サムシングファンのHPをご覧いただき、ありがとうございます。
皆さんは2015年8月10日に発表されたサイバーエージェントの「国内動画メディアの接触率調査」をご覧になりましたか?この調査によって、若者の動画視聴に関する傾向が明らかとなりました。
具体的には、10代~20代の60%が、PC・スマホでオンライン動画を視聴していることや、10代のスマホからの動画閲覧は「80%」に達しており、テレビにも迫る勢いがあることが明らかです。これは、若者が動画広告を視聴する機会が増えていることを意味しますが、若者にとって、動画広告は邪魔な存在と感じている人も多くいるようです。広報担当者は、視聴者が邪魔だと感じない広告制作を検討しなければいけません。
そこで今回は、邪魔だと感じさせない広告作りの方法を1つ紹介いたします。
その方法とは、「10秒の動画広告」を制作することです。これまで、動画広告といえば15秒や30秒が一般的でした。短くなった分、広告メッセージが伝わりにくくなるのでは?と、疑問が浮かべる方もいるかと思いますが、ご安心ください。英国Vdopiaが発表した「動画広告の長さと広告効果」に関する調査によると、最も効果的な動画は10秒程度(以下、10秒広告)のもので、一般的な30秒動画と比較して、約2倍の広告効果(視聴完了率やクリック率)があることがわかりました。
10秒広告の視聴完了率が高くなるのは自然なことだと思いますが、クリック率が高くなる要因はなんでしょうか。これは、広告メッセージが最適化されていることが1つの根拠として考えられます。一方、30秒動画の広告効果が低いのはなぜでしょうか。これは、30秒という長さ故に、制作側の伝えたいメッセージ量が増えてしまった結果、結局、視聴者に伝えたいことが伝わらなかったのかもしれません。
以上より、広告効果を高めるために、動画広告の制作では「短尺化」と「広告メッセージの最適化」を意識しましょう。
調査詳細は以下からお願いします。
Vdopia(2014) MOBILE ENTERTAINMENT REPORT UK http://www.vdopia.com/mobile/insights/vmi/20-vdopia-mobile-insights-entertainment-report-uk
サイバーエージェント(2015)「国内動画メディアの接触率調査」 http://www.cyberagent.co.jp/files/topics/10844_ext_04_0.pdf