近年は動画コンテンツを自社で制作する「動画制作のインハウス化」が注目されています。
しかし、その中で
「動画コンテンツは制作会社に依頼するのが当たり前なのでは?」
「動画制作をインハウス化するのはハードルが高いのでは?」
と疑問や悩みを抱えている人も少なくありません。
そこで今回は動画制作をインハウス化することにより得られるメリットや、注意すべき点などを理解しながら、便利な動画制作ツールもご紹介します。
目次
インハウス化のメリット・デメリット
「動画制作を自社で完結することが可能なのか?」「本当に向いているのか?」そこを見極めるのは重要なポイントです。
まずは、動画のインハウス化をしたときのメリットとデメリットを考えてみましょう。
これにより、今まで以上に動画制作をインハウス化するイメージをより具体的にしていただけると思います。
動画制作のインハウス化によるメリット
動画制作のインハウス化によるメリットは次の3つがあげられます。
メリット①コスト削減
発注コストがかからないことで、外部に依頼する場合の人件費や工数による予算を内部施策にまわすことができます。
そして、制作会社などが入った場合の中間解釈による共通認識のズレなどのコミュニケーションによる時間コストが削減できるのも大きなメリットではないでしょうか?
外部に依頼していると、簡単な修正や加工でもその都度依頼しなくてはいけないので時間がかかります。
また、その場合追加費用も発生する可能性がありますが、自社で完結できればそういったストレスはなく進めることができます。
メリット②知識と技術の向上
社内でのデータの蓄積や、技術者の経験やスキルの向上が見込めるので、将来的にそれが会社全体の成長につながることが期待できます。
前途で取り上げたコスト削減がかなえば、予算を教育費にあてることも可能です。
メリット③情報漏洩の危険性が低い
信用や安心・安全といったことが、以前にも増して重要視されてきたなかで、社内の情報が外部に出ることがない状態でコンテンツを制作できるのは、情報漏洩による損害をより回避できることになります。
動画制作のインハウス化によるデメリット
一方、動画制作をインハウス化することにより考えられるデメリットも確認しておきましょう。
デメリット①スキルアップや人材育成などの時間的コスト
知識と技術の向上で会社全体の成長が見込めるといいましたが、どうしてもその分長い目でみる時間の余裕も必要になります。
その間ちょっとしたトラブルに対処していく場面も少なくないかもしれません。
もちろん予算も投入しなければならないでしょうし、その人材が最後まで教育期間を終了できるという確実な保証はありません。
「あとになって、我慢した甲斐があったという時間にできるか」それとも、「無駄な時間とお金を費やしてしまったとなるのか」は誰にもわかりません。
デメリット②実現不可能なケースも発生
いざ内部施策を進めようとしても、社内のデータや技術では現時点で実現不可能な企画も出てくる可能性があります。
やはり、そういった点では外部の専門業者に依頼することで実現できることも多くなってくるでしょう。
動画制作のインハウス化におすすめの便利ツールをご紹介
次に、効率的で操作性も抜群の便利なツールをご紹介します。
動画制作のインハウス化で、知識と技術の向上による会社全体の成長が見込めるということをお伝えしました。
このような点はメリットですが、やはり時間をかけて積み重ねていかなくてはいけないところでもあります。
しかし、それと同時に市場に対して自社のビジネスを仕掛けていかないといけないのも事実です。
長期的な視点にたった戦略と、目先の利益をとりにいくことを同時進行するためには、動画コンテンツを一元管理する仕組みづくりをしておく必要があるでしょう。
そんなときに強いミカタとなってくれる頼れるツールをご紹介します。
おすすめツール:DOOONUT
株式会社サムシングファンが提供する、動画の配信・管理・分析をオールインワンで担ってくれる便利な動画マーケティングツールがDOOONUT(ドーナツ)です。
動画制作会社でも取り入れるというだけの便利なツールなので、うまく活用すれば必ず役に立ってくれるはずです。
インハウス化におけるDOOONUTを活用することのメリット
- 動画のポータルメディアを構築して一見管理
制作した動画の連携が可能なので、動画の確認からレビュー、そして公開・配信まですべてがDOOONUTだけで完結できます。
- 動画ポータルサイトの運営が可能
DOOONUTは、HTMLやプログラミングの知識がなくても簡単な操作でオウンドメディアが作成できるため、動画コンテンツ全盛の時代に動画ポータルサイト運営の手助けをしてくれます。
- 分析結果のレポーティング
動画を制作・配信することは手軽に実現可能になりましたが、分析や解析も同時に行うことでターゲットへのアプローチもより強固なものとなるでしょう。
DOOONUTなら、一本一本の動画ごとに視聴データをレポーティングすることが可能です。
また、分析・解析したデータはPDFファイルとして出力できるので、会議やミーティング時でのレポート資料として使えます。
- 視聴者に行動を促すためのCTA機能
“CTA=Call To Action(行動喚起)” で視聴者に動画を見たあとの行動に繋がるような施策を実行。
本来の目的を達成できると同時に、制作した動画も無駄にすることなく生かせます。
- ABテストが簡単に実施可能
動画広告を販促材料として活用することもあるでしょう。
複数のタイトル案のどれを最終的に使うのかをまずはABテストで簡単に比較することができます。
これもまた、大切なノウハウや知識の蓄積としてストックできるのがメリットです。
動画制作のインハウス化におすすめのコンテンツ
動画制作をインハウス化するうえで、どのようなコンテンツが制作できるのでしょうか?
