を十分に確保する 会社経営のノウハウを勉強する
1つずつ解説します。
会社設立する際には、資金を十分に確保する必要があります。 具体的にどのくらい必要なのかは、運営体制によって変わってきます。
例えば サイト作成費用 広告費 機材 スタッフの給料 賃貸料(事務所を借りる場合)
などがあります。
サイト作成費用を抑えるなら、自分で1から構築するのが良いですが、時間と労力がかかります。 ある程度のクオリティを求めるなら、クラウドソーシングサイトなどでクリエイターさんを募集するのが良いでしょう。
ライバーを集める方法は、SNS広告やリスティング広告、自社サイトで募集などがありますが、月数万円かかると考えて良いでしょう。 毎月かかる費用のため、余裕を持って初期費用を見積もることが大切です。
また、売上が入ってくるのは基本的に翌月、翌々月なので、開業後の運転資金3ヶ月分程度は用意しましょう。
当たり前ですが、会社経営の方法を身に着けなければ成功はできません。
経営者として必要な知識は、経理、人事管理、マーケティングなどがあります。 これらを本やセミナーなどで学んでおくことが大切です。
特に経理ができなくて経営が崩壊するのは、会社経営でよくある失敗です。 経理を雇わないなら必ず勉強しましょう
また、経営者として先頭を走らないといけないため、ライバーやスタッフをまとめるリーダーシップも必要です。
ライバーとしての実績や知識と、事務所運営は別なので、ライブ配信以外の知識を付けておきましょう。
ライバー事務所の運営を成功させるために大切なことは、まず立ち上げが目標にならないことです。 ライバー事務所を立ち上げて満足してしまっては、運営は上手くいかないでしょう。
そこで、ライバー事務所を運営する上で大切なことを下記の3つにまとめました。
ライバー確保の動線を作る ライバーのマネジメント スタッフの確保
それぞれ見ていきます。
まず、ライバーを募集しましょう。ライバーを確保しなければ何も始まらないので。
募集の仕方とそれぞれの特徴をまとめました。
自社サイトにアクセスを集める(時間がかかるが安定したアクセスが期待できる) 広告を出す(出稿代はかかるが、人を集めやすい) SNSでスカウトする(なかなか返信がこないが、契約までのハードルが低い)
You TubeやGoogle、Twitterなどに広告を出稿するのは、コストは掛かりますがみんなに見てもらいやすいというメリットがあります。
ライバーがどんな事務所を求めているかを考えて、しっかりとライバー確保のための動線を作りましょう。
ライバーのマネジメント業務は、何より力を入れるべきでしょう。ライバーは安心して配信できる環境を求めています。
中途半端なマネジメントは、トラブルやライバーの退所に繋がります。 きちんとした対応ができるように勉強して、マネジメント力を高めることが重要です。
余裕があれば、リスナーとトラブルになったときのことを考えて弁護士を雇うことも検討してみてください。
ライバーが増えてくると、人手が足りなくなることが考えられます。 ライバー事務所に限らず、経営者は経理業務が追いつかなくなることが多くあります。
自分でできること、スタッフに任せることを分けて、人手不足にならないようにすることが大切です。
今回は、ライバー事務所の立ち上げ方と注意点をお伝えしてきました。
ライバー事務所を立ち上げる際は、自分がどのような経営方針で運営するのか考えることが大切です。
ライブ配信アプリと直接契約するのか、代理店なのか、事務所の規模などを検討してから会社を立ち上げるようにしましょう。
運営していく上では、広告費用や宣伝方法、経理など、ライブ配信以外の知識を身につけることが重要です。
ライバー事務所の立ち上げが目標にならないように資金を確保し、安定した運営ができるようにしてください。
この記事の監修者
長嶋
株式会社サムシングファン/ライバーマーケティング事業責任者。2018年からライブ配信事業に従事。国内外のSNS運用担当経験があり、クリエイターのコンテンツ戦略を数多く手がける。
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