動画制作のインハウス化に適しているおすすめのコンテンツを紹介します。
いずれも、そこまで高い映像技術や機材を必要とするコンテンツではなく、親近感や安心感をおぼえてもらえるようなものです。
それではチェックしていきましょう。
おすすめコンテンツ①商品・サービスのHOW TO動画
動画コンテンツを制作する大きな意図は自社の商品やサービスをユーザーに届けることです。
そのために、映像と音声とテロップ(文字)という情報を駆使して、より詳しくわかりやすくユーザーに説明することができます。
動画コンテンツの魅力のひとつに、「ながら作業でも聴ける」という点があります。
映像は見えない状態だったとしても、音声が聴けて何のことを説明してくれているかがハッキリとわかれば、それだけでもユーザーに情報が届けられます。
裏を返せば、映像のクオリティーの高さよりも内容が充実しているかという点が大事なので、高いレベルの動画制作ができなくても取り組めるといえます。
おすすめコンテンツ②トップからのメッセージ
そして、動画制作をインハウス化する特徴的なコンテンツとしてあげられるのが、経営者や取締役など幹部社員から全従業員に向けてメッセージを伝達するための動画です。
これは、どちらかというと外部向けコンテンツというより内部に向けたいわば組織作りやチームビルディングの一環で活用できるコンテンツになります。
例えば、あなたの会社のトップからのメッセージや経営理念の再確認など、全社員に向けてライブ配信というかたちで共有・伝達することも可能です。
おすすめコンテンツ③インタビュー動画
次に、外部向けのコンテンツとして制作できるのはインタビュー動画です。
インタビュアーと商品開発サイドのスタッフが一問一答の対談形式で、商品やサービスの良さを紹介していきます。
直接、開発者の思いを語ることもできるし、セールスの視点から実際にその商品やサービスを使っている実践的な動画でアピールすることも可能です。
それこそ、インタビューされる側がトップであればさらに動画が見応えのあるコンテンツになるでしょう。
おすすめコンテンツ④セミナー・講演会・eラーニング
セミナーや講演会といった、以前は対面が開催されるのが当たり前だったコンテンツも、今ではオンラインで届けられるようになりました。
オフラインで使用していたスライドやホワイトボード、その他資料もオンラインで活用できるので、品質が落ちるなどの心配もありません。
セミナーや講演会、またはeラーニングを受講するユーザーというのは、間違いなく提供した商品やサービスに何らかの興味をもっているひとたちだと想定できます。
ここであと一推しできれば、購入や成約に繋げられるというチャンスで、オンライン動画を活用すれば従来セミナー会場に来なければ獲得できなかったユーザー以外にもアプローチすることが可能になります。
これからの動画制作はインハウス化がおすすめ!
いかがでしたか?動画制作のインハウス化についてご紹介しました。
最後に今回の要点をおさらいしておきましょう。
- 動画制作のインハウス化におけるメリットとデメリットを理解する
- 動画を一括管理できるオールインワンの便利なツールを活用する
- 動画制作をインハウス化するにあたり、おすすめの動画コンテンツは4つ
以上も踏まえて、動画制作をインハウス化することは、これからの時代おさえておくべき施策です。
色々な媒体で目にする機会が増えた企業のPR動画を見ても、自社で制作された動画を配信している企業が増えてきました。
今回ご紹介した内容は、単にこういったトレンドにいちはやく乗ろうというだけのものではなく、情報もノウハウもツールも手軽に入手できる時代です。
だからこ、そ新しい時代のビジネス戦略としてインハウス化を取り入れていきましょう。
